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第六章 春の訪れ
4 魔法士たちの成長
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翌日の朝ヴィオリアを王都に残してマーペリア辺境伯領へと戻るカザシュタントは、一晩中、ヴィオリアを甘やかした。ヴィオリアが溶けてしまって、お見送りができないほど、甘やかした。
騎乗し、サンドエク伯爵邸へと向かう。今回、護衛兵士は全員馬移動だ。先発隊は、護衛兵士10名、魔法士20名、幌馬車5台。後発隊は、護衛兵士5名、ベルトソードの家族3名貴族馬車1台、幌馬車1台。
今回の魔法士たちも、独身者で揃えたそうだ。試験的に家族がいる者として、ベルトソードが家族を連れていくことになったようだ。
奥様も子供たちも笑顔だ。子供たちは、旅行は初めてだという。ベルトソードの奥様は、魔法家一族の者で、王都の隣にある王族領出身だから、遠くへ行くこともなかったのだろう。
カザシュタントが先発隊の責任者、ベルトソードが後発隊の責任者ということで、マーペリア辺境伯領へと出発した。
魔法士たちの変化は、一日目の夜から顕著であった。去年は、この時点で、ほとんどの者が、疲れきり、夜営支度などの手伝いなんて、とんでもない話であった。それが、兵士の指示でテキパキと動き、夜営準備が進んでいく。
「バンジャ、体力的には問題なさそうだな。この短期間で大変だったろう。」
カザシュタントは、あの時魔法士研修から王都へと帰る決断をしたバンジャに話かけた。ベルトソードが後発隊なので、魔法士のリーダーは、バンジャだ。
「カザンさん、まだまだですよ。ここにいるやつらは、俺たちに言われたから、訓練したに過ぎない。やはり、現場で戦わないと実感はしないでしょう。
考えが、浸透するまでには時間と実戦が必要なようです。今回もご迷惑かけます」
初練習をバカにしていたバンジャとは思えない。王都の魔法師団で、己の心が通じきらないことに、ジレンマを感じているようだ。
「でも、訓練はちゃんとやったので、魔獣討伐へは、早めに行けると思いますよ」
「そうか、城へ戻ったら、計画を変更しよう。その時にはまたバンジャにも相談する。頼んだぞ」
〰️ 〰️ 〰️
3日目の晩、護衛兵士が、空気が張りつめたことに気がついた。伝達的に、カザシュタント含め、護衛兵士たちは、全員起きた。だが、慌てて起きると相手に悟られるので、剣の柄をにぎり、いつでも立ち上がれる体制になる。
魔法士たちに伝達された時、伝達内容にびっくりした魔法士数名が「「ひぃ!」」と言って立ち上がってしまった。その声で、こちらを弱いと判断した夜盗たちが、一斉に襲いかかってきた。
待ってました!とばかりに、兵士たちは立ち上がり、走ってきた者から切っていく。バンジャが魔法詠唱して、光玉を空に打ち上げ、明るくなる。敵味方がはっきりしてからの兵士たちの動きはさらに増した。バンジャは、魔法士たちを真ん中に集める。カザシュタントの指示で、その回りを兵士数人が囲う。
「一人も逃すな!」
カザシュタントの声に、反応したのはバンジャだった。逃げる夜盗の背中にファイヤーボールを打ち付ける。ファイヤーボールは、3発連続発動されたが、詠唱を確認できなかった。無詠唱なのだろう。
兵士が、背中を火傷して悲鳴をあげている三人の夜盗を引きずってきた。
動けた魔法士がバンジャだけだったことに、魔法士たちはショックを受けていたが、去年の状況を知っている兵士たちは、特に思うことはない。それより、バンジャの光玉や、無詠唱連続発動に感嘆し、バンジャに称賛の声をあげている。
「無詠唱は、まだ初級魔法だけなんですよ。中級魔法は、速詠唱の訓練中です」
バンジャの言葉は謙虚だった。他の魔法士たちも無詠唱は難しくとも、速詠唱は訓練したはずだ。でも、怖くて何をすればよいかさえも考えられなかった。
明け方まで、火傷の三人を拷問したが、他の仲間については、「いない」という話であった。マーペリア辺境伯の馬車だと知っていたら、襲わなかったと言っていた。
近くの町へ兵士2人を走らせて、その2人はその後ベルトソードたちの護衛のため、王都への道を戻らせることにした。ベルトソードたちは、女子供がいるので、夜営はしないが、念のためである。護衛の人数を減らしたことで、不安そうな魔法士たちであった。
徹夜組の兵士を増やすため、馬に乗れる魔法士は、馬にさせて、兵士は馬車内で仮眠をとりながら進むことになった。
カザシュタントとバンジャは、並んで馬を走らせる。
カザシュタント:「バンジャ、馬の扱い、うまいもんじゃないか」
バンジャ:「カザンさんに言われると照れますね。秋の行軍、勇壮だったって聞いてますよ」
カザシュタント:「ハハハ、馬がよかっただけだろ。馬番たちは、本当にいい仕事をしてくれるんだ。こいつらも早くあそこへ戻してやりたいよ」
カザシュタントが、馬の首をポンポンと叩く。
バンジャ:「俺は、田舎の出身で、田舎は酪農の町だったんですよ。だから、兄弟全員、馬には慣れてるんです」
カザシュタント:「兄弟がいるのか?」
バンジャ:「ええ、6人兄弟で、全部男です。俺は2番目で、たまたま魔力があったんで、魔法士になりました。弟のうち2人が魔法師団で訓練中です」
カザシュタント:「そうなのか、兄弟で活躍できるときが来るといいな」
バンジャ:「はい、今回は間に合わなかったですけど、出掛けにケツ叩いてきたんで、来年は期待してます」
カザシュタント:「ハハハ、バンジャ直々の渇では、逆らえんな」
残り2日は何事もなく、5日目の夕方、マーペリア辺境伯領の城下町へ到着した。到着時間が遅かったので、魔法士たちは、魔法士寄宿舎へ直接向かい、挨拶などは明日にすることとなった。
〰️ 〰️ 〰️
寄宿舎で宴会が続いている中、使用人館の前に、二人の影があった。月明かりの下で、話をしている。
バンジャ:「あのさ、俺、約束通り戻ってきたよ。ここまでの旅程でも、カザンさんに褒められたんだ。あっちで努力してきたことが認められて嬉しかった」
興奮気味に報告している。
ヘレン:「そう」
バンジャ:「ヘレンは元気だった?今回は王都に、ついていかなかったんだな」
ヘレン:「……そ、そうよ」
バンジャ:「あっちで会えるかと思って、辺境伯様のお屋敷まで行ったんだ」
ヘレン:「そうだったの。私はこちらにずっといたわ。約束があったから」
バンジャ:「え?もしかして、俺を待っていてくれたのか?ねぇ、ヘレン、本当に?」
ヘレン:「あなたは、もう一つの約束がまだじゃないの。それからにしてちょうだいな」
そう言って踵を返して使用人館に戻っていく。
バンジャ:「明日、カザンさんに言うからさぁ!明日の夜もここで待ってるから!」
バンジャからはヘレンの背中しか見えない。ヘレンが今までバンジャに見せたことがないような笑顔でいることなど、バンジャは知らないのだ。
翌日、バンジャの移籍願いは、即日受け取られた。魔法師団長ジャンバディからの許可はすでに降りていた。
カザシュタント:「これは心強い仲間ができたな」
ダニエル:「バンジャなら、これから辺境伯軍の魔法士が増えても任せられますね」
フレデリック:「二人は、バンジャの移籍理由は知っているの?」
「「???いや?」」
いつまでも、疎い二人に、溜息がでてしまうフレデリックであった。
騎乗し、サンドエク伯爵邸へと向かう。今回、護衛兵士は全員馬移動だ。先発隊は、護衛兵士10名、魔法士20名、幌馬車5台。後発隊は、護衛兵士5名、ベルトソードの家族3名貴族馬車1台、幌馬車1台。
今回の魔法士たちも、独身者で揃えたそうだ。試験的に家族がいる者として、ベルトソードが家族を連れていくことになったようだ。
奥様も子供たちも笑顔だ。子供たちは、旅行は初めてだという。ベルトソードの奥様は、魔法家一族の者で、王都の隣にある王族領出身だから、遠くへ行くこともなかったのだろう。
カザシュタントが先発隊の責任者、ベルトソードが後発隊の責任者ということで、マーペリア辺境伯領へと出発した。
魔法士たちの変化は、一日目の夜から顕著であった。去年は、この時点で、ほとんどの者が、疲れきり、夜営支度などの手伝いなんて、とんでもない話であった。それが、兵士の指示でテキパキと動き、夜営準備が進んでいく。
「バンジャ、体力的には問題なさそうだな。この短期間で大変だったろう。」
カザシュタントは、あの時魔法士研修から王都へと帰る決断をしたバンジャに話かけた。ベルトソードが後発隊なので、魔法士のリーダーは、バンジャだ。
「カザンさん、まだまだですよ。ここにいるやつらは、俺たちに言われたから、訓練したに過ぎない。やはり、現場で戦わないと実感はしないでしょう。
考えが、浸透するまでには時間と実戦が必要なようです。今回もご迷惑かけます」
初練習をバカにしていたバンジャとは思えない。王都の魔法師団で、己の心が通じきらないことに、ジレンマを感じているようだ。
「でも、訓練はちゃんとやったので、魔獣討伐へは、早めに行けると思いますよ」
「そうか、城へ戻ったら、計画を変更しよう。その時にはまたバンジャにも相談する。頼んだぞ」
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3日目の晩、護衛兵士が、空気が張りつめたことに気がついた。伝達的に、カザシュタント含め、護衛兵士たちは、全員起きた。だが、慌てて起きると相手に悟られるので、剣の柄をにぎり、いつでも立ち上がれる体制になる。
魔法士たちに伝達された時、伝達内容にびっくりした魔法士数名が「「ひぃ!」」と言って立ち上がってしまった。その声で、こちらを弱いと判断した夜盗たちが、一斉に襲いかかってきた。
待ってました!とばかりに、兵士たちは立ち上がり、走ってきた者から切っていく。バンジャが魔法詠唱して、光玉を空に打ち上げ、明るくなる。敵味方がはっきりしてからの兵士たちの動きはさらに増した。バンジャは、魔法士たちを真ん中に集める。カザシュタントの指示で、その回りを兵士数人が囲う。
「一人も逃すな!」
カザシュタントの声に、反応したのはバンジャだった。逃げる夜盗の背中にファイヤーボールを打ち付ける。ファイヤーボールは、3発連続発動されたが、詠唱を確認できなかった。無詠唱なのだろう。
兵士が、背中を火傷して悲鳴をあげている三人の夜盗を引きずってきた。
動けた魔法士がバンジャだけだったことに、魔法士たちはショックを受けていたが、去年の状況を知っている兵士たちは、特に思うことはない。それより、バンジャの光玉や、無詠唱連続発動に感嘆し、バンジャに称賛の声をあげている。
「無詠唱は、まだ初級魔法だけなんですよ。中級魔法は、速詠唱の訓練中です」
バンジャの言葉は謙虚だった。他の魔法士たちも無詠唱は難しくとも、速詠唱は訓練したはずだ。でも、怖くて何をすればよいかさえも考えられなかった。
明け方まで、火傷の三人を拷問したが、他の仲間については、「いない」という話であった。マーペリア辺境伯の馬車だと知っていたら、襲わなかったと言っていた。
近くの町へ兵士2人を走らせて、その2人はその後ベルトソードたちの護衛のため、王都への道を戻らせることにした。ベルトソードたちは、女子供がいるので、夜営はしないが、念のためである。護衛の人数を減らしたことで、不安そうな魔法士たちであった。
徹夜組の兵士を増やすため、馬に乗れる魔法士は、馬にさせて、兵士は馬車内で仮眠をとりながら進むことになった。
カザシュタントとバンジャは、並んで馬を走らせる。
カザシュタント:「バンジャ、馬の扱い、うまいもんじゃないか」
バンジャ:「カザンさんに言われると照れますね。秋の行軍、勇壮だったって聞いてますよ」
カザシュタント:「ハハハ、馬がよかっただけだろ。馬番たちは、本当にいい仕事をしてくれるんだ。こいつらも早くあそこへ戻してやりたいよ」
カザシュタントが、馬の首をポンポンと叩く。
バンジャ:「俺は、田舎の出身で、田舎は酪農の町だったんですよ。だから、兄弟全員、馬には慣れてるんです」
カザシュタント:「兄弟がいるのか?」
バンジャ:「ええ、6人兄弟で、全部男です。俺は2番目で、たまたま魔力があったんで、魔法士になりました。弟のうち2人が魔法師団で訓練中です」
カザシュタント:「そうなのか、兄弟で活躍できるときが来るといいな」
バンジャ:「はい、今回は間に合わなかったですけど、出掛けにケツ叩いてきたんで、来年は期待してます」
カザシュタント:「ハハハ、バンジャ直々の渇では、逆らえんな」
残り2日は何事もなく、5日目の夕方、マーペリア辺境伯領の城下町へ到着した。到着時間が遅かったので、魔法士たちは、魔法士寄宿舎へ直接向かい、挨拶などは明日にすることとなった。
〰️ 〰️ 〰️
寄宿舎で宴会が続いている中、使用人館の前に、二人の影があった。月明かりの下で、話をしている。
バンジャ:「あのさ、俺、約束通り戻ってきたよ。ここまでの旅程でも、カザンさんに褒められたんだ。あっちで努力してきたことが認められて嬉しかった」
興奮気味に報告している。
ヘレン:「そう」
バンジャ:「ヘレンは元気だった?今回は王都に、ついていかなかったんだな」
ヘレン:「……そ、そうよ」
バンジャ:「あっちで会えるかと思って、辺境伯様のお屋敷まで行ったんだ」
ヘレン:「そうだったの。私はこちらにずっといたわ。約束があったから」
バンジャ:「え?もしかして、俺を待っていてくれたのか?ねぇ、ヘレン、本当に?」
ヘレン:「あなたは、もう一つの約束がまだじゃないの。それからにしてちょうだいな」
そう言って踵を返して使用人館に戻っていく。
バンジャ:「明日、カザンさんに言うからさぁ!明日の夜もここで待ってるから!」
バンジャからはヘレンの背中しか見えない。ヘレンが今までバンジャに見せたことがないような笑顔でいることなど、バンジャは知らないのだ。
翌日、バンジャの移籍願いは、即日受け取られた。魔法師団長ジャンバディからの許可はすでに降りていた。
カザシュタント:「これは心強い仲間ができたな」
ダニエル:「バンジャなら、これから辺境伯軍の魔法士が増えても任せられますね」
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