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第312話 勇者じゃなくなった(後半)
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第313話 勇者じゃなくなった(後半)
そして俺は静かに目を閉じて眠りについた。
どれくらいの時間が経っただろう。
俺は夢を見ていた。
前世から、今日までのことを。
俺の両親から魔物から守ったのに、あまりに強い魔法を使ったので、俺のことを化け物扱いした両親、そしてツラい軍隊の生活、国で活躍するところか、すぐに戦争になって死んだこと。
今でもツラい記憶だ。
今度も、俺の甘さが招いたことだ、勇者としての力を使い切っていない。
もっと勇者としてのスキルを使いこなさないと。
俺は5日後に目を覚ました。
目を覚ますと全員が、揃っていた。
今、俺がいるのは空間ということだ、空間にベットを置いて寝ている。
しかし、それだけじゃなく、アデルが作った空間を、さらにパトリシアが覆い、さらにロゼッタが覆っている、さらにアレクが覆い、ジャネットが最後に覆っている、つまり5重の空間ということだ。
だから、出入りするときは、全員が一緒に開けたり、閉じたりしないと無理だと思う。
俺はベットの上で、少し動くことができたので、起き上がった。
すぐにアリシアが駆け寄り、手伝ってくれる。
やっと声が出るようになったので、「みんな、心配かけて、ごめん」
ソフィア「本当だよ、もう、死ぬほど、心配したよ」
イザベラ「もう、バカなんだから」
コリン「心配した」
シャーロット「本当ですよ~」
「セラフィーナ「心配させすぎです」
「でも、誰が助けてくれたの?」俺の記憶は混乱気味
「はい、私です」アデル
アデル「前も言ったんですけど、空間に潜んでいました。でも、ウルフの奴が怖くて出ていく勇気がなくて、しかも神レイチェル様まで現れるし」
「あっ、だから、いぜん確認したとき、いなかったわけね」
「はい」
「じゃ、治療してくれたのも、アデル?」
「‥‥いいえ」
「たぶん、それはご主人さまだと思います」
「えっ、俺、自分で治したの?」
「記憶ないけど‥‥‥」
アデル「私が駆けつけた時には遅くて‥‥‥実は、ご主人さまは、心臓が止まって死んでいました。私、神レイチェルがいなくなってから、ご主人さまのもとに来ましたから」
「えっ、俺、死んだの?」」
アデル「はい、間違いありません‥‥」
「それも大量出血で、私が駆けつけた時には、もうダメだと思っていました」
「私が、ご主人さまの手を握っていたんですが、どんどん冷たくなって、手に力の無くなって、私の握っている手をすり抜けてしまうんです。」
アデルの目から涙が落ちる。
「どんどん、冷たくなっていく手を握り直していると、ある時から、手が冷たくなるところか、、だんだんと暖かくなってきたんです」
「えっ」
「‥‥私は、治癒魔法も使えません。こんな時にジャネット姉がいたらな、と思っていたんです。ジャネット姉は治癒魔法が使えますので、でもご主人さまが生きてくれてないと入り口が開きません 」
アデルの説明が続く
「ご主人さまの体が徐々に暖かくなってきたので、ご主人さまの思念を私の思念を合わせて、ジャネット姉に連絡をとったんです。
そうしたら、ジャネット姉が空間に入ることができて」
「はい、私も、あの方法で、ご主人さまが作った空間に入れるとは思いませんでした」
「私も、一生、出れないところでした」アデル
「本当にありがとう、アデル‥‥‥でも、俺、どうして生き返ったの?」
ジャネット「たぶん‥‥‥」
「えっ、何か、理由、知っているの?」
「はい、たぶんですよ、クリス様が、人ではなくなったと言うことだと思います」
「えっ、俺、生きているよ」
「いいえ、そう言うことではなくて、クリス様は勇者になった時、救世主の称号もありましたよね」
「うん、そうだけど」
ジャネット「クリス様、ちょっとステイタスを開いてくれませんか?」
「あれ、指輪がない」
アデル「ごめんなさい、ご主人さま、これ‥‥‥」
みると指輪が壊れていた。
「壊れたんだ」
「はい」アデル
「私が、かけつけた時には、もう、壊れて落ちていました」
「そうか、じゃ、ステイタスは見られないね」とジャネットに向かって行ったら。
「ご主人さま、ステイタスをみると思って、やっていただけませんか?」
「えっ、そう」
俺は、いつも通りに指を作動するような感じで、ステータスを開いてみようとした。
そうすると、ステータスが表示された。
「 えっ、どういうこと?」
「 ご主人様、その表示されたステータスを見てください」
「えーと、どこを見ればいいの」
前のステータスだったら、ほとんど表示されていなかったんだけど言う所のスキルで習得したものだけだったような気がした。
でも今度のステータスも前と同じように表示項目があるが異常に多い。
「称号の欄を見てください」
「えーっと、称号ね」
俺が称号の欄を見ると、 顔を動かせなくなった。
そして俺は静かに目を閉じて眠りについた。
どれくらいの時間が経っただろう。
俺は夢を見ていた。
前世から、今日までのことを。
俺の両親から魔物から守ったのに、あまりに強い魔法を使ったので、俺のことを化け物扱いした両親、そしてツラい軍隊の生活、国で活躍するところか、すぐに戦争になって死んだこと。
今でもツラい記憶だ。
今度も、俺の甘さが招いたことだ、勇者としての力を使い切っていない。
もっと勇者としてのスキルを使いこなさないと。
俺は5日後に目を覚ました。
目を覚ますと全員が、揃っていた。
今、俺がいるのは空間ということだ、空間にベットを置いて寝ている。
しかし、それだけじゃなく、アデルが作った空間を、さらにパトリシアが覆い、さらにロゼッタが覆っている、さらにアレクが覆い、ジャネットが最後に覆っている、つまり5重の空間ということだ。
だから、出入りするときは、全員が一緒に開けたり、閉じたりしないと無理だと思う。
俺はベットの上で、少し動くことができたので、起き上がった。
すぐにアリシアが駆け寄り、手伝ってくれる。
やっと声が出るようになったので、「みんな、心配かけて、ごめん」
ソフィア「本当だよ、もう、死ぬほど、心配したよ」
イザベラ「もう、バカなんだから」
コリン「心配した」
シャーロット「本当ですよ~」
「セラフィーナ「心配させすぎです」
「でも、誰が助けてくれたの?」俺の記憶は混乱気味
「はい、私です」アデル
アデル「前も言ったんですけど、空間に潜んでいました。でも、ウルフの奴が怖くて出ていく勇気がなくて、しかも神レイチェル様まで現れるし」
「あっ、だから、いぜん確認したとき、いなかったわけね」
「はい」
「じゃ、治療してくれたのも、アデル?」
「‥‥いいえ」
「たぶん、それはご主人さまだと思います」
「えっ、俺、自分で治したの?」
「記憶ないけど‥‥‥」
アデル「私が駆けつけた時には遅くて‥‥‥実は、ご主人さまは、心臓が止まって死んでいました。私、神レイチェルがいなくなってから、ご主人さまのもとに来ましたから」
「えっ、俺、死んだの?」」
アデル「はい、間違いありません‥‥」
「それも大量出血で、私が駆けつけた時には、もうダメだと思っていました」
「私が、ご主人さまの手を握っていたんですが、どんどん冷たくなって、手に力の無くなって、私の握っている手をすり抜けてしまうんです。」
アデルの目から涙が落ちる。
「どんどん、冷たくなっていく手を握り直していると、ある時から、手が冷たくなるところか、、だんだんと暖かくなってきたんです」
「えっ」
「‥‥私は、治癒魔法も使えません。こんな時にジャネット姉がいたらな、と思っていたんです。ジャネット姉は治癒魔法が使えますので、でもご主人さまが生きてくれてないと入り口が開きません 」
アデルの説明が続く
「ご主人さまの体が徐々に暖かくなってきたので、ご主人さまの思念を私の思念を合わせて、ジャネット姉に連絡をとったんです。
そうしたら、ジャネット姉が空間に入ることができて」
「はい、私も、あの方法で、ご主人さまが作った空間に入れるとは思いませんでした」
「私も、一生、出れないところでした」アデル
「本当にありがとう、アデル‥‥‥でも、俺、どうして生き返ったの?」
ジャネット「たぶん‥‥‥」
「えっ、何か、理由、知っているの?」
「はい、たぶんですよ、クリス様が、人ではなくなったと言うことだと思います」
「えっ、俺、生きているよ」
「いいえ、そう言うことではなくて、クリス様は勇者になった時、救世主の称号もありましたよね」
「うん、そうだけど」
ジャネット「クリス様、ちょっとステイタスを開いてくれませんか?」
「あれ、指輪がない」
アデル「ごめんなさい、ご主人さま、これ‥‥‥」
みると指輪が壊れていた。
「壊れたんだ」
「はい」アデル
「私が、かけつけた時には、もう、壊れて落ちていました」
「そうか、じゃ、ステイタスは見られないね」とジャネットに向かって行ったら。
「ご主人さま、ステイタスをみると思って、やっていただけませんか?」
「えっ、そう」
俺は、いつも通りに指を作動するような感じで、ステータスを開いてみようとした。
そうすると、ステータスが表示された。
「 えっ、どういうこと?」
「 ご主人様、その表示されたステータスを見てください」
「えーと、どこを見ればいいの」
前のステータスだったら、ほとんど表示されていなかったんだけど言う所のスキルで習得したものだけだったような気がした。
でも今度のステータスも前と同じように表示項目があるが異常に多い。
「称号の欄を見てください」
「えーっと、称号ね」
俺が称号の欄を見ると、 顔を動かせなくなった。
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