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第590話 破滅に向かう瞬間まで7
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第590話 破滅に向かう瞬間まで7
上階まで蜂の姿を借りて辿り着き、天井にとまって部屋の出入りを待つ。
誰かが蜂じゃない方の屋敷にいる俺の口に食べ物を突っ込んだ。
俺は無意識にそれをムシャムシャと食べていく。
俺の視界は奪われいるので、屋敷の中を見ていない。
今は意識を離すことができない、いよいよ、本命と対面する可能性がるからだ。
1人の男がやってきた。なんだか書類を抱えている。
その魔族の男はドアの前で立ち止まってノックをした。
中から「入れ」という声、そういえば扉の前には警備の魔族は立っていない。
よっぽど城の中が安全ということなのか?
完全に魔族を掌握しているということか?
それとも、他に方法がなにかあるのか?
俺は背後の場合、見つかる可能性があるので、また足元まで飛んでいき、足に取りついた。
魔族の男は、部屋の中に入っていく。
中に入って俺が見た光景は、大きな部屋に、大きな窓、分厚い赤いカーペット、そして大きなソファ。
その大きなソファに、高貴そうな男が座っている。
この男がウルフなのか?
俺は鑑定魔法を発動させて確認してみたが、はっきりとは反応は無かったが……ウルフに間違いない。
魔族の国でも王がいるから維持できるわけだし、その王を吸収している訳だから、仕事もある。
しかしウルフの気配が少なくなっているということは、ウルフとしての存在が消えてきているのか?
魔族の王の方が強くて、飲み込まれているのか?
もしウルフの方が勝っているとしたら、気配はウルフの方が強く反応するはずだ。
どちらが、どちらを吸収して飲み込んだのかわからないが……
俺はソファに座る男の顔を記憶する。
今の俺が見ているビジョンをメンバーの皆も見ていると思う。
ウルフを確認できたが、これから、どうしようか?
俺は気が付かれることなく、マーカーをつけて見失わないようにした。
これで、いつでも確認することができる。
今まではウルフの奴を検索しても、違う世界にいたため反応がなかったと思える。
俺は蜂を窓が開いている方に飛ばしていく。
ウルフの奴の確認は取れたので、今度は城下の方を確認してみることにした。
魔族の街って、どんなのかな? 俺たちと大差ない感じもするけど‥‥‥
魔族の街に言って見ると、城とは大違いで、ただただすごいという感じがした。
何がすごいって?
匂いだ。
いい匂いならまだしも悪臭を感じる。
魔族の匂いということもあるだろうけど、あちらこちらにゴミが山積みされている。
どうしてゴミが山積みなのか、わからないけど、今日が回収の日なのかもしれないが、酷すぎる。
そして、あちらこちらで魔族の人が座っているけど、酔っ払っているのか、確認するのも憚れるほど嫌な感じがする。
魔族の街は活気がなく、腐敗臭がしてような状況じゃ、病気にもなる。
白の綺麗さに対して、ここは酷すぎる。
そこに魔族の兵士たちの奴らが現れた。
明らかに街の人たちとは違い、剣を携えて同じ簡易鎧を着ている。
五人のグループなんだけど、先頭に1人いるから、こいつがリーダーなのか?
特に悪そうなリーダーの奴が、置いてあるものに八つ当たりして蹴飛ばしている。
木箱や樽も蹴飛ばして倒したりして歩いている。
道路に座っている人も、例外なく、蹴られている。
城があるから王都だと思うけど、あまりの酷さに吐き気がする。
どうしてウルフの奴は、この国の魔族の王、つまり魔王と吸収合体したのか、不思議でならない。
何か、それをする必要があったのか?
魔王になってしまうと、魔族の兵士は使い放題だろうけど。
どちらかが力を欲して吸収してしまったのか?
魔族の町は、荒れ放題で治安が良いとは言えない。
そして上空に上がっていくと砂漠?
この王都の周辺には砂漠が広がっている。
これじゃ、作物も育ちにくい。
この世界にも、どこかに作物が育ちやすいところはあると思うけど……
まぁ、俺の世界じゃないから、そんなことは関係ないけど、それが俺たちの世界を狙う理由なら意味が違ってくる。
俺は魔族の世界の城にマーカーをつけて、そして数か所に、同じようにマーカーをつけた。マーカーは普通は、人につけるんだけど、今回は人ではなく
合計5か所にマーカーをつけたので、触接、こちらに飛んでくる目標となる。
もちろん、人がいない場所にマーカーをしておいた。
全員が突然、現れても良いように、そして城と城周辺と中心部から離れたところに2か所にマークした。
これで、いつでも、こちらの世界に来れることを確認した。
今日のところは、蜂になって疲れたので帰ることにした。
この世界にも、蜂はいるけど、ちょっと姿がちが違うけど、全部の蜂を見た訳じゃない。
一応、この蜂にもマーカーをつけておく。
俺は蜂を戻すことなく意識だけを戻した。
また、出会える機会があれば…と思って俺は蜂から離れた。
意識を戻すと、俺の口もとにフォークで刺された食べ物があった。
俺は、それを一口で食べてアデルにお礼を言った。
俺が座っていたテーブルには、皿に美味しいそうな料理が乗っている物が並べてあった。
皆は俺の視界と共有していたはずだが、屋敷の中で結構、動き回っていたみたいだ。
「みんな、見た通りだ」
「でも、なんだか魔族の国って、砂漠があるのは、問題だけど、他は人の力が足りていないという感じがするんだけど」とソフィア
「うん、まぁ、そんなところもあるね」
「でも、これから、どうしますか?」とジャネット
「問題は、そこなんだよね。何を企んでいるのか、見つける必要があるんだよね」
「ええ、そうですね」とパトリシア
「合体したウルフと決まったわけじゃないんだから、魔族が仕掛けてくるのこともあるだろうけど、何を、どうしたら、この星が滅亡するのか? そこがわからない‥‥‥」
「でも、神クリスティアナは、ウルフだと言ったわけでしょ」とジャネット
「うん」
「だったら‥‥」
「でも、ウルフがどうやったら、この星を滅ぼすなんてできるの?」
「そのために、ウルフは魔族の王と合体したんじゃないですか?」
「しかし、合体しても、ウルフの気配が少なくなっていることは鑑定魔法で反応うしたことだよ」
「あっ、そうですね」
「もし、ウルフが優位に立って吸収合体したのなら、ウルフの気配が強く残ると思うんだ」
「そうでしたね」とパトリシア
「あれじゃ、魔族の王の方に吸収されたと言えるんじゃないかな?」
「ですね」とジャネット
「う~ん、わからない」とアリシアがいったので、俺はアリシアの方を見た。
「な、なに、クリス」
「えっ、あっ、いや、もしかしてと思って‥‥‥」
「えっ、何よ、言いなさいよ」とイザベラ
「前にアリシアの両親を助けたでしょ?」
「ええ」アリシア
「その時に、ウルフの奴が、この時代にいたのか、または、生まれが、ここだから必然的に影響を受けたのか?と思ってね」
「‥‥‥ウルフに時代の変遷が影響したと?」とジャネット
「そうだね」
「俺たちが過去に言って、あったことを、ないようにしている‥‥‥、これをやってしまうと、歴史自体が変わってしまうんだ」
「うん、普通ならやっちゃダメなこと‥‥」とアリシア
「それを俺たちは、やってしまった」
「じゃ、あの超巨大な亀はどうなの?」
「あれは、俺にもわからない」
「過去の時代に、あんな亀が現れたことがあったんでしょうか?」
上階まで蜂の姿を借りて辿り着き、天井にとまって部屋の出入りを待つ。
誰かが蜂じゃない方の屋敷にいる俺の口に食べ物を突っ込んだ。
俺は無意識にそれをムシャムシャと食べていく。
俺の視界は奪われいるので、屋敷の中を見ていない。
今は意識を離すことができない、いよいよ、本命と対面する可能性がるからだ。
1人の男がやってきた。なんだか書類を抱えている。
その魔族の男はドアの前で立ち止まってノックをした。
中から「入れ」という声、そういえば扉の前には警備の魔族は立っていない。
よっぽど城の中が安全ということなのか?
完全に魔族を掌握しているということか?
それとも、他に方法がなにかあるのか?
俺は背後の場合、見つかる可能性があるので、また足元まで飛んでいき、足に取りついた。
魔族の男は、部屋の中に入っていく。
中に入って俺が見た光景は、大きな部屋に、大きな窓、分厚い赤いカーペット、そして大きなソファ。
その大きなソファに、高貴そうな男が座っている。
この男がウルフなのか?
俺は鑑定魔法を発動させて確認してみたが、はっきりとは反応は無かったが……ウルフに間違いない。
魔族の国でも王がいるから維持できるわけだし、その王を吸収している訳だから、仕事もある。
しかしウルフの気配が少なくなっているということは、ウルフとしての存在が消えてきているのか?
魔族の王の方が強くて、飲み込まれているのか?
もしウルフの方が勝っているとしたら、気配はウルフの方が強く反応するはずだ。
どちらが、どちらを吸収して飲み込んだのかわからないが……
俺はソファに座る男の顔を記憶する。
今の俺が見ているビジョンをメンバーの皆も見ていると思う。
ウルフを確認できたが、これから、どうしようか?
俺は気が付かれることなく、マーカーをつけて見失わないようにした。
これで、いつでも確認することができる。
今まではウルフの奴を検索しても、違う世界にいたため反応がなかったと思える。
俺は蜂を窓が開いている方に飛ばしていく。
ウルフの奴の確認は取れたので、今度は城下の方を確認してみることにした。
魔族の街って、どんなのかな? 俺たちと大差ない感じもするけど‥‥‥
魔族の街に言って見ると、城とは大違いで、ただただすごいという感じがした。
何がすごいって?
匂いだ。
いい匂いならまだしも悪臭を感じる。
魔族の匂いということもあるだろうけど、あちらこちらにゴミが山積みされている。
どうしてゴミが山積みなのか、わからないけど、今日が回収の日なのかもしれないが、酷すぎる。
そして、あちらこちらで魔族の人が座っているけど、酔っ払っているのか、確認するのも憚れるほど嫌な感じがする。
魔族の街は活気がなく、腐敗臭がしてような状況じゃ、病気にもなる。
白の綺麗さに対して、ここは酷すぎる。
そこに魔族の兵士たちの奴らが現れた。
明らかに街の人たちとは違い、剣を携えて同じ簡易鎧を着ている。
五人のグループなんだけど、先頭に1人いるから、こいつがリーダーなのか?
特に悪そうなリーダーの奴が、置いてあるものに八つ当たりして蹴飛ばしている。
木箱や樽も蹴飛ばして倒したりして歩いている。
道路に座っている人も、例外なく、蹴られている。
城があるから王都だと思うけど、あまりの酷さに吐き気がする。
どうしてウルフの奴は、この国の魔族の王、つまり魔王と吸収合体したのか、不思議でならない。
何か、それをする必要があったのか?
魔王になってしまうと、魔族の兵士は使い放題だろうけど。
どちらかが力を欲して吸収してしまったのか?
魔族の町は、荒れ放題で治安が良いとは言えない。
そして上空に上がっていくと砂漠?
この王都の周辺には砂漠が広がっている。
これじゃ、作物も育ちにくい。
この世界にも、どこかに作物が育ちやすいところはあると思うけど……
まぁ、俺の世界じゃないから、そんなことは関係ないけど、それが俺たちの世界を狙う理由なら意味が違ってくる。
俺は魔族の世界の城にマーカーをつけて、そして数か所に、同じようにマーカーをつけた。マーカーは普通は、人につけるんだけど、今回は人ではなく
合計5か所にマーカーをつけたので、触接、こちらに飛んでくる目標となる。
もちろん、人がいない場所にマーカーをしておいた。
全員が突然、現れても良いように、そして城と城周辺と中心部から離れたところに2か所にマークした。
これで、いつでも、こちらの世界に来れることを確認した。
今日のところは、蜂になって疲れたので帰ることにした。
この世界にも、蜂はいるけど、ちょっと姿がちが違うけど、全部の蜂を見た訳じゃない。
一応、この蜂にもマーカーをつけておく。
俺は蜂を戻すことなく意識だけを戻した。
また、出会える機会があれば…と思って俺は蜂から離れた。
意識を戻すと、俺の口もとにフォークで刺された食べ物があった。
俺は、それを一口で食べてアデルにお礼を言った。
俺が座っていたテーブルには、皿に美味しいそうな料理が乗っている物が並べてあった。
皆は俺の視界と共有していたはずだが、屋敷の中で結構、動き回っていたみたいだ。
「みんな、見た通りだ」
「でも、なんだか魔族の国って、砂漠があるのは、問題だけど、他は人の力が足りていないという感じがするんだけど」とソフィア
「うん、まぁ、そんなところもあるね」
「でも、これから、どうしますか?」とジャネット
「問題は、そこなんだよね。何を企んでいるのか、見つける必要があるんだよね」
「ええ、そうですね」とパトリシア
「合体したウルフと決まったわけじゃないんだから、魔族が仕掛けてくるのこともあるだろうけど、何を、どうしたら、この星が滅亡するのか? そこがわからない‥‥‥」
「でも、神クリスティアナは、ウルフだと言ったわけでしょ」とジャネット
「うん」
「だったら‥‥」
「でも、ウルフがどうやったら、この星を滅ぼすなんてできるの?」
「そのために、ウルフは魔族の王と合体したんじゃないですか?」
「しかし、合体しても、ウルフの気配が少なくなっていることは鑑定魔法で反応うしたことだよ」
「あっ、そうですね」
「もし、ウルフが優位に立って吸収合体したのなら、ウルフの気配が強く残ると思うんだ」
「そうでしたね」とパトリシア
「あれじゃ、魔族の王の方に吸収されたと言えるんじゃないかな?」
「ですね」とジャネット
「う~ん、わからない」とアリシアがいったので、俺はアリシアの方を見た。
「な、なに、クリス」
「えっ、あっ、いや、もしかしてと思って‥‥‥」
「えっ、何よ、言いなさいよ」とイザベラ
「前にアリシアの両親を助けたでしょ?」
「ええ」アリシア
「その時に、ウルフの奴が、この時代にいたのか、または、生まれが、ここだから必然的に影響を受けたのか?と思ってね」
「‥‥‥ウルフに時代の変遷が影響したと?」とジャネット
「そうだね」
「俺たちが過去に言って、あったことを、ないようにしている‥‥‥、これをやってしまうと、歴史自体が変わってしまうんだ」
「うん、普通ならやっちゃダメなこと‥‥」とアリシア
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