【 異能の転生者 】勇者への道、救世主への道、英雄への道……

異能な転生者

文字の大きさ
676 / 691

第661話 滅亡する世界に逆らう者9

しおりを挟む
第661話 滅亡する世界に逆らう者9

俺は異質な魔力と温かい魔力を感じて、はるか遠くの国に転移してきた。

どちらに先に行くべきかと言うと、もちろん温かい魔力を感じた方だ。

誰が好き好んで異質な変な魔力の方に行きたがるか?

そんな奴はいない。

そして、俺は集中力を切らすわけにはいかないから、そばにいたコリンを派遣しようとしたが、コリンは、人と話すのが、上手くない。

それで転移で現れたアリシアとコリンを派遣することにした。

二人を派遣したあと、もう、終わったメンバーから転移してもらったが、ソフィアとイザベラの二人が最後になった。

俺は、もう少しここにいると告げて、二人には、転移してもらって、最終確認を終えて、俺は、メンバーの転移した国へ行った。

俺が転移すると、ちょうど、正面にアリシアがいて、アリシアと目が合った。

その時、アリシアは手で口を押さえていたみたいだけど。

何していたのかな?

あっ、俺が転移してくるのがわかったから、それを見ていたのか!

なるほど………

やっと、あらかた魔物を減らすことができて、俺は、名も知らぬ国に転移して来た。

温かい魔力と、異質は魔力が混在する国に。

温かい魔力は、転移した時に近くにいた二人のうち、王女らしき人が、その人だとわかる。

しかし、異質な魔力を感じている場所が特定できない。

その理由として綿密な高性能な隠ぺい魔法を施してあるからだ。

俺でも見破ることが簡単ではない隠ぺい魔法は、最近は多いような気がする。

俺は鑑定魔法を行使して、魔法陣を確認してみると、やはり未知の魔力が込められた魔法陣だ。

どうして、こんなところに?

まぁ、考えても分からない。

なので、このエリアを確認する。

「ジャネット、このエリアのことで、何かわかる?」

「いいえ、さっきから鑑定魔法を使っていますが、皆目、わかりません」

「他にだれか、わかった人、いる?」と聞いてみた。

しかし、みんな首を横にふる。

う~ん、どうしよう、急がないといけないし。

俺は、じっと魔法陣がかかっているエリアの場所を見てみる。

先行したアリシアとコリンから、あらかたのことを教えてもらっているが、ここからは未知数だ。

たぶん、ここが何なのか知っている奴らは、全員が中にいるだろう。

まさか、俺たちが来るとは思っていないだろうし。

アリシアの話から推測すると、王が勇者召喚に動いたあとに、王が知らない所で、王女と王妃が祈りをささげたみたいだし。

まさか、王妃と王女が、そんなことをしているとも思わないだろうし、俺を呼べるとも思わないだろう。

さぁ、魔法陣をどうするか?

このまま、中に飛び込んでみるしかないのか?

場合によっては、罠があることもあるが、しかし、本当に違う性質を持つ魔力は厄介だ。

以前、敵の世界に行ってみたことがあるが、あんな木も草もない場所に、どうして待待機所を作っているのか?

しかし、敵の世界は荒廃している。

町には活気がなく、生活も貧窮しているが、王のウルフにとっちゃ、そんなことは、どうでもいいことだろう。

その世界が、どうなろうとも……

罠があれば、その時は、その時で考えるべきだな。

「まずは、俺が起動させてみるから、みんなは、なにがあっても用意しておくように」

「でもクリス、危険だわ」とイザベラ
「そうよ、クリスがいく事ないよ。私が行くよ。なにかあったら、クリス助けてくれるでしょう」とソフィア
アデル「私が行こうか?」
アレク「私も行くよ」
「「「「「「行くよ」」」」」と他のメンバーも言ってくれるが

「いや、俺以外の者がいくと、対処できないこともあるから、俺が良く、メンバーが危険な目にあっていることが予想されるのに、待っているだけじゃ、俺の心が………」

アリシア「うん、そうだね、クリスはいつも、自分から進んで率先して危険なところでも行ってくれるよね。ここは私が入るよ」と言うや、すぐにアリシアが魔法陣の中に歩を進めた。

「アリシア、危ない」と言って俺は近くにしたアリシアの手に自分の手を伸ばす。

しかし………アリシアの手をつかむことはできない……

このままでは、魔法陣が起動してしまう。

そして俺がアリシアの手を掴みそこない、空をきる手が魔法陣の範囲に入ると、突然、今まで何も示すことがなかった魔法陣が起動し始める。

ジャネットが「ご主人様!」と叫ぶ。
「「「「「ご主人様~」」」」
「「「「「「クリス~」」」」」

俺とアリシアの姿が、起動した魔法陣の中に消えた………ことは、なかった。

「あれっ」

魔法陣は起動したように見えたが、停止したみたいだ。



「………っ、どうして?」とアリシア

「たぶん、この魔法陣を正常に起動できるには、王族の血を持つものだけ………俺が魔力で停止させた」

「えっ、クリスが?」

「ああ、そうだ、でも危ないところだった、アリシア、ダメだよ」

「うん、ごめん、私、焦っていたみたい。どうしてもクリスの役に立ちたかったから」

「アリシア」と起こりながらアリシアの頭をコツンとする。

「………ごめん」

ジャネットが「そうですよ、アリシア」

「うん、わかった」とアリシア

そして近くにした王族の王妃に近づく。

王の直系なら、王妃ではなく王女しか起動因子を持っていないと思う。

こんなのは王族が管理していると思えるから、一般の人がたまたま歩いていて、そこに踏み込まないように。

王が中にいると言うことは、それが起動因子だと思う。

つまり王族の家系であれば、と言う可能性だけど。

やってもないとわからないが………

俺は王女の前にいき「えっと、お名前は?」

「………はい、オリビアと申します‥‥‥勇者さま」となんだか顔を赤くしてポーっとしているけど、この子、大丈夫か?

横の母親らしき人をチラッとみると、この人も同じような顔をしている………

王女ほど、酷くはないけど、この二人親子して大丈夫か?

俺は一抹の不安を抱きながらオリビア王女に話かける。

「えっと、オリビア王女」と俺が言うと「あの‥‥勇者さま、オリビアとお呼びください」と胸の前で両手を組んで、上目遣いに言い出した。

「えっ、では………オリビアさん」

「いいえ、違います。オリビアと………」

もう、しょうがないな、後ろのメンバーをチラッとみたけど、みんな目が普段の目つきをしていない。

怖いな

まぁ、話が進まないから、しょうがない。

「では、オリビアと呼ばさせていただきます」

「はい、勇者さまぁ~」

と言って、俺に近づく。

俺はオリビア王女を手で肩を掴んで引き離すけど俺が手を放しても、俺がつかんだ肩を触っている。

「ごめんなさい、痛かったですか?と俺は一応、聞いてみた。

「いいえ~、勇者様が私の体を触って下さったぁ」と嬉しそう。

もう、めんどくさ。

俺は時間を気にしているのに。

俺は後ろを振り返って、メンバーに応援を求めたけど、全員がさっと目をそらした。

こんな、めんどくさいことに関わりたくないみたい。

「今から魔法陣に入るから、ここに残る人、3人決めて」とメンバーに言う。

そうすると全員が行きたいって手を挙げた。

ジャネットが「そうですね、ではじゃんけんで」と言い出した。

「勝負がつかないときは、くじ引きですよ」とジャネット

ジャネット「じゃ、いきますよ、じゃんけん………」と言う声がする。

「やった~」と喜ぶ声。

なんだか一回のじゃんけんで決まったみたい。

「あ~負けたか~」とイザベラの声

「あ~ダメだったです」とアイリスの声

ソフィアの声も聞こえる「ざんねん~」と

ジャネットが「では行くのは、私とロゼッタ、パトリシア、アレク、アデル、エイミー、アリシア、セラフィーナ、シャーロット、そして、コリン、とエマ、リアムですね」

もう、行く奴は嬉しそうだし、じゃんけんで負けた人は、すごく落ち込んでいる。

きみたち、遊びじゃないんだけど。

俺は王妃に「すいません王女を借ります」と言って返事を聞くまでもなく、王女の手を取って歩く。

「えっ、えっ」と言っているが強引に魔法陣へ向けて歩いていく。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした

むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~ Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。 配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。 誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。 そんなホシは、ぼそっと一言。 「うちのペット達の方が手応えあるかな」 それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】 【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】 ~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~  ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。  学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。  何か実力を隠す特別な理由があるのか。  いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。  そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。  貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。  オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。    世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな! ※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

追放されたS級清掃員、配信切り忘れで伝説になる 「ただのゴミ掃除」と言って神話級ドラゴンを消し飛ばしていたら世界中がパニックになってますが?

あとりえむ
ファンタジー
【5話ごとのサクッと読める構成です!】 世界を救ったのは、聖剣ではなく「洗剤」でした。 「君のやり方は古いんだよ」 不当な理由でS級クランを追放された、ベテラン清掃員・灰坂ソウジ(38歳)。 職を失った彼だったが、実は彼にはとんでもない秘密があった。 呪いのゴーグルのせいで、あらゆる怪物が「汚れ」にしか見えないのだ。 ・神話級ドラゴン  ⇒ 換気扇の頑固な油汚れ(洗剤で瞬殺) ・深淵の邪神  ⇒ トイレの配管詰まり(スッポンで解決) ・次元の裂け目  ⇒ 天井の雨漏りシミ(洗濯機で丸洗い) 「あー、ここ汚れてるな。チャチャッと落としておくか」 本人はただ業務として掃除をしているだけなのに、その姿は世界中で配信され、人類最強の英雄として崇められていく! 可愛い元ダンジョン・コアや、潔癖症の聖女も入社し、会社は今日も大忙し。 一方、彼を追放した元クランは、汚れ(モンスター)に埋もれて破滅寸前で……? 「地球が汚れてる? じゃあ、一回丸洗いしますか」 最強の清掃員が、モップ片手に世界をピカピカにする、痛快・勘違い無双ファンタジー! 【免責事項】 この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。 ※こちらの作品は、カクヨムと小説家になろうでも公開しています。

処理中です...