喜怒哀楽

おしゅしず

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イチゴミーツマロンゼリー

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片手にフォーク
さらにもう片方の腕で
ラスクでも口に入れられるようにして
そしてもう片手に紅茶を
さあ、ティータイムと行こうか

みんなで食べようイチゴミーツマロンゼリー
狂ってしまえよ狂乱の時間だ
素直に喜んじゃえよ全てに歓喜する時間だ
つまり狂喜の時間だ
我慢なんかすんなするだけ無駄さ
騒げよ吐いちゃえよあはははははは

陽を浴びて死んでしまっても
雨でしわっしわにふやけても
虫に刺され毒で倒れようとも

いつか何処かで狂って笑ってるのさ


少し無駄話でもしようか
そうだなぁ、こんな話はどうだ

どうやら現世の人間達は
俺の事を少々見くびっている節があるようだ
抗う力すら持たないと言うのに
どうしてそこまでして俺達の領域に踏み出そうとするんだ?
撮れ高?映え?夏の風物詩?心霊スポット?
俺には分からねぇな。
俺はともかく、他の同族達が襲いたくなっちまうだろうが。
俺は人間をあまり傷を付けたくはねぇんだ
人間ってのは傷つくとすぐには治らねぇ
長い長ーい時間がかかるんだ
永遠に治らないことだってあるらしい
大変だよなぁ

ま、そんな事はどうでもいいのさ
ちゃんと食べてるか?
イチゴミーツマロンゼリー。
この、なんとも言えない噛み心地、歯ごたえ
ほんのり香る甘さと酸味
苦味も少々
そしてプルンプルンなんだぜ、はーっ、たまんねぇ
なんともお菓子な味。
でもそれが
俺ら、吸血鬼の大好物さ。
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