ファントム・ナイツ

ピッティ

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第4話

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「ねぇ、試験のことなんだけどさぁ…」
後でと言われて学校が終わるとそのまま近くの公園まできていた。
「どんな試験なの?」



――そこから!?こいつその程度の知識であそこを受けるのか!?
とても難関校を受けるとは思えない準備不足さに驚いてかなり場が氷ってしまった。
そして俺はこの無知に俺の持ってる知識を全て教えるために長い話を始めることにした。
「まずあそこが駆動騎士養成学校だということはわかってるよな…?」
――これを知らないとどうしようもないな…
と思いつつ恐る恐る尋ねる。
「失礼だな~さすがにそれは知ってるよ」
えへんと自慢げに話されたことを当然だと言わなかった俺は偉いと思う。
「そ、そうか。じゃあまず、試験はフレームドライブに乗っての一対一の戦闘だ。勝った方が合格っていうわけではないけど勝つに越したことはないと思う。」
「ふむふむ。フレームドライブは向こうが用意してくれるんだよね?」
「多分公平さをだすためにそうなるだろ。というか俺持ってないしな。」
どんなにショボい機体でも普通には手に入らないような高価なもので平民の俺にはどうやっても手が届かない。
「学校に行って、操縦カプセルに入って後は戦うだけだから試験事態はそんなに複雑な物じゃない。」
「そう!カプセル!!。あれで遠隔操作っていうのが凄いよね!そのお陰でかなり安全になったよ。」
そう、この遠隔操作こそがフレームドライブの売りであり採用されている理由でもある。
可能な限り戦力を失わずに済むよう人間の安全を確保しつつ替えのきくフレームドライブで戦う。
この"死なない戦い"の普及によりフレームドライバーの志願者が膨大に増えた。
が、その量にフレームドライブの方が逆に不足し戦で機体を失った者は一定期間の支給待ちで戦線に戻れず、結果として戦力は"無くならない"が"減る"というのが現状である。
そこでふと思いついたように、
「じゃあその貴重な機体をあの駆動騎士養成学校は大量に保持しているってことなの?」
「いや、そうじゃない。あそこは国と繋がりがあってプロトタイプとか破損した機体とかを受け入れてるらしい。」
一度大きく破損すると修理しても性能が落ちとても前線では使えなくなる。希に試作品等も流れてくることもある。
――それ以前に…
「名前なんだっけ…?」    
――俺は名前も知らないやつとこんなに話してたんだな…。
「そういえばそうだったね。僕はルシオ・ウィルバーフォース。ルシオって呼んで。」
「ルシオか。俺はアイザック・ヘリオット。アイザックだ。」


「ところでアイザックはさ、フレームドライブ持ってないんだよね?」
「あ、おう。」
「乗ったことないんだよね?」
「ん、ああ。」

「操縦できるの?」


――あ…。


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