2 / 3
第二章 事件発生!?
しおりを挟む「ああー遅刻ーー!やばいぞっ恭子!!」
「もう、いつも妃美香ちゃんは遅刻なんだからーW」
「そんな事言っていいと思っているのか!?恭子ー」
と不気味にぬふふふふと笑う妃美香。
「あ、ごめんなさい・・・・ふぇ!」とちぢこむ恭子。
「あっはっはっはっ」と高らかに笑う妃美香であった。
そんな妃美香を待っていたのは、悲惨な事件だった。
「あー。恭子ー。今日は、なんだっけ?1時間目」
「うーんと、確か校長先生が来てもうすぐある修学旅行の話をするんだよ♪」とやけに上機嫌な恭子。
「そ、そうか・・・・。昨日ことがあったから会いづらいな」
「まあ、大丈夫だよ妃美香ちゃん。昨日の事はクラスの皆しか見てないし・・・W」
「そっそうだよなっ」とガコッと下駄箱を開ける。
ドザザザザー
「む!?なんだこれは!?」
「きっと、ファンレターだよー」
「う~んと、ざっと100万枚くらいだな」
「ええー100万円!?すごいねっ妃美香ちゃん♪」
「馬鹿者っ100万枚!万枚だ!まんまい!レターの数だよっ!」
「ふぇー。ごめんなさい。ちょっと冗談で言っただけなのに・・・・」
「と言っても、なぜこんなにいきなり手紙が増えたんだろう?」
ドサッ バックを落としてしまった妃美香様。
なぜかと言うと、学校中に、
いんちょうさんが!? みんなを守ってくれた!!!!
という記事で妃美香の変身後の姿がうつしだされている写真がのっている。
「なんじゃこりゃ~」と妃美香はびっくり(´⊙ω⊙`)
他の二人は、まああんなだいじけんがあれば、これくらいにはなるだろうといった顔をしている。
妃美香は顔に手を当てて、ため息をついている。
「あっ!いんちょうがいるぞ!」と言う声とともに、どどどどどっと大勢集まってきた。
「妃美香さん!あの写真はなんなんですか?」
「いんちょうさんの胸はなぜ大きいのか??」
「なんで、戦ってるのー?」
「なんで?なんで?」とたくさん聞いてきた。
「う、うーん。今は言えない」
ええ~とブーイングをするみんな。コホンと咳をする妃美香。
「あ~分かった。分かった」
それを聞いて、みんなの目が見開く。
「今日、言うからみんな落ち着いて」
「んー。ならいいか」「あいさー!」とみんなが同意する。
「妃美香さんの為なら、いつでも待ってるぜ!」
ふざけるなっとつっこむ通。
「んじゃあ、放課後K棟の音楽室に来いっ!」と妃美香。
「あいさ~!」とみんな。
わかったようで、分かっていないような感じだが、まあいっかと思った妃美香であった。
ー昼休み!ー
あやしげな三人が陰でこそこそやっっていたその三人とは・・・。
妃美香っ!
通っ!
恭子~!
の三人であった。
さっきから何をこそこそやっているのかというと、妃美香が放課後に話すと言ったことであった。
「ねえ、どうする?ヒソヒソ」
「うーん。どう言ったらよいものか・・・・。ヒソヒソ」
「ってかさっきから思うんだけど、語尾にヒソヒソつけなくてもいんじゃね。ヒソヒソ」
「ってそう言うお前も言っとるんじゃないか!」
どひええええ~と三人はびっくり!!
そこにいたのはなっなんと前回第一章で、でてきたあのお悩み相談コーナー
(ハゲはいつから!?)という質問をしてくださった三人の中の隊長ではありませんか!?
まあ、ちなみにそのハゲッピーーーーーーーーーーーーーーーーさんは、みなさんもご存知の通り、校長先生の部下である。
「なぜ?こんなところに隊長さんがいるんだ!?」
「あっ確かに・・・・」
「あれで、ハゲ達とはお別れだと思ってたのにな」
頭を左右に振り、はあーとため息をつく三人。
「三人、揃って嫌がらなくてもいいじゃないか!いくらおじさんでも泣いちゃうぞっ」
「泣け!泣け!あははははーっていうのはうそ。ごめんね。ハゲのおじさん♪」と三人揃っていう。
「ハゲのおじさんって言うなー」と隊長。
「おっきたきたこのセリフ!いいねー!」
三人は待ってましたというような顔をしている。
「まったく、このごろの若者は・・・・」
「あれ?そんなに歳いってたっけ?」
「63?100歳?」と妃美香達はヒソヒソ言い合っている。
「んなわけあるかー!おじさんはこんなんでも、ピチピチの22歳だぞー!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「いや、本当だから!!(泣)顔見合わせてないで、なんか言ってよ。おじさん寂しくて死んじゃう~」
「うそだよね。あのハゲの人が22歳だなんて」
「俺、びっくりしすぎて言葉が出てこなかった」
「なんでなのだ?わたしゃよくわからんぜよ」と妃美香は、驚きすぎて言葉がおかしくなっている。
「そんなに驚かなくても」と悲しげな表情になる隊長。
「あ、ごめん。ごめん。言い過ぎちゃったね」とみんなで言っている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。しばしの沈黙。
「で、どうしたの?」と三人。
「今!?そのセリフあった時に言おうよ!」と隊長。
「いやあーお話的に話題をねえー。盛り上げようと思って・・・」
「まあ、それはいい心構えだな。で、さっきの質問だがお前達が困っているぽかったから声をかけたんだ」
「あーそうなんだ・・・・」
「へえー」
「そんなスルーされるの?お兄さん、心配したのに・・・」
「あれ?さっきおじさんって言ったのになぜお兄さんなの?」と恭子。
「いやね、さっきまでおじさんと思われてたから、おじさんって言ったの!元からお兄さんだからさ」
「まいっか。お兄さん、邪魔しないでもらえますか?」と笑顔で微笑む恭子。
「えー。お兄さん、みんなとこんなに話して打ち解けたと思ったのにー」ヒソヒソと話す三人。
「じゃあ、しょうがないですね。お兄さんもまぜてあげる!」
「おうっ!ありがと!」と構ってくれるので、嬉しく密かに泣いていた隊長さん(お兄さん)であった。
「で、本題に入りたいんだけど・・・・」と妃美香。
一斉に、「どうぞっ!!」と言った。一人だけ、やけにテンションが高いやつがいた。
まあ、当たり前でテンションの高いやつは隊長だった。
「どうしよう・・・・。私を試すってこと言ったら私耐えられないし・・・・」と妃美香。
「そうだね~」と恭子。
「でも、あんな記事見せられたらもうはっきり言うしかなくね?」
「でも・・・」
「こんなことになるなんて・・・。誰も思ってなかったもんね」
「そうだよね」と恭子。
「んじゃあ、いっそ言っちゃおう!」
イエーと四人!(隊長は一応、含ませていただきました。)
キーンコーンカーンコーン とやけに古いチャイムがなった。
みんな集合している。そこで、妃美香が、
「えーこほん」
みんなは早く早く!と騒いでいる。
「あの記事のことだが、説明しよう」
しーん・・・・・・・。
「じっ実はあれは!ドラマの撮影だったのだ!」
しーん・・・・・・・・・・。
「ってそんなわけないでしょー!WW」
ブーブーと笑いながらブーイングをするクラスのみんな。
「しょうがないな。まったくお前達は・・・」
みんな目を輝かせている。
「あれは、実は私を試すことでああなってしまったんだ」
「試すって何?」
「実は、校長は私を期待しているらしいのだが、本当に学校を任せてしまっていいのかと言うことで、私は試されたんだ。」
「そういうことだったのかー。別に隠してないで話して大丈夫だったのに!W」
「じゃあ、俺、妃美香さんを応援しマッスル!」
あははーと笑い声が!
「うん。私も、応援する!」
「私も!」
「僕も!」
「俺も!」
と次々に手が上がり、妃美香はとても嬉しくなった。
「みんな!ありがとう!ありがとう!私、頑張る!」
・・・そんなこんなでこの問題は解決した。ふううと息をつきたいところだが・・・
また新たな問題が・・・。その問題とは・・・。
実は!体調がまだここにいたのだ!
「おいおい!ナレーターさん!まだ!ってひどくないですか?」と隊長。
「おい、どうする?いんちょうさん。隊長、まだいるよ。ヒソヒソ」
「そうだな。どうする?恭子。ヒソヒソ」
「うーん。友達にしてあげる?ヒソヒソ」
「ええー!?友達!?うーん。でも、それはそれでありがたいかも。ヒソヒソ」
「ってか俺ら、第二章なのにまだヒソヒソパターン入れちまった!くそっ!」
「ああ。そうだな。そろそろ新しいバージョンも加えたいのだがな」
「そうだね。ギャグを言うのはどうかな?」
「おう!恭子にしてはなかなかいい案じゃないか!」
恭子はなぜか頬を膨らませている!その表情を見ていた通はプッと笑い出した。
「恭子と院長って昔から、変わりないよな」
「そういえば、話題がずれているきがするのだが・・・」と隊長。
まあ、無理もない。おじさんという年齢ではないから隊長は。プッ。
「おい!ナレーターが笑ってんじゃねえぞっ」
・・・・・・・・・・・・・・・。すみません。→ナレーター
「で、本題に入るんだが、お兄さんを君たちのメンバーにいれてくれないか?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「プッ何冗談言ってるのさ、おじさんW」
「プッうけるね。おじさんW」
「プッさすがの私も驚いてしまったぞW」
「ええ。何この反応。俺、本気で言ってるんだよ」
「はあー。こんなに冗談に付き合ってられない。帰ろ帰ろー」
「なんで!?お兄さん、こんなに頼んでるのにまじめに答えてよ!(泣)」
「「「うっさい、ハゲ」」」
「何?俺っていらない存在?うわあん」
「「「バイバイ、ハゲ」」」
「なんでさっきから語尾にハゲつけるの?なんで!?もう、俺ハゲとして認定されちゃったのか・・・・」
「はあー。隊長さんって結構泣き虫なんだね。かわいい」
「えへへー。そうかな////////」と隊長。
「「「てれるなよっ!」」」と突っ込む三人・・・隊長の扱いにはまだ慣れない三人であった。
「しょうがないなあ~もう。警察に一緒に行ってあげるよ!」
「なぜ、メンバーになってくれというのに警察に連れて行くんだ!!」
「え・・・おかしいことしてるし・・・。不審者じゃなかったっけ?」
・・・体調はかわいそうな人だ・・・とナレーター。
「最近、俺ってナレーターさんにもなめられてるのかな・・・。なんか、悲しくなってきた・・・」
「「「どんまい」」」
「そこだけ、息合うのかよっ。ってか、今までで一番ハモってるわ!はあ・・・。もう、わけわかんなくなってきたよ・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「しょうがないな~。じゃあ、仲間になってあげるよ」
・・・・・・意外とあっさりだ。
「ありがとう!お兄さん、嬉しい!」
「ね、ところでおじさん。おじさんの仲間の二人はどこにいるの?」
・・・・・・・・・・・なにやら、一瞬考え込んだような顔をした隊長。
「ああ、あいつらは校長の下で働いているんだよ」
「じゃあ、なんでおじさんは働かないの?」
「いや。君たちと一緒にいると楽しいからだよ」
「とか言って、本当は・・・。校長先生に何か言われてるんじゃないの?」
・・・・・・・・・・・・・・汗・・・・・・汗・汗汗汗汗汗汗・・・やばい・・・。
「ほあら、やっぱりおじさん命令されたことだけをやってるだけじゃん」
「そうだと思ったよ」はあーと三人でため息。
「ご、ごめんね。騙すつもりじゃなかったんだけど」
「ほんとに?」と恭子が見てきた。
「ああ!君たちと一緒にいて楽しいっていうのは本当だからなー」
「なら、いいけど・・・」
チャッチャチャン!隊長が加わった!!
「「「ゲームかよ!!!!」」」
「まさかの、四人ツッコミ・・・ふっふっふっ俺はついにやったぞ・・・」
隊長は、初四人ツッコミに感動していた。ナレーターの僕も、いい仕事をしたなと思っていた。
そして、ついに家族と言う名にふさわしい、親しい関係になっていくのであった。
「「「「まだ、ならねえよ!」」」」
・・・・・・・・・。そして、彼らは去って行った。
「「「「去ってねえよ!」」」」
ナレーターは、ついにブチギレ・・・・。
早く去れよ!僕がいい感じに終わらせようとしているんだ!くそっ!ナレーターさんはぶちぎれ、本来のナレーターさんがナレーターさんじゃなくなりました。めでたし。めでたし。じゃねえよ!
四人は、突っこむ気力を失い、心の中でひそかに思ったのであった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる