異世界時空戦記

Masanosuke

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『よしっ!スバル君、ちょっと休憩しようか
?』

『はいっ!あのー助蔵さん!聞きたい事があ
るんですけど…銀河系で何が起きているんで
すか?』

『うんーっ…何とも言えないというか…かな
り悪い状態だと思うよ』

『そっそうなんですか?ばあちゃんはそこま
で状態が悪い事は言ってなかったけど…』

『アハハハッ!そりゃそうだよ!あのお方は
いつもどんな状況でもそう言う人だからね!
不安にさせたくないんだよ。スバル君の事を
おじさん達はいつも助けられた。本当に強い
お方だよ、スバル君』

『ばあちゃんは凄かったんだ!あんなに優し
いのに…』

『そう其れが本当に強さだからね!優しさは
強さ!強さは優しさ!あのお方の口癖だった
なぁー。他人の四苦八苦を和らげてくれる。
決して日の入りしない暖かい太陽の様なお方』

『よしっ…と其れじゃ始めよっか?スバル君
!』

『お願いします』

 俺はこれ以上聞けない自分がいた。何故な
ら心配をさせたくないという、ばあちゃんの
気持ちを無駄にしてしまうからだ。

 あれから修行は続き……

『よしっ!大分慣れてきたし、次の修行に入
るとしよう。次の修行は映像を観てもらい動
体視力をつけてもらうよ』

『動体視力かぁー。苦手かも知れないなぁ』

『其れでは映像を流すから観てて、そして登
場したものを後で答えて貰うからね!…あと
其れから、成山に教えて貰った事を思い出し
て見てよ』

『ハイッ分かりました』

 登場するものかぁー何だろ?えっ!何これ
?大きいスクリーンから流れてくる映像、左
から右へ写真のネガの様なものが高速で流れ
ている!
 登場する物?以前の問題だ!!何も見えな
い!目がおかしくなりそうだ!!!
 ちょっと落ち着け、俺!…助蔵さんは言っ
ていた。成山に教えて貰った事をと…集中力
かぁ!!!あれは目を閉じたままの集中力…
これは目を開けたままの集中力って事か!な
るほど、まず集中するにはやはり一点を見つ
めて目を慣らす。

 俺は冷静さを取り戻し、一点に映像を観て
いた瞬間…うんっ!何か、見えた様な!
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