異世界時空戦記

Masanosuke

文字の大きさ
上 下
28 / 60

射的のリベンジ

しおりを挟む
『ご・た・か…!ごたか!!五鷹!!!何、
目を閉じてんだ!授業中だぞ!』

『あっ…すみません。ちょっと集中力を付け
ていたので…』

『集中力も良いけど、まずここは学校だから
授業に集中しなさい!授業に!!!』

 アハハハッ!アハハハッ!!!

 またもやクラスのみんなに笑われてしまっ
た。何だか、学校に来るのが久々の様な気が
する。あの時が止まるところに年中居るせい
なのか?とてもみんなが懐かしく思った。

『スバル?今日って暇してるか?授業終わっ
たら、ちょっと付き合えよ!良いだろ?』

『良いけど…』

 と言った俺はダチ達と喫茶店に行った。

『ところでさぁ…最近、変なウィルス流行っ
てるんだってなぁ!知ってたか?』

『変なウィルスって何だ?』

『お前、知らねーのかよ。何でも其のウィル
スが体内に入ると、操られるんだってよ!』

 ……。

『えっ!なにお前?顔青くして、血の気が引
いてんぞ!』

 まっまさか!あのウィール惑星じゃ!!

『んーな訳ないじゃねーかよ!スバル!冗談
だよ。冗談!!』

『なっなーんだ…そっか。冗談かぁ…アハハ
ハ』

 俺は冗談に思えない自分がいた。実家で聞
いた宇宙の侵略を…

 俺は友達と別れて自宅へ戻った。

 よしっ!俺は集中力を高めてから白い部屋
へ行った。

『お帰りなさい。お元気ですか?』

『ただいま。うんー、うん。元気だよ。ミヨ
…ヤクっと終わらすぞ!』

『おやまー、随分と自信がおありだこと。相
当、修行を行いましたね!顔つきも凛々しく
なった様にも思います。何よりです』

『そう言ってくれると嬉しいよ。じゃリベン
ジ頼むよ、ミヨ!…其れとバトルが終わった
ら話したい事があるんだけど?』

『…分かりました。其れではリベンジ開始し
ます。スタンバイ願います』

『よっしゃ!俺は勝つ!!!』

 よしっ着いたか!
 おっ!スーイ発見!今度は挑発に乗らない
ぞ。集中力と判断力で必ず勝つ!

 俺は出て来る的を次々にこなし…よしっ、
そろそろだな。スーイが起き上がるのは…フ
フッ、やっぱり!ここからがラストスパート
だな!オラ・オラ・オラ、目にも止まらぬ速
さで撃って、撃ちまくった。

 其の時!スーイを見ると動きが変だった。
何故ならテンパり始めたのだ!このままー押
し切ってやる!
しおりを挟む

処理中です...