異世界時空戦記

Masanosuke

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高エネルギーの謎

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(強制退去したスバルの心にうつむきは無かっ
た。どうやったらウィルス最盛期を破壊する
事が出来るのかを、ひたすら考えていた)

『どうやら外部から侵入すると、その物のエ
ネルギー反応を吸収するみたいです。引き寄
せる力はその為にあるのかと思われます。も
しもあのまま吸い寄せられた場合、たとえウ
ルトラスーツとはいえ消滅の恐れがあります
ので、この辺の対策が必要かと思われます』

『ウィルスリセットシステムを投げつけた時、
微かだけど周りの光に変化があったんだよ。
その現象は何だろうなぁ?』

『恐らくシールドのガードが下がった反応で
は無いかと。その時は何個くらい投げました
か?』

『確か10個くらいかな!俺もとっさに掴ん
で投げたから正確には覚えてないけど、ひと
握りだと思うよ』

『もしこれが時限爆弾式なら可能かも知れま
せんね。一度ご実家に相談してみます。少し
お待ち下さい』

『時限爆弾式か…仕掛けるんだよな…仕掛け
るという事はそこまで近付くんだろ?いやー
無理でしょ!ていうか怖いな』

『通信終わりました。ご実家の結論を言いま
すと、非常に残念な結果になってしまいまし
た。…ウィール惑星の高エネルギーは消滅不
可との事です。現時点での対策が打てず困難
との事でした』

(その頃地球人達の争い、国々の戦争は終結
しつつあり、平穏な生活を取り戻すかに見え
た。一方で、スバルとミヨ達の対策はいかに
…)
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