異世界時空戦記

Masanosuke

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土星人ドーロー

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(ゲーツの目的はキラーキに土星の分のパネ
ルを造らせるのが狙いだった。其れは土星に
は泥しかない星だからである。意外に早く土
星に着いたゲーツは宇宙船のクリーンルーム。
土風呂の準備をしていた)

『さてと、身体が汚れますので湯でも沸かし
ますかねぇ。この星は何処もかしこも泥、泥
ですからねぇー。もぉー嫌になりますねぇ』

 ドロロロロロロッ!ドロロロロー!!

『如何やら気付きましたか。来ましたね!…
ドーローさんが来ましたね!!』

『ゲーツ、久しぶりだな。ゲーツ?元気にし
てたか、元気に?』

『フフフッお久ー!ドーロー。相変わらず最
初と最後の言葉が同じですねぇーフフフッ。
…何つって』

『ミヨから通信来たぞ!其れでなしに来たん
だ。ミヨから?』

『そうですか…通信の意味が分かっておられ
ない様なので、一から説明しますよ!』

(ゲーツは苦痛に思っていた。話にならない
かも知れないと。一から説明し始めたゲーツ。
どれくらいの時が流れたのであろう。説明の
連発)

『でして…、です。はいぃー!!』

『そうだったのか。其れは大変だな。そうだっ
たのか…分かった。協力するよ。でもそのパ
ネルを造る技術はないからね。分かった』

『其れについての問題は既に解決済みなので
ご安心下さい。金星キラーキさんに造ってい
ただく予定となっています』

『そっか。キラーキが、あいつキラキラして
るから苦手なんだよな。そっか!!』

(如何やら、どっちもどっちですね)

『なので御了承だけ頂ければ幸いです』

『いいよ、任せた。いいよ。話、変わるけど
海王星は行くのかい?話、変わるけど』

『海王星ですか?行く予定はありませんが何
故ですか?』

『別にないけど、カイオウは友なんだ!ずっ
と昔から、別にないけど』

『そうでしたか。其れは其れは友とはいいも
んですね!其れではこれにて失礼致しますよ。
いずれまた会う時まで!!』

『分かった。バイバイ。分かった』

(こうして了承を得たゲーツはこれでやっと
交渉任務が終わり月星に戻ることとなった。
一方その頃、スバルとミヨ達はエネルギーパ
ネルが星々に設置出来ることを聞きつけ安心
した。…かに思ってた時である)
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