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34 特殊
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「ってか、菊川の説明なんなんだよ?
相手が惹かれる便利機能?
そんな都市伝説ねぇから。
そんな機能があったら、選り取りみどりじゃねぇかよ。
つーか、俺が欲しいわっ」
笹部は、嗤いながらヤマに向き直る。
やけにスッキリした顔だな。
二人でここまで来たときは、珍しく神妙な顔をしていたのに。
よっぽど三枝に謝りたかったのか。
三枝も、無視していたとか言っていたしな。
まぁ、それだけ酷い言い方をしたんだろうから、その辺りは笹部の自業自得か。
「せやんなぁ。
松野君や竹居君は前からやけど、俺にかてラブレターが来るようになったのに・・・笹部君に渡してって言われたこと無いし」
「三枝、お前、今度プールのど真中に放り投げるぞ?」
屈託無い三枝の肩に手をまわし、笹部が脅しをかける。
三枝は笑いながら「ごめん、ごめん」と軽く流すような謝罪で誤魔化す。
それでも笹部は笑って許しているところを見ると。
うん、二人はすっかり元に戻ったようだ。
相手が惹かれる便利機能?
そんな都市伝説ねぇから。
そんな機能があったら、選り取りみどりじゃねぇかよ。
つーか、俺が欲しいわっ」
笹部は、嗤いながらヤマに向き直る。
やけにスッキリした顔だな。
二人でここまで来たときは、珍しく神妙な顔をしていたのに。
よっぽど三枝に謝りたかったのか。
三枝も、無視していたとか言っていたしな。
まぁ、それだけ酷い言い方をしたんだろうから、その辺りは笹部の自業自得か。
「せやんなぁ。
松野君や竹居君は前からやけど、俺にかてラブレターが来るようになったのに・・・笹部君に渡してって言われたこと無いし」
「三枝、お前、今度プールのど真中に放り投げるぞ?」
屈託無い三枝の肩に手をまわし、笹部が脅しをかける。
三枝は笑いながら「ごめん、ごめん」と軽く流すような謝罪で誤魔化す。
それでも笹部は笑って許しているところを見ると。
うん、二人はすっかり元に戻ったようだ。
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