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7 見世物
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ーーーーーショック。
でも、思った程じゃなかった。
一年かけて、飛鳥さんのプロフィールに目を通し、好みの料理も萩野に教わり、愛読書や映画も全部見た。
飛鳥さんの番になるために費やした日々は、元から不要だったとわかっても。
今の番は、ヤマだから。
Ωの俺が、これからの自分の全部を賭けたのはヤマだから。
番に『もしも』は存在しない。
「さすがに、Ωの発情フェロモンには抗えないし。
二人きりになる前に、フェロモン余波とか理由をつけてね。
社長には、屋敷から離れるようお願いして、こっそり抑制剤を使おうと思ってたのよ。
後からうなじを噛んで、一緒に嘘ついて貰えばいいかなって。
まさかこんなことになるとは思ってなくて、改めて迷惑かけてごめんなさい」
頭を下げる飛鳥さん。
気にしてませんと慌てる俺に、飛鳥さんは自分の覚悟を見せてくれた。
でも、思った程じゃなかった。
一年かけて、飛鳥さんのプロフィールに目を通し、好みの料理も萩野に教わり、愛読書や映画も全部見た。
飛鳥さんの番になるために費やした日々は、元から不要だったとわかっても。
今の番は、ヤマだから。
Ωの俺が、これからの自分の全部を賭けたのはヤマだから。
番に『もしも』は存在しない。
「さすがに、Ωの発情フェロモンには抗えないし。
二人きりになる前に、フェロモン余波とか理由をつけてね。
社長には、屋敷から離れるようお願いして、こっそり抑制剤を使おうと思ってたのよ。
後からうなじを噛んで、一緒に嘘ついて貰えばいいかなって。
まさかこんなことになるとは思ってなくて、改めて迷惑かけてごめんなさい」
頭を下げる飛鳥さん。
気にしてませんと慌てる俺に、飛鳥さんは自分の覚悟を見せてくれた。
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