ヘタレαにつかまりまして

三日月

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俺が辞書を片手に訳す間、机に頬杖をついて待つのはいつもの光景。
ヤマが「教えようか?」と言ってくれたことはあったが、解答まであっさり辿り着く過程が理解できず頭が着いていけなかった。
こんなヤマを負かそうなんて、俺も知らなかったとはいえ無謀なことを考えていたものだ。


「あのお二人は、昔からあぁなのか?」


飛鳥さんばかりかまって、清人さんやヤマには挨拶もしない。
同じ孫なのに、まるでいないような扱いだった。
清人さんについては、俺も詳しくはわからないが。
成績も優秀で、αとしての力も強いヤマを避けるのは理解できない。


「親戚も全部あんな感じかな。
父さんと結婚してからは、縁切りした筋もあるし。
まだここに顔出すだけばあ様達はましな方」

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