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「な、なんでそんな目で見るんだよ?
もう誰かと予定がいっぱいなのか?」
青冷め始めたヤマは、教科書を初見で頭に入れてしまう記憶力をうまく使いこなせていないらしい。
ヤマは、菊川家の敷地内でも校内でも常に俺の傍にいる。
学校にいる間、強固なヤマのフェロモンに守られ、本人にも張り付かれている俺に話しかけてくるのは松野、竹居、笹部、三枝。
トイレに行ったり、学級委員として職員室に呼ばれたりするときもこの四人の誰かはついてくる。
俺に水球をぶつけたα女子を含め、あの場で俺に敵意を持っていたαは全員、未だに俺の半径2m以内に入れない。
対象のαに波長を合わせた威嚇フェロモンをヤマが出しているらしい。
こう言うときの記憶力はかなり良いようで、一ヶ月近くたってもヤマは未だに根に持ち態度にまで表すから・・・特に投げたα女子は、気の毒なほど教室の居心地が悪そうだ。
こんな状態で、ヤマが知らない約束をいつ俺が取り付けるんだ?
もう誰かと予定がいっぱいなのか?」
青冷め始めたヤマは、教科書を初見で頭に入れてしまう記憶力をうまく使いこなせていないらしい。
ヤマは、菊川家の敷地内でも校内でも常に俺の傍にいる。
学校にいる間、強固なヤマのフェロモンに守られ、本人にも張り付かれている俺に話しかけてくるのは松野、竹居、笹部、三枝。
トイレに行ったり、学級委員として職員室に呼ばれたりするときもこの四人の誰かはついてくる。
俺に水球をぶつけたα女子を含め、あの場で俺に敵意を持っていたαは全員、未だに俺の半径2m以内に入れない。
対象のαに波長を合わせた威嚇フェロモンをヤマが出しているらしい。
こう言うときの記憶力はかなり良いようで、一ヶ月近くたってもヤマは未だに根に持ち態度にまで表すから・・・特に投げたα女子は、気の毒なほど教室の居心地が悪そうだ。
こんな状態で、ヤマが知らない約束をいつ俺が取り付けるんだ?
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