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19 対処
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「それだけ奏のことを番として大切にしてくれているから、なんでしょう?
菊川家なら、Ωに対して扱いが良いと選んだけれど、期待以上で私は嬉しいわ」
母さんまでが前向きだ。
「確かに、想像を遥かに越えて良すぎるくらい、です」
Ωとして分を弁えて、番のαに恥をかかせず、屋敷の中で静かに暮らす・・・が、俺の希望を含めた菊川家での生活の想像だったから。
桜宮財閥の預かりものとして大切に扱われても、決して相手を困らせるようなことはしないと自分を律していこうと決めていた。
でも、陽太さんも澪さんも、それに飛鳥さんは特に。
俺には優し過ぎるくらい。
清人さんは、正直、まだ苦手だけど。
遥馬さんとは、同じ家に入ったΩとしてもっと話をしてみたい。
仲良く家族として暮らしたいと思えるくらいに、よくしてもらっていた。
それに、ヤマ。
ヤマの番になれたことが、俺にとっては一番・・・
「フフっ、奏が相手を好きになれたのも嬉しいのよ」
「か、かぁさんっ」
顔どころか、俺の指先まで真っ赤に染め上がった。
菊川家なら、Ωに対して扱いが良いと選んだけれど、期待以上で私は嬉しいわ」
母さんまでが前向きだ。
「確かに、想像を遥かに越えて良すぎるくらい、です」
Ωとして分を弁えて、番のαに恥をかかせず、屋敷の中で静かに暮らす・・・が、俺の希望を含めた菊川家での生活の想像だったから。
桜宮財閥の預かりものとして大切に扱われても、決して相手を困らせるようなことはしないと自分を律していこうと決めていた。
でも、陽太さんも澪さんも、それに飛鳥さんは特に。
俺には優し過ぎるくらい。
清人さんは、正直、まだ苦手だけど。
遥馬さんとは、同じ家に入ったΩとしてもっと話をしてみたい。
仲良く家族として暮らしたいと思えるくらいに、よくしてもらっていた。
それに、ヤマ。
ヤマの番になれたことが、俺にとっては一番・・・
「フフっ、奏が相手を好きになれたのも嬉しいのよ」
「か、かぁさんっ」
顔どころか、俺の指先まで真っ赤に染め上がった。
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