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20 桜宮 side 倭人
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頭が重く、起きようとしているのに身体が思い通りに動かない。
重くて重くて堪らないのに、何かがぽっかり抜けた喪失感があって。
何が抜けたのか、考えれば考えるほど・・・なんでそれを探す必要があるのかもわからないから結局思い付かないまま。
凄く大切にしていたはずの何か、なんだけど。
なんだったんだろう。
諦めたら、少し身体が軽くなって、目を開けて。
見慣れないけど、見たことがある白色の天井。
なんで、俺、離れにいるんだ?
昔、長期間滞在する親戚用に建てて。
父さんと母さんが結婚してからは、親戚との交流が殆ど途絶えてるから使われなくなってたんじゃ・・・
「やっと目覚めたか、バカ息子」
視界に入ってきた父さんの顔。
何か心配をかけたんだな。
疲れてる。
「えっと、ごめんなさい。
心配かけたみたいで」
状況はわからないけど謝ってから、ゆっくり上半身を起こした。
物が片付いてるし、生活してる雰囲気がこの寝室にはある。
・・・益々、なんでここにいるのかが、さっぱり、わからないな。
重くて重くて堪らないのに、何かがぽっかり抜けた喪失感があって。
何が抜けたのか、考えれば考えるほど・・・なんでそれを探す必要があるのかもわからないから結局思い付かないまま。
凄く大切にしていたはずの何か、なんだけど。
なんだったんだろう。
諦めたら、少し身体が軽くなって、目を開けて。
見慣れないけど、見たことがある白色の天井。
なんで、俺、離れにいるんだ?
昔、長期間滞在する親戚用に建てて。
父さんと母さんが結婚してからは、親戚との交流が殆ど途絶えてるから使われなくなってたんじゃ・・・
「やっと目覚めたか、バカ息子」
視界に入ってきた父さんの顔。
何か心配をかけたんだな。
疲れてる。
「えっと、ごめんなさい。
心配かけたみたいで」
状況はわからないけど謝ってから、ゆっくり上半身を起こした。
物が片付いてるし、生活してる雰囲気がこの寝室にはある。
・・・益々、なんでここにいるのかが、さっぱり、わからないな。
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