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23 クラス替え
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「寄るなら覚悟を決めろって迫ってくる濃度がキツいし、俺の!俺の!ってアピールしすぎ。
生徒会長のフェロモンにまるっと抱えられた桜宮副生徒会長の近くで、お前らよく座っていられるな・・・」
杉本先輩も松野の向かいの席に戻り溜め息。
竹居から「慣れかな」と笑って答えられ、「慣れる質じゃないだろう」と更に深い溜め息をついていた。
いつもの快活な雰囲気は半減している。
随分αにはキツいフェロモンらしい。
ヤマの肩をつつくと、ヤマは口を尖らせながら渋々頷いてくれた。
「それにしても、樟葉先輩は、8組のαに詳しいんですね?」
副生徒会長とは言え、下の学年のクラスの特色まで把握して、俺達二人の新しいクラスも知っている。
松野達が話していたのか?
「私の弟がいるので・・・個性的な弟なので無理には頼めませんが、桜宮副生徒会長には出来れば番持ちのΩ同士ということで仲良くして欲しいです。
その番相手ともう一人のαは、昨日早速教育的指導を受けたので、大人しくしてるでしょう」
樟葉先輩は笹部に視線を送り、笹部は目を細目それに答える。
休んでいる間に、新しいクラスでも何かあったらしいな。
生徒会長のフェロモンにまるっと抱えられた桜宮副生徒会長の近くで、お前らよく座っていられるな・・・」
杉本先輩も松野の向かいの席に戻り溜め息。
竹居から「慣れかな」と笑って答えられ、「慣れる質じゃないだろう」と更に深い溜め息をついていた。
いつもの快活な雰囲気は半減している。
随分αにはキツいフェロモンらしい。
ヤマの肩をつつくと、ヤマは口を尖らせながら渋々頷いてくれた。
「それにしても、樟葉先輩は、8組のαに詳しいんですね?」
副生徒会長とは言え、下の学年のクラスの特色まで把握して、俺達二人の新しいクラスも知っている。
松野達が話していたのか?
「私の弟がいるので・・・個性的な弟なので無理には頼めませんが、桜宮副生徒会長には出来れば番持ちのΩ同士ということで仲良くして欲しいです。
その番相手ともう一人のαは、昨日早速教育的指導を受けたので、大人しくしてるでしょう」
樟葉先輩は笹部に視線を送り、笹部は目を細目それに答える。
休んでいる間に、新しいクラスでも何かあったらしいな。
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