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こちらが責められても仕方ないのに、三枝はこちらが心配になるくらい人が良すぎる。
婚約発表の当事者でもなく、フェロモンレイプの報道には個人情報に留意して情報規制をかけていたのに・・・
父さんも、萩野から三枝のことを知らされた上で名前を出したんだろうが。
わざわざ巻き込む必要はなかったんじゃないか?
そう言えば・・・
「三枝、さっき笹部に熱を測られていたが、体調が悪いのか?」
今朝は婚約発表でまた騒がせてしまうから、生徒会メンバーに集まって貰っていた。
笹部はいつも通り遅刻か、最後の一人と思っていたのに意外に早く。
部活に少し顔を出してから来た三枝を待ち構えて、席に着く前に額に手を当てて体温を計り体調を気にかけていた。
「俺は全然どうもないで?
笹部君がな。
学園祭の疲れが後から出るかもしれんからって、翌日はプールで泳ぐ前、振替休日なんかわざわざ何度やったかって気にして連絡もくれてな。
週明けの火曜からは、出会った場所で朝イチ計ってくれんねん」
隣を歩く笹部に「ほんまに大丈夫やで?」と三枝は続けるが・・・面倒見が良いと言うのは本当だったんだな。
婚約発表の当事者でもなく、フェロモンレイプの報道には個人情報に留意して情報規制をかけていたのに・・・
父さんも、萩野から三枝のことを知らされた上で名前を出したんだろうが。
わざわざ巻き込む必要はなかったんじゃないか?
そう言えば・・・
「三枝、さっき笹部に熱を測られていたが、体調が悪いのか?」
今朝は婚約発表でまた騒がせてしまうから、生徒会メンバーに集まって貰っていた。
笹部はいつも通り遅刻か、最後の一人と思っていたのに意外に早く。
部活に少し顔を出してから来た三枝を待ち構えて、席に着く前に額に手を当てて体温を計り体調を気にかけていた。
「俺は全然どうもないで?
笹部君がな。
学園祭の疲れが後から出るかもしれんからって、翌日はプールで泳ぐ前、振替休日なんかわざわざ何度やったかって気にして連絡もくれてな。
週明けの火曜からは、出会った場所で朝イチ計ってくれんねん」
隣を歩く笹部に「ほんまに大丈夫やで?」と三枝は続けるが・・・面倒見が良いと言うのは本当だったんだな。
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