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「菊川、やりすぎだろ・・・」
鞄を投げるような荒っぽさで机に置いた竹居の声に、力はない。
松野に至っては溜め息だ。
眉間の皺を押さえ、深く長い溜め息を吐いている。
「かなり抑えてるけど?」
ヤマの指が、俯いたままの俺のうなじを愛しげになぞるから、顔をあげるタイミングが掴めない。
呆れたり、羨ましがられたり。
いろんな視線が痛すぎる・・
発情の気配は無いが、「俺のもの」を確かめて動く指もヤマの声も嬉しさを隠しきれていない。
「ほんまにラブラブやなぁ」
三枝からは、ニコニコ微笑まれ。
そこには純粋な憧れしかないから、からかうなとも言えず。
「かなちゃん、耳まで赤いぜ?」
ニヤニヤ面白がっている笹部に、「だなぁ」と芝浦も相槌を打つ。
こんな状態で平然としていられるわけがないだろう!
鞄を投げるような荒っぽさで机に置いた竹居の声に、力はない。
松野に至っては溜め息だ。
眉間の皺を押さえ、深く長い溜め息を吐いている。
「かなり抑えてるけど?」
ヤマの指が、俯いたままの俺のうなじを愛しげになぞるから、顔をあげるタイミングが掴めない。
呆れたり、羨ましがられたり。
いろんな視線が痛すぎる・・
発情の気配は無いが、「俺のもの」を確かめて動く指もヤマの声も嬉しさを隠しきれていない。
「ほんまにラブラブやなぁ」
三枝からは、ニコニコ微笑まれ。
そこには純粋な憧れしかないから、からかうなとも言えず。
「かなちゃん、耳まで赤いぜ?」
ニヤニヤ面白がっている笹部に、「だなぁ」と芝浦も相槌を打つ。
こんな状態で平然としていられるわけがないだろう!
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