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29 初代
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「三枝く~ん、頑張ってぇ~」
三年生の女子生徒数名から、声援が上がり。
三枝はそちらに顔を向けると、ほっとした表情で「ありがとう」と手を小さく振り返す。
それを見た他の女子生徒や男子生徒が、負けじと声援を送り、暫くは声援が止まなかった。
流石、学園祭の功労者だな。
三枝の表情も、それに応える内に緊張が和らいできたように見える。
ヤマの記憶が戻ってすぐに、フェロモンレイプやΩへの不当な差別対策も兼ねて、風紀委員会を設立する提案書を作成。
その初代風紀委員長を含めた構成員全員をβに任せると学園長へ説明した時に、αが受け入れるか懸念されていたが・・・舞台袖から講堂を伺う限り、概ね好意的だ。
構成員は、各クラスからβが一名ずつ既に担任からの推薦を受けて内定。
打診された生徒は、αも含めて取り締まる側に回ることに当初怖じけずき、話を聞く前に辞退を願う者もいたようだが。
風紀委員長が三枝とわかると、皆快く引き受けたらしい。
三年生の女子生徒数名から、声援が上がり。
三枝はそちらに顔を向けると、ほっとした表情で「ありがとう」と手を小さく振り返す。
それを見た他の女子生徒や男子生徒が、負けじと声援を送り、暫くは声援が止まなかった。
流石、学園祭の功労者だな。
三枝の表情も、それに応える内に緊張が和らいできたように見える。
ヤマの記憶が戻ってすぐに、フェロモンレイプやΩへの不当な差別対策も兼ねて、風紀委員会を設立する提案書を作成。
その初代風紀委員長を含めた構成員全員をβに任せると学園長へ説明した時に、αが受け入れるか懸念されていたが・・・舞台袖から講堂を伺う限り、概ね好意的だ。
構成員は、各クラスからβが一名ずつ既に担任からの推薦を受けて内定。
打診された生徒は、αも含めて取り締まる側に回ることに当初怖じけずき、話を聞く前に辞退を願う者もいたようだが。
風紀委員長が三枝とわかると、皆快く引き受けたらしい。
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