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5 誕生日
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あぁ、後ろめたい、後ろめた過ぎる。
内容が内容だし、本当にいけないことだとわかりきっているのに。
こんなヤマの姿を見たら・・・
俺は、つい、黙って飲み込むべき願いを口にしてしまった。
「その・・・俺がヤマにして欲しいことじゃなく、て、だな。
俺がヤマにしたいこと、なら、ある、んだが・・・」
後ろめたすぎて、声も掠れて。
ヤマの顔を見れなくなって、握られた手の甲に視線を落とした。
こんな狡い言い方をしたら、ヤマならどう答えるかわかっているのに。
「カナが、俺に?
そんなことなら、誕生日じゃなくてもいつでも言ってくれたら良いのに・・・
カナが俺にしたいこと、何でもしていいよ?」
不思議そうに、でも予想通り一切の躊躇なく受け入れてくれるヤマの声が耳に届いた。
うわぁっ・・・言質が取れてしまった!
内容が内容だし、本当にいけないことだとわかりきっているのに。
こんなヤマの姿を見たら・・・
俺は、つい、黙って飲み込むべき願いを口にしてしまった。
「その・・・俺がヤマにして欲しいことじゃなく、て、だな。
俺がヤマにしたいこと、なら、ある、んだが・・・」
後ろめたすぎて、声も掠れて。
ヤマの顔を見れなくなって、握られた手の甲に視線を落とした。
こんな狡い言い方をしたら、ヤマならどう答えるかわかっているのに。
「カナが、俺に?
そんなことなら、誕生日じゃなくてもいつでも言ってくれたら良いのに・・・
カナが俺にしたいこと、何でもしていいよ?」
不思議そうに、でも予想通り一切の躊躇なく受け入れてくれるヤマの声が耳に届いた。
うわぁっ・・・言質が取れてしまった!
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