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‥
嫌な夢
目を覚ますと、そこはギルドの酒場の長椅子で、
昨日、無理を言って、ギルドの屋内に泊まらせてもらった事を思い出した。
『もう、俺の前に現れるなーー』
彼にーーヨルに昨日酷いことを言ってしまった。
結局俺は傷つけてばかりだ
チャラそうな人に連れて行かれるヨルを見て、友達ができたんだとか、
幸せに暮らしてるのかとか、
聞きたいことがいっぱいあったはずなのに
馬鹿だな‥俺
だけど、これでいい。
これでヨルが俺を嫌いになってくれれば、それでよかったんだ
「起きた‥?」
「っ、あ、‥はい‥」
椅子の背からひょこっと顔を出す魔道士に驚く。
いつから‥
「おはよ。ねえ、ライ。昨日のあの人‥知り合い‥?」
「おはよう、ございます‥‥昔に、少しだけ顔見知りで‥」
「ふーん‥ただならぬ雰囲気だったから、もしかしたら、ライもそうなのかと」
「‥」
そうって‥どういう‥
じっと魔道士を見つめていると、
それに気づいたのか、首を傾げて俺を見る魔道士。
「あ、ライ」
「‥はい、」
「俺、昨日、しちゃった」
「‥はい?」
しちゃったって、何を
嫌な夢
目を覚ますと、そこはギルドの酒場の長椅子で、
昨日、無理を言って、ギルドの屋内に泊まらせてもらった事を思い出した。
『もう、俺の前に現れるなーー』
彼にーーヨルに昨日酷いことを言ってしまった。
結局俺は傷つけてばかりだ
チャラそうな人に連れて行かれるヨルを見て、友達ができたんだとか、
幸せに暮らしてるのかとか、
聞きたいことがいっぱいあったはずなのに
馬鹿だな‥俺
だけど、これでいい。
これでヨルが俺を嫌いになってくれれば、それでよかったんだ
「起きた‥?」
「っ、あ、‥はい‥」
椅子の背からひょこっと顔を出す魔道士に驚く。
いつから‥
「おはよ。ねえ、ライ。昨日のあの人‥知り合い‥?」
「おはよう、ございます‥‥昔に、少しだけ顔見知りで‥」
「ふーん‥ただならぬ雰囲気だったから、もしかしたら、ライもそうなのかと」
「‥」
そうって‥どういう‥
じっと魔道士を見つめていると、
それに気づいたのか、首を傾げて俺を見る魔道士。
「あ、ライ」
「‥はい、」
「俺、昨日、しちゃった」
「‥はい?」
しちゃったって、何を
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