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第1章 ギルド受付嬢の日常
第29話 探しにきた
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突然ギルドに現れた、王都からやってきたジュストという騎士。彼はアレイスさんを探している。
「……その魔術を使った人なら、もうここにはいません。依頼を受けて出発しましたから」
「出発した? ……一足違いか、まあいい。その男が戻ったら、ジュストが会いに来たと伝えろ。俺はしばらくミルデンの宿に滞在している。お前と再会できることを楽しみにしていると言え」
ジュストさんは一方的に伝言を伝えると、マントを大げさに翻してギルドから出て行った。私は胸がばくばくとして、手の震えが収まらない。あの男はきっと、アレイスさんを連れ戻しに来たんだ。でもどうして今更、王都の人達がアレイスさんを探しているのだろう? アレイスさんが王都を出てから、かなり時が経っているはずだ。
私の心に不安が広がる。アレイスさんは王都に戻ってしまうのだろうか。それとも、王都に戻るのが嫌だからとまた別の場所に行ってしまうのかもしれない。
せっかく仲良くなれたのに、彼がいなくなってしまう。そう思うと私の心はずんと重しが乗ったようになってしまった。
頼まれて描いている彼の絵は、ひょっとしたらあれ一枚で終わってしまうのだろうか。
♢♢♢
アレイスさんは三日後に依頼先から戻って来た。
「――それで、ジュストさんから『お前と再会できることを楽しみにしている』と言われて……」
私はアレイスさんに、ジュストさんからの伝言を伝えた。アレイスさんはジュスト、という名前を聞いた瞬間に何度かまばたきをした後、ずっと無表情のまま私の話を聞いていた。
「ありがとう、エルナ。ジュストとは王都にいた頃からの長い付き合いなんだ。あいつは前も僕を訪ねてきて、王都に戻って来いと説得しに来たんだ。彼の相手をする必要はないからね」
「でも……ジュストさんはしばらくミルデンに滞在しているそうです。またここに来るんじゃないでしょうか?」
アレイスさんはぎこちない笑顔を私に向けた。
「来たら追い返すよ。ジュストは恐らく、僕の家族から頼まれて来ているんだ。前もそんなことを言っていたからね」
「アレイスさんのご家族から……それって、無視してもいいんでしょうか? ごめんなさい、余計なことかもしれないんですけど」
「いや、構わないよ。王都から離れた後、家族とは連絡を取ってないからね。だからジュストを使ってこんな所まで探しに来させているんだろう。とにかく、このことについては気にしないで。それよりもエルナ、絵のことなんだけど次、いつ空いてる?」
アレイスさんは話を逸らすように、絵を描く約束のことに話題を変えた。ここでは人の目もあるし、これ以上聞くのはよくない。とりあえず私は、次にアレイスさんの家を訪ねる約束をした。彼の家でなら、もう少し詳しい話を聞けるかもしれない。
♢♢♢
後日私は再び、アレイスさんの家を訪ねた。ジュストさんはあの後ギルドには現れていなかった。彼の目撃情報はあちこちから飛び込んできた。王都の紋章をつけた近衛騎士がウロウロしているのだから、目立つのは当たり前だ。そのせいでミルデンの衛兵がピリピリしているらしいとも聞いた。近衛騎士団は王族を守る人達なので、普通の衛兵とは生まれも育ちも当然違う。ジュストさんのような人が街をうろついていたら、彼らも落ち着かないだろう。
「やあ、いらっしゃい! 待ってたよ」
今日のアレイスさんは、ちゃんと玄関から出てきた。髪を一つ結びにして、ラフなシャツ姿なのは前回と同じだ。私もいつもと同じ服装だけど、今回は色を塗る作業なのでエプロンも持参してきた。それともう一つ、持ってきたものがある。
「こんにちは、アレイスさん。あの、良かったらこれ……サンドイッチです。後でお腹がすくかと思って」
私は持ち手がついた木の籠をアレイスさんに差し出した。籠の中にはサンドイッチを入れている。今朝私が作ったものだ。作ったと言っても、ありあわせの材料をパンに挟んだだけのもの。薄くスライスしたパンにバターを塗り、チーズとハム、トマト、レタスを挟んでカットしただけだ。もう一種類はバターにイチゴジャムを塗ったものにした。このイチゴジャムは家で採れたイチゴを使い、私が以前作ったもの。果肉がたっぷりでとっても美味しい。
差し入れとしては簡単すぎるものなのでちょっと心配だったけど、アレイスさんはサンドイッチを見て目を輝かせた。
「わあ、凄く美味しそうだね! 今すぐにでも食べたいよ」
「これは後で食べるんです! 前回絵を描いてたらお腹がすいちゃったので、何か食べるものがあった方がいいかと思って」
「あ、そうだったね。僕が何か用意しておくべきだったな」
「気にしないでください。余りものなので味は期待しないでくださいね」
「エルナが作ったんでしょ? 美味しいに決まってるよ!」
籠の中を覗きながら笑うアレイスさんを見ていると、なんだか私も嬉しくなった。
早速二階の部屋へ移動し、前回の絵の続きを始める。下絵はもうできているので、次は色を付ける作業だ。私は画家じゃないから、どう頑張ったって本格的な絵にはならないだろう。だけどアレイスさんの元気な姿、彼の笑顔をしっかりと絵に残してあげたい。アレイスさんのお祖父さんが私の絵を見て、アレイスさんを思い出してもらいたい。
色は絵の具を水で伸ばし、混ぜながら作っていく。背景は青空がいい。アレイスさんの宝石みたいな青い瞳には、青空が似合う。
しばらく無言の時間が続いた後、私は少し休憩しようと手を止めた。
「アレイスさん、そう言えばジュストさんとは会いましたか?」
「ああ……彼ね。実はあの後家まで訪ねてきたんだ」
「ここに、来たんですか!?」
驚いて聞き返すと、アレイスさんは苦笑いを浮かべていた。
「咄嗟に隠れたから、会ってはいないよ。でもまた来るかもしれないね」
「また来たら……どうします?」
「うーん……いつまでも逃げているわけにもいかないしなあ」
「あの……ジュストさんがそうまでしてアレイスさんを探しているのって、何か大事な用でもあるんじゃないですか?」
私はずっと気になっていたことを、思い切って彼に聞いてみることにした。
「……その魔術を使った人なら、もうここにはいません。依頼を受けて出発しましたから」
「出発した? ……一足違いか、まあいい。その男が戻ったら、ジュストが会いに来たと伝えろ。俺はしばらくミルデンの宿に滞在している。お前と再会できることを楽しみにしていると言え」
ジュストさんは一方的に伝言を伝えると、マントを大げさに翻してギルドから出て行った。私は胸がばくばくとして、手の震えが収まらない。あの男はきっと、アレイスさんを連れ戻しに来たんだ。でもどうして今更、王都の人達がアレイスさんを探しているのだろう? アレイスさんが王都を出てから、かなり時が経っているはずだ。
私の心に不安が広がる。アレイスさんは王都に戻ってしまうのだろうか。それとも、王都に戻るのが嫌だからとまた別の場所に行ってしまうのかもしれない。
せっかく仲良くなれたのに、彼がいなくなってしまう。そう思うと私の心はずんと重しが乗ったようになってしまった。
頼まれて描いている彼の絵は、ひょっとしたらあれ一枚で終わってしまうのだろうか。
♢♢♢
アレイスさんは三日後に依頼先から戻って来た。
「――それで、ジュストさんから『お前と再会できることを楽しみにしている』と言われて……」
私はアレイスさんに、ジュストさんからの伝言を伝えた。アレイスさんはジュスト、という名前を聞いた瞬間に何度かまばたきをした後、ずっと無表情のまま私の話を聞いていた。
「ありがとう、エルナ。ジュストとは王都にいた頃からの長い付き合いなんだ。あいつは前も僕を訪ねてきて、王都に戻って来いと説得しに来たんだ。彼の相手をする必要はないからね」
「でも……ジュストさんはしばらくミルデンに滞在しているそうです。またここに来るんじゃないでしょうか?」
アレイスさんはぎこちない笑顔を私に向けた。
「来たら追い返すよ。ジュストは恐らく、僕の家族から頼まれて来ているんだ。前もそんなことを言っていたからね」
「アレイスさんのご家族から……それって、無視してもいいんでしょうか? ごめんなさい、余計なことかもしれないんですけど」
「いや、構わないよ。王都から離れた後、家族とは連絡を取ってないからね。だからジュストを使ってこんな所まで探しに来させているんだろう。とにかく、このことについては気にしないで。それよりもエルナ、絵のことなんだけど次、いつ空いてる?」
アレイスさんは話を逸らすように、絵を描く約束のことに話題を変えた。ここでは人の目もあるし、これ以上聞くのはよくない。とりあえず私は、次にアレイスさんの家を訪ねる約束をした。彼の家でなら、もう少し詳しい話を聞けるかもしれない。
♢♢♢
後日私は再び、アレイスさんの家を訪ねた。ジュストさんはあの後ギルドには現れていなかった。彼の目撃情報はあちこちから飛び込んできた。王都の紋章をつけた近衛騎士がウロウロしているのだから、目立つのは当たり前だ。そのせいでミルデンの衛兵がピリピリしているらしいとも聞いた。近衛騎士団は王族を守る人達なので、普通の衛兵とは生まれも育ちも当然違う。ジュストさんのような人が街をうろついていたら、彼らも落ち着かないだろう。
「やあ、いらっしゃい! 待ってたよ」
今日のアレイスさんは、ちゃんと玄関から出てきた。髪を一つ結びにして、ラフなシャツ姿なのは前回と同じだ。私もいつもと同じ服装だけど、今回は色を塗る作業なのでエプロンも持参してきた。それともう一つ、持ってきたものがある。
「こんにちは、アレイスさん。あの、良かったらこれ……サンドイッチです。後でお腹がすくかと思って」
私は持ち手がついた木の籠をアレイスさんに差し出した。籠の中にはサンドイッチを入れている。今朝私が作ったものだ。作ったと言っても、ありあわせの材料をパンに挟んだだけのもの。薄くスライスしたパンにバターを塗り、チーズとハム、トマト、レタスを挟んでカットしただけだ。もう一種類はバターにイチゴジャムを塗ったものにした。このイチゴジャムは家で採れたイチゴを使い、私が以前作ったもの。果肉がたっぷりでとっても美味しい。
差し入れとしては簡単すぎるものなのでちょっと心配だったけど、アレイスさんはサンドイッチを見て目を輝かせた。
「わあ、凄く美味しそうだね! 今すぐにでも食べたいよ」
「これは後で食べるんです! 前回絵を描いてたらお腹がすいちゃったので、何か食べるものがあった方がいいかと思って」
「あ、そうだったね。僕が何か用意しておくべきだったな」
「気にしないでください。余りものなので味は期待しないでくださいね」
「エルナが作ったんでしょ? 美味しいに決まってるよ!」
籠の中を覗きながら笑うアレイスさんを見ていると、なんだか私も嬉しくなった。
早速二階の部屋へ移動し、前回の絵の続きを始める。下絵はもうできているので、次は色を付ける作業だ。私は画家じゃないから、どう頑張ったって本格的な絵にはならないだろう。だけどアレイスさんの元気な姿、彼の笑顔をしっかりと絵に残してあげたい。アレイスさんのお祖父さんが私の絵を見て、アレイスさんを思い出してもらいたい。
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「ああ……彼ね。実はあの後家まで訪ねてきたんだ」
「ここに、来たんですか!?」
驚いて聞き返すと、アレイスさんは苦笑いを浮かべていた。
「咄嗟に隠れたから、会ってはいないよ。でもまた来るかもしれないね」
「また来たら……どうします?」
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