グラサン幼女の異世界とらべるっ! ~最強の【魔眼】を宿す転生幼女は、もふかわ神獣を連れてスローライフな旅路を楽しみます~

空戯ケイ

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第1章 始まりの街『グリィト』

第2話  【魔眼】の力、しゅごい

「な、なにこれ……!? こ、この美少女ならぬ美幼女が、わたし!?」

 姿見に張り付いて、じ~~っと自分の顔とにらめっこする。
 色んな角度から至近距離で眺めても、目を見張るような整った顔のキラキラ幼女が映るばかりだった。

 見たところ、年齢は六歳くらい?
 我ながら、驚愕している表情すら愛らしい。

「しかも瞳は左右で違うオッドアイだし、髪は煌びやかな長いゆるふわ金髪だし、アホ毛が跳ねる幼女だし……可愛いキャラ属性詰め込みすぎじゃない!?」

 まるで人気のアニメキャラの要素を融合させたら出来上がったみたいな感じだ。
 どうせお前らこういうのが好きなんだろ? っていうあざといキャラ造形。
 わたしは心の底から断言しよう。
 こんな金髪幼女が大好きだよ!!

「前世は冴えない根暗な芋女だったのに、まさかこんな麗しい幼女に転生するなんて!? や、やば、異世界、捨てたモンじゃないかも、ふひひ……っ!」

 会社と自宅の往復でロクにオシャレもできず、何ならお風呂に入ることすらできない日も珍しくない社畜街道まっしぐらな人生だった。
 寝不足と疲労で肌は荒れるし、食生活の乱れでニキビもできるし、パソコンに向かい続けてるから猫背のストレートネックになるし、ボサついた髪の地味女だったし……。
 ヤバイ、自分で言ってて泣きそう。

 と、とにかく!
 色々と諦めてた人生だったけど、わたしはこの異世界で新たな人生を切り開くのだ!
 最初は、いきなり死亡宣告とかマジかー、と他人事のように思ってたけど、今となってはこの幼女に感謝かもしれない!
 グッジョブ、『ランダム転生魔法』!!

「うん! うんっ! ぱっちりお目目でどこから見ても可愛いし、体を動かすたびにふんわりお花の香りが漂ってくるし! 金髪オッドアイ幼女最高ぉーーっ!!」

 姿見の前でくるりと一回転したり、可愛くウィンクをしたり、キュートなポージングを取ってみたりする。
 そして、そのどれもが百点満点! 超可愛い!!
 キューン! と心がときめいている!!

「はあぁ~! 最高! 最っ高だぁ! こんな激カワ幼女に転生させてくれてありがとうアスティアーネ様~!!」

 あまりの歓喜に感情が高ぶる。
 転生した直後から超絶幸せオーラ全開だ。
 こんな可愛い幼女なら、きっと順風満帆な最高に楽しい人生を送れるはずっ!!

 今後歩むであろう華やかな人生を思い描いていると。
 不意に、わたしの右目――深紅に染まる瞳がキィンと赤く輝いた。同時に、右目がじんわりと熱を帯び始めた。
 次の瞬間。

 ――――ボッ。

「ん?」

 なにか不思議な音が聞こえた気がする。
 わたしが万歳してアスティアーネ様へ感謝の念を送っていると、鼻先に炎が舞い上がった。

 ――――ボオオォォォオオオオッ!!

「あああ熱ぁぁーっ!!?」

 えっ、えっ、なにこれ!? 
 炎!?
 ぎゃあああー!! 姿見が燃えてるーー!!?
 い、いいいいきなりどうして出火したの!?
 火元は! 火元はどこーっ!?

「ど、どどどどどどうしようっ!? と、とにかく消化しないと! え、えーと、水水みずー!?」

 あたふたと周囲を見回してみても、水はない。
 なんか薬品が入った試験管みたいなのはあるけど、そんな少量の液体じゃこの炎を鎮火させるには遠く及ばない。

「だ、だだだったら水道水!? いや、ここ異世界だ! 異世界にも水道通ってる!?」

 ――ボォォオオオオオオオオオオッ!!!

「ひゃぁああああああ!! さ、さらに火の勢いがぁああああー!!」

 頭を抱えながら混乱するわたし。
 燃え盛る炎の隙間から反射する鏡に、わたしの顔の左側が映った。
 そして、その左目――青い瞳が疼くように光っている。

「な、なに……左目がなんか、しゃばしゃばする……?」

 まるで目薬を連続で落とされたような感覚。
 左目の視界がどんどん滲み出し、視野が一気にぼやける。
 その瞬間、目の前でごうごうと燃えていた炎の上から、バシャー!! と大量の水が溢れだした。

「うわわわっ!? こ、今度はなにぃっ!?」

 降ってきた水はまさにバケツをひっくり返したような激流で炎を飲み込んで消火し、床に飛び散ってわたしの体を濡らした。
 あまりの衝撃に、すてーん! と尻餅をついて転んでしまう。
 直後、足やお尻に感じる冷たい水の感触。

 あっという間に水浸しになった一室で、わたしはポカンと呆気に取られた。

「な、なな、なんなの、これ……? さ、さっきから一体、何が起こってるの……!?」

 混乱して呆然とするわたしの脳内に、突如声が響く。

《もっしもーし! 聞こえますかー?》
「ふひゃ!?」
《あ、大丈夫そうですねー! 私です、私! 女神アスティアーネですー!》
「え、アスティアーネ様!?」

 響いてきたのは、天界で土下座謝罪していた女神様だった。
 さっきぶりの再会だ。

《無事に幼女の肉体に魂が定着したようですね。いきなり幼女ボディで過ごすのは大変かもしれませんが、まあそのうち慣れるでしょう。ちなみに、現時点で何か問題とかありますか?》
「ありますよ! 超絶ウルトラ大問題が発生してますよ!!」

 わたしはバッと立ち上がる。
 ひび割れた燃えカスのような姿見を指差し、問いただすように大声を上げた。

「さっきいきなりこの姿見が発火したんですよ! それはもう凄い勢いで火の手が上がって! どうしようかとパニクってたら、今度は上から水が降ってきたんです! おかげで火は消えましたけど、わたしもろとも部屋中びしょびしょですよ! これ何が起こってるんですか!?」

 異世界モノの定番の、魔法ってやつ?
 でもわたし魔法なんて発動してないんですけど!

 アスティアーネ様は「ハイハイ」と納得したように相槌を打った。

《それを説明しようと思って連絡を差し上げたんです。アイリさんが仰られたトラブルは、その幼女の肉体が持つ先天的な特異体質なんですよ。いや、幼女の『瞳』が、と言った方がより正確ですかね》
「瞳……? このオッドアイのことですか?」

 アスティアーネ様は、肯定の返事をした。

《幼女の瞳は、『虹の魔眼』と呼ばれるものです。その魔眼が少々厄介でしてね……。あ、アイリさんにも分かりやすくなるよう私の方でシステムをイジって、『ステータス画面』を作ったので、それで確認してみてください。あ、ちなみにこの世界に『ステータス画面』という概念はありませんので他の方のステータスは確認できませんし、その画面はアイリさんしか見れないのでご注意を》
「ステータス、画面?」

 それって、異世界系の小説で定番のアレ?

 試しに、ステータス画面が出るよう念じてみる。
 すると、目の前にウィンドウ画面が表示された。

 ―――――――――――――――――――
【名前】:アイリ=ミズキ (肉体:セリエーヌ=フェルマーレ)
【年齢】:六歳
恩恵ギフト】:虹の魔眼
【ユニークスキル】:神のサングラスLv.1、鑑定、言語翻訳
 ―――――――――――――――――――

「うわ、なんか出てきた!?」

 やや透けたウィンドウ画面。
 手をかざしてみるけどすり抜ける。
 ホログラムみたいだ。

「えっと、これがわたしのステータスか。わたしの名前と……セリエーヌ=フェルマーレ、ってのはこの幼女の名前かな?」

 わたしは異世界に転生したものの、この肉体はついさっきまでこの異世界で生きていた人間のものだ。
 この体の持ち主である幼女の素性は全く分からないけど、名前は『セリエーヌ』というらしい。

「他にも項目があるな。年齢は六歳か。まあ見た目通りの年齢だね。だけど、下にある『恩恵ギフト』ってのはなに?」
《『恩恵ギフト』というのは、この世界の神々が授ける特殊な才覚のことですねー。先天的に獲得している、いわゆる『天賦の才』ってやつです。『神の寵児』とも呼ばれるでしょう》

 なるほどね。
 今風に言うなら異世界のギフテッドみたいなものか。

「で、わたしが持ってる恩恵ギフトっていうのが、『虹の魔眼』ってやつか。これはどういう能力があるんですか?」
《ステータス画面をタッチしてみてください。詳しい情報が見れますよ》

 言われた通り、『虹の魔眼』と表示された箇所に触れてみる。
 すると、上から新しいウィンドウ画面がポップアップされた。

 ―――――――――――――――――――
【虹の魔眼】:七色に変化し、七種の属性を操る超高等魔法を発動することができる。しかし、出力を誤れば大魔法が暴発してしまうので、魔法に関する高度な知識と正確な制御が必要。
 ―――――――――――――――――――

 眉間にしわを寄せ、文章を凝視した。

「『虹の魔眼』は、七属性を操る超高等魔法で……制御できなかったら、大魔法が暴発っ!?」

 瞬時に脳裏に蘇る、ついさっきの出来事。
 姿見が突如発火したり、その直後大きな水の塊が降ってきて鎮火したり……。
 ハッ、まさか!
 あれってもしかして、わたしの持つ『魔眼』が原因だったの!?

 焼け焦げた姿見の燃え残った鏡部分に顔を近付ける。
 鏡に映る金髪幼女は、綺麗なオッドアイをしていた。
 右目が、左目が

 点と点が、線で繋がった。

「つ、つまり、わたしの赤い右目から炎魔法が暴発して、同じく青い左目から水魔法が暴発する、ってこと!? さっきの一連の事故は、このオッドアイの『魔眼』の暴発が原因だったのか!?」
《そういうことですね! だいたいこういう暴発は感情の高ぶりによって発生するんですけど、アイリさん何か喜怒哀楽の感情のどれか爆発させたりしました?》
「え、ええと……異世界の金髪幼女に転生できて超舞い上がっちゃってました、ね……」

 うぅ、改めて口に出すと恥ずかしい。
 顔から煙が出そう。
 ただ、アスティアーネ様の反応は特に変わらなかった。

《ふむふむ、ならそれが原因でしょうね。アイリさんの喜びの感情が高ぶってしまった結果、『虹の魔眼』が暴発して炎魔法と水魔法が飛び出してきたんだと思いますよ》
「そ、そんな……! じゃあこの先、わたしは自分の感情を抑制して生き続けなきゃいけないってことなの……!? そんなのあんまりだよ! せっかく異世界に転生して、こーんな可愛い幼女ボディも手に入れたっていうのに……!!」

 ガクッ……と膝から崩れ落ちる。
 orzの姿勢で、目の前が真っ暗になる感覚に襲われる。

 だけど、アスティアーネ様は明るい声で言った。

《安心してくださいアイリさん! 『魔眼の暴発』問題を解決するため、私がとーっておきのスキルを授けたのですから! 『ユニークスキル』の欄を見てくださいな!》
「うぅ……ユニーク、スキル……?」

 ゆっくりと顔を上げ、ステータス画面を再度見た。
 最下部に、『ユニークスキル』の項目があり、その右側には三つのスキル名が並んでいた。

「えっと、『鑑定』と『言語翻訳』はよくあるスキルだし、文字通りの効果があるんだろうけど……」

 三つあるスキルの内、二つは定番のスキルだった。
 が、残る一つが異彩を放っている。

「神のサングラスLv.1……? なんじゃこりゃ」

 さっきと同じ要領で、ステータス画面をタッチしてみる。

 ―――――――――――――――――――
【神のサングラスLv.1】:女神アスティアーネの加護が付与されたサングラス型の神器。これをかけると、魔眼の暴発を無効化することができる。レベル上昇につき、新たな形態のサングラスが召喚できる。
 ―――――――――――――――――――

 その内容を読み、わたしは反射的に飛び起きた。

「――――って、ええっ!? サ、サングラスをかけたら魔眼の暴発を無効化できるの!?」

 たった今、『魔眼の暴発』問題によって絶望の淵に突き落とされていたわたしにとって、このスキルはまさに一筋の光明!
 得意気な声が脳に響く。

《ふふん! 驚きましたか? 魔眼の暴発を無効化するべく、私が一から作り上げたスキルです! 早速使ってみてくださいな!》
「わ、分かりました!」

 わたしは『神のサングラス』を使うイメージで、手のひらを広げた。
 すると、手のひらの上がぽわわっと光り、ポンッと一つのサングラスが出現する。

「わっ、出てきた! これが、神のサングラス……!」

 見た目は普通のサングラスだ。
 四角い形のレンズで、真っ黒に染まっている。

 すると、鑑定が発動した。

 ―――――――――――――――――――
【ノーマルサングラス】:女神アスティアーネの加護が付与された特殊なサングラス。このサングラスをかけると、魔眼の暴発を完全に無効化できる。このサングラスの譲渡・売却・紛失・破壊は不可能。また、このサングラスはアイリ=ミズキにしか着用できない。
 ―――――――――――――――――――

「ノーマルサングラス……一番ベーシックなタイプのサングラスってことかな?」

 わたしはサングラスのフレーム部分を両手でつまみ、覚悟を決める。

「ではいざ、サングラス――装着っ!」

 意を決してサングラスを装着した!
 閉じた目を恐る恐る開けると、視界には薄く黒色に染まった部屋の景色が見えた。

「…………うん、普通のサングラスだ」

 ぱちぱちと瞬きをしてみるけど、何も違和感はない。
 姿見で確認したら、サングラスをした金髪幼女の姿が映っていた。
 可愛らしさとファンキーさを併せ持った風貌だ。
 ただ、ちょっとサングラスが大きくてぶかぶかな感じはする。

《おおー! よくお似合いですよアイリさん!》
「そ、そう?」

 これ似合ってるのか?
 まあ元の幼女の体が可愛さ満点だからサングラスをかけてても全然可愛いけど……ちょっと怪しさオーラはあるよね。

「でも、これで魔眼の暴発を抑えられるんだったら、使わない手はないか。さっきみたいに意図しない所で火事が発生したら最悪だし」

 それに鑑定文を見るとこのサングラスは譲渡もできないし、失くしてもすぐに戻ってくるから、紛失や盗難の心配もない。破壊もできないみたいなので雑に扱ってもへっちゃらだ。
 ただ、どうしても気になることが一つ。

「ところで……なぜにサングラス?」

 魔眼の暴発を無効化してくれる神器は嬉しいんだけど、何で寄りによってサングラスなのだろうか。
 サングラスの形状にできるなら、普通にメガネとかで良かったような気がするんだけど。
 もっと言うとコンタクトレンズとかにしてくれたら、さらに便利だった気がするんだけど!

 その質問に対して、アスティアーネ様はやや興奮したように早口で答えた。

《え、だってカッコいいじゃないですか! サングラスかけてると、ミステリアスな雰囲気だったり、ハードボイルドな印象がありますよね! 私、グラサンをかけた、BARでブランデーを飲んでるハードボイルドなイケオジ大好きなんですよー! 大人の雰囲気で、めっちゃカッコよくないですか!? そんなダンディーなイケオジと薄暗いBARのカウンターに並んで座って、一杯お酒を奢ってもらうのが私の夢なんですー! きゃー!!》
「いや、それただのアスティアーネ様の趣味じゃないですか!? 急に性癖暴露しないでくれます!?」

 てか、わたし全然ハードボイルドの体じゃないし!
 ダンディーな大人男性とは対極の位置にいる、ゆるふわ金髪幼女ですよ!?

《まあまあ、良いじゃないですかー! それがあれば少なくとも魔眼に悩むことはなくなるんですから! それじゃあ、私はこの辺りで! また気が向いたら連絡しますねー!》
「あ、ちょっと! ……消えちゃった」

 ブツン、と通信が切断されるような感覚。
 シーンと静かな一室に一人取り残される。

 だけどわたしは、ぐっと拳を握った。

「魔眼の暴発体質とか厄介な属性が組み込まれてるけど……せっかくの幼女転生、これしきの理不尽でめげてなるものか!」

 そして、大きく拳を突き上げる。

「わたしは――『グラサン幼女』として最高の異世界生活を送ってやるぞぉおおおおお!!」

 異世界の廃屋で一人、金髪幼女に似合わぬ大きなグラサンを光らせながら。
 わたしはこの世界――アストルに向けて、確固たる生き様を宣言するのだった。


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