グラサン幼女の異世界とらべるっ! ~最強の【魔眼】を宿す転生幼女は、もふかわ神獣を連れてスローライフな旅路を楽しみます~

空戯ケイ

文字の大きさ
14 / 44
第1章 始まりの街『グリィト』

第13話  異世界のパンはめちゃ美味い!

 無事に冒険者として身分証ギルドカードを手に入れたわたしは、意気揚々とグリィトの街に飛び出していた。

 石畳で整えられた街の通りを、はしゃぎながら駆け抜ける。

「わあ、すごいすごーい! まさにわたしがイメージしてた異世界の街並みだー!!」

 シュバババと手当たり次第に店や風景を高速で見て回る。
 街行く人たちに見られている気がするけど、今は羞恥よりも好奇心が圧勝していた。

 え、冒険者になったならまずはクエストだろって?
 いやいや、冒険者になったのはギルドカードが欲しかっただけですよ?

 わたしの目的は異世界の旅! それから巻物スクロール集め!
 色んな異世界の街を巡って冒険したいとは思うけど、まずは最初の街であるこのグリィトをじっくり堪能しないとね!

「ほう、人間の街も様変わりしたものじゃのう」

 わたしの後ろを着いてくるモッフィが感慨深そうに呟く。
 ミニサイズのモッフィがとてとてと道を歩く姿は見てるだけで癒される。
 神獣だということを忘れてしまいそうだ。

「千年前はもっと違う景色だったの?」
「うむ。基礎的な造り自体はそう変わっておらぬかもしれんが、我が眠りにつく前のこの辺りの人里はもっと貧相で脆弱な建物ばかりじゃったぞ」

 まあ、千年も経ったら技術もだいぶ進化するもんね。
 日本の木造家屋を見ればよく分かる。

「……ん? この匂いは……」

 とってもいい匂いが鼻をかすめた。
 くんくんと匂いの元を辿ると、とあるお店を発見する。

「あ、あそこに美味しそうなパン屋さんがある!」

 わたしは一軒のパン屋さんを指差した。

 通りの端に屋台を組み上げ、店先にはたくさんのパンが並べて売ってある。
 わたしはそこに直行した。

「あら、こんにちは。可愛いお嬢ちゃん」

 店主のおばさんが優しい笑顔で迎えてくれた。

「わあ、どれもこれも美味しそ~!」

 芳醇な小麦の香りを間近で楽しみながら、わたしは目の前のパンたちに興奮した。
 バスケットの中に詰められたバゲット、甘い香りが漂うクロワッサン、そして豪快にソーセージを挟んだホットドッグまで!
 小さいお店ながらもレパートリーにあふれるパンの数々に、わたしは夢中で眺めてしまう。

「ふふふ、ウチのパンはどれも絶品だよ?」

 おばさんが微笑んで言ってくれる。

 わたしはマジックバッグに手を突っ込み、お金を確認した。

「えっと、たしか山小屋に蓄えられていたお金も拝借してきてたはず」

 ガサゴソと肩から提げたバッグの中を漁ると、ジャラッとした感触を覚える。
 わたしの手には、金貨、銀貨、銅貨がバラバラに集まっていた。

 この世界では、金貨一枚で約一万円の価値。
 銀貨は千円。
 銅貨は百円。

 セリエーヌちゃんの知識を拝借した限りだと、大体これくらいが相場だ。

 それを踏まえた上でわたしの手のひらに乗るお金を見てみると、金貨や銀貨がじゃらじゃらと光っていた。
 日本円にして、ざっと二十万円くらいはありそうだ。
 わたしの初任給といい勝負。

「山小屋暮らしだったのに、意外とセリエーヌちゃんはお金持ってたんだな。当たり前のようにパクってきて申し訳ないけど、このお金はありがたく使わせてもらうよ」

 怒らないでね、セリエーヌちゃん。
『ランダム転生魔法』で勝手にわたしの肉体を奪った慰謝料とでも思っておくれ。

 と、いうわけで。

「このクロワッサンと、ホットドッグ、二つずつください!」
「ありがとう。合計で銅貨八枚ね」
「はい! えーと……じゃあ、銀貨一枚で!」

 おばさんはお釣りで銅貨二枚を返してくれた。

 それから注文したパンを紙袋に入れて、わたしに手渡してくれる。
 幼女の小さな体だと、思ったより大きさがあった。

「ありがとうございます!」
「また来てね、お嬢ちゃん」

 おばさんのパン屋さんを後にし、大きな紙袋を抱えてわたしは街を歩いた。
 パンの良い匂いが間近で感じられ、とっても幸せ~。

 足元で隣を歩くモッフィは、好奇心を含んだ声色で尋ねてくる。

「ア、アイリよ。そのパンはなんなのじゃ?」
「美味しそうだったから買ってみたの! 異世界の街で、ベンチに座ってパン食べるの憧れてたんだよね~!」
「千年前のパンといえば固い黒パンばかりで味気なかったものじゃが、そのパンはなんというかその~……か、かなり良い匂いがするのぅ!」

 チラチラとわたしが抱える紙袋を見るモッフィに、笑顔で答える。

「モッフィと一緒に食べようと思って、二つずつ買ったんだよ。あ、あそこにちょうどいい噴水広場がある! あそこで食べようよ!」
「っ! そ、そうか! ま、まあアイリがどうしても我と食べたいというのであれば、神獣としてその願いを聞き届けてやらねばなるまいの!」

 モッフィはぶんぶんと白銀の尻尾を振っていた。

 素直じゃないモッフィに苦笑しつつ、噴水広場に向かうため走り出した。
 ――と同時、ドンッ! と誰かとぶつかってしまった。

「きゃあ!?」
「アイリ!」

 パンの袋を抱えたまま尻餅をついて転ぶわたしに、モッフィが駆け寄ってきてくれる。
 目の前には、大きな男の人の足があった。
 顔を上げると、人相の悪いおじさんがわたしを見下ろしていた。

「あぅ……ご、ごめんなさい」
「チッ、ガキが。ちゃんと前見て歩け――」

 おじさんがわたしに苛立たしげな表情を向ける。
 と、わたしの顔をはっきりと見たおじさんが顔つきを変え、目を見開く。

「おいお主! かような幼子とぶつかってその態度はなんじゃ!」
「お、お前……まさか……ッ!?」

 おじさんが何か言いかけ、わたしに手を伸ばそうとした、その時。

「どうしたんだアレ」
「誰か揉め事?」
「なんだ、子供が倒れてるぞ」
「助けに行った方がいいか?」

 わたしたちを見て、周囲の人たちがヒソヒソ話し始める。
 はたから見れば、道端に倒れる幼女と、その幼女に手を伸ばそうとしている人相の悪い中年おじさん。
 とても犯罪臭がする絵面だ。

「っ、」

 おじさんはハッとわたしに伸ばしていた手を止める。
 周りに目を向け、不審者を見るような注目を集めていることを察したおじさんは、舌打ちを鳴らした。

「……クソッ。次は気をつけやがれ!」

 そんな捨てセリフを吐いて、おじさんは逃げるように足早に去っていった。
 わたしは立ち上がって、パンパンと汚れを払うように自分の服をはたいた。

「大丈夫か、アイリ」
「うん、平気! しっかりと前を見て歩いてなかったわたしが悪いし……ちょっと異世界の楽しさにはしゃぎ過ぎちゃったかな」

 良くも悪くも、ここは異世界なのだ。
 ザレックさんやベルドさんみたいに優しい人もいれば、当然ながらそうじゃない人だっている。
 どこの世界でも同じことだ。

「ま、でも美味しいパンの魅力には抗えないけどね~! 気を取り直して、行こっ! モッフィ!」
「やれやれ……お主は色んな意味で逞しいのぅ」

 呆れるように首を振るモッフィを連れて、目的地である噴水広場に向かう。

 噴水広場にはポツポツと人が集まっていて、一人でまったり休憩している人や、カップルでのんびり駄弁ってる人たちがいた。
 ほのぼの空間だ。

「とうちゃ~く! ここら辺に座ろっか!」
「うむ」

 わたしも石造りの噴水の縁に腰を下ろした。
 モッフィがその隣に飛び乗って横に並んだ。

 背後からは、びしゃしゃ~と水が上っては流れていく噴水の音が聞こえる。
 これ、魔法かな?
 ほどよく涼しい風も吹いていて過ごしやすい。

「ふんふふ~ん! はてさて、異世界の美味しいパンをご開帳~!」

 紙袋の口を閉じるテープを剥がし、いざオープン!
 中にはクロワッサンとホットドッグが二つずつ詰められていた。
 紙袋を開けたことで、さっきよりもダイレクトにパンの良い香りがふわっと漂ってくる。
 ふわぁ~、香ばしくていい匂い!!

 わたしは丸いクロワッサンを二つ手に取った。

「はい、一つはモッフィの分ね! どうぞ!」
「う、うむ。すまぬの」

 クロワッサンを渡すと、モッフィはちっちゃなもふもふのお手手で受け取った。

 パンはペーパーナプキンでくるまれていて、手を汚す心配もない。

「じゃ、食べよっか! 何気に朝からなにも食べてなかったから、お腹すいた~」

 わたしは丸いクロワッサンの一部をペーパーナプキンから出す。
 表面はパリッとしたパン生地だけど、感触は柔らかい。薄く塗られた砂糖がテラテラと光沢を放っている。

 わたしはパクリとクロワッサンを口にした。

「っんん! 甘くて美味ひぃ~~!!」

 外側はパリパリに焼き上げられているけど、噛むと中はふわふわ! 
 ふんわり弾力がある白いパン生地がお目見えした。

 パンの表面にまぶされたシュガーと小麦の芳醇な風味が合わさり、シンプルながらとっても美味しく仕上がっている!

「な、なんじゃこれは!? う、美味すぎるではないか!?」

 モッフィもバクバクとパンを貪っていた。
 美味しそうに食べていて微笑ましい。

 わたしはペロッとクロワッサンを完食してしまった。
 空腹に美味しいパンは相性が良すぎる!

「だけどまだもう一個あるもんね~」

 紙袋に手を突っ込み、新たに二つのホットドッグを手に取った。

 ペロリとクロワッサンを平らげたモッフィにも、追加のホットドッグをあげる。

「はい、これが最後のホットドッグね。絶対美味しいよ~」
「こ、これはなんと刺激的な香りじゃ!」

 ホットドッグのソーセージ部分にはケチャップとマスタードがかけられていて、スパイシーな粗挽き胡椒も振りかけられている。
 そしてソーセージからはみだした新鮮なレタスのおかげで彩りも鮮やか。

 わたしは幼女の小さな口をめいっぱい開けて、ホットドッグに食らいついた。

 ――がぶっ。

「うんんっま! ソーセージぷりっぷりでジューシーすぎりゅ!」 

 濃厚なソーセージの風味が広がり、ぶりんっと反り返るソーセージの旨味が舌の上で弾ける!
 さらにレタスのシャキシャキ食感も最高だ。
 ソーセージのガツンと来るスパイシーさと新鮮な野菜のフレッシュさが相まって素晴らしい美味しさに進化している!

「こ、これは、はぐっ、凄まじいのぅ、むぐっ! 美味すぎて、ばくばくっ、止まらんわ、もぐもぐ!」

 モッフィもホットドッグに噛みついていた。
 一心不乱に食べまくるわたしたちは、お世辞にもお上品とはいえないだろう。

 わたしはふとモッフィの顔を見て笑った。

「モッフィ、口の回りが汚れてるよ」
「むっ。それを言うなら、アイリの鼻にもケチャップがついておるではないか」
「へ?」

 自分の鼻を指で触ってみると、指先に赤いケチャップがついた。
 ホットドッグに噛みついた時に、ソーセージにかかっていたケチャップが鼻の頭についたみたい。

「ほんとだ。赤鼻のトナカイみたいになってる。ぷっ、あははは!」
「くくく、汚れてるのはお互い様のようじゃの!」

 わたしとモッフィは一緒に笑った。

 美味しいパンに、のどかな街並み、そして隣で笑いあってくれるパートナー。
 どれも日本にいた頃の自分では味わえなかった幸せだ。

 あー、楽しいっ!!

 わたしはその幸せを噛み締めるように、ホットドッグを味わいながらモッフィと戯れる。

 その後、あっという間にパンを完食したわたしたちが追加のパンを買いに向かったのは別の話だ。
 パンうまうま~。


感想 2

あなたにおすすめの小説

猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める

遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】 猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。 そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。 まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。

元・神獣の世話係 ~神獣さえいればいいと解雇されたけど、心優しいもふもふ神獣は私についてくるようです!~

草乃葉オウル ◆ 書籍発売中
ファンタジー
黒き狼の神獣ガルーと契約を交わし、魔人との戦争を勝利に導いた勇者が天寿をまっとうした。 勇者の養女セフィラは悲しみに暮れつつも、婚約者である王国の王子と幸せに生きていくことを誓う。 だが、王子にとってセフィラは勇者に取り入るための道具でしかなかった。 勇者亡き今、王子はセフィラとの婚約を破棄し、新たな神獣の契約者となって力による国民の支配を目論む。 しかし、ガルーと契約を交わしていたのは最初から勇者ではなくセフィラだったのだ! 真実を知って今さら媚びてくる王子に別れを告げ、セフィラはガルーの背に乗ってお城を飛び出す。 これは少女と世話焼き神獣の癒しに満ちた気ままな旅の物語!

ギルドの小さな看板娘さん~実はモンスターを完全回避できちゃいます。夢はたくさんのもふもふ幻獣と暮らすことです~

うみ
ファンタジー
「魔法のリンゴあります! いかがですか!」 探索者ギルドで満面の笑みを浮かべ、元気よく魔法のリンゴを売る幼い少女チハル。 探索者たちから可愛がられ、魔法のリンゴは毎日完売御礼! 単に彼女が愛らしいから売り切れているわけではなく、魔法のリンゴはなかなかのものなのだ。 そんな彼女には「夜」の仕事もあった。それは、迷宮で迷子になった探索者をこっそり助け出すこと。 小さな彼女には秘密があった。 彼女の奏でる「魔曲」を聞いたモンスターは借りてきた猫のように大人しくなる。 魔曲の力で彼女は安全に探索者を救い出すことができるのだ。 そんな彼女の夢は「魔晶石」を集め、幻獣を喚び一緒に暮らすこと。 たくさんのもふもふ幻獣と暮らすことを夢見て今日もチハルは「魔法のリンゴ」を売りに行く。 実は彼女は人間ではなく――その正体は。 チハルを中心としたほのぼの、柔らかなおはなしをどうぞお楽しみください。

異世界の片隅で引き篭りたい少女。

月芝
ファンタジー
玄関開けたら一分で異世界!  見知らぬオッサンに雑に扱われただけでも腹立たしいのに 初っ端から詰んでいる状況下に放り出されて、 さすがにこれは無理じゃないかな? という出オチ感漂う能力で過ごす新生活。 生態系の最下層から成り上がらずに、こっそりと世界の片隅で心穏やかに過ごしたい。 世界が私を見捨てるのならば、私も世界を見捨ててやろうと森の奥に引き篭った少女。 なのに世界が私を放っておいてくれない。 自分にかまうな、近寄るな、勝手に幻想を押しつけるな。 それから私を聖女と呼ぶんじゃねぇ! 己の平穏のために、ふざけた能力でわりと真面目に頑張る少女の物語。 ※本作主人公は極端に他者との関わりを避けます。あとトキメキLOVEもハーレムもありません。 ですので濃厚なヒューマンドラマとか、心の葛藤とか、胸の成長なんかは期待しないで下さい。  

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者

哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。 何も成し遂げることなく35年…… ついに前世の年齢を超えた。 ※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。 ※この小説は他サイトにも投稿しています。

才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!

にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。 そう、ノエールは転生者だったのだ。 そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。

アイムキャット❕~異世界キャット驚く漫遊記~

ma-no
ファンタジー
 神様のミスで森に住む猫に転生させられた元人間。猫として第二の人生を歩むがこの世界は何かがおかしい。引っ掛かりはあるものの、猫家族と楽しく過ごしていた主人公は、ミスに気付いた神様に詫びの品を受け取る。  その品とは、全世界で使われた魔法が載っている魔法書。元人間の性からか、魔法書で変身魔法を探した主人公は、立って歩く猫へと変身する。  世界でただ一匹の歩く猫は、人間の住む街に行けば騒動勃発。  そして何故かハンターになって、王様に即位!?  この物語りは、歩く猫となった主人公がやらかしながら異世界を自由気ままに生きるドタバタコメディである。 注:イラストはイメージであって、登場猫物と異なります。   R指定は念の為です。   登場人物紹介は「11、15、19章」の手前にあります。   「小説家になろう」「カクヨム」にて、同時掲載しております。   一番最後にも登場人物紹介がありますので、途中でキャラを忘れている方はそちらをお読みください。