6 / 33
6話 提案
しおりを挟む
結局、俺が店に居たのは一時間どころではなかった。5時半くらいだったのが8時になってしまっている。
広いとは言えない厨房の奥でひたすら皿洗いだ。疲れたなんてもんじゃないけど、皿を洗うだけでこんなに褒められるんだってくらい褒められた。
「飲み込みが早いな!」
「普段お家でやってるのかしら? 手際がいいわね!」
多分、今日一日だけで一生分褒めてもらった。
これはちょっと、気分が良いな。
店が落ち着いた頃に大和が、
「乾燥代と服貸し出し代にしては働かせすぎ」
と、爺さんたちに声をかけてくれたから終了したけど。
忙しすぎてあっという間に時間が過ぎたから、時計を見た俺は本気でギョッとした。
すぐ帰ろうと思ったけど、大和が今から飯を食うからついでに食ってけって婆さんに言われてしまって今に至る。
働いて腹が減っているときに唐揚げ出されたらさ。無理だろ。
一応帰りたい気持ちと唐揚げを天秤に掛けたけど、結果は一瞬で決まってしまった。
褒めちぎられて気分が良かったのもあると思う。俺は自分で思う以上に単純だったらしい。
まだ客がいる店内のカウンターの端っこで、大和と並んで飯を食わせてもらう。
白っぽくなってる表面はカリカリで、噛むとジュワッと熱い肉汁が溢れてくる。それに、熱々のご飯と豆腐とわかめの味噌汁。
美味過ぎて、感想を言わないといけないなんて考えないでがっついた。
そんな俺を柔和な笑みを浮かべて見ていた婆さんが、デザートのわらび餅まで出してくれながらある提案をしてくる。
「バイト?」
わらび餅のきな粉に咽せそうになりながら、俺は婆さんの言葉を繰り返した。婆さんは楽しそうに目をキラキラさせている。
「そうなの! やってみない?」
「でも俺、接客は」
「だーいじょうぶ!」
なんも大丈夫じゃないぞ。今日みたいに皿洗いだけさせてくれるならともかく。
「大和でも出来るんだから!」
あ、ちょっと説得力がある。
俺は大和が今日も今日とて、無表情で店内を動き回っていたのを思い出した。
それでも、それは大和が店長である爺さんの孫だということを常連客が知ってるから許されてるんじゃないだろうか。常連客は子供の頃から知ってる口ぶりだし。
「今日は本当に助かっちゃったんだもの!」
「まかないも出すしな!」
誉め殺しの婆さんに続いて、調理中の爺さんまで畳み掛けるように笑顔を向けてくる。
「まかない……」
と、いうことは、だ。バイトをした日にはさっき食べたのと同じくらい美味い飯が食べられるってことか。
蕩けるわらび餅で幸せな口の時に言うのは狡くないだろうか。
俺の心の天秤は、振り子のようにグラグラと揺れる。
更に、テーブル席でくつろいでいた常連客たちも話に加わってきた。
「おー、ついにバイト雇うのか?」
「年取ったな大将!」
「やかましい! 人のこと言えないだろお前たち!」
「兄ちゃん料理できるかー? 大和は全くダメらしいぞー」
「こらこら、後継ぎ探しじゃないわよ!」
なんだこの断りにくい空気は。
和気藹々と話している大人たちを前に、俺は本格的に悩んだ。
初めて会った時に爺さんが米袋を倒していた姿を思い出す。爺さんも婆さんも、仕事中何度も腰を叩いていた。
大和は勉強が忙しくて手伝えない時もあるらしいし、大変なのは本当なんだろう。
(でも、この賑やかな空間で頻繁に過ごすとなったら……疲れるよなぁ)
大和みたいにずっと自分のペースで動ける気がしない。
そう思いながらチラリと顔を向けると、湯呑みに口をつけている大和と目が合った。
レンズの奥の目がふらふらと泳ぐ。
俺が話を振ったと思ったのだろうか。湯呑みを両手で持ち直し、ボソボソと話に参加してきた。
「帰り遅くなりますけど、家の人の許可は下りるんですか?」
もしかすると、これは断りやすいように大和がくれた助け舟だったのかもしれない。
でも俺は気がつかないで正直に答えてしまった。
「うちの両親どっちもほとんど家にいないから気にしないんじゃ……ない、か……」
発言している最中に、店内の空気が変わってしまって俺は口を止める。
大人たちが意味深に顔を見合わせていた。
表情筋が死んでるはずの大和の顔が、気まずそうになったのが分かるほど動いた。
マズイ。言い方が悪かった。間違えた。
なんか誤解を生んだ気がする。
家庭環境を心配されてる気がする。
だからこいつグレてんのかって思われてる気がする。
言葉って本当に難しい。だから会話って嫌いなんだ。
俺は慌てて空気を打破するために口を動かした。
「最近、母さんも残業解禁したんで。土日は二人とも家にいるけど」
俺が高校受験終わってからの話だから最近って言っていいのか分からないけど、「最近」というのを強調する。嘘は付いてないはずだ。
大人にとっては一年以内は最近だってこないだ担任がボヤいてた。
どうやらさっきの説明は正解だったらしい。
凍りついた店内はあからさまにホッとした空気が流れ出した。
「そうなの! 大変ねぇ。ご飯はいつもどうしてるの?」
「各々適当に買って帰って……」
「……お母さんとお父さんはまだ仕事?」
「連絡ないからそう、かな」
「これ、持って帰ってあげなさいな」
すっかり笑顔を取り戻した婆さんは「今日のバイト代よ」とか言って、プラスチックの容器に食べ物を詰め始めた。俺や大和に出してくれたのより野菜が多めな気がする。
婆さんの後ろ姿や、常連客と喋ってる爺さんを見て、俺は真面目に考えた。
人と話すのは難しいけれど。
スーパーやコンビニの惣菜より美味い飯。
学校から近いけど、うちの高校の生徒と鉢合わせることはなさそうな店の雰囲気。
「うちのメニュー、少ないから覚えやすいよ」
迷っている俺に、こっちを見ないまま大和が独り言みたいに囁いてくる。
あれ、こいつ、後押ししてきてる?
鼻筋が通った横顔を見てもやっぱり視線は合わないけど、どうやらこのエリート眼鏡に嫌われてはいないらしいことを初めて知った。
クリアファイル効果だろうか。
「親に相談してみる」
いつかは働いて人と関わらないといけないんだし、一度バイトを経験しとくのもいいんじゃないか。なんて気分になってしまった。
帰ってから弁当を見せたら両親は大喜びしてたし、この店でバイトするって言ったら、
「蓮が人と関わろうとするなんて!」
「奇跡だ!」
と、鬱陶しいテンションで感激された。
そういうわけで、俺は晴れて定食屋で働くことになったのだった。
広いとは言えない厨房の奥でひたすら皿洗いだ。疲れたなんてもんじゃないけど、皿を洗うだけでこんなに褒められるんだってくらい褒められた。
「飲み込みが早いな!」
「普段お家でやってるのかしら? 手際がいいわね!」
多分、今日一日だけで一生分褒めてもらった。
これはちょっと、気分が良いな。
店が落ち着いた頃に大和が、
「乾燥代と服貸し出し代にしては働かせすぎ」
と、爺さんたちに声をかけてくれたから終了したけど。
忙しすぎてあっという間に時間が過ぎたから、時計を見た俺は本気でギョッとした。
すぐ帰ろうと思ったけど、大和が今から飯を食うからついでに食ってけって婆さんに言われてしまって今に至る。
働いて腹が減っているときに唐揚げ出されたらさ。無理だろ。
一応帰りたい気持ちと唐揚げを天秤に掛けたけど、結果は一瞬で決まってしまった。
褒めちぎられて気分が良かったのもあると思う。俺は自分で思う以上に単純だったらしい。
まだ客がいる店内のカウンターの端っこで、大和と並んで飯を食わせてもらう。
白っぽくなってる表面はカリカリで、噛むとジュワッと熱い肉汁が溢れてくる。それに、熱々のご飯と豆腐とわかめの味噌汁。
美味過ぎて、感想を言わないといけないなんて考えないでがっついた。
そんな俺を柔和な笑みを浮かべて見ていた婆さんが、デザートのわらび餅まで出してくれながらある提案をしてくる。
「バイト?」
わらび餅のきな粉に咽せそうになりながら、俺は婆さんの言葉を繰り返した。婆さんは楽しそうに目をキラキラさせている。
「そうなの! やってみない?」
「でも俺、接客は」
「だーいじょうぶ!」
なんも大丈夫じゃないぞ。今日みたいに皿洗いだけさせてくれるならともかく。
「大和でも出来るんだから!」
あ、ちょっと説得力がある。
俺は大和が今日も今日とて、無表情で店内を動き回っていたのを思い出した。
それでも、それは大和が店長である爺さんの孫だということを常連客が知ってるから許されてるんじゃないだろうか。常連客は子供の頃から知ってる口ぶりだし。
「今日は本当に助かっちゃったんだもの!」
「まかないも出すしな!」
誉め殺しの婆さんに続いて、調理中の爺さんまで畳み掛けるように笑顔を向けてくる。
「まかない……」
と、いうことは、だ。バイトをした日にはさっき食べたのと同じくらい美味い飯が食べられるってことか。
蕩けるわらび餅で幸せな口の時に言うのは狡くないだろうか。
俺の心の天秤は、振り子のようにグラグラと揺れる。
更に、テーブル席でくつろいでいた常連客たちも話に加わってきた。
「おー、ついにバイト雇うのか?」
「年取ったな大将!」
「やかましい! 人のこと言えないだろお前たち!」
「兄ちゃん料理できるかー? 大和は全くダメらしいぞー」
「こらこら、後継ぎ探しじゃないわよ!」
なんだこの断りにくい空気は。
和気藹々と話している大人たちを前に、俺は本格的に悩んだ。
初めて会った時に爺さんが米袋を倒していた姿を思い出す。爺さんも婆さんも、仕事中何度も腰を叩いていた。
大和は勉強が忙しくて手伝えない時もあるらしいし、大変なのは本当なんだろう。
(でも、この賑やかな空間で頻繁に過ごすとなったら……疲れるよなぁ)
大和みたいにずっと自分のペースで動ける気がしない。
そう思いながらチラリと顔を向けると、湯呑みに口をつけている大和と目が合った。
レンズの奥の目がふらふらと泳ぐ。
俺が話を振ったと思ったのだろうか。湯呑みを両手で持ち直し、ボソボソと話に参加してきた。
「帰り遅くなりますけど、家の人の許可は下りるんですか?」
もしかすると、これは断りやすいように大和がくれた助け舟だったのかもしれない。
でも俺は気がつかないで正直に答えてしまった。
「うちの両親どっちもほとんど家にいないから気にしないんじゃ……ない、か……」
発言している最中に、店内の空気が変わってしまって俺は口を止める。
大人たちが意味深に顔を見合わせていた。
表情筋が死んでるはずの大和の顔が、気まずそうになったのが分かるほど動いた。
マズイ。言い方が悪かった。間違えた。
なんか誤解を生んだ気がする。
家庭環境を心配されてる気がする。
だからこいつグレてんのかって思われてる気がする。
言葉って本当に難しい。だから会話って嫌いなんだ。
俺は慌てて空気を打破するために口を動かした。
「最近、母さんも残業解禁したんで。土日は二人とも家にいるけど」
俺が高校受験終わってからの話だから最近って言っていいのか分からないけど、「最近」というのを強調する。嘘は付いてないはずだ。
大人にとっては一年以内は最近だってこないだ担任がボヤいてた。
どうやらさっきの説明は正解だったらしい。
凍りついた店内はあからさまにホッとした空気が流れ出した。
「そうなの! 大変ねぇ。ご飯はいつもどうしてるの?」
「各々適当に買って帰って……」
「……お母さんとお父さんはまだ仕事?」
「連絡ないからそう、かな」
「これ、持って帰ってあげなさいな」
すっかり笑顔を取り戻した婆さんは「今日のバイト代よ」とか言って、プラスチックの容器に食べ物を詰め始めた。俺や大和に出してくれたのより野菜が多めな気がする。
婆さんの後ろ姿や、常連客と喋ってる爺さんを見て、俺は真面目に考えた。
人と話すのは難しいけれど。
スーパーやコンビニの惣菜より美味い飯。
学校から近いけど、うちの高校の生徒と鉢合わせることはなさそうな店の雰囲気。
「うちのメニュー、少ないから覚えやすいよ」
迷っている俺に、こっちを見ないまま大和が独り言みたいに囁いてくる。
あれ、こいつ、後押ししてきてる?
鼻筋が通った横顔を見てもやっぱり視線は合わないけど、どうやらこのエリート眼鏡に嫌われてはいないらしいことを初めて知った。
クリアファイル効果だろうか。
「親に相談してみる」
いつかは働いて人と関わらないといけないんだし、一度バイトを経験しとくのもいいんじゃないか。なんて気分になってしまった。
帰ってから弁当を見せたら両親は大喜びしてたし、この店でバイトするって言ったら、
「蓮が人と関わろうとするなんて!」
「奇跡だ!」
と、鬱陶しいテンションで感激された。
そういうわけで、俺は晴れて定食屋で働くことになったのだった。
95
あなたにおすすめの小説
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
異世界にやってきたら氷の宰相様が毎日お手製の弁当を持たせてくれる
七瀬京
BL
異世界に召喚された大学生ルイは、この世界を救う「巫覡」として、力を失った宝珠を癒やす役目を与えられる。
だが、異界の食べ物を受けつけない身体に苦しみ、倒れてしまう。
そんな彼を救ったのは、“氷の宰相”と呼ばれる美貌の男・ルースア。
唯一ルイが食べられるのは、彼の手で作られた料理だけ――。
優しさに触れるたび、ルイの胸に芽生える感情は“感謝”か、それとも“恋”か。
穏やかな日々の中で、ふたりの距離は静かに溶け合っていく。
――心と身体を癒やす、年の差主従ファンタジーBL。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
転生DKは、オーガさんのお気に入り~姉の婚約者に嫁ぐことになったんだが、こんなに溺愛されるとは聞いてない!~
トモモト ヨシユキ
BL
魔物の国との和議の証に結ばれた公爵家同士の婚約。だが、婚約することになった姉が拒んだため6男のシャル(俺)が代わりに婚約することになった。
突然、オーガ(鬼)の嫁になることがきまった俺は、ショックで前世を思い出す。
有名進学校に通うDKだった俺は、前世の知識と根性で自分の身を守るための剣と魔法の鍛練を始める。
約束の10年後。
俺は、人類最強の魔法剣士になっていた。
どこからでもかかってこいや!
と思っていたら、婚約者のオーガ公爵は、全くの塩対応で。
そんなある日、魔王国のバーティーで絡んできた魔物を俺は、こてんぱんにのしてやったんだが、それ以来、旦那様の様子が変?
急に花とか贈ってきたり、デートに誘われたり。
慣れない溺愛にこっちまで調子が狂うし!
このまま、俺は、絆されてしまうのか!?
カイタ、エブリスタにも掲載しています。
アプリで都合のいい男になろうとした結果、彼氏がバグりました
あと
BL
「目指せ!都合のいい男!」
穏やか完璧モテ男(理性で執着を押さえつけてる)×親しみやすい人たらし可愛い系イケメン
攻めの両親からの別れろと圧力をかけられた受け。関係は秘密なので、友達に相談もできない。悩んでいる中、どうしても別れたくないため、愛人として、「都合のいい男」になることを決意。人生相談アプリを手に入れ、努力することにする。しかし、攻めに約束を破ったと言われ……?
攻め:深海霧矢
受け:清水奏
前にアンケート取ったら、すれ違い・勘違いものが1位だったのでそれ系です。
ハピエンです。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
自己判断で消しますので、悪しからず。
殿下に婚約終了と言われたので城を出ようとしたら、何かおかしいんですが!?
krm
BL
「俺達の婚約は今日で終わりにする」
突然の婚約終了宣言。心がぐしゃぐしゃになった僕は、荷物を抱えて城を出る決意をした。
なのに、何故か殿下が追いかけてきて――いやいやいや、どういうこと!?
全力すれ違いラブコメファンタジーBL!
支部の企画投稿用に書いたショートショートです。前後編二話完結です。
【完結】抱っこからはじまる恋
* ゆるゆ
BL
満員電車で、立ったまま寄りかかるように寝てしまった高校生の愛希を抱っこしてくれたのは、かっこいい社会人の真紀でした。接点なんて、まるでないふたりの、抱っこからはじまる、しあわせな恋のお話です。
ふたりの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります。
YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
BLoveさまのコンテストに応募するお話に、真紀ちゃん(攻)視点を追加して、倍以上の字数増量でお送りする、アルファポリスさま限定版です!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
人気アイドルグループのリーダーは、気苦労が絶えない
タタミ
BL
大人気5人組アイドルグループ・JETのリーダーである矢代頼は、気苦労が絶えない。
対メンバー、対事務所、対仕事の全てにおいて潤滑剤役を果たす日々を送る最中、矢代は人気2トップの御厨と立花が『仲が良い』では片付けられない距離感になっていることが気にかかり──
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる