10 / 150
第10話:意地悪な試験官と、確率論的自滅
「――異常ですね」
ギルドの相談室。 受付嬢のミライは、積み上げられた依頼達成証明書の束を前に、眼鏡の位置を直した。
「通常、FランクからEランクへの昇格には、最低でも半年の活動期間と、50回以上の依頼達成が必要です。それをあなたは、たった三日で満たしてしまった」
彼女は呆れたように俺を見る。
「ジン様。新人いじめも大概にしてください。あなたが王都周辺のFランク依頼(薬草採取やネズミ退治)を根こそぎ達成してしまったせいで、他の新人が受ける依頼が枯渇して泣いていますよ」
「効率よく稼いだだけだ。それに、こんな雑用ばかりじゃリリの腕が鈍る」
俺が言うと、背後のリリがコクコクとうなずいた。この三日間、リリの身体能力と俺の指揮にかかれば、下級依頼など散歩同然だった。そろそろ本格的な魔物討伐ができるランクに上がってもらわなければ困る。
「……わかりました。このままFランクに留まられてもギルド運営に支障が出ます。特例中の特例ですが、Eランクへの昇格試験を認めましょう」
「話が早くて助かる」
「ただし」
ミライの表情が少し曇った。
「試験官は私が担当する予定でしたが……別の方が『ぜひ自分が』と名乗り出ましてね」
「別の方?」
嫌な予感がする。ミライが視線を向けた先、相談室のドアが乱暴に開かれた。
「遅いぞミライ君!こんな『元・お荷物』のために、私の貴重な時間を割かせるな!」
入ってきたのは、立派な髭を蓄えた小太りの男だった。高そうなスーツを着ているが、腹のボタンが悲鳴を上げている。ギルドの査定官、バッカスだ。 勇者パーティ時代、報酬の支払いで何度も難癖をつけてきた「ケチで有名な男」である。
「よう、久しぶりだなバッカス。まだその窮屈そうな腹は健在か?」 「ふん! 口の減らない男だ!」
バッカスは俺を睨みつけ、ドカッとソファに座った。そして、リリをジロジロとなめ回す。
「ほう……そっちの女は上玉じゃないか。おいジン、まさかこの娘に『夜の営業』でもさせて、依頼達成のハンコをもらってきたんじゃないだろうな?」
「……っ!」
リリの体から、殺気が噴き出した。俺は片手で彼女を制する。ここで手を出せば、それこそ相手の思う壺だ。
「……訂正しろ、豚野郎。その汚い口を二度と利けなくしてやってもいいんだぞ」
俺は静かに告げた。だが、バッカスは鼻で笑った。
「脅しか? 暴力に訴えた時点で試験は不合格だ。それに、昇格の合否を決めるのはこの私だぞ?」
バッカスはテーブルの上に、一枚の羊皮紙とインク瓶、そして熱いコーヒーが入ったカップを置いた。そして、羊皮紙を指先でトントンと叩いた。
「今回の試験は筆記だ。この『超難問・魔物生態学テスト』を解いてもらおう。制限時間は10分。一問でも間違えれば不合格だ」
どう見ても嫌がらせだ。ちらりと見えた問題文は、学者の論文レベルの難易度だった。まともに解かせる気などないのだろう。
「さあ、始めろ。……おっと、私は優雅にコーヒーブレイクを楽しませてもらうがな」
バッカスは勝ち誇った顔でコーヒーカップに手を伸ばした。
「――終わったぞ」
「は?」
バッカスがカップを口元へ運ぶより早く、俺は羽ペンを置いた。 書き込みは全て終了している。勇者パーティの軍師として、世界中の魔物データを頭に叩き込んでいる俺にとって、この程度の問題は準備運動にもならない。サラサラと流れるようにペンを走らせ、わずか30秒で全問を埋めてしまった。
「ば、馬鹿な! まだ1分も経っていないぞ! 適当に書いたな!?」
「採点してみろ。全問正解だ」
俺は用紙を突き出した。バッカスは悔しそうに顔を歪め、それでも粗探しをするために身を乗り出した。
「ふん! どうせデタラメだ……どれ貸してみろ!」
バッカスは用紙をひったくると、片手に持ったまま、もう片方の手でコーヒーカップを持ち上げた。
「……ここだ。ここでお前を不合格にしてやる……!」
そう言いながらカップを口元へ運ぼうとする。俺はため息をついた。
……まったく。 わざわざ「不運の種」を自分の周りに配置してくれるとは、親切なことだ。
「――パスだ」
俺はポケットの中で指を鳴らした。
【確率操作】――不運譲渡(パス)。 対象:バッカス。 内容:日常に潜む『最悪のタイミング』の連続発生。
「……その前に、まずは一口――あちっ!?」
バッカスが悲鳴を上げた。カップを持ち上げた瞬間、取っ手が「偶然」根元からぽろりと折れたのだ。支えを失ったカップは落下し、テーブルに激突。 たっぷりと入っていた熱々のブラックコーヒーが、爆発するように跳ねた。
バシャアッ!
「ぎゃああああッ!! あ、熱ぅぅぅッ!!」
熱湯同然の液体が、バッカスの股間と、彼が手に持っていた『完璧に回答されたテスト用紙』を直撃した。
「私のズボンが! それにテスト用紙が真っ黒だ!?」
バッカスは濡れたズボンを押さえながら、コーヒー色に染まった羊皮紙を指差して叫んだ。
「見ろ! テスト用紙が台無しじゃないか! これでは採点不可能だ、よって不合格ッ!」 「おや、それはおかしいですね」
俺は冷ややかに言い返した。
「コーヒーをこぼしたのは貴方だ。試験官の不手際で、回答済みの問題用紙を汚損させた場合、受験者に責任を負わせるのはギルド規約違反では? ねえ、ミライさん」
「……ええ、その通りです。試験官の過失となりますね」
ミライも冷たい目で見ている。 バッカスはぐぬぬ、と言葉を詰まらせた。
「ふ、ふざけるな! こんなミス……うぐっ!?」
バッカスが立ち上がって反論しようとした拍子に、慌てすぎてテーブルの脚を蹴飛ばした。古いテーブルの脚が「偶然」腐っていたらしく、バキリと折れる。
ガタンッ! テーブルが傾き、上に置いてあったインク瓶が滑り落ちる。蓋が開いていたインク瓶は、美しい放物線を描いて宙を舞い――
ボフッ。
バッカスの顔面に見事に着地した。
「ぶ……ッ!?」
青いインクが、彼の顔と自慢の髭をドロドロに染め上げる。小太りの青い怪物の出来上がりだ。
「ぶ、ぶはっ! な、なん……ペッ、ペッ!」
バッカスはパニックになり、後ずさりした。その足が、床にこぼれたコーヒーの水たまりを踏む。
ツルッ。
「あ」
ドテーン! 漫画のような見事な転倒。バッカスは背中から派手に倒れ込み、その衝撃で部屋の壁に掛かっていた『歴代ギルドマスターの肖像画(重厚な額縁付き)』が振動で外れた。
ガシャアアンッ!!
額縁がバッカスの頭上に落下し、彼の頭を綺麗に貫通――はしなかったが、彼の頭に乗っていた「何か」を弾き飛ばした。
ヒュンッ。
宙を舞う、黒いフサフサした物体。それは部屋の窓から吹き込んだ風に乗り、外へと旅立っていった。
「あ……」
倒れたバッカスの頭頂部は、光り輝くようにツルツルだった。 部屋に静寂が訪れる。
「……ぷっ」
ミライが口元を押さえて吹き出した。
「あ、あああ……私のカツラ……私のインク……私のズボン……」
バッカスは白目を剥いて痙攣していた。肉体的なダメージよりも、社会的な尊厳が死んでいた。これ以上ここにいれば、自分の秘密が完全に露呈し、ギルド中の笑い者になる。
「う、うう……おぼ、覚えてろぉ……!」
バッカスは顔を覆い(インクまみれの手で覆ったので更に悲惨になった)、泣きながら部屋を飛び出していった。合否の判定など、もはや彼の頭にはなかった。一刻も早くこの場から消え去ることしか考えていないようだった。
「……さて」
俺はミライに向き直った。
「試験官が逃亡したな。どうする? 不合格か?」
「いいえ」
ミライは笑いを耐えながら、新しい書類を取り出した。
「ギルド規定第108条。『試験官が職務を放棄、または遂行不可能となった場合、現場監督者の裁量で仮合格とすることができる』……合格でいいでしょう。これ以上、ギルドの備品を壊されては困りますから」
「賢明な判断だ」
俺はニヤリと笑った。 リリが俺の袖を引く。
「ジン様……あの、カツラ……」
「忘れろ。何も見てない。いいな?」
「は、はい」
こうして、俺たちは(主に試験官の尊厳を犠牲にして)無事にEランクへの昇格を果たしたのだった。
ギルドの相談室。 受付嬢のミライは、積み上げられた依頼達成証明書の束を前に、眼鏡の位置を直した。
「通常、FランクからEランクへの昇格には、最低でも半年の活動期間と、50回以上の依頼達成が必要です。それをあなたは、たった三日で満たしてしまった」
彼女は呆れたように俺を見る。
「ジン様。新人いじめも大概にしてください。あなたが王都周辺のFランク依頼(薬草採取やネズミ退治)を根こそぎ達成してしまったせいで、他の新人が受ける依頼が枯渇して泣いていますよ」
「効率よく稼いだだけだ。それに、こんな雑用ばかりじゃリリの腕が鈍る」
俺が言うと、背後のリリがコクコクとうなずいた。この三日間、リリの身体能力と俺の指揮にかかれば、下級依頼など散歩同然だった。そろそろ本格的な魔物討伐ができるランクに上がってもらわなければ困る。
「……わかりました。このままFランクに留まられてもギルド運営に支障が出ます。特例中の特例ですが、Eランクへの昇格試験を認めましょう」
「話が早くて助かる」
「ただし」
ミライの表情が少し曇った。
「試験官は私が担当する予定でしたが……別の方が『ぜひ自分が』と名乗り出ましてね」
「別の方?」
嫌な予感がする。ミライが視線を向けた先、相談室のドアが乱暴に開かれた。
「遅いぞミライ君!こんな『元・お荷物』のために、私の貴重な時間を割かせるな!」
入ってきたのは、立派な髭を蓄えた小太りの男だった。高そうなスーツを着ているが、腹のボタンが悲鳴を上げている。ギルドの査定官、バッカスだ。 勇者パーティ時代、報酬の支払いで何度も難癖をつけてきた「ケチで有名な男」である。
「よう、久しぶりだなバッカス。まだその窮屈そうな腹は健在か?」 「ふん! 口の減らない男だ!」
バッカスは俺を睨みつけ、ドカッとソファに座った。そして、リリをジロジロとなめ回す。
「ほう……そっちの女は上玉じゃないか。おいジン、まさかこの娘に『夜の営業』でもさせて、依頼達成のハンコをもらってきたんじゃないだろうな?」
「……っ!」
リリの体から、殺気が噴き出した。俺は片手で彼女を制する。ここで手を出せば、それこそ相手の思う壺だ。
「……訂正しろ、豚野郎。その汚い口を二度と利けなくしてやってもいいんだぞ」
俺は静かに告げた。だが、バッカスは鼻で笑った。
「脅しか? 暴力に訴えた時点で試験は不合格だ。それに、昇格の合否を決めるのはこの私だぞ?」
バッカスはテーブルの上に、一枚の羊皮紙とインク瓶、そして熱いコーヒーが入ったカップを置いた。そして、羊皮紙を指先でトントンと叩いた。
「今回の試験は筆記だ。この『超難問・魔物生態学テスト』を解いてもらおう。制限時間は10分。一問でも間違えれば不合格だ」
どう見ても嫌がらせだ。ちらりと見えた問題文は、学者の論文レベルの難易度だった。まともに解かせる気などないのだろう。
「さあ、始めろ。……おっと、私は優雅にコーヒーブレイクを楽しませてもらうがな」
バッカスは勝ち誇った顔でコーヒーカップに手を伸ばした。
「――終わったぞ」
「は?」
バッカスがカップを口元へ運ぶより早く、俺は羽ペンを置いた。 書き込みは全て終了している。勇者パーティの軍師として、世界中の魔物データを頭に叩き込んでいる俺にとって、この程度の問題は準備運動にもならない。サラサラと流れるようにペンを走らせ、わずか30秒で全問を埋めてしまった。
「ば、馬鹿な! まだ1分も経っていないぞ! 適当に書いたな!?」
「採点してみろ。全問正解だ」
俺は用紙を突き出した。バッカスは悔しそうに顔を歪め、それでも粗探しをするために身を乗り出した。
「ふん! どうせデタラメだ……どれ貸してみろ!」
バッカスは用紙をひったくると、片手に持ったまま、もう片方の手でコーヒーカップを持ち上げた。
「……ここだ。ここでお前を不合格にしてやる……!」
そう言いながらカップを口元へ運ぼうとする。俺はため息をついた。
……まったく。 わざわざ「不運の種」を自分の周りに配置してくれるとは、親切なことだ。
「――パスだ」
俺はポケットの中で指を鳴らした。
【確率操作】――不運譲渡(パス)。 対象:バッカス。 内容:日常に潜む『最悪のタイミング』の連続発生。
「……その前に、まずは一口――あちっ!?」
バッカスが悲鳴を上げた。カップを持ち上げた瞬間、取っ手が「偶然」根元からぽろりと折れたのだ。支えを失ったカップは落下し、テーブルに激突。 たっぷりと入っていた熱々のブラックコーヒーが、爆発するように跳ねた。
バシャアッ!
「ぎゃああああッ!! あ、熱ぅぅぅッ!!」
熱湯同然の液体が、バッカスの股間と、彼が手に持っていた『完璧に回答されたテスト用紙』を直撃した。
「私のズボンが! それにテスト用紙が真っ黒だ!?」
バッカスは濡れたズボンを押さえながら、コーヒー色に染まった羊皮紙を指差して叫んだ。
「見ろ! テスト用紙が台無しじゃないか! これでは採点不可能だ、よって不合格ッ!」 「おや、それはおかしいですね」
俺は冷ややかに言い返した。
「コーヒーをこぼしたのは貴方だ。試験官の不手際で、回答済みの問題用紙を汚損させた場合、受験者に責任を負わせるのはギルド規約違反では? ねえ、ミライさん」
「……ええ、その通りです。試験官の過失となりますね」
ミライも冷たい目で見ている。 バッカスはぐぬぬ、と言葉を詰まらせた。
「ふ、ふざけるな! こんなミス……うぐっ!?」
バッカスが立ち上がって反論しようとした拍子に、慌てすぎてテーブルの脚を蹴飛ばした。古いテーブルの脚が「偶然」腐っていたらしく、バキリと折れる。
ガタンッ! テーブルが傾き、上に置いてあったインク瓶が滑り落ちる。蓋が開いていたインク瓶は、美しい放物線を描いて宙を舞い――
ボフッ。
バッカスの顔面に見事に着地した。
「ぶ……ッ!?」
青いインクが、彼の顔と自慢の髭をドロドロに染め上げる。小太りの青い怪物の出来上がりだ。
「ぶ、ぶはっ! な、なん……ペッ、ペッ!」
バッカスはパニックになり、後ずさりした。その足が、床にこぼれたコーヒーの水たまりを踏む。
ツルッ。
「あ」
ドテーン! 漫画のような見事な転倒。バッカスは背中から派手に倒れ込み、その衝撃で部屋の壁に掛かっていた『歴代ギルドマスターの肖像画(重厚な額縁付き)』が振動で外れた。
ガシャアアンッ!!
額縁がバッカスの頭上に落下し、彼の頭を綺麗に貫通――はしなかったが、彼の頭に乗っていた「何か」を弾き飛ばした。
ヒュンッ。
宙を舞う、黒いフサフサした物体。それは部屋の窓から吹き込んだ風に乗り、外へと旅立っていった。
「あ……」
倒れたバッカスの頭頂部は、光り輝くようにツルツルだった。 部屋に静寂が訪れる。
「……ぷっ」
ミライが口元を押さえて吹き出した。
「あ、あああ……私のカツラ……私のインク……私のズボン……」
バッカスは白目を剥いて痙攣していた。肉体的なダメージよりも、社会的な尊厳が死んでいた。これ以上ここにいれば、自分の秘密が完全に露呈し、ギルド中の笑い者になる。
「う、うう……おぼ、覚えてろぉ……!」
バッカスは顔を覆い(インクまみれの手で覆ったので更に悲惨になった)、泣きながら部屋を飛び出していった。合否の判定など、もはや彼の頭にはなかった。一刻も早くこの場から消え去ることしか考えていないようだった。
「……さて」
俺はミライに向き直った。
「試験官が逃亡したな。どうする? 不合格か?」
「いいえ」
ミライは笑いを耐えながら、新しい書類を取り出した。
「ギルド規定第108条。『試験官が職務を放棄、または遂行不可能となった場合、現場監督者の裁量で仮合格とすることができる』……合格でいいでしょう。これ以上、ギルドの備品を壊されては困りますから」
「賢明な判断だ」
俺はニヤリと笑った。 リリが俺の袖を引く。
「ジン様……あの、カツラ……」
「忘れろ。何も見てない。いいな?」
「は、はい」
こうして、俺たちは(主に試験官の尊厳を犠牲にして)無事にEランクへの昇格を果たしたのだった。
あなたにおすすめの小説
追放された私の代わりに入った女、三日で国を滅ぼしたらしいですよ?
タマ マコト
ファンタジー
王国直属の宮廷魔導師・セレス・アルトレイン。
白銀の髪に琥珀の瞳を持つ、稀代の天才。
しかし、その才能はあまりに“美しすぎた”。
王妃リディアの嫉妬。
王太子レオンの盲信。
そして、セレスを庇うはずだった上官の沈黙。
「あなたの魔法は冷たい。心がこもっていないわ」
そう言われ、セレスは**『無能』の烙印**を押され、王国から追放される。
彼女はただ一言だけ残した。
「――この国の炎は、三日で尽きるでしょう。」
誰もそれを脅しとは受け取らなかった。
だがそれは、彼女が未来を見通す“預言魔法”の言葉だったのだ。
追放即死と思ったら転生して最強薬師、元家族に天罰を
タマ マコト
ファンタジー
名門薬師一族に生まれたエリシアは、才能なしと蔑まれ、家名を守るために追放される。
だがそれは建前で、彼女の異質な才能を恐れた家族による処刑だった。
雨の夜、毒を盛られ十七歳で命を落とした彼女は、同じ世界の片隅で赤子として転生する。
血の繋がらない治療師たちに拾われ、前世の記憶と復讐心を胸に抱いたまま、
“最強薬師”としての二度目の人生が静かに始まる。
掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく
タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。
最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
竜騎士の俺は勇者達によって無能者とされて王国から追放されました、俺にこんな事をしてきた勇者達はしっかりお返しをしてやります
しまうま弁当
ファンタジー
ホルキス王家に仕えていた竜騎士のジャンはある日大勇者クレシーと大賢者ラズバーによって追放を言い渡されたのだった。
納得できないジャンは必死に勇者クレシーに訴えたが、ジャンの意見は聞き入れられずにそのまま国外追放となってしまう。
ジャンは必ずクレシーとラズバーにこのお返しをすると誓ったのだった。
そしてジャンは国外にでるために国境の町カリーナに向かったのだが、国境の町カリーナが攻撃されてジャンも巻き込まれてしまったのだった。
竜騎士ジャンの無双活劇が今始まります。