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第13話:英雄の痕跡と、優雅なハイキング
王都から馬車で半日。切り立った崖の中腹に、そのダンジョン『嘆きの古城』の入り口がある。かつて小国を治めていた狂王が築いたとされるこの遺跡は、内部が複雑怪奇な迷路となっており、無数のトラップと強力なアンデッドが徘徊するBランク相当の難所だ。
「……すごい人だかりですね」
入り口広場で、リリがフードの奥から小声で言った。そこには、きらびやかな装備に身を包んだ一団と、それを見送る野次馬やギルド職員たちの姿があった。
「勇者アルス様だ! 今日も麗しい!」
「今回の攻略で、またランクが上がるぞ!」
「頑張ってください、カレア様ー!」
黄色い声援の中、アルスが気取った手つきで髪をかき上げ、手を振っている。相変わらずのアイドル気取りだ。だが、俺の目には見えていた。彼らの装備が、微妙に「新品」に変わっていることが。愛用していた剣や杖はどうした? まさか、先日の戦闘で破損でもさせたか?
(……なるほど。装備の損耗率が上がっているな)
俺はニヤリと笑い、彼らがダンジョンの中へ消えていくのを見送った。俺たちが動くのは、その後だ。
「行くぞ、リリ。露払いは終わっているはずだ」
「はい。……あの、ジン様」
「ん?」
「お弁当、ちゃんと持ちましたか?」
「ああ、リュックに入ってる」
俺たちはまるでピクニックにでも行くような軽装で、薄暗い遺跡の入り口へと足を踏み入れた。
◇
古城の内部は、冷たく湿った空気に満ちていた。石造りの床は苔むし、壁にはかつての王家の紋章が風化して残っている。静寂。 本来なら、スケルトンやゾンビがひしめいているはずの第一階層だが、魔物の姿はない。
代わりに、そこには「惨状」が広がっていた。
「……派手にやってるな」
俺は地面に残された痕跡を観察した。床石が黒く焦げている。壁には剣で叩きつけたような傷跡。そして、砕け散ったスケルトンの残骸が、まるで八つ当たりのように粉々になって散乱していた。
「魔法の痕跡です。炎系統……かなり高位の魔法ですが、制御が雑です」
リリが焦げた壁に指を這わせ、分析する。
「出力調整ができていません。狭い通路で最大火力の『ファイアボール』を撃ったせいで、爆風が味方にも及んだはずです。ほら、ここに高そうなマントの切れ端が」
リリが拾い上げたのは、煤(すす)けた布切れだった。見覚えがある。アルスが愛用していた特注のマントだ。
「雑魚相手に過剰火力か。カレアの奴だな。余裕がない証拠だ」
俺は鼻で笑った。以前なら、俺が【確率操作】で敵を一箇所に集め、最小限の魔力で一掃させていた。あるいは、カレアの魔法が暴発しそうになれば、敵がつまずいて射線が変わるように調整していた。その「見えない補助輪」が外れた今、彼らはただの「力任せの素人集団」に成り下がっている。
「次へ行くぞ。気配察知は任せる」
「はい。……前方30メートル、床に圧力感知式の罠があります。……いえ、ありました」
リリの言葉通り、通路の先には落とし穴があった。ただし、既に「作動済み」だった。 穴の底には、数本の槍が剣呑に突き出している。
「……誰かが落ちた形跡があります」
リリが穴の縁(ふち)を覗き込む。
「縁に爪痕。這い上がろうとして苦戦したようです。それに……この匂い、ポーションですね。かなり出血したみたいです」
「ガイルだろうな。あいつは図体がデカいくせに足元がお留守だ」
俺は、穴の底で串刺しになりかけてもがく大男の姿を想像し、思わず吹き出しそうになった。以前なら、ガイルが踏む直前に「偶然」天井から滴が落ちてきて、彼が足を止めるように仕向けていたのだが。
「ジン様、どうしますか? 飛び越えますか?」
「いや、迂回するまでもない」
俺は穴の横、わずか10センチほどの縁(へり)を指差した。
「ここを通る。リリ、先導しろ」
「はい!」
リリは返事をするやいなや、縁の上を軽やかに駆け抜けた。まるで重力など存在しないかのような機動。あっという間に向こう側へ着地すると、くるりと振り返り、俺に向かって手を差し出した。
「どうぞ、ジン様。私が支えますから」
彼女は真剣な眼差しで俺を見ている。万が一俺がバランスを崩しても、一瞬で抱き止められる態勢だ。過保護なことだ。
「……エスコート感謝するよ」
俺は苦笑しながら、彼女の手を取った。その手は小さく、少し冷たかったが、俺を引き寄せる力は驚くほど強かった。
◇
第二階層、第三階層と進むにつれ、先行する勇者パーティの「苦戦」の跡は顕著になっていった。
作動した矢の罠(壁に大量の矢が刺さっている)。解除に失敗した宝箱(毒霧を浴びたのか、周囲に解毒薬の空き瓶が散乱している)。そして、無駄に破壊された扉。
「……聞こえます」
第四階層への階段の前で、リリが耳を澄ませた。
「この下から、戦闘音と……怒鳴り声が」
「ほう? まだ元気そうだな」
俺たちは足音を殺し、階段を下りた。そこは、広大な地下ホールになっていた。 薄暗い空間の向こう側で、魔法の光が明滅している。
『なんでまた外すんだよッ! しっかり狙え!』
『うるさいわね! このゴースト、動きが変なのよ!』
『おい、回復! マリア、早くヒールだ!』
『ま、待ってください、MPがもう……!』
響いてくるのは、勇者アルスたちの罵り合いだった。相手は中ボスの『デュラハン(首なし騎士)』と、その取り巻きのゴーストたち。本来なら彼らの敵ではない相手だ。 だが、彼らは泥沼の消耗戦を強いられているようだった。
俺たちは柱の陰に隠れ、その無様なショーを特等席で見物することにした。
「リリ、ここなら安全だ。シートを敷け」
「はい、ジン様」
リリは手際よく地面を掃き清め、防水シートを広げた。そしてリュックから水筒とサンドイッチを取り出す。完全にピクニックだ。
「……あ、見てください、ジン様。あの勇者、自分のマントを踏んで転びました」
リリがサンドイッチを俺の口に運びながら、冷徹な実況を入れる。
「あーあ……剣聖の人が大振りをしすぎて、壁に剣をぶつけましたね。刃こぼれしましたよ」
「聖女のヒールも遅いな。タイミングが悪くて、回復する前に追撃を食らってる」
俺はリリの手からサンドイッチを齧りながら、眼下の光景を見下ろした。カキン、ドガン、という騒がしい音と、悲鳴に近い怒号がBGMだ。
「……滑稽ですね」
リリが冷たい目で呟く。
「あんな人たちが『英雄』と呼ばれていたなんて。……ジン様がいなければ、彼らはただの無能な集団です」
「そう言うな。彼らにも『運』という才能はあったんだ。俺がそれを管理してやっていただけでね」
俺は水筒の紅茶を飲み干した。俺が管理(マネジメント)を放棄した結果、彼らの運勢は平均値へと戻ろうとしている。いや、今まで俺が無理やり幸運に偏らせていた反動(揺り戻し)が来ているのかもしれない。
「さて……そろそろ決着か? それとも、もう一波乱あるか」
俺はポケットの中で指を鳴らす準備をした。彼らがこのまま全滅しては面白くない。もう少し、絶望の淵を歩いてもらわなければ。 例えば――この戦闘が終わった直後に、俺たちが「無傷で」目の前に現れる、という絶望を。
「リリ、口元にパン屑がついてるぞ」
「あ、すみません……取ってください、ジン様」
戦場の喧騒を他所に、俺たちの優雅なダンジョン攻略(デート)は続いていく。
「……すごい人だかりですね」
入り口広場で、リリがフードの奥から小声で言った。そこには、きらびやかな装備に身を包んだ一団と、それを見送る野次馬やギルド職員たちの姿があった。
「勇者アルス様だ! 今日も麗しい!」
「今回の攻略で、またランクが上がるぞ!」
「頑張ってください、カレア様ー!」
黄色い声援の中、アルスが気取った手つきで髪をかき上げ、手を振っている。相変わらずのアイドル気取りだ。だが、俺の目には見えていた。彼らの装備が、微妙に「新品」に変わっていることが。愛用していた剣や杖はどうした? まさか、先日の戦闘で破損でもさせたか?
(……なるほど。装備の損耗率が上がっているな)
俺はニヤリと笑い、彼らがダンジョンの中へ消えていくのを見送った。俺たちが動くのは、その後だ。
「行くぞ、リリ。露払いは終わっているはずだ」
「はい。……あの、ジン様」
「ん?」
「お弁当、ちゃんと持ちましたか?」
「ああ、リュックに入ってる」
俺たちはまるでピクニックにでも行くような軽装で、薄暗い遺跡の入り口へと足を踏み入れた。
◇
古城の内部は、冷たく湿った空気に満ちていた。石造りの床は苔むし、壁にはかつての王家の紋章が風化して残っている。静寂。 本来なら、スケルトンやゾンビがひしめいているはずの第一階層だが、魔物の姿はない。
代わりに、そこには「惨状」が広がっていた。
「……派手にやってるな」
俺は地面に残された痕跡を観察した。床石が黒く焦げている。壁には剣で叩きつけたような傷跡。そして、砕け散ったスケルトンの残骸が、まるで八つ当たりのように粉々になって散乱していた。
「魔法の痕跡です。炎系統……かなり高位の魔法ですが、制御が雑です」
リリが焦げた壁に指を這わせ、分析する。
「出力調整ができていません。狭い通路で最大火力の『ファイアボール』を撃ったせいで、爆風が味方にも及んだはずです。ほら、ここに高そうなマントの切れ端が」
リリが拾い上げたのは、煤(すす)けた布切れだった。見覚えがある。アルスが愛用していた特注のマントだ。
「雑魚相手に過剰火力か。カレアの奴だな。余裕がない証拠だ」
俺は鼻で笑った。以前なら、俺が【確率操作】で敵を一箇所に集め、最小限の魔力で一掃させていた。あるいは、カレアの魔法が暴発しそうになれば、敵がつまずいて射線が変わるように調整していた。その「見えない補助輪」が外れた今、彼らはただの「力任せの素人集団」に成り下がっている。
「次へ行くぞ。気配察知は任せる」
「はい。……前方30メートル、床に圧力感知式の罠があります。……いえ、ありました」
リリの言葉通り、通路の先には落とし穴があった。ただし、既に「作動済み」だった。 穴の底には、数本の槍が剣呑に突き出している。
「……誰かが落ちた形跡があります」
リリが穴の縁(ふち)を覗き込む。
「縁に爪痕。這い上がろうとして苦戦したようです。それに……この匂い、ポーションですね。かなり出血したみたいです」
「ガイルだろうな。あいつは図体がデカいくせに足元がお留守だ」
俺は、穴の底で串刺しになりかけてもがく大男の姿を想像し、思わず吹き出しそうになった。以前なら、ガイルが踏む直前に「偶然」天井から滴が落ちてきて、彼が足を止めるように仕向けていたのだが。
「ジン様、どうしますか? 飛び越えますか?」
「いや、迂回するまでもない」
俺は穴の横、わずか10センチほどの縁(へり)を指差した。
「ここを通る。リリ、先導しろ」
「はい!」
リリは返事をするやいなや、縁の上を軽やかに駆け抜けた。まるで重力など存在しないかのような機動。あっという間に向こう側へ着地すると、くるりと振り返り、俺に向かって手を差し出した。
「どうぞ、ジン様。私が支えますから」
彼女は真剣な眼差しで俺を見ている。万が一俺がバランスを崩しても、一瞬で抱き止められる態勢だ。過保護なことだ。
「……エスコート感謝するよ」
俺は苦笑しながら、彼女の手を取った。その手は小さく、少し冷たかったが、俺を引き寄せる力は驚くほど強かった。
◇
第二階層、第三階層と進むにつれ、先行する勇者パーティの「苦戦」の跡は顕著になっていった。
作動した矢の罠(壁に大量の矢が刺さっている)。解除に失敗した宝箱(毒霧を浴びたのか、周囲に解毒薬の空き瓶が散乱している)。そして、無駄に破壊された扉。
「……聞こえます」
第四階層への階段の前で、リリが耳を澄ませた。
「この下から、戦闘音と……怒鳴り声が」
「ほう? まだ元気そうだな」
俺たちは足音を殺し、階段を下りた。そこは、広大な地下ホールになっていた。 薄暗い空間の向こう側で、魔法の光が明滅している。
『なんでまた外すんだよッ! しっかり狙え!』
『うるさいわね! このゴースト、動きが変なのよ!』
『おい、回復! マリア、早くヒールだ!』
『ま、待ってください、MPがもう……!』
響いてくるのは、勇者アルスたちの罵り合いだった。相手は中ボスの『デュラハン(首なし騎士)』と、その取り巻きのゴーストたち。本来なら彼らの敵ではない相手だ。 だが、彼らは泥沼の消耗戦を強いられているようだった。
俺たちは柱の陰に隠れ、その無様なショーを特等席で見物することにした。
「リリ、ここなら安全だ。シートを敷け」
「はい、ジン様」
リリは手際よく地面を掃き清め、防水シートを広げた。そしてリュックから水筒とサンドイッチを取り出す。完全にピクニックだ。
「……あ、見てください、ジン様。あの勇者、自分のマントを踏んで転びました」
リリがサンドイッチを俺の口に運びながら、冷徹な実況を入れる。
「あーあ……剣聖の人が大振りをしすぎて、壁に剣をぶつけましたね。刃こぼれしましたよ」
「聖女のヒールも遅いな。タイミングが悪くて、回復する前に追撃を食らってる」
俺はリリの手からサンドイッチを齧りながら、眼下の光景を見下ろした。カキン、ドガン、という騒がしい音と、悲鳴に近い怒号がBGMだ。
「……滑稽ですね」
リリが冷たい目で呟く。
「あんな人たちが『英雄』と呼ばれていたなんて。……ジン様がいなければ、彼らはただの無能な集団です」
「そう言うな。彼らにも『運』という才能はあったんだ。俺がそれを管理してやっていただけでね」
俺は水筒の紅茶を飲み干した。俺が管理(マネジメント)を放棄した結果、彼らの運勢は平均値へと戻ろうとしている。いや、今まで俺が無理やり幸運に偏らせていた反動(揺り戻し)が来ているのかもしれない。
「さて……そろそろ決着か? それとも、もう一波乱あるか」
俺はポケットの中で指を鳴らす準備をした。彼らがこのまま全滅しては面白くない。もう少し、絶望の淵を歩いてもらわなければ。 例えば――この戦闘が終わった直後に、俺たちが「無傷で」目の前に現れる、という絶望を。
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