16 / 111
第16話:死に至るブラックジョーク
しおりを挟む
背後から聞こえてくる勇者たちの悲鳴と金属音は、分厚い石壁に遮られ、次第に遠くなっていった。俺たちが進んでいるのは、かつてこの城を築いた狂王が、緊急脱出用に作らせた隠し通路だ。軍師時代、俺はこのダンジョンの構造を徹底的に解析していた。
アルスたちが正面突破で消耗している間に、俺たちは王の寝所へと直通するこの道を使って、悠々と最深部へ向かう。
「……静かですね」
リリが松明の灯りを頼りに、足元を警戒しながら囁く。
「あの人たち、大丈夫でしょうか」
「全滅はしないさ。腐っても勇者パーティだ」
俺は淡々と答えた。アルスのしぶとさはゴキブリ並みだ。リビングアーマーの群れ相手なら、ポーションが尽きても装備を盾にして泥臭く生き残るだろう。もっとも、その頃には俺たちが「美味しいところ」を全て頂いた後だが。
「着いたぞ」
通路の突き当たり。豪奢な装飾が施された両開きの扉が、闇の中に浮かび上がっていた。 隙間から、凍てつくような冷気と、濃密な死の気配が漏れ出している。
「ボス部屋です……。気配が、桁違いです」
リリが短剣を構え、震える声を押し殺した。彼女の『危機察知』が警鐘を鳴らしているのだろう。この先にいるのは、Bランクダンジョンの主。生半可な覚悟で挑めば、魂ごと食われる化け物だ。
「行くぞ。サクッと終わらせて帰るぞ」
俺は躊躇なく扉を押し開けた。
◇
玉座の間は、氷のような青白い光に包まれていた。広大なホールの最奥、朽ちた玉座に鎮座していたのは、豪奢な法衣を纏った骸骨だった。『不死の王(ノーライフキング)』。 アンデッドを統べる高位の魔物であり、生前は大魔導士だったとも言われる厄介な相手だ。
『……生者か。愚かな』
頭蓋骨の奥で、赤い眼光が灯る。声を発したわけではない。直接脳内に響くような、重苦しい念話だ。
『我が眠りを妨げる者には、永遠の安息を与えよう』
カツン、と王が杖を床に突く。その瞬間、床から無数の魔法陣が展開し、数十体のスケルトン・ナイトが召喚された。さらに王自身の周囲には、物理攻撃を無効化する強力な結界が張られる。
「リリ、雑魚を散らせ!」
「はいっ!」
リリが弾丸のように飛び出す。銀色の軌跡がスケルトンたちの間を縫うように走り、次々と首を跳ね飛ばしていく。速い。だが、数が多すぎる。倒しても倒しても、王が杖を振るうたびに新たな骨兵が湧き出してくるのだ。
『無駄だ。死者は尽きぬ』
王が嘲笑うように杖を掲げる。空間が歪み、巨大な黒い球体が生成され始めた。 広域殲滅魔法『グラビティ・プレス』。この部屋全体を重力で押し潰す、回避不能の即死魔法だ。
「っ……ジン様!?」
リリが悲鳴を上げた。彼女の速度でも、部屋全体を覆う重力からは逃げられない。 そして俺は、ただ棒立ちでその光景を見上げているだけだ。
『絶望せよ。潰えよ。塵となれ』
王の詠唱が高らかに響く。魔力が臨界点に達し、黒い球体が膨れ上がる。あと数秒で発動する。勇者パーティなら、ここで全員が防御魔法を展開し、決死の覚悟で耐える場面だろう。
だが――俺は軍師だ。真正面から魔法を受け止めるような、非効率な真似はしない。
「……長いんだよ、前口上が」
俺はポケットから手を出した。そして、ニヤリと笑いながら指を構える。
【確率操作】――不運付与。 対象:不死の王。 内容:喉頭蓋(こうとうがい)の『誤作動』。発生確率100%。
パチン。
乾いた音が響いた瞬間。
『我ガ魔力ハ――世界の理ヲ――ゴフッ!?』
王の詠唱が、唐突に止まった。
『ガッ……!? ケホッ、ゲホッ!? オ、オエッ……!?』
玉座の上で、威厳ある王が突然胸を押さえ、苦しみ始めた。骸骨に唾があるのかは生物学的な謎だが、俺のスキルは因果律そのものを捻じ曲げる。「唾を飲み込もうとして気管に入り、激しくむせる」という現象を、強制的に発生させたのだ。
詠唱とは、高度な集中力を要する作業だ。一言一句の間違いも許されない精密な術式の構築中に、盛大にむせればどうなるか。
『マ、魔力が……逆リュ……ゲホォッ!!』
制御を失った黒い球体が、不安定に明滅し――
カッッッ!!!!
暴発した。敵を押し潰すはずだった重力の奔流が、術者である王自身を中心に炸裂したのだ。
ズドドドドドドドォォォォォンッ!!!!!
凄まじい轟音と衝撃波。俺はとっさに近くの柱の陰に隠れ、リリを引き寄せた。 玉座の間がめちゃくちゃに破壊されていく。王の周囲にいたスケルトンたちは重力に巻き込まれて粉砕され、王自身も自らの結界の内側で、圧縮された魔力の塊にミンチにされていた。
◇
やがて、砂煙が晴れた。
玉座があった場所には、巨大なクレーターができていた。その中心に、ボロボロになった王の法衣と、砕け散った頭蓋骨の一部が転がっている。取り巻きのスケルトンたちも、一匹残らず消滅していた。
完全なる自滅。
「……え?」
リリが柱の陰から顔を出し、ポカンと口を開けていた。
「な、何が起きたんですか……? あの凄まじい魔法は……?」
「ああ。奴さん、気合を入れて詠唱しようとしたら、自分の唾でむせたらしい」
俺は埃を払いながら、クレーターの縁に歩み寄った。
「魔法使いあるあるだな。滑舌が悪いのに早口言葉を言おうとするからこうなる」
「そ、そんな理由で……!?」
リリは絶句し、それから震える手で顔を覆った。
「Bランクのボスが……伝説の不死の王が……むせて自爆……」
あまりにも呆気ない幕切れ。だが、これが現実だ。どんなに強大な力を持っていても、「不運」というたった一つのバグで、全ては崩壊する。
「さて、戦利品を回収するか」
俺はクレーターの底に転がっている、王の杖を拾い上げた。『冥王の杖』。強力な闇属性の魔導具だ。売れば城が建つほどの値段がつくだろう。ついでに、王が身につけていた指輪や首飾りも回収する。
「リリ、宝物庫の扉が開いたぞ。そっちも頼む」
「は、はい……!」
リリはまだ信じられないといった様子だったが、気を取り直して宝物庫へと向かった。そこには、かつての狂王が溜め込んだ金銀財宝が眠っているはずだ。
「うわぁ……すごいです、ジン様! 山のようなお宝です!」
「よし、選別するぞ。マジックバッグがないからな、全部は持って帰れん」
俺たちは略奪を開始した。狙うのは、嵩張らず、かつ市場価値の高い物のみ。巨大な金杯や重い彫像は無視し、最高級の宝石、稀少な魔導書、そして高額硬貨だけを厳選してリュックに詰め込む。
「……ん?」
その時、宝の山の片隅に、古ぼけた革袋が転がっているのが目に入った。一見するとただの汚い袋だが、軍師の目は誤魔化せない。そこから漂う、空間魔法の特有の魔力。
俺はそれを拾い上げ、懐から愛用の『解析のモノクル』を取り出して当てた。
【名称】亜空間の巾着(ウロボロス・バッグ) 【等級】神話級(ゴッド・アーティファクト) 【効果】容量無限、時間停止機能付き。
「……ビンゴだ」
俺は思わず口笛を吹いた。王都で買えば金貨1000枚は下らない、冒険者垂涎の至宝だ。まさかこんなところに転がっているとは。
「リリ、方針変更だ」
「え?」
「この袋に、全部詰め込め。金杯も、彫像も、銀食器の一枚に至るまで、根こそぎだ」
俺はニヤリと笑って袋を振ってみせた。
「えっ……入るんですか?」
「ああ。この城ごと入りそうな代物だ。……これで帰りの荷物の心配はなくなったな」
俺たちは遠慮なく、宝物庫の中身を次々と袋に放り込んだ。数分後。そこには塵一つ残っていなかった。文字通り、空っぽの部屋だけが残された。
「……いい気味だ」
俺は空になった玉座の間を見渡し、小さく笑った。この光景をアルスたちが見たら、どんな顔をするだろうか。苦労してボス部屋にたどり着いたと思ったら、ボスはおらず、財宝も一欠片も残っていない。あるのは戦闘の爪痕と、虚無だけ。
「帰るぞ、リリ。今日はシチューに肉を追加してやる」 「! 本当ですか! やったぁ!」
リリが無邪気に飛び跳ねる。最強のボスを「むせて自爆」させ、神話級のアイテムまで手に入れた俺たちの足取りは、羽が生えたように軽かった。
アルスたちが正面突破で消耗している間に、俺たちは王の寝所へと直通するこの道を使って、悠々と最深部へ向かう。
「……静かですね」
リリが松明の灯りを頼りに、足元を警戒しながら囁く。
「あの人たち、大丈夫でしょうか」
「全滅はしないさ。腐っても勇者パーティだ」
俺は淡々と答えた。アルスのしぶとさはゴキブリ並みだ。リビングアーマーの群れ相手なら、ポーションが尽きても装備を盾にして泥臭く生き残るだろう。もっとも、その頃には俺たちが「美味しいところ」を全て頂いた後だが。
「着いたぞ」
通路の突き当たり。豪奢な装飾が施された両開きの扉が、闇の中に浮かび上がっていた。 隙間から、凍てつくような冷気と、濃密な死の気配が漏れ出している。
「ボス部屋です……。気配が、桁違いです」
リリが短剣を構え、震える声を押し殺した。彼女の『危機察知』が警鐘を鳴らしているのだろう。この先にいるのは、Bランクダンジョンの主。生半可な覚悟で挑めば、魂ごと食われる化け物だ。
「行くぞ。サクッと終わらせて帰るぞ」
俺は躊躇なく扉を押し開けた。
◇
玉座の間は、氷のような青白い光に包まれていた。広大なホールの最奥、朽ちた玉座に鎮座していたのは、豪奢な法衣を纏った骸骨だった。『不死の王(ノーライフキング)』。 アンデッドを統べる高位の魔物であり、生前は大魔導士だったとも言われる厄介な相手だ。
『……生者か。愚かな』
頭蓋骨の奥で、赤い眼光が灯る。声を発したわけではない。直接脳内に響くような、重苦しい念話だ。
『我が眠りを妨げる者には、永遠の安息を与えよう』
カツン、と王が杖を床に突く。その瞬間、床から無数の魔法陣が展開し、数十体のスケルトン・ナイトが召喚された。さらに王自身の周囲には、物理攻撃を無効化する強力な結界が張られる。
「リリ、雑魚を散らせ!」
「はいっ!」
リリが弾丸のように飛び出す。銀色の軌跡がスケルトンたちの間を縫うように走り、次々と首を跳ね飛ばしていく。速い。だが、数が多すぎる。倒しても倒しても、王が杖を振るうたびに新たな骨兵が湧き出してくるのだ。
『無駄だ。死者は尽きぬ』
王が嘲笑うように杖を掲げる。空間が歪み、巨大な黒い球体が生成され始めた。 広域殲滅魔法『グラビティ・プレス』。この部屋全体を重力で押し潰す、回避不能の即死魔法だ。
「っ……ジン様!?」
リリが悲鳴を上げた。彼女の速度でも、部屋全体を覆う重力からは逃げられない。 そして俺は、ただ棒立ちでその光景を見上げているだけだ。
『絶望せよ。潰えよ。塵となれ』
王の詠唱が高らかに響く。魔力が臨界点に達し、黒い球体が膨れ上がる。あと数秒で発動する。勇者パーティなら、ここで全員が防御魔法を展開し、決死の覚悟で耐える場面だろう。
だが――俺は軍師だ。真正面から魔法を受け止めるような、非効率な真似はしない。
「……長いんだよ、前口上が」
俺はポケットから手を出した。そして、ニヤリと笑いながら指を構える。
【確率操作】――不運付与。 対象:不死の王。 内容:喉頭蓋(こうとうがい)の『誤作動』。発生確率100%。
パチン。
乾いた音が響いた瞬間。
『我ガ魔力ハ――世界の理ヲ――ゴフッ!?』
王の詠唱が、唐突に止まった。
『ガッ……!? ケホッ、ゲホッ!? オ、オエッ……!?』
玉座の上で、威厳ある王が突然胸を押さえ、苦しみ始めた。骸骨に唾があるのかは生物学的な謎だが、俺のスキルは因果律そのものを捻じ曲げる。「唾を飲み込もうとして気管に入り、激しくむせる」という現象を、強制的に発生させたのだ。
詠唱とは、高度な集中力を要する作業だ。一言一句の間違いも許されない精密な術式の構築中に、盛大にむせればどうなるか。
『マ、魔力が……逆リュ……ゲホォッ!!』
制御を失った黒い球体が、不安定に明滅し――
カッッッ!!!!
暴発した。敵を押し潰すはずだった重力の奔流が、術者である王自身を中心に炸裂したのだ。
ズドドドドドドドォォォォォンッ!!!!!
凄まじい轟音と衝撃波。俺はとっさに近くの柱の陰に隠れ、リリを引き寄せた。 玉座の間がめちゃくちゃに破壊されていく。王の周囲にいたスケルトンたちは重力に巻き込まれて粉砕され、王自身も自らの結界の内側で、圧縮された魔力の塊にミンチにされていた。
◇
やがて、砂煙が晴れた。
玉座があった場所には、巨大なクレーターができていた。その中心に、ボロボロになった王の法衣と、砕け散った頭蓋骨の一部が転がっている。取り巻きのスケルトンたちも、一匹残らず消滅していた。
完全なる自滅。
「……え?」
リリが柱の陰から顔を出し、ポカンと口を開けていた。
「な、何が起きたんですか……? あの凄まじい魔法は……?」
「ああ。奴さん、気合を入れて詠唱しようとしたら、自分の唾でむせたらしい」
俺は埃を払いながら、クレーターの縁に歩み寄った。
「魔法使いあるあるだな。滑舌が悪いのに早口言葉を言おうとするからこうなる」
「そ、そんな理由で……!?」
リリは絶句し、それから震える手で顔を覆った。
「Bランクのボスが……伝説の不死の王が……むせて自爆……」
あまりにも呆気ない幕切れ。だが、これが現実だ。どんなに強大な力を持っていても、「不運」というたった一つのバグで、全ては崩壊する。
「さて、戦利品を回収するか」
俺はクレーターの底に転がっている、王の杖を拾い上げた。『冥王の杖』。強力な闇属性の魔導具だ。売れば城が建つほどの値段がつくだろう。ついでに、王が身につけていた指輪や首飾りも回収する。
「リリ、宝物庫の扉が開いたぞ。そっちも頼む」
「は、はい……!」
リリはまだ信じられないといった様子だったが、気を取り直して宝物庫へと向かった。そこには、かつての狂王が溜め込んだ金銀財宝が眠っているはずだ。
「うわぁ……すごいです、ジン様! 山のようなお宝です!」
「よし、選別するぞ。マジックバッグがないからな、全部は持って帰れん」
俺たちは略奪を開始した。狙うのは、嵩張らず、かつ市場価値の高い物のみ。巨大な金杯や重い彫像は無視し、最高級の宝石、稀少な魔導書、そして高額硬貨だけを厳選してリュックに詰め込む。
「……ん?」
その時、宝の山の片隅に、古ぼけた革袋が転がっているのが目に入った。一見するとただの汚い袋だが、軍師の目は誤魔化せない。そこから漂う、空間魔法の特有の魔力。
俺はそれを拾い上げ、懐から愛用の『解析のモノクル』を取り出して当てた。
【名称】亜空間の巾着(ウロボロス・バッグ) 【等級】神話級(ゴッド・アーティファクト) 【効果】容量無限、時間停止機能付き。
「……ビンゴだ」
俺は思わず口笛を吹いた。王都で買えば金貨1000枚は下らない、冒険者垂涎の至宝だ。まさかこんなところに転がっているとは。
「リリ、方針変更だ」
「え?」
「この袋に、全部詰め込め。金杯も、彫像も、銀食器の一枚に至るまで、根こそぎだ」
俺はニヤリと笑って袋を振ってみせた。
「えっ……入るんですか?」
「ああ。この城ごと入りそうな代物だ。……これで帰りの荷物の心配はなくなったな」
俺たちは遠慮なく、宝物庫の中身を次々と袋に放り込んだ。数分後。そこには塵一つ残っていなかった。文字通り、空っぽの部屋だけが残された。
「……いい気味だ」
俺は空になった玉座の間を見渡し、小さく笑った。この光景をアルスたちが見たら、どんな顔をするだろうか。苦労してボス部屋にたどり着いたと思ったら、ボスはおらず、財宝も一欠片も残っていない。あるのは戦闘の爪痕と、虚無だけ。
「帰るぞ、リリ。今日はシチューに肉を追加してやる」 「! 本当ですか! やったぁ!」
リリが無邪気に飛び跳ねる。最強のボスを「むせて自爆」させ、神話級のアイテムまで手に入れた俺たちの足取りは、羽が生えたように軽かった。
47
あなたにおすすめの小説
『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』
月神世一
SF
【あらすじ】
「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」
坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。
かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。
背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。
目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。
鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。
しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。
部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。
(……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?)
現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。
すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。
精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。
これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。
無能と呼ばれてパーティーを追放!最強に成り上がり人生最高!
本条蒼依
ファンタジー
主人公クロスは、マスターで聞いた事のない職業だが、Eランクという最低ランクの職業を得た。
そして、差別を受けた田舎を飛び出し、冒険者ギルドに所属しポーターとして生活をしていたが、
同じパーティーメンバーからも疎まれている状況で話は始まる。
器用貧乏な赤魔道士は、パーティーでの役割を果たしてないと言って追い出されるが…彼の真価を見誤ったメンバーは後にお約束の展開を迎える事になる。
アノマロカリス
ファンタジー
【赤魔道士】
それは…なりたい者が限られる不人気No. 1ジョブである。
剣を持って戦えるが、勇者に比べれば役に立たず…
盾を持ってタンクの役割も出来るが、騎士には敵わず…
攻撃魔法を使えるが、黒魔道士には敵わず…
回復魔法を使えるが、白魔道士には敵わず…
弱体魔法や強化魔法に特化していて、魔法発動が他の魔道士に比べて速いが認知されず…
そして何より、他のジョブに比べて成長が遅いという…
これは一般的な【赤魔道士】の特徴だが、冒険者テクトにはそれが当て嵌まらなかった。
剣で攻撃をすれば勇者より強く…
盾を持てばタンクより役に立ち…
攻撃魔法や回復魔法は確かに本職の者に比べれば若干威力は落ちるが…
それを補えるだけの強化魔法や弱体魔法の効果は絶大で、テクトには無詠唱が使用出来ていた。
Aランクパーティーの勇者達は、テクトの恩恵を受けていた筈なのに…
魔物を楽に倒せるのは、自分達の実力だと勘違いをし…
補助魔法を使われて強化されているのにもかかわらず、無詠唱で発動されている為に…
怪我が少ないのも自分達が強いからと勘違いをしていた。
そしてそんな自信過剰な勇者達は、テクトを役立たずと言って追い出すのだが…
テクトは他のパーティーでも、同じ様に追い出された経験があるので…
追放に対しては食い下がる様な真似はしなかった。
そしてテクトが抜けた勇者パーティーは、敗走を余儀無くされて落ち目を見る事になるのだが…
果たして、勇者パーティーはテクトが大きな存在だったという事に気付くのはいつなのだろうか?
9月21日 HOTランキング2位になりました。
皆様、応援有り難う御座います!
同日、夜21時49分…
HOTランキングで1位になりました!
感無量です、皆様有り難う御座います♪
追放された私の代わりに入った女、三日で国を滅ぼしたらしいですよ?
タマ マコト
ファンタジー
王国直属の宮廷魔導師・セレス・アルトレイン。
白銀の髪に琥珀の瞳を持つ、稀代の天才。
しかし、その才能はあまりに“美しすぎた”。
王妃リディアの嫉妬。
王太子レオンの盲信。
そして、セレスを庇うはずだった上官の沈黙。
「あなたの魔法は冷たい。心がこもっていないわ」
そう言われ、セレスは**『無能』の烙印**を押され、王国から追放される。
彼女はただ一言だけ残した。
「――この国の炎は、三日で尽きるでしょう。」
誰もそれを脅しとは受け取らなかった。
だがそれは、彼女が未来を見通す“預言魔法”の言葉だったのだ。
勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~
名無し
ファンタジー
突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。
自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。
もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。
だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。
グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。
人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。
没落港の整備士男爵 ~「構造解析」スキルで古代設備を修理(レストア)したら、大陸一の物流拠点になり、王家も公爵家も頭が上がらなくなった件~
namisan
ファンタジー
大陸の南西端に位置するベルナ子爵領。
かつては貿易で栄えたこの港町も、今は見る影もない。
海底には土砂が堆積して大型船は入港できず、倉庫街は老朽化し、特産品もない。借金まみれの父と、諦めきった家臣たち。そこにあるのは、緩やかな「死」だけだった。
そんな没落寸前の領地の嫡男、アレン(16歳)に転生した主人公には、前世の記憶があった。
それは、日本で港湾管理者兼エンジニアとして働き、現場で散った「整備士」としての知識。
そして、彼にはもう一つ、この世界で目覚めた特異な能力があった。
対象の構造や欠陥、魔力の流れが設計図のように視えるスキル――【構造解析】。
「壊れているなら、直せばいい。詰まっているなら、通せばいい」
アレンは錆びついた古代の「浚渫(しゅんせつ)ゴーレム」を修理して港を深く掘り直し、魔導冷却庫を「熱交換の最適化」で復活させて、腐るだけだった魚を「最高級の輸出品」へと変えていく。
ドケチな家令ガルシアと予算を巡って戦い、荒くれ者の港湾長ゲンと共に泥にまみれ、没落商会の女主人メリッサと手を組んで販路を開拓する。
やがてその港には、陸・海・空の物流革命が巻き起こる。
揺れない「サスペンション馬車」が貴族の移動を変え、「鮮度抜群の魚介グルメ」が王族の胃袋を掴み、気性の荒いワイバーンを手懐けた「空輸便」が世界を結ぶ。
聖女の私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
重田いの
ファンタジー
聖女である私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
あのお、私はともかくお父さんがいなくなるのは国としてマズイと思うのですが……。
よくある聖女追放ものです。
婚約破棄?いいですけど私巨乳ですよ?
無色
恋愛
子爵令嬢のディーカは、衆目の中で婚約破棄を告げられる。
身分差を理由に見下されながらも、彼女は淡々と受け入れようとするが、その時ドレスが破れ、隠していた自慢のそれが解き放たれてしまう。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる