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第1章
第12話 魔龍討伐隊
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紹介や受取金などが終わり、ようやく馬車が動き出した。
『ガタガタガタガタガタガタッ』
馬車の車輪は荒々しい音を立てて走り出す。オレたちの乗っている馬車は白馬の四頭立てだ。白馬の引く馬車に乗ると、権力者になった感が満載だ。転移前でいうと、金持ちの象徴であるバスみたいに長い、超高級車や自家用機セスナに乗る、そのようなイメージだ。
移動の途中、オレ専属の御付きエミリアも含め楽しく雑談をする。探査マップ/神愛で、調べたら彼女もエロース神の加護持ちだった。
雑談の中で、神殿に加護を持っている人が多い理由が判明した。彼女たちの話では、神の加護は生まれつき1000人に1人くらいの割合で持つようだ。または神殿で長い間、修行をすると加護持ちになる可能性が高くなる。
それでも人口1000万人を越える神都ベネベントに1000人くらいしかいないのだ。そして加護を得たものだけが魔法職につける。
加護を得ることができない者は、戦士か盗賊になる。騎士という職業はないので、国の騎士団に所属をした普通の戦士か盗賊が勝手に騎士を名乗っている。自称騎士というわけだ。真の騎士になりたければ、上級職の聖騎士に転職するしかないのだが、加護を得て、聖騎士になれる者はほとんどいない。
異世界ラティアリア大陸では神から職業というものが与えられる。すべての者がそのどれかに所属することになる。職業は下級職と上級職の2つに分けられる。
下級職は5つある。下級職はレベル7まであるスキルや魔法のうち、レベル3まで使用することができる。
①戦士ーーステータスが低くても転職することができるので、冒険者や兵士にとって転職がしやすい。基本的にHPが多く頑強で前衛に向いており、盾を使った武技もあるので、多くの冒険者が最初の職業に選ぶ。ただし、魔法が使えないので、殴ること専門となる。
②盗賊ーー盗賊技能を持つ斥候能力専門の職業である。腕力が低いので直接攻撃を与えるのには心細いが、後方から弓矢を使い補助的な役割を担う。迷宮においては罠を発見したり、解除したりと、盗賊自体は弱いがパーティーに1人もいないと全滅することもあり、重要な存在となっている。
③魔術師ーー肉体が弱くHPが少ないので、敵に直接攻撃されるとすぐに死んでしまう反面、強力な攻撃魔法や補助魔法を操り味方を援護する。そして暗黒魔法レベル3を唱えることができると一気にその魔術師の価値が上がる。なぜなら、エンチャントウェポン/を魔法武器化を覚えるからだ。この魔法が唱えられると、超高額な魔法武器でしかダメージを与える事ができないモンスターと戦うことができる。
④僧侶ーー神の奇跡により、回復、防御魔法を唱える。また、アンデット系には特に強力なディスペルを唱えることができる。探索中に僧侶が死や怪我で離脱すると、パーティーはすぐに全滅の危機に見舞わられる。魔術師と違い、肉体は強いので前衛を担うこともできる万能職である。
⑤平民ーーどこにでもいる一般庶民。神民もここになる。スキルも特にない。
上級職は5つある。基本的には下級職でレベル30になると、神殿で上級職に転職できる。レベル7までスキルや魔法を使用できる。
①戦士→狂戦士ーー戦士の上級職。全ての能力が戦士よりも上回る。レベル5戦闘技心眼は5秒先を見通す。
②盗賊→忍者ーー戦士として前衛で戦う力を持ちながら、盗賊技能を持ち合わせる。ダメージを与えることができた場合、5%の確率でクリティカルヒットが出ると首を一発で切り落とすという特性を持つため、敵から見たら驚異の暗殺者である。また、全ての装備を外すと、敏捷度が高まるという伝説がある。
③僧侶→聖騎士ーー僧侶の上級職。レベル5神聖魔法まで覚えると死者を蘇らすことのできる、リバイバル/下位蘇生魔法が使用できるようになる。
④魔術師→サムライーー魔術師の上級職。HPの少ない魔術師と違い、前衛専門でも、後衛専門でもなることが出来る。ただし、盾を装備できない分、他の上級職よりも攻撃力を重視した仕様だ。また数々の強力な攻撃魔法を使用できるようになる。レベル6以上の魔法が使えると人類を滅ぼすことも可能だと言われる。
⑤賢者ーー生まれ持った才能。賢者で生まれると、いきなりベースレベル31、レベル1賢者になっている。唯一、転職からなる事ができない職業である。神聖魔法と暗黒魔法の両方を使用できる、まさに神に選ばれたヒューマンである。それゆえ、現在はラティアリア大陸で2人しか確認できていない。セシルは人々に知られる3人目の賢者となった。
ーーー馬車内
今年の慰問地は神都ベネベントから馬車で1日で着くエムデン枢機卿の治める市、アンカスタードというようだ。餡子とカスタードを思わず想像したのはやはり日本人だな。しかもオレはパティシエだから、なおさら甘味に関係つけてしまう。
その後、つけっぱなしの探査マップ/神愛でウインドウを見ている。一応みんなの安全のために強いモンスターがいたらすぐに対応出来るように注意していた。だがここは神都に近いからなのか、ランクが高いモンスターはまったくいない。ランクGモンスターのゴブリンすらいない。
「この辺りにはモンスターが全くいないみたいだが、なぜなのだろう?」
「それは騎士団が毎日訓練も兼ねて、巡回しているからですわ。ここはパルミラ教皇国、国土の多くが魔の森として有名なバレンシアの森に隣接している最果ての国です。安全が確保できなければ隊商が来てくれませんわ」
なるほど、訓練も兼ねて騎士団が見回りをしているのか。モンスターがはびこると、隊商が来ることができなくなり、神都ベネベントの経済力が衰退してしまうので、モンスター退治は最優先事項となっているようだ。
「それに……この辺りは以前、オークによる誘拐被害が多発していた事があります。当時は神都の人工が一千万人を超えたので、水や食糧不足が深刻化し、人工を分散させる必要がありました。その時の移住先の1つが今、向かっているアンカスタード市だったのです。そこをオークの集団に狙われたのです。ですが騎士団の奮闘で相当数のオークが狩られて終息したようです」
「やはりオークは色々な」
「そうなんだ! オークは妖精国でも徹底的に狩られていたよ!」
オークの目撃情報が報告されると、速攻で冒険者か騎士団を派遣し撃退にあたる。オークは雄しか生まれないので、ヒューマンなどの他種族の雌の体を使い繁殖するので大変な悲劇になるからだ。
オレが女性だとして、オークを孕み産んだら死にたくなるのも分かる。いや、間違いなく絶望して自決するだろう。
「でもクレタ、オークのおかげで名物も出来たじゃないのよ。ほら、あなたの実家がある市の名物料理よ」
「エミリア、そうなのだけれど、あれは私は苦手なのよ。実際、聖騎士団で散々、レベルが25にもなってしまうほどモンスターを狩った事で分かるでしょう。あなたと競って狩ったことも原因なのだし」
エミリアとクレタはレベルも一緒だし、関係があると推測していたが、同じ騎士団でモンスター狩りを競い合っていた仲だったのか。
それにクレタの気持ちもよく分かる。牛の屠殺現場を日本にいた時に見たことがある。正直、それから心が痛々しく、辛すぎて牛肉を口に入れる事が出来なくなった。牛が死を迎える最後の時、悲しむ牛の目とオレの目が合った衝撃ったら、たまに夢に出てきたほどだった。
そのあと雑談は魔龍についての話になる。
「2年前に魔龍が突如、最北の国エディルネ王国メルローズ市に現れ、魔龍から生み出される強烈なドラゴンブレスにエディルネ王国の騎士たちは何も出来ずに大敗しました。その後は次々と国中の市を滅ぼし、瞬く間にエディルネ王国は滅びてしまいましたの。
それから魔龍はなぜか南下をせず、侵攻はしていないのですが、そのかわりに魔物の数が数倍にまでふくれあがり、各国はその対応で手一杯となりましたわ。
その後、すぐに各国家が独自に調査団と討伐軍を出しましたが、そのすべてが全滅しています」
「国が軍隊を出しても駄目だったのか。そうだろうな」
VRMMOモンスターバスターのシステムならば、大量の雑魚より、1人の強者が重要だ。防御力を上回る攻撃力がない者は、何人いてもダメージがないので意味がない。ぶっちゃけ、寝ているオレにガチ攻撃が当たってもダメージゼロだ。
「これでは世界が滅びてしまうと判断したステュディオス王国、剣闘士王オルドリッジが各国に呼びかけ、最強クラスの精鋭で魔龍討伐隊を結成しましたの。
ヴァルビリス帝国のサムライ、勇者ブレイン・ギャレッド
アンドゥイン連合国タロス族の忍者、イーノク・ガルシア
ニーベルング連合王国、エルフの賢者、レティシア・フリードマン
ステュディオス王国、狂戦士パゴット・ライトウッド
そして、パラミラ教皇国、前聖女パメラ・フィル
まさに当時では各国が出す事のできる最強の精鋭でしたわ。魔龍討伐隊はステュディオス王国にある、ラティアリア大陸最大のフェロニア地下迷宮でレベル上げをし、魔龍調査も順当に上手くいっていたそうです」
最強の精鋭といっても、普通の龍も倒せないのでは、龍の最上位にいる魔龍討伐など無理だろうな。それにステュディオス王国には異世界最大の地下迷宮があるのか! ダンジョンに潜るとか、心躍る話だよな。
「その後、勇者パーティーはエディルネ王国に乗り込みましたが、そこからは消息不明となりました。1年8ヶ月経った今も、帰って来ておりませんわ。
人類最強パーティーが帰ってくることが出来なかったので、一度各国の共闘は白紙に戻されて現在に至ります。理由は……なぜか魔龍はその後もエディルネ王国から南下して侵攻はしてこなかったからですわ」
「うへ~。そんなに強いモンスターとオイラたちはやりあうんだ! 勝てるかな?」
「パック、大丈夫よ。なにせ今回はセシル様がいらっしゃいますからね。龍退治でそのお力を見て確信しました」
「エミリアの言うとおりよ。私たちはセシル様のバックアップをして、尽くしましょう」
そのような経緯があったのか。人類最強パーティーが敗北したとなると、通常のやり方では無理なのだろうか。まあ、エミリアの言うとおりオレは通常よりも突き抜けて強いから、まずは正攻法でやってみよう。最強パーティーは消息不明のようだが、会って話を聞くチャンスがあるといいな。
『ガタガタガタガタガタガタッ』
馬車の車輪は荒々しい音を立てて走り出す。オレたちの乗っている馬車は白馬の四頭立てだ。白馬の引く馬車に乗ると、権力者になった感が満載だ。転移前でいうと、金持ちの象徴であるバスみたいに長い、超高級車や自家用機セスナに乗る、そのようなイメージだ。
移動の途中、オレ専属の御付きエミリアも含め楽しく雑談をする。探査マップ/神愛で、調べたら彼女もエロース神の加護持ちだった。
雑談の中で、神殿に加護を持っている人が多い理由が判明した。彼女たちの話では、神の加護は生まれつき1000人に1人くらいの割合で持つようだ。または神殿で長い間、修行をすると加護持ちになる可能性が高くなる。
それでも人口1000万人を越える神都ベネベントに1000人くらいしかいないのだ。そして加護を得たものだけが魔法職につける。
加護を得ることができない者は、戦士か盗賊になる。騎士という職業はないので、国の騎士団に所属をした普通の戦士か盗賊が勝手に騎士を名乗っている。自称騎士というわけだ。真の騎士になりたければ、上級職の聖騎士に転職するしかないのだが、加護を得て、聖騎士になれる者はほとんどいない。
異世界ラティアリア大陸では神から職業というものが与えられる。すべての者がそのどれかに所属することになる。職業は下級職と上級職の2つに分けられる。
下級職は5つある。下級職はレベル7まであるスキルや魔法のうち、レベル3まで使用することができる。
①戦士ーーステータスが低くても転職することができるので、冒険者や兵士にとって転職がしやすい。基本的にHPが多く頑強で前衛に向いており、盾を使った武技もあるので、多くの冒険者が最初の職業に選ぶ。ただし、魔法が使えないので、殴ること専門となる。
②盗賊ーー盗賊技能を持つ斥候能力専門の職業である。腕力が低いので直接攻撃を与えるのには心細いが、後方から弓矢を使い補助的な役割を担う。迷宮においては罠を発見したり、解除したりと、盗賊自体は弱いがパーティーに1人もいないと全滅することもあり、重要な存在となっている。
③魔術師ーー肉体が弱くHPが少ないので、敵に直接攻撃されるとすぐに死んでしまう反面、強力な攻撃魔法や補助魔法を操り味方を援護する。そして暗黒魔法レベル3を唱えることができると一気にその魔術師の価値が上がる。なぜなら、エンチャントウェポン/を魔法武器化を覚えるからだ。この魔法が唱えられると、超高額な魔法武器でしかダメージを与える事ができないモンスターと戦うことができる。
④僧侶ーー神の奇跡により、回復、防御魔法を唱える。また、アンデット系には特に強力なディスペルを唱えることができる。探索中に僧侶が死や怪我で離脱すると、パーティーはすぐに全滅の危機に見舞わられる。魔術師と違い、肉体は強いので前衛を担うこともできる万能職である。
⑤平民ーーどこにでもいる一般庶民。神民もここになる。スキルも特にない。
上級職は5つある。基本的には下級職でレベル30になると、神殿で上級職に転職できる。レベル7までスキルや魔法を使用できる。
①戦士→狂戦士ーー戦士の上級職。全ての能力が戦士よりも上回る。レベル5戦闘技心眼は5秒先を見通す。
②盗賊→忍者ーー戦士として前衛で戦う力を持ちながら、盗賊技能を持ち合わせる。ダメージを与えることができた場合、5%の確率でクリティカルヒットが出ると首を一発で切り落とすという特性を持つため、敵から見たら驚異の暗殺者である。また、全ての装備を外すと、敏捷度が高まるという伝説がある。
③僧侶→聖騎士ーー僧侶の上級職。レベル5神聖魔法まで覚えると死者を蘇らすことのできる、リバイバル/下位蘇生魔法が使用できるようになる。
④魔術師→サムライーー魔術師の上級職。HPの少ない魔術師と違い、前衛専門でも、後衛専門でもなることが出来る。ただし、盾を装備できない分、他の上級職よりも攻撃力を重視した仕様だ。また数々の強力な攻撃魔法を使用できるようになる。レベル6以上の魔法が使えると人類を滅ぼすことも可能だと言われる。
⑤賢者ーー生まれ持った才能。賢者で生まれると、いきなりベースレベル31、レベル1賢者になっている。唯一、転職からなる事ができない職業である。神聖魔法と暗黒魔法の両方を使用できる、まさに神に選ばれたヒューマンである。それゆえ、現在はラティアリア大陸で2人しか確認できていない。セシルは人々に知られる3人目の賢者となった。
ーーー馬車内
今年の慰問地は神都ベネベントから馬車で1日で着くエムデン枢機卿の治める市、アンカスタードというようだ。餡子とカスタードを思わず想像したのはやはり日本人だな。しかもオレはパティシエだから、なおさら甘味に関係つけてしまう。
その後、つけっぱなしの探査マップ/神愛でウインドウを見ている。一応みんなの安全のために強いモンスターがいたらすぐに対応出来るように注意していた。だがここは神都に近いからなのか、ランクが高いモンスターはまったくいない。ランクGモンスターのゴブリンすらいない。
「この辺りにはモンスターが全くいないみたいだが、なぜなのだろう?」
「それは騎士団が毎日訓練も兼ねて、巡回しているからですわ。ここはパルミラ教皇国、国土の多くが魔の森として有名なバレンシアの森に隣接している最果ての国です。安全が確保できなければ隊商が来てくれませんわ」
なるほど、訓練も兼ねて騎士団が見回りをしているのか。モンスターがはびこると、隊商が来ることができなくなり、神都ベネベントの経済力が衰退してしまうので、モンスター退治は最優先事項となっているようだ。
「それに……この辺りは以前、オークによる誘拐被害が多発していた事があります。当時は神都の人工が一千万人を超えたので、水や食糧不足が深刻化し、人工を分散させる必要がありました。その時の移住先の1つが今、向かっているアンカスタード市だったのです。そこをオークの集団に狙われたのです。ですが騎士団の奮闘で相当数のオークが狩られて終息したようです」
「やはりオークは色々な」
「そうなんだ! オークは妖精国でも徹底的に狩られていたよ!」
オークの目撃情報が報告されると、速攻で冒険者か騎士団を派遣し撃退にあたる。オークは雄しか生まれないので、ヒューマンなどの他種族の雌の体を使い繁殖するので大変な悲劇になるからだ。
オレが女性だとして、オークを孕み産んだら死にたくなるのも分かる。いや、間違いなく絶望して自決するだろう。
「でもクレタ、オークのおかげで名物も出来たじゃないのよ。ほら、あなたの実家がある市の名物料理よ」
「エミリア、そうなのだけれど、あれは私は苦手なのよ。実際、聖騎士団で散々、レベルが25にもなってしまうほどモンスターを狩った事で分かるでしょう。あなたと競って狩ったことも原因なのだし」
エミリアとクレタはレベルも一緒だし、関係があると推測していたが、同じ騎士団でモンスター狩りを競い合っていた仲だったのか。
それにクレタの気持ちもよく分かる。牛の屠殺現場を日本にいた時に見たことがある。正直、それから心が痛々しく、辛すぎて牛肉を口に入れる事が出来なくなった。牛が死を迎える最後の時、悲しむ牛の目とオレの目が合った衝撃ったら、たまに夢に出てきたほどだった。
そのあと雑談は魔龍についての話になる。
「2年前に魔龍が突如、最北の国エディルネ王国メルローズ市に現れ、魔龍から生み出される強烈なドラゴンブレスにエディルネ王国の騎士たちは何も出来ずに大敗しました。その後は次々と国中の市を滅ぼし、瞬く間にエディルネ王国は滅びてしまいましたの。
それから魔龍はなぜか南下をせず、侵攻はしていないのですが、そのかわりに魔物の数が数倍にまでふくれあがり、各国はその対応で手一杯となりましたわ。
その後、すぐに各国家が独自に調査団と討伐軍を出しましたが、そのすべてが全滅しています」
「国が軍隊を出しても駄目だったのか。そうだろうな」
VRMMOモンスターバスターのシステムならば、大量の雑魚より、1人の強者が重要だ。防御力を上回る攻撃力がない者は、何人いてもダメージがないので意味がない。ぶっちゃけ、寝ているオレにガチ攻撃が当たってもダメージゼロだ。
「これでは世界が滅びてしまうと判断したステュディオス王国、剣闘士王オルドリッジが各国に呼びかけ、最強クラスの精鋭で魔龍討伐隊を結成しましたの。
ヴァルビリス帝国のサムライ、勇者ブレイン・ギャレッド
アンドゥイン連合国タロス族の忍者、イーノク・ガルシア
ニーベルング連合王国、エルフの賢者、レティシア・フリードマン
ステュディオス王国、狂戦士パゴット・ライトウッド
そして、パラミラ教皇国、前聖女パメラ・フィル
まさに当時では各国が出す事のできる最強の精鋭でしたわ。魔龍討伐隊はステュディオス王国にある、ラティアリア大陸最大のフェロニア地下迷宮でレベル上げをし、魔龍調査も順当に上手くいっていたそうです」
最強の精鋭といっても、普通の龍も倒せないのでは、龍の最上位にいる魔龍討伐など無理だろうな。それにステュディオス王国には異世界最大の地下迷宮があるのか! ダンジョンに潜るとか、心躍る話だよな。
「その後、勇者パーティーはエディルネ王国に乗り込みましたが、そこからは消息不明となりました。1年8ヶ月経った今も、帰って来ておりませんわ。
人類最強パーティーが帰ってくることが出来なかったので、一度各国の共闘は白紙に戻されて現在に至ります。理由は……なぜか魔龍はその後もエディルネ王国から南下して侵攻はしてこなかったからですわ」
「うへ~。そんなに強いモンスターとオイラたちはやりあうんだ! 勝てるかな?」
「パック、大丈夫よ。なにせ今回はセシル様がいらっしゃいますからね。龍退治でそのお力を見て確信しました」
「エミリアの言うとおりよ。私たちはセシル様のバックアップをして、尽くしましょう」
そのような経緯があったのか。人類最強パーティーが敗北したとなると、通常のやり方では無理なのだろうか。まあ、エミリアの言うとおりオレは通常よりも突き抜けて強いから、まずは正攻法でやってみよう。最強パーティーは消息不明のようだが、会って話を聞くチャンスがあるといいな。
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