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6月4週目「副会長の仕事」
6月25日「……7月5日、予定あいてる?」
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ようやく山積みの仕事に目処がついた。
昨日が持ち帰って、夜遅くまでかかったが、会長からも「よくやったな」と珍しく褒められ、少しだけ肩の荷が下りた気がする。
~~~~~~~~~~~~
昼休み。
雨が上がり、少し涼しい風が吹く中、授業が終わり、疲れが出てきていたので、いつも買わない牛乳といつもの購買のパンを持って屋上に向かうと、すでに雨音が先に来てベンチに座っていた。
テーブルの上には、彼女の手作りらしい弁当箱が置かれている。
「やっと捕まえた」
「……え?」
「だって最近ずっと会長に振り回されて、全然一緒にお昼食べられなかったでしょ?」
「たしかに……昨日なんて気づいたら放課後だったし」
そう言って笑うと、雨音はふっと視線を落として、弁当のフタを開けた。
「ねぇ、湊くん」
「ん?」
「……7月5日、予定あいてる?」
不意に向けられた言葉に、心臓がドキリと跳ねた。
咄嗟に答えが出てこなくて、パンを口に入れたまま固まってしまう。
「えっとね、その日、花火大会があるの。みんなで行くんじゃなくて……その、湊くんと一緒に、見たいなって」
声は小さく、でもはっきり聞こえた。
昼の屋上の風が、少しだけ温度を下げてくれる。
「……花火?」
「うん。それに……7月5日って、私の誕生日なんだ」
視線を逸らしながら頬を染める雨音。
ああ、なるほど。だから、わざわざ日にちを指定して誘ってきたんだ。
「そっか……誕生日か」
「うん。でも、そんな大げさに祝ってほしいとかじゃないの。ただ、湊くんと一緒に過ごせたら、それで十分」
彼女の笑顔に、胸の奥がじんわり熱くなる。
どう答えたらいいか悩む間もなく、自然に言葉が口からこぼれた。
「……いいよ。行こう、一緒に」
雨音はほっとしたように微笑んで、小さく「やった」と呟いた。
~~~~~~~~~~~~
昼休みの終わり。
チャイムが鳴って教室に戻る道すがら、湊は心の中で自分に問いかける。
――なんでこんなに嬉しいんだろう。
――なんで、こんなに心臓がうるさいんだろう。
答えはまだ出ないけれど、7月5日の夜を思うと、少しだけ楽しみに思っている自分がいた。
~~~~~~~~~~~~
放課後。
今日は雨が降っていなくて、暑いけど時々涼しい風が吹く中、雨音と一緒に帰っている。
だが、先ほどの約束でちょっと俺が気まずくて話しかけてないせいか、いつもよりさらに緊張している。
「ねえ、今日の湊くんなんかおかしいよ。熱でもあるの?」
そう言って、急に手を額に当ててきた。
「いや、なんでもないよ。ちょっと、恥ずかしいだけというか…。」
「あれ、もしかして、女子とお祭りとか行くの初めてって感じ?よかったね、私が初めてで。」
仕草が可愛いってのもあるし、普通に恥ずかしすぎて、結局無言のまま、今日は帰って行った。
昨日が持ち帰って、夜遅くまでかかったが、会長からも「よくやったな」と珍しく褒められ、少しだけ肩の荷が下りた気がする。
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昼休み。
雨が上がり、少し涼しい風が吹く中、授業が終わり、疲れが出てきていたので、いつも買わない牛乳といつもの購買のパンを持って屋上に向かうと、すでに雨音が先に来てベンチに座っていた。
テーブルの上には、彼女の手作りらしい弁当箱が置かれている。
「やっと捕まえた」
「……え?」
「だって最近ずっと会長に振り回されて、全然一緒にお昼食べられなかったでしょ?」
「たしかに……昨日なんて気づいたら放課後だったし」
そう言って笑うと、雨音はふっと視線を落として、弁当のフタを開けた。
「ねぇ、湊くん」
「ん?」
「……7月5日、予定あいてる?」
不意に向けられた言葉に、心臓がドキリと跳ねた。
咄嗟に答えが出てこなくて、パンを口に入れたまま固まってしまう。
「えっとね、その日、花火大会があるの。みんなで行くんじゃなくて……その、湊くんと一緒に、見たいなって」
声は小さく、でもはっきり聞こえた。
昼の屋上の風が、少しだけ温度を下げてくれる。
「……花火?」
「うん。それに……7月5日って、私の誕生日なんだ」
視線を逸らしながら頬を染める雨音。
ああ、なるほど。だから、わざわざ日にちを指定して誘ってきたんだ。
「そっか……誕生日か」
「うん。でも、そんな大げさに祝ってほしいとかじゃないの。ただ、湊くんと一緒に過ごせたら、それで十分」
彼女の笑顔に、胸の奥がじんわり熱くなる。
どう答えたらいいか悩む間もなく、自然に言葉が口からこぼれた。
「……いいよ。行こう、一緒に」
雨音はほっとしたように微笑んで、小さく「やった」と呟いた。
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昼休みの終わり。
チャイムが鳴って教室に戻る道すがら、湊は心の中で自分に問いかける。
――なんでこんなに嬉しいんだろう。
――なんで、こんなに心臓がうるさいんだろう。
答えはまだ出ないけれど、7月5日の夜を思うと、少しだけ楽しみに思っている自分がいた。
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放課後。
今日は雨が降っていなくて、暑いけど時々涼しい風が吹く中、雨音と一緒に帰っている。
だが、先ほどの約束でちょっと俺が気まずくて話しかけてないせいか、いつもよりさらに緊張している。
「ねえ、今日の湊くんなんかおかしいよ。熱でもあるの?」
そう言って、急に手を額に当ててきた。
「いや、なんでもないよ。ちょっと、恥ずかしいだけというか…。」
「あれ、もしかして、女子とお祭りとか行くの初めてって感じ?よかったね、私が初めてで。」
仕草が可愛いってのもあるし、普通に恥ずかしすぎて、結局無言のまま、今日は帰って行った。
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