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◇ライブ準備
「大好きの違い」*優月
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なんかとってもほっこりしながら、玲央を見ていると、玲央がクスクス笑い出した。
「でも――なんつーか……」
「うん」
「それが、オレの中で、幸せって言葉に結び付く前に、大体優月が先に言っちゃうんだよな?」
「――あは。じゃあオレの方が、先に言葉にしてるだけなの?」
「そんな気がする――考えてみると、オレ、今までわざわざ『幸せだ』とか口にして、生きてきてない」
「そっか……」
ふーん。そうなのかぁ。
……そう言われると、玲央と居る前のオレって、どうしてたっけ。
友達と居て、幸せ、とか。言ってたっけ……???
美咲とか智也とか友達皆……家族とか……。
アイスコーヒーのストローを吸いながら。
今まで皆と過ごしてた日々を、思い出してみる。
楽しかったし、嬉しいこととかも色々あったし。
でも、よくよく考えてみると。
「んと……オレもね、玲央」
「ん?」
「幸せって言葉って、オレも、玲央にしか言ってないかも……」
「――そうなのか?」
ちら、と視線を流されて、もう一度思い起こしてみるけれど。
「うん。多分……? なんか、友達とは、今日楽しかったねーとかはよく言ってた気がするけど……なんか思い出そうとしてるんだけど、幸せっては、言ってなかったような気がする」
「――へえ」
何だか玲央が、ふーん、て感じでオレを見て、ニコニコしている。
「絶対言ってないかは分かんないけど――玲央に言うみたいには、言ってない。やっぱり……玲央と居ると、ふわって幸せだから……自然と言っちゃうんだと思う」
「ふわ、ねぇ……」
クスクス笑って、玲央がオレの頭を、ぽふぽふ、と撫でる。
「前のオレだと、その言葉、意味すら分かんなかったかも」
「――今の玲央は、分かる……?」
じっと見つめてみると。
「多分、分かってる」
「――うん。オレも。多分。このふわふわが幸せかなあって思う」
「ん」
ふふ、と笑いながら、オレの頭に触れてる玲央の手を下ろして、両手で軽く握る。
「今、手、繋いでて平気?」
「ん、平気。あんま走ってないし。まっすぐだから」
「ん」
玲央の手、綺麗だなあ。すりすりにぎにぎとしながら、手に触れていると、なんだかそれだけで、ものすごく幸せな気がする。
「なんかさ、オレね、玲央」
「ん」
「好きな友達いっぱい居るんだけど。その大好きと、玲央を好きな大好きの違いが、すごく分かってきたかもしれない」
「へえ? どんなかんじ?」
楽しそうに聞かれる。
「――玲央の大好きは、近くに居て、触れてたいってこと」
考えながら、口から零れた言葉は、それだった。
言いながら、うんうん、これだなーと、確信する。
「なんかそう思うと、オレ、遠距離とかは、できないかもしれない。寂しすぎちゃうと思う」
そう言って、照れ隠しに、あは、と笑った瞬間。
玲央が、オレの手を掴んで、そのまま、引っ張って。
手の甲に、キス、した。
車は今、動いてるからだと思うけど。
前は向いたままで。
え。
キスされてる自分の手の甲をしばし見守った後。
「――あとで、めいっぱい、キスするから」
手をすり、と撫でられて、離された。
「――っっっ」
声も出ないし、顔は、熱いし。
もうもう、玲央ってば、なんか、平気な顔で、
すごいことしないでほしい……! わーん……!!!
(2024/11/26)
以下は↓ 私が書きながら思うことなので、
作品だけ読みたい方は、次のページへどうぞ おすすみくださいませ~♡
◇ ◇ ◇ ◇
ちょっと思うこと。
(消そうと思ったんですが、コメントをたくさん入れて下さってたので……とりあえず、考えていたこととして、残しときます。その代わり上に注意書き入れときます)
キャラはキャラとして大好きで書いているのですが♡
やっぱりもっとなにかお話として、起承転結みたいな……必要なのだろうかとも思うこともあり。
前、可愛い優しいだけじゃもう無理リタイヤしますって言われたことが一度だけあって。直で離脱を言われたのはその一度だけかな(笑)たまにそれを思い出すんですよねぇ(;'∀')
まあ、できたら、いろいろ工夫して、なるべくなら、よりおもしろいなって思って読んで頂きたいという気持ちは、強いので……。
いつかご意見聞くかもしれません。
好きって思って下さってる方が居るのは、伝えて下さってる分はちゃんと認識してます(*´艸`*) 別にすごく凹んでるとかじゃなくて。ただ、どうしたら、もっと楽しいかなあ~と。
くっついちゃってて、ほのぼのだから、事件とかつくりようが……(笑)
当て馬……? いや、この二人、当て馬きっと相手にされないで終わる……とかなって、秒で話が消える(笑) あはは(*´∇`*)
まあ……色々考えながら書いていきます♡
「でも――なんつーか……」
「うん」
「それが、オレの中で、幸せって言葉に結び付く前に、大体優月が先に言っちゃうんだよな?」
「――あは。じゃあオレの方が、先に言葉にしてるだけなの?」
「そんな気がする――考えてみると、オレ、今までわざわざ『幸せだ』とか口にして、生きてきてない」
「そっか……」
ふーん。そうなのかぁ。
……そう言われると、玲央と居る前のオレって、どうしてたっけ。
友達と居て、幸せ、とか。言ってたっけ……???
美咲とか智也とか友達皆……家族とか……。
アイスコーヒーのストローを吸いながら。
今まで皆と過ごしてた日々を、思い出してみる。
楽しかったし、嬉しいこととかも色々あったし。
でも、よくよく考えてみると。
「んと……オレもね、玲央」
「ん?」
「幸せって言葉って、オレも、玲央にしか言ってないかも……」
「――そうなのか?」
ちら、と視線を流されて、もう一度思い起こしてみるけれど。
「うん。多分……? なんか、友達とは、今日楽しかったねーとかはよく言ってた気がするけど……なんか思い出そうとしてるんだけど、幸せっては、言ってなかったような気がする」
「――へえ」
何だか玲央が、ふーん、て感じでオレを見て、ニコニコしている。
「絶対言ってないかは分かんないけど――玲央に言うみたいには、言ってない。やっぱり……玲央と居ると、ふわって幸せだから……自然と言っちゃうんだと思う」
「ふわ、ねぇ……」
クスクス笑って、玲央がオレの頭を、ぽふぽふ、と撫でる。
「前のオレだと、その言葉、意味すら分かんなかったかも」
「――今の玲央は、分かる……?」
じっと見つめてみると。
「多分、分かってる」
「――うん。オレも。多分。このふわふわが幸せかなあって思う」
「ん」
ふふ、と笑いながら、オレの頭に触れてる玲央の手を下ろして、両手で軽く握る。
「今、手、繋いでて平気?」
「ん、平気。あんま走ってないし。まっすぐだから」
「ん」
玲央の手、綺麗だなあ。すりすりにぎにぎとしながら、手に触れていると、なんだかそれだけで、ものすごく幸せな気がする。
「なんかさ、オレね、玲央」
「ん」
「好きな友達いっぱい居るんだけど。その大好きと、玲央を好きな大好きの違いが、すごく分かってきたかもしれない」
「へえ? どんなかんじ?」
楽しそうに聞かれる。
「――玲央の大好きは、近くに居て、触れてたいってこと」
考えながら、口から零れた言葉は、それだった。
言いながら、うんうん、これだなーと、確信する。
「なんかそう思うと、オレ、遠距離とかは、できないかもしれない。寂しすぎちゃうと思う」
そう言って、照れ隠しに、あは、と笑った瞬間。
玲央が、オレの手を掴んで、そのまま、引っ張って。
手の甲に、キス、した。
車は今、動いてるからだと思うけど。
前は向いたままで。
え。
キスされてる自分の手の甲をしばし見守った後。
「――あとで、めいっぱい、キスするから」
手をすり、と撫でられて、離された。
「――っっっ」
声も出ないし、顔は、熱いし。
もうもう、玲央ってば、なんか、平気な顔で、
すごいことしないでほしい……! わーん……!!!
(2024/11/26)
以下は↓ 私が書きながら思うことなので、
作品だけ読みたい方は、次のページへどうぞ おすすみくださいませ~♡
◇ ◇ ◇ ◇
ちょっと思うこと。
(消そうと思ったんですが、コメントをたくさん入れて下さってたので……とりあえず、考えていたこととして、残しときます。その代わり上に注意書き入れときます)
キャラはキャラとして大好きで書いているのですが♡
やっぱりもっとなにかお話として、起承転結みたいな……必要なのだろうかとも思うこともあり。
前、可愛い優しいだけじゃもう無理リタイヤしますって言われたことが一度だけあって。直で離脱を言われたのはその一度だけかな(笑)たまにそれを思い出すんですよねぇ(;'∀')
まあ、できたら、いろいろ工夫して、なるべくなら、よりおもしろいなって思って読んで頂きたいという気持ちは、強いので……。
いつかご意見聞くかもしれません。
好きって思って下さってる方が居るのは、伝えて下さってる分はちゃんと認識してます(*´艸`*) 別にすごく凹んでるとかじゃなくて。ただ、どうしたら、もっと楽しいかなあ~と。
くっついちゃってて、ほのぼのだから、事件とかつくりようが……(笑)
当て馬……? いや、この二人、当て馬きっと相手にされないで終わる……とかなって、秒で話が消える(笑) あはは(*´∇`*)
まあ……色々考えながら書いていきます♡
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