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第1章
「手加減なし?」※
しおりを挟む「――――……ええ加減、慣れたら? 気持ちええ事」
「……そんなの、無理……」
「――――……ほしたら今日、めいっぱい気持ちようしたる。いっこも焦らしたりせえへんから。まあいつもは反応可愛えからしとるんやけど……もう、全部おかしくなれば、ええわ。……手加減せえへんから、付き合えや」
「……っ……そんなの、絶対やだ」
ものすごい、怖いこと、言った。今。こいつ。
なに。手加減しないって、どうゆうこと?
いつも、あれで、手加減されてんの、オレ。
押しのけようとしてる手を、啓介が、難なく抑えた。
「……いつも言うとるけど、やめろとか嫌だ、やなくて、気持ちいいて言えや。その方が、絶対気持ちええから」
ほんと、やだ。
ただでさえ、今日、体、ゾクゾクしておかしいのに……。
「っ絶対やだ」
抑えられた手を、しつこく、啓介の邪魔をしようともがいていたら。
「ったくもー お前はほんま……――――……あ。」
「え?」
何か、思いついたみたいな啓介が。
何を考えてるのか分からなくて。
「ちょっと変わったこと、しよか……」
くす、と笑われて。
思い切り、眉をひそめてしまう。
腕を取られて、背を支えられて、啓介に、起き上がらされる。
オレの服に手をかけると、めくりあげてきた。頭を通されて脱がされるんだと、思ったら、そのまま後ろに回された。
不思議に思ってる間に、その服で、後ろ手に括られてしまった。
「え?」
「これ、とれる?」
「……っ……っ」
簡単な拘束なはずなのに、解けない。
「思うたより取れそうにないな。よし。このまましてみよ」
「っふざけん――――……」
「も、黙れや……」
くす、と笑った啓介に、唇をふさがれる。
舌が絡められて。口の中、全部、なめられてる、みたいな――――……。
文句をすべて、塞がれる。
「ん、ふっ……」
いつもなら啓介のどこかにつかまるのに。それもできず、括られたまま、ぎゅ、と握りしめる。
「……ッン……」
啓介と向かいあうように座らされたまま、めちゃくちゃキスされてるオレに、啓介がやんわりと触る。髪の毛や、頬や首筋を、いたずらに触れて、指でなぞる。
手が後ろなので、胸が開かれてるみたいになってて。
「――――……っあっ……」
乳首に舌が這って、びく、と顎が反る。倒れそうになった背中を、啓介の手が支えて抱きとめる。
「や……んん、」
舌で転がすみたいに刺激されて。片方は指で捏ねられる。
退きたいけれど、それもできず。後ろで括られているから、まるで自分から胸を突き出してるみたいな姿勢に、恥ずかしすぎて、首を振る。
「……や、だっ……」
「やだ言うなて言うたやろ……?」
「……やだ、ってば……っ」
啓介の手がズボンの中に入って、いきなり引きずり出されて。ゆっくりと、扱かれて、息を詰める。
「……や……ん……っ」
少しずつ、熱を持っていくその先端を、指の腹でぐり、と撫でられてのけ反る。 全身が、かあっと、熱くなる。
「……っあ……」
胸に擦られた舌の動きに、快感が走る。
きつく吸われて、びく、と体が大きく震える。
啓介の手は、容赦がない。手加減しないでちゃんと抱く、なんて言葉が、思い出されて、めまいがしそう。
啓介がまた、唇にキスしてきた。
熱い舌が捩じりこまれて、呼吸ごと、何もかも奪われてく気がする。
「……ん、ぅ……っ…… ふ……あっ……」
激しいキスに朦朧としてくる。
同時に、弄られている下半身から、ぐちゅ、と音が聞こえる。
「……んん……ふっ……」
噛まれた舌から、びりびりした快感が腰を走る。
「……や……っ……」
腰を退いて、愛撫から逃げようとすると、腰を大きな手で掴まれた。
キスをやめた啓介が急に降りていって。
何?と、上擦る声で必死に言って、下に視線を向けると。
啓介が、オレのそれを、口に含んだ。
「……っ ……ゃ!」
――――……これ、嫌だって、言ってるのに……っ。
恥ずかしすぎて。快感が、強すぎて。
「――――……や……っ」
ぶる、と全身が震えて、涙が、知らず零れ落ちた。
感覚が、強すぎて、一瞬で、頭が真っ白になる。
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