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第2章
「意識してる」※
しおりを挟む唇が触れた瞬間、深くキスし返されて。
今度は近くにあったソファに連れてこられて座らされて、背中を押し付けられた。
「……ん、ン――――……」
少しだけ離れた唇の間で、啓介が、笑う。
「……もーほんま、可愛ぇな……」
……なんだかなぁ。もう。
――――……啓介の思うまま、すぎて
ほんとにいつもいつも、やっぱり、ちょっとは嫌なんだけど。
――――……啓介とのキスが好きで。
もーいいや。と思ってしまって。
いっぱいキスされてる間に、頭ん中。白くなっていく。
キスが、甘い。
……って感じるなんて。おかしいんだろうか。
でも、啓介のキスは、甘い。
そう思う。
優しいけど。激しいし、熱い。
甘くて、舌が溶けそう。最近、いつも、そう思う。
長いキスで、すっかり力が抜けて。
ぼーと、啓介を見上げる。 啓介が、手を伸ばして、下に触れてくる。
「……っ!!」
ぴ、と背筋が反って。 一瞬で強張ると。
くす、と啓介は笑う。
「……すぐ感じるなあ?」
「……言うなよっ」
「……たまにはここでしてみよ。……嫌?」
「……何で聞くんだよ。……ここでする気ないなら、そこ触んなよっ……」
もう……ほんと、バカ!!
「……せやな……――――……ていうかそれって」
「――――……っ……」
「する気ならもっと触ってって、言うてる?」
「……っっっ!」
声にならない文句を宿して睨みつけたら。
「――――……ん、わかった」
クスクス笑いながら、勝手に納得して頷いて。
買ったゴムとローションがあそこに……とか言いながら、啓介が部屋の隅にあった茶色の紙袋の所に行ってすぐ戻ってきた。
一緒に買い物に行った薬局で、ウキウキしながら買ってたやつか……。
特にゴムは、ローションたっぷりがどーとか、何の匂いだとか、薄いのがええかーとか、なんか色々、箱を見ながら実況するので、恥ずかしいから黙って買えよと、離れた。
……だって、男2人で、ウキウキ選んでるの、誰かに見られたら、やっぱり変じゃん。……意識してるからなのかな。
友達同士も、そんなもの一緒に買ったりすんのか? 意識してなければ、吟味しあうもの??
……とにかく意識してるからか、それ使われるのオレだと思うからか。ていうか、もー、オレ、何考えてんだっつー話だし。
……そんなの一緒に選ぶとか絶対無理、という事で、脱出した。会計も啓介が済ませたから、一体何を買ったのか、見てない。
「これ使お」
楽しそうに、見せてくる。
箱だけ何となく見えるけと、じっくり見る気はない。
何がそんなに楽しいんだか全然わかんね。なんか、恥ずかしいしか、ない。
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