【やさしいケダモノ】-大好きな親友の告白を断れなくてOKしたら、溺愛されてほんとの恋になっていくお話-

星井 悠里

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第2章

「啓介のバカ」※

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「――――……」


 目を覚ましたら、抱き締められていて。
 でもって、全部思い出したらめちゃくちゃ恥ずかしい。

 お風呂でしてから、出てきて、ベットでまたすぐ、続き、で。
 声、出して良いって、啓介しつこくて。

 だから、家だから我慢してる訳じゃなくて、恥ずかしいからだって思うんだけど、言えないし。

 噛みしめると、すぐにキスされたり、指、入れられて、解かれて。
 だんだん、自分の声にも、煽られて、我慢、できなくなっていって。

 …………なんかオレ。めちゃくちゃ、乱れた気がする。

 けほ。
 小さく、喉の調子を確かめるみたいな咳をしたら。

「起きたん? ほれ、雅己」

 と、啓介が起き上がって、水を渡してくれた。
 とりあえず体を起こして、無言で受け取って、水を乾いた喉に流し込む。


「……けーすけ」
「ん?」

「…………オレ」
「ん」

「……オレ、声――――……」
「うん」

「……恥ずかしいから、我慢してんの、オレ」
「……ん?」

「声がどこかに漏れるとか、そういうんじゃないの」
「……ああ。そうなん?」

「さっき、めちゃくちや恥ずかしかったんだけど」

 むむむ、と睨むと。
 啓介は、すぐに、クスクス可笑しそうに笑って。


「めちゃくちゃ可愛かったけどな」

 手が伸びてきて、オレの頭を撫でてくる。
 そのまま引き寄せられて、キスされる。


「…………ん……?」

 啓介がキスしながら、クスクス笑うので、見上げると。


「――――……声。ほんま可愛かった」
「……お前、おかしい」

 恥ずかしすぎて、む、と口を閉じたのに、またキスされて、唇舐められると、自然と開いてしまう。

 柔らかいキスが続いて。そっと離される。


「これ以上してると、またしたくなるから。もうやめる。帰らんといけないし」

 頬を撫でられて、そんな風に言われて。
 ん、と頷いた。


「オレ結構寝てた? あとどれくらいで出る?」
「ん。あと30分位やな」
「そっか……あのさ、啓介」

「ん?」

 キスは離れたけど、軽く啓介の腕の中に抱き締められたまま。
 ちょっと見上げる。


「……なんかさ」
「うん」


「……オレ……」
「何や?」

 うう。ちょっと恥ずかしい。けど。
 一応、言っとかないと。


「――――……オレ、大丈夫」
「ん? 何が?」

「……あの……啓介としてるの……気持ちいから」
「――――……」

「……だから、さっきのもう言わないし、こだわんないから、大丈夫」

 じっと、啓介を見上げながら言ったら。啓介は、またマジマジとオレを見下ろす。

 ため息、つかれる。

「――――……??」

 何でそんなおっきいため息つくんだろう。

「啓介?」
「何でお前は、いっつも、ほんま――――……」

「……え」

 とさ、と、ベッドに沈められて、押し倒される。


「え?」
「30分……いや。も、25分か……」

「……???」


「なるべく早めに終わらすから」
「……え」

 さっき転がしてたままの、ローション、手に取って。

「え、何――――……っひゃ……っ」

 中、指が入ってきて。

「……っん、あ……っ」

 あっという間に快感、襲ってきて。
 ていうか、さっきの余韻がまだ……っ……!!


「……すぐ平気そう」

 もうすっかり、熱っぽい声の啓介に、耳元で囁かれて。
 ぞく、と指、締め付けてしまう。

 すぐ指抜かれて、あてがわれて。


「……っあ、……っん、ぁ……」

 もう、すぐに、中まで貫かれて。
 ぎゅ、と背中に抱き付く。


「……ばか、も……けいす、けの、ばか……っ……」
「――――……堪忍」

 くす、と笑って。なだめるように、頬を撫でられる。


「んー……オレ、誰かに聞きたいんやけど」
「……っなにを?」

「……オレが悪いんか? これ……」
「――――……っあたりまえ……!」

 啓介を睨むけど。
 啓介は、すぐ、笑う。

「こんな場所で、んな事言われたら……するやろ?」
「っっだって! さっき、した、ばっかり……っ」

「――――……めちゃくちゃ気持ちよく、したる」
「……っっっいら、な……っ……」


 唇塞がれて。
 いきなり激しくされて。

 ずるずると。
 気持ち良いのに、取り込まれて、しがみつく。





 ――――……もう。
 啓介の馬鹿。


 
 

 
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