4 / 25
Chapter2:魚もおだてりゃ空を飛ぶ ①
しおりを挟む
前回のお話から早三年。
俺は人生逆転して父親の会社の跡継ぎとして世界を駆け回っていた。毎日が大忙しだけど、やりがいもあって充実した人生を過ごしている。
……ま、全部嘘だけどな。
本当は前回のお話の翌日。
今日も今日とて暇な俺は例に漏れずに街を散歩していた。今日もいい青空だ。
と、河川敷の橋を女の子が歩いていることに気がついた。
(あれ、あの人って――)
遠目からだけど、人の顔を覚えるのが苦手な俺でも見覚えがあった。
(高校の時のお嬢様先輩だ)
平坂高校でひときわ周囲の注目を集めてた女子生徒がいたっけな。
目立つ理由は容姿端麗な外見と、いいとこのお嬢様だから、だっけ。
俺は一度も喋ったことがないので彼女の素性はそれしか知らないし、そもそも住む世界が違うので関わろうとも思わなかった。
今思うと名前すら思い出せない。
つまり、そこまで興味が湧かなかったのだ。
色々と考えている間にその人も俺の存在に気づいたようで、立ち止まってこちらを見つめている。うおお、なんか怖ぇ。
薄ら怖いのでシカトして再び足を踏み出した。
すると、あの人が走ってこちらに向かってくるではないか!
「話が切り替わっても鬼ごっこっフゥー!」
俺は謎のテンションで感情を誤魔化し、自分は短距離陸上選手だと自己暗示して逃げ切った。この作品、ひたすら走ってばっかだな。
「上手く撒いたな」
さすがに元野球部の男が全力疾走で女子に追いつかれたら情けなすぎる。友達から一生イジりのネタにされる失態だ。いやまぁ友達いないんだけどね。
「……ん? あの人何やってんだろ」
平坂市の河川敷は結構面積がある。逃亡のためにそれなりに駆け抜けたが、それでもまだ河川敷の風景がどこまでも広がっている。
そんな広い河川敷の一角で、五十代くらいの中年男性が双眼鏡で空を見ていた。もう片手には釣り竿が握られている。
(釣りをするなら空を眺める必要はないよな?)
あのオッサンの奇天烈な行動が気になったので、近くまで行ってみる。
「………………」
オッサンは俺の接近に気がつかない。それほどまでに集中しているのだろう。
それにしても、釣り人の身なりで川ではなく空を見上げ続けているのはなんともシュールな絵面だ。
「ゴホン。あの、空に何かいるんですか?」
話しかけると釣り人はようやく俺の存在に気がついた。
集中していたところに横槍を入れられたせいか、不機嫌そうに空から視線を落として俺の顔を睨んでくる。
「お前、誰?」
「高校中退のしがないニートっす」
「そうか。切ないね」
オッサンは俺の素性を知っても興味がないのか、薄口のリアクションだった。
「ちなみに俺はスーパーの品出しアルバイトだ」
年齢的に正規の役員でもおかしくないけど、深い事情でもあるのか?
「リストラや倒産の影響ですか?」
「ちゃうちゃう。俺は五十数年の人生で一度も就職したことがないんよ。高校中退からのアルバイト生活一筋だ。当然独身貴族よ」
「左様でございますか」
なんだろうね。親近感が湧いたし、バイトしてる分俺より全然立派なはずなのに、謎の優越感を抱いてしまう。というか貴族と呼べる生活ができてるのか気になる。
「俺はなぁ――空を飛ぶ魚を探してんだよ」
「…………は?」
オッサンは遠い目をしてイカれた発言をさらりと口走りやがった。
空を飛ぶ魚……? これまたすげぇ生物を追い求めてらっしゃるようで。
「それって、トビウオですか?」
トビウオは空こそ飛べないが、水上であれば海面すれすれを滑空できる。
しかし、トビウオは太平洋をはじめとした温帯の海に生息する海水魚であって、平坂河川敷の川――濁杉川周辺を探しても見つかるはずがないんだが。
「トビウオは空飛べないだろ」
オッサンは俺の返答を否定して、やれやれと溜息を吐いた。なんかムカつく。
「空を背景に飛んでる魚って意味じゃないんですか?」
空こそ飛べなくても水上に飛んだ魚なら、見方によっては空をバックに飛んでいるように映らなくもない。
「違う。鳥のように空を羽ばたく魚だ」
「えぇ……」
マジモンの空を飛ぶ魚のお話を大真面目に話しておられた模様。
そんな生物存在するのかねぇ?
「奴は大空も舞うし、水面にも浮かぶ」
「それ鴨あたりカモ……鴨だけに?」
「ウッゼェダジャレはいいんだよテメェぶち殺すぞ!!」
「あっすんません」
軽くおちゃらけただけのつもりだったのにめっちゃくちゃキレられた。この人の地雷分からなすぎでしょ? こっわマジ恐怖なんすけど。
「俺はよぉ――魚だって自由に空を飛べると世界に証明したいんだよ」
「それを証明してどうなるんですか?」
「子供たちに夢を与えられるだろ。魚だって空を飛べるんだ。だったら僕も私もあちきもおいどんも拙者もまろも某も、空を羽ばたけるかもしれない、と」
「は、はぁ~」
マジでこの街にはマトモな住民はおらんのか?? 思考回路がブッ飛びすぎててとてもついていけんわ。釣りか? 釣り人だけに、俺をネタで釣って悦んでるのか?
「だが、しばらく探してもいっこうに見つからなくてな」
そりゃあ見つかるわけがないでしょ。人の夢や趣味にケチつけたくはないけど、もっと人生を有意義に過ごす手立ては他にいくらでもあるでしょ。
「見つかるといいですね。頑張ってください」
俺は笑顔で会釈をして右足を踏み出す。
「待て」
が、腕をホールドされた。釣り糸に巻きつけられる形で。器用な技だな。
「一緒に探してくれないか?」
「いやぁ俺はそういうの向いてないんで。他を当たってくれませんかね」
向いてる人間すらいないと思うけど。オカルトごとは完全に管轄外なんでね。
するとオッサンは、
「ニートだし、どうせ暇だろ?」
無情な言葉を突きつけてきた。
出たよ、魔法の呪文。それを言われた日にゃあ何も言い返せない。実際暇だから。
「分かりましたよ。で、俺は何をすれば?」
「俺と一緒に魚を探してくれりゃいい。簡単な仕事だろ?」
「はぁ」
姿形も不明、特徴の情報もなし、なんなら名前すら分からぬ未知なる魚探しのどこが難易度イージーなんだよ。
オッサンからしたら難しくないのかなとも思ったけど、コイツも一切収穫がないようだし、無謀な挑戦だよな。
「で、濁杉川近辺を探せと言うんですか?」
「川だけじゃない。空を舞う以上、奴の行動範囲は当然川以外も視野に入る」
オッサンはさも当然のように無茶な要求を口走ってきやがった。街中をくまなく探せと申しますか。俺は探偵じゃないんですけど。
「えぇ……それじゃ範囲は広大じゃないですか」
「俺には分かる! 奴は平坂市内にしか生息しない!! 断言しよう!」
「その根拠はどこから湧いて出たんですか?」
「そら俺の勘よ」
「ほ、ほぉ~……」
なるほどね。これっぽっちもアテにならない。
「まだまだ日が落ちるまで時間はある! 元気に探そうじゃないか!」
「夜は探さないんですね」
「良い子は寝る時間だからな。したがって俺も毎日夜六時には帰宅している。観たいバラエティ番組もあるしな」
それ関係ありますか? まさか、その年齢で良い子気取ってるの? さすがに五十代半ばで若作りはキッツイでしょ。あと、テレビ番組は録画すればいいのでは?
俺の心の叫びなど聞こえるはずもなく、オッサンは俺の肩を叩いて歩き出した。
(別々に探す提案をして、そのまま帰ろっかなぁ……?)
奇跡を追い求める謎チャレンジに、俺は捜索開始前から気が重くなった。
◎
オッサンと二人並んで市内をブラブラと回って今は商店街にいる。変人中年と中卒ニートのツーショットってよくよく考えたら結構ヤバたんだよな。
「おい、奴は空を飛んでるのに足元を見てもしょうがないだろ」
「鳥ですら地上に舞い降りる時はあるでしょ」
「奴は鳥じゃねぇ。その考えは捨てろ」
「う、うーん?」
理由が到底納得できる内容ではなかったので首を傾げてしまった。
クッソダルい案件に巻き込まれた感が否めないけど、手伝いを引き受けた手前は従うしかない。ある程度探して見つからなければコイツも諦めて解放してくれるだろう。
それはいいけど、俺の分の双眼鏡はないのかよ。自分だけ便利グッズを使いやがって。
「空飛ぶ魚さーん? どこですかー?」
「叫んだら驚いて逃げられちまうだろ!?」
「だったらとことん叫んで逃げられた方が姿は目撃できますよ」
姿が見えたら追える範囲まで追えばよくね?
しかしオッサンからしたらその考え方はタブーのようで、
「動物には優しく! 奴も人間と同じく心がある! そのような自己中心的な手段は俺が許さん! もし強行しやがったらお前を濁杉川に沈めてやる」
「突然バイオレンスキャラになるのやめてもらえます? 俺にだって心はありますよ?」
般若の形相でたいそう物騒な発言をかましてきた。これは大変なことだと思うよ。
「それくらい俺は奴を愛しているんだ」
「見たこともないのに?」
「愛に形は関係ねぇよな?」
「お、おぅ」
それはそうだが、未知なる生物への愛など単なる幻像に過ぎないと思うんだよね。
俺は人生逆転して父親の会社の跡継ぎとして世界を駆け回っていた。毎日が大忙しだけど、やりがいもあって充実した人生を過ごしている。
……ま、全部嘘だけどな。
本当は前回のお話の翌日。
今日も今日とて暇な俺は例に漏れずに街を散歩していた。今日もいい青空だ。
と、河川敷の橋を女の子が歩いていることに気がついた。
(あれ、あの人って――)
遠目からだけど、人の顔を覚えるのが苦手な俺でも見覚えがあった。
(高校の時のお嬢様先輩だ)
平坂高校でひときわ周囲の注目を集めてた女子生徒がいたっけな。
目立つ理由は容姿端麗な外見と、いいとこのお嬢様だから、だっけ。
俺は一度も喋ったことがないので彼女の素性はそれしか知らないし、そもそも住む世界が違うので関わろうとも思わなかった。
今思うと名前すら思い出せない。
つまり、そこまで興味が湧かなかったのだ。
色々と考えている間にその人も俺の存在に気づいたようで、立ち止まってこちらを見つめている。うおお、なんか怖ぇ。
薄ら怖いのでシカトして再び足を踏み出した。
すると、あの人が走ってこちらに向かってくるではないか!
「話が切り替わっても鬼ごっこっフゥー!」
俺は謎のテンションで感情を誤魔化し、自分は短距離陸上選手だと自己暗示して逃げ切った。この作品、ひたすら走ってばっかだな。
「上手く撒いたな」
さすがに元野球部の男が全力疾走で女子に追いつかれたら情けなすぎる。友達から一生イジりのネタにされる失態だ。いやまぁ友達いないんだけどね。
「……ん? あの人何やってんだろ」
平坂市の河川敷は結構面積がある。逃亡のためにそれなりに駆け抜けたが、それでもまだ河川敷の風景がどこまでも広がっている。
そんな広い河川敷の一角で、五十代くらいの中年男性が双眼鏡で空を見ていた。もう片手には釣り竿が握られている。
(釣りをするなら空を眺める必要はないよな?)
あのオッサンの奇天烈な行動が気になったので、近くまで行ってみる。
「………………」
オッサンは俺の接近に気がつかない。それほどまでに集中しているのだろう。
それにしても、釣り人の身なりで川ではなく空を見上げ続けているのはなんともシュールな絵面だ。
「ゴホン。あの、空に何かいるんですか?」
話しかけると釣り人はようやく俺の存在に気がついた。
集中していたところに横槍を入れられたせいか、不機嫌そうに空から視線を落として俺の顔を睨んでくる。
「お前、誰?」
「高校中退のしがないニートっす」
「そうか。切ないね」
オッサンは俺の素性を知っても興味がないのか、薄口のリアクションだった。
「ちなみに俺はスーパーの品出しアルバイトだ」
年齢的に正規の役員でもおかしくないけど、深い事情でもあるのか?
「リストラや倒産の影響ですか?」
「ちゃうちゃう。俺は五十数年の人生で一度も就職したことがないんよ。高校中退からのアルバイト生活一筋だ。当然独身貴族よ」
「左様でございますか」
なんだろうね。親近感が湧いたし、バイトしてる分俺より全然立派なはずなのに、謎の優越感を抱いてしまう。というか貴族と呼べる生活ができてるのか気になる。
「俺はなぁ――空を飛ぶ魚を探してんだよ」
「…………は?」
オッサンは遠い目をしてイカれた発言をさらりと口走りやがった。
空を飛ぶ魚……? これまたすげぇ生物を追い求めてらっしゃるようで。
「それって、トビウオですか?」
トビウオは空こそ飛べないが、水上であれば海面すれすれを滑空できる。
しかし、トビウオは太平洋をはじめとした温帯の海に生息する海水魚であって、平坂河川敷の川――濁杉川周辺を探しても見つかるはずがないんだが。
「トビウオは空飛べないだろ」
オッサンは俺の返答を否定して、やれやれと溜息を吐いた。なんかムカつく。
「空を背景に飛んでる魚って意味じゃないんですか?」
空こそ飛べなくても水上に飛んだ魚なら、見方によっては空をバックに飛んでいるように映らなくもない。
「違う。鳥のように空を羽ばたく魚だ」
「えぇ……」
マジモンの空を飛ぶ魚のお話を大真面目に話しておられた模様。
そんな生物存在するのかねぇ?
「奴は大空も舞うし、水面にも浮かぶ」
「それ鴨あたりカモ……鴨だけに?」
「ウッゼェダジャレはいいんだよテメェぶち殺すぞ!!」
「あっすんません」
軽くおちゃらけただけのつもりだったのにめっちゃくちゃキレられた。この人の地雷分からなすぎでしょ? こっわマジ恐怖なんすけど。
「俺はよぉ――魚だって自由に空を飛べると世界に証明したいんだよ」
「それを証明してどうなるんですか?」
「子供たちに夢を与えられるだろ。魚だって空を飛べるんだ。だったら僕も私もあちきもおいどんも拙者もまろも某も、空を羽ばたけるかもしれない、と」
「は、はぁ~」
マジでこの街にはマトモな住民はおらんのか?? 思考回路がブッ飛びすぎててとてもついていけんわ。釣りか? 釣り人だけに、俺をネタで釣って悦んでるのか?
「だが、しばらく探してもいっこうに見つからなくてな」
そりゃあ見つかるわけがないでしょ。人の夢や趣味にケチつけたくはないけど、もっと人生を有意義に過ごす手立ては他にいくらでもあるでしょ。
「見つかるといいですね。頑張ってください」
俺は笑顔で会釈をして右足を踏み出す。
「待て」
が、腕をホールドされた。釣り糸に巻きつけられる形で。器用な技だな。
「一緒に探してくれないか?」
「いやぁ俺はそういうの向いてないんで。他を当たってくれませんかね」
向いてる人間すらいないと思うけど。オカルトごとは完全に管轄外なんでね。
するとオッサンは、
「ニートだし、どうせ暇だろ?」
無情な言葉を突きつけてきた。
出たよ、魔法の呪文。それを言われた日にゃあ何も言い返せない。実際暇だから。
「分かりましたよ。で、俺は何をすれば?」
「俺と一緒に魚を探してくれりゃいい。簡単な仕事だろ?」
「はぁ」
姿形も不明、特徴の情報もなし、なんなら名前すら分からぬ未知なる魚探しのどこが難易度イージーなんだよ。
オッサンからしたら難しくないのかなとも思ったけど、コイツも一切収穫がないようだし、無謀な挑戦だよな。
「で、濁杉川近辺を探せと言うんですか?」
「川だけじゃない。空を舞う以上、奴の行動範囲は当然川以外も視野に入る」
オッサンはさも当然のように無茶な要求を口走ってきやがった。街中をくまなく探せと申しますか。俺は探偵じゃないんですけど。
「えぇ……それじゃ範囲は広大じゃないですか」
「俺には分かる! 奴は平坂市内にしか生息しない!! 断言しよう!」
「その根拠はどこから湧いて出たんですか?」
「そら俺の勘よ」
「ほ、ほぉ~……」
なるほどね。これっぽっちもアテにならない。
「まだまだ日が落ちるまで時間はある! 元気に探そうじゃないか!」
「夜は探さないんですね」
「良い子は寝る時間だからな。したがって俺も毎日夜六時には帰宅している。観たいバラエティ番組もあるしな」
それ関係ありますか? まさか、その年齢で良い子気取ってるの? さすがに五十代半ばで若作りはキッツイでしょ。あと、テレビ番組は録画すればいいのでは?
俺の心の叫びなど聞こえるはずもなく、オッサンは俺の肩を叩いて歩き出した。
(別々に探す提案をして、そのまま帰ろっかなぁ……?)
奇跡を追い求める謎チャレンジに、俺は捜索開始前から気が重くなった。
◎
オッサンと二人並んで市内をブラブラと回って今は商店街にいる。変人中年と中卒ニートのツーショットってよくよく考えたら結構ヤバたんだよな。
「おい、奴は空を飛んでるのに足元を見てもしょうがないだろ」
「鳥ですら地上に舞い降りる時はあるでしょ」
「奴は鳥じゃねぇ。その考えは捨てろ」
「う、うーん?」
理由が到底納得できる内容ではなかったので首を傾げてしまった。
クッソダルい案件に巻き込まれた感が否めないけど、手伝いを引き受けた手前は従うしかない。ある程度探して見つからなければコイツも諦めて解放してくれるだろう。
それはいいけど、俺の分の双眼鏡はないのかよ。自分だけ便利グッズを使いやがって。
「空飛ぶ魚さーん? どこですかー?」
「叫んだら驚いて逃げられちまうだろ!?」
「だったらとことん叫んで逃げられた方が姿は目撃できますよ」
姿が見えたら追える範囲まで追えばよくね?
しかしオッサンからしたらその考え方はタブーのようで、
「動物には優しく! 奴も人間と同じく心がある! そのような自己中心的な手段は俺が許さん! もし強行しやがったらお前を濁杉川に沈めてやる」
「突然バイオレンスキャラになるのやめてもらえます? 俺にだって心はありますよ?」
般若の形相でたいそう物騒な発言をかましてきた。これは大変なことだと思うよ。
「それくらい俺は奴を愛しているんだ」
「見たこともないのに?」
「愛に形は関係ねぇよな?」
「お、おぅ」
それはそうだが、未知なる生物への愛など単なる幻像に過ぎないと思うんだよね。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
俺は陰キャだったはずなのに……なぜか学園内でモテ期が到来した件
こうたろ
青春
友人も恋人も居ないボッチ学生だった山田拓海が何故かモテだしてしまう。
・学園一の美人で、男女問わず憧れの的。
・陸上部のエースで、明るく活発なスポーツ女子。
・物静かで儚げな美術部員。
・アメリカから来た金髪碧眼でハイテンションな留学生。
・幼稚園から中学まで毎朝一緒に登校していた幼馴染。
拓海の生活はどうなるのか!?
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる