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側仕えの休暇
理性と本能
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「やぁ、そこじゃないぃ!!」
ラインハルト様は体の隅々まで愛撫して、舐めた。だけど、私が欲しいところは、そこではない。
ラインハルト様は、あえて、私の一物の辺りには、触れないようにした。近くは触れて、舐めてはくれる。私は腰を揺らして、少しでも一物を刺激してもらおうとしても、ラインハルト様の手は、私の腰をがっしりと掴んで、動かせないようにする。
だったら、両手を使って、私自身が私の一物をしごけばいい。それも、鎖つきの手枷で封じられたため、私はただ、悶えるしかない。手枷の鎖をがしゃんがしゃんと音をたてて、それでも無駄に抵抗する。
「ここは、どうだ?」
私のお腹を押して、舐められる。その内側が喜んだ。そこよりも奥が欲しい。押されて、でも、違う刺激に、頭がおかしくなりそうだ。欲しい所で、一番近い場所だ。だけど、押したところで、奥は疼くだけだ。
「もう、もっとぉ!!」
刺激を強く求めた。だけど、ラインハルト様は愛撫だけだ。
「お腹の奥ぅ、苦しい!!」
「もっと、刺激しないとな」
ラインハルト様は私の蕾の最奥のさらに奥への挿入のために、私をおかしくした。両腕は、手枷にすれて痛い。だけど、それが気持ち良いに変換される。
「なかなか、いかないな」
私の萎えない一物を見ていうラインハルト様。
それはそうだ。最初は、悪戯で、私はラインハルト様の愛撫で散々、絶頂を教え込まれた。ラインハルト様に触れられ、舐められ、として、体は喜んだ。そこから、蕾の奥への刺激を教えられたのだ。最初は指だった。指で散々、刺激され、前の一物も舐められ、吸われ、として、さらに上の絶頂を体に教え込まれた。そして、とうとう、ラインハルト様の一物で、指ですら届かない蕾の最奥を散々、抉られ、体は喜んだ。一つずつ、悦楽の段階をあげられていき、過去の刺激では足りなくなったのだ。
愛撫ごときで、絶頂なんか出来ない。そんな子供だまし、もう通じないほど、私は上位の悦楽を体に刻まれたのだ。
この、手枷さえなければ、ラインハルト様に縋って、無理矢理、挿入だって出来る。もう、恥じとか、男らしさとか、どうでも良くなった。そんなものにこだわっていては、この不燃焼な衝動をどうにか出来ない。
いっそのこと、と私は魔法を使おうとする。だけど、皇族最強の血筋であるラインハルト様の命令が、それを不発にする。逆らえないのではない。出来ないのだ。
「やぁ、ラインハルト様、どうか、情けを!!!」
叫んで、暴れた。体が汗でドロドロとして、気持ち悪い。
ラインハルト様は笑顔で、私を見下ろしていた。私は、縋った。やっと、ご褒美がもらえる、と。
ラインハルト様の手が私の頬を優しく撫でてくれる。私は頬をあてて、舐めて、とした。ご機嫌をとらないと、この苦しみから解放されない。
なのに、ラインハルト様は私から離れた。
「ラインハルト様!!」
体を起こしたくても、もう、体全体が疲れている。それに、両腕の拘束はそのままだ。仰向けから体制を変えることも出来ない。
「あ、て、らす」
賢者テラスがいた。無表情に、持ってきた食事を机に置く。
一気に、羞恥で、頭が痛くなるほど熱くなる。体の衝動が、それで、少し、収まった。
「なんだ、お前は服を着たままか」
「ハガルと皇帝陛下の儀式ですからね。私は、食事を運びに来ただけです。ここに入れるのは、皇帝と、筆頭魔法使いの儀式を行った者だけです。私がまだ、生きていて良かったですね」
「もう、昼か」
まだ、昼なんだ。頭の片隅で、そんなふうに思った。時間の感覚が狂っていた。もう夜のような気になっていた。
これから、どうなるのか、想像出来ない。私はぼうっと天井を見上げた。そんな私の傍らに、ラインハルト様は食事を持って、座った。
「ほら、食べなさい」
「自分で食べられます。これを外してください」
「逃げてしまうだろう」
「逃げませんから!!」
逃げはしない。この体の衝動をどうにかしてから、逃げる。
私は顔を背けて、食事を拒んだ。絶対に、この拘束を外させてやる。
「皇帝陛下、ハガルを壊さないでくださいよ。大事な弟子なんですから」
テラスは助けてくれない。私の抵抗を呆れたように見て、出て行ってしまう。しまった、テラスに助けてもらえば良かったんだ!!
意地になりすぎて、思いついたのは、テラスが出て行った後だ。次、テラスが来るのは、夜食の時だ。
さすがに、拘束、そのままではないだろう。ラインハルト様の一物を見て、私はそう予想した。ラインハルト様だって、一物は元気で、欲望を放っていない。
「無駄だぞ。私は、我慢出来る」
私の甘い考えを読まれていた。私は悔しくて、そっぽ向く。
「まだまだ、この愛撫は続くぞ。もっと、ここを緩めてやらないとな。外から刺激して、散々、追い詰めていこう」
「もう、やめてください!! こんなことしなくたって、私はラインハルト様を裏切ったりしません!!!」
「まだ、ハガルの初めてが残っている」
ぞくぞくと体全体に気持ちよさが流れる。
私の初めては全て、ラインハルト様に捧げた。体のいたる所をラインハルト様は触れ、舐め、愛撫して、私を征服した。その行為に、私は喜んだ。ラインハルト様に差し上げた、ということを喜んだのだ。
私の体が小刻みに震える。まだ、解消されていない、腹の奥の疼きが強くなる。そこをラインハルト様は腹の上から撫でた。
「まだ、誰も、ハガルのここを蹂躙していない」
「生涯、そんなこと、誰にもさせません!!」
「私がしたいんだ。この中を私が匂い付けしたい」
私は生唾を飲み込んだ。私だって、ラインハルト様に匂い付けしたい。だけど、そんなことをしたら、私が筆頭魔法使いだとバレてしまう。だから、我慢していた。
だったら、逆に、ラインハルト様に体の奥を染められたい。そんな欲望が湧きあがった。大丈夫、妖精憑きにもわからない匂い付けだ。
もう、散々、似たようなことをされた。私の体は全て、ラインハルトの舌で舐めあげられていた。足の先なんか、今日が初めてだ。誰にも、そんなことされたことがない。
ラインハルト様は、また、私の口元に食事を持ってきた。
「まだ、時間がかかる。食べなさい」
「どうか、情けをください。もう、奥の奥まで、ラインハルト様が欲しい」
食事を持つラインハルト様の指をなめた。
ラインハルト様は私の願いを叶えてくれない。一口大にした食事を私の口にいれた。私は咀嚼しつつ、ラインハルト様の指を舐めた。
「どこで、そんなことを覚えたのやら」
「誰からも教えてもらっていません。ただ、必死なだけです」
ラインハルト様は私の口に指を挿入する。それを私はラインハルト様の一物にするように、舐めて、刺激した。
「そんなことしても、出ないぞ」
「ラインハルト様のものをどうか、舐めさせてください」
熱い息を吐いて乞う。指では足りない。ラインハルト様の一物をこの口の奥へと飲み込みたい。
「儀式で、いつもしていたことです。飲みたい」
臓腑まで、ラインハルト様を感じたい。その欲望が強くなった。
「しょうのない奴だ」
やっと、ラインハルト様のほうがやる気になった。
私の体をクッションの上に乗せて、少し、起こしてくれた。その私の口に、ラインハルト様の一物が入れられる。
これを待っていた。本能が喜んだ。私が動きたいが、うまく出来ない。ただ、歯で傷つけないように、舌をつかって、喉の奥へと飲み込んだ。
「うっ」
ラインハルト様も我慢していたのだろう。すぐに私の喉の最奥に白濁を放ってくれた。さすがに急にだったので、私は苦しかった。
「す、すまん!」
ラインハルト様はすぐに、私の口から一物を抜いた。私はむせて、せき込んだ。
「水だ」
ラインハルト様は口移しで水を飲ませてくれた。だけど、むせているから、うまく飲めなかった。
どうにか、水で喉が落ち着いた時、私は熱い息を吐き出した。
「嬉しい、お腹に、ラインハルト様を感じる」
刺激は足りないが、それでも、ラインハルト様の白濁を飲み込んで、体が喜んだ。
私を見下ろして、ラインハルト様は生唾を飲み込んだ。一度は欲望を放ったのだ。ラインハルト様も我慢の限界だろう。
今度こそ、と私は期待した。ラインハルト様は私に口づけを落としてくれた。
だけど、愛撫の再開だ。腰を持ち上げてくれない。腰には触れてくれるが、それは、愛撫だ。浮き出た骨を撫でて、私を刺激した。
「今日は、表面を可愛がるだけだ」
「そ、そんなぁ」
耳に息を吹きかけ、舐めてきた。もう、そこの刺激も、散々受けて、耳の奥がおかしな感じになっていた。
「や、やあっ!!」
もう、内も外もおかしくなった。絶頂したくても出来ない、こんな状態が続くかと思うと、諦めが出た。
人は馴れてきた。その悦楽で我慢出来るようになる。ラインハルト様の丹念な愛撫に、舌に、馴れてきた。お腹の奥は相変わらず疼くが、それはそれだ。執拗な愛撫に神経が集中してくると、蕾の奥が疼き、痙攣した。
「あああああああーーーーーーー!!」
私の一物が白濁を放った。蕾の奥が何もないのに、締まる。体が弛緩する。
「よく、いった」
ラインハルト様は私に軽く口づけして誉めてくれる。舌を差し出すと、軽く舐めて返してくれた。
「ラインハルト様は、いいのですか?」
私は熱く、ラインハルト様の一物を見つめる。私は白濁を吐き出すというのに、ラインハルト様の一物は反り立ったままである。たった一度、私の口の中で吐き出したきりだ。
「私の口をお使いください」
私は口を大きく開いた。
今日は諦めた。きっと、明日はしてくださる。だったら、ラインハルト様を気持ちよくして、喜ばせたい。妖精の本能に飲まれた私は、ラインハルト様に尽くしたかった。
「すっかり、皇帝の娼夫だな」
「はい、私はラインハルト様のものです。どうか、情けを口にください」
「だらしない口だ」
「はい、あなたの一物で、栓をしてください」
言葉遊びに、ラインハルト様は喜んだ。そして、やっと、私の口にラインハルト様の堅くて太い一物が挿入された。
喉の奥まで突っ込まれ、私の頭を掴んで、動かした。私は拘束されたままなので、ラインハルト様の手にされるがままだ。ただ、ラインハルト様の一物に歯をたてないように、舌を動かして、喉の奥まで咥え、喜んだ。
最初は、我慢しすぎていたのだろう。口に咥えてすぐ、白濁を放ってくれたのに、二度目は、なかなか、白濁をくれない。
吸ったりして、どうにかした。よだれがだらだらと流れ、首から胸へと伝って落ちる感触が気持ち悪かった。
「んっ、んん」
苦しくなってきた頃、とうとう、ラインハルト様は達してくれた。今度は、舌先に白濁を乗せてくれた。
「見せなさい」
大きな口を開けて、ラインハルト様が吐き出した白濁を見せた。
「飲んでいい」
許可をいただいて、やっと、ラインハルト様の白濁を飲み込んだ。飲み込んだ瞬間、流れる白濁に、体が喜んだ。
「はあ、ラインハルト様に中まで染められています。嬉しい」
「私も、ハガルの外も中も、匂い付け出来て良かった。どうだ、わかるか?」
「残念ながら、わかりません。ですが、足から頭の先まで、愛撫されて、舐められて、嬉しいです」
「妖精憑きのようにはいかないな」
「いつか、私がラインハルト様の全てに、私のものだと匂い付けします。誰にも、渡しません」
強い独占欲が出る。我慢しているのだ。こんなにラインハルト様に隅々まで可愛がられて、私は衝動が起きてしまう。
手枷と鎖で動けなくしたことは、良かった。これがなかったら、私は力づくでラインハルト様の内にも、外にも、私のものだと、匂い付けしただろう。逆にしてもらえて、我慢している。
テラスが食事を持ってきた。私の様子に、テラスは後ずさった。
「また、大変なことになっていますね。ハガル、正気ですか?」
テラスが心配するということは、今の私は、まずいのだろう。私は笑った。
「はい、まだ、大丈夫です。耐えられます」
「これでは、明日も、ここですね。アラリーラ様が、ハガルに会いたがっていましたよ」
「そうですか。ですが、今の私は、ラインハルト様のことしか考えていません」
話題に出ても、アラリーラ様のことは、どうでもよくなる。昨日は、アラリーラ様のお世話をあんなに喜んでしていたというのに、今は、何も感じない。名前を聞いても、単語だ。
「ハガル、食べなさい」
「ありがとうございます」
ラインハルト様の手を汚して食べさせてもらって、それが嬉しい。
「ラインハルト様、喉が乾きました」
「わかったわかった」
ラインハルト様は口移しで、飲み物を私の口に運んでくれる。ついでに、深く口づけし、舌で私の口の中を蹂躙した。
離れると、私は舌を差し出したまま、寂しくなる。そんな私とラインハルト様を見て、何か恐ろしいものをテラスは感じていた。
「ラインハルト様、もう、ハガルを弄ぶのはやめてください。ハガルが本気になれば、この儀式の間なんて、簡単に壊せるのですよ」
「わかっている。きちんと、ハガルが暴走しないように、調整している」
「ラインハルト様、もっとくださいぃ」
テラスとラインハルト様が話しているだけで、私は嫉妬して、強請った。
テラスは私が剣呑となっていることに気づいて、ラインハルト様から距離をとった。だけど、同じ部屋にいることが、私には許せない。
「テラス、出ていってください」
「………また、明日来ます」
「明日は、まとめて食事を置いていってください。状態固定は、私がします」
「わかった」
話はついた。もう、テラスは邪魔に入らない。
「この拘束は、まだ、解いてもらえないのですね」
「逃げてしまうからな」
「あなたを抱きしめたい」
「我慢しなさい」
「我慢しますから、ご褒美をください」
「どちらだ?」
わざわざ、聞いてくるなんて、酷い男だ。
私の蕾の奥の疼きが酷い。蕾がひくひくと痙攣するのを感じた。
「口に、ください」
だけど、今日はくれないと言っていた。だったら、確実に貰えるほうだ。私は口を大きく開いた。
ラインハルト様が喜んだ。それを見て、私も嬉しくなった。
そして、ラインハルト様の一物が私の口を塞いだ。
私の口が性器になったようだ。喉奥にラインハルト様を感じて、私の一物も喜んだ。まるで、中を侵されているように錯覚する。
ラインハルト様は両手で私の頭をつかみ、ぐっぐっと喉奥を突いてくる。残念ながら、ラインハルト様の一物全てを飲み込むことが出来ない。私の喉は思ったよりも小さく、ラインハルト様の一物は長い。
喉奥までいれてあげられないことは悲しい。だから、奉仕を頑張った。舌を這わせ、歯で傷つけないようにして、としていると、また、ラインハルト様は私の口の中で白濁を放ってくれた。
その嬉しさに、私の一物も反応した。ただ、白濁は出ない。
蕾の奥で絶頂した。
「げほっ」
あまりのことに、ラインハルト様の白濁を吐き戻してしまう。
「ハガル、無理をさせてしまった」
「はあ、勿体ないことを、しました」
また、体内でラインハルト様を感じる機会を吐き出してしまって、私は残念でならない。
ラインハルト様は激しく私に口づけした。
「まだ、時間はある。それに、今日は、昔のように、お前の体を撫でてやりたい」
「はい、どうか、可愛がってください」
また、激しく口づけされ、乱暴に愛撫された。それは、閨事を学んでからされている愛撫だった。もう、子どもだましのような愛撫をラインハルト様はしない。
ラインハルト様は体の隅々まで愛撫して、舐めた。だけど、私が欲しいところは、そこではない。
ラインハルト様は、あえて、私の一物の辺りには、触れないようにした。近くは触れて、舐めてはくれる。私は腰を揺らして、少しでも一物を刺激してもらおうとしても、ラインハルト様の手は、私の腰をがっしりと掴んで、動かせないようにする。
だったら、両手を使って、私自身が私の一物をしごけばいい。それも、鎖つきの手枷で封じられたため、私はただ、悶えるしかない。手枷の鎖をがしゃんがしゃんと音をたてて、それでも無駄に抵抗する。
「ここは、どうだ?」
私のお腹を押して、舐められる。その内側が喜んだ。そこよりも奥が欲しい。押されて、でも、違う刺激に、頭がおかしくなりそうだ。欲しい所で、一番近い場所だ。だけど、押したところで、奥は疼くだけだ。
「もう、もっとぉ!!」
刺激を強く求めた。だけど、ラインハルト様は愛撫だけだ。
「お腹の奥ぅ、苦しい!!」
「もっと、刺激しないとな」
ラインハルト様は私の蕾の最奥のさらに奥への挿入のために、私をおかしくした。両腕は、手枷にすれて痛い。だけど、それが気持ち良いに変換される。
「なかなか、いかないな」
私の萎えない一物を見ていうラインハルト様。
それはそうだ。最初は、悪戯で、私はラインハルト様の愛撫で散々、絶頂を教え込まれた。ラインハルト様に触れられ、舐められ、として、体は喜んだ。そこから、蕾の奥への刺激を教えられたのだ。最初は指だった。指で散々、刺激され、前の一物も舐められ、吸われ、として、さらに上の絶頂を体に教え込まれた。そして、とうとう、ラインハルト様の一物で、指ですら届かない蕾の最奥を散々、抉られ、体は喜んだ。一つずつ、悦楽の段階をあげられていき、過去の刺激では足りなくなったのだ。
愛撫ごときで、絶頂なんか出来ない。そんな子供だまし、もう通じないほど、私は上位の悦楽を体に刻まれたのだ。
この、手枷さえなければ、ラインハルト様に縋って、無理矢理、挿入だって出来る。もう、恥じとか、男らしさとか、どうでも良くなった。そんなものにこだわっていては、この不燃焼な衝動をどうにか出来ない。
いっそのこと、と私は魔法を使おうとする。だけど、皇族最強の血筋であるラインハルト様の命令が、それを不発にする。逆らえないのではない。出来ないのだ。
「やぁ、ラインハルト様、どうか、情けを!!!」
叫んで、暴れた。体が汗でドロドロとして、気持ち悪い。
ラインハルト様は笑顔で、私を見下ろしていた。私は、縋った。やっと、ご褒美がもらえる、と。
ラインハルト様の手が私の頬を優しく撫でてくれる。私は頬をあてて、舐めて、とした。ご機嫌をとらないと、この苦しみから解放されない。
なのに、ラインハルト様は私から離れた。
「ラインハルト様!!」
体を起こしたくても、もう、体全体が疲れている。それに、両腕の拘束はそのままだ。仰向けから体制を変えることも出来ない。
「あ、て、らす」
賢者テラスがいた。無表情に、持ってきた食事を机に置く。
一気に、羞恥で、頭が痛くなるほど熱くなる。体の衝動が、それで、少し、収まった。
「なんだ、お前は服を着たままか」
「ハガルと皇帝陛下の儀式ですからね。私は、食事を運びに来ただけです。ここに入れるのは、皇帝と、筆頭魔法使いの儀式を行った者だけです。私がまだ、生きていて良かったですね」
「もう、昼か」
まだ、昼なんだ。頭の片隅で、そんなふうに思った。時間の感覚が狂っていた。もう夜のような気になっていた。
これから、どうなるのか、想像出来ない。私はぼうっと天井を見上げた。そんな私の傍らに、ラインハルト様は食事を持って、座った。
「ほら、食べなさい」
「自分で食べられます。これを外してください」
「逃げてしまうだろう」
「逃げませんから!!」
逃げはしない。この体の衝動をどうにかしてから、逃げる。
私は顔を背けて、食事を拒んだ。絶対に、この拘束を外させてやる。
「皇帝陛下、ハガルを壊さないでくださいよ。大事な弟子なんですから」
テラスは助けてくれない。私の抵抗を呆れたように見て、出て行ってしまう。しまった、テラスに助けてもらえば良かったんだ!!
意地になりすぎて、思いついたのは、テラスが出て行った後だ。次、テラスが来るのは、夜食の時だ。
さすがに、拘束、そのままではないだろう。ラインハルト様の一物を見て、私はそう予想した。ラインハルト様だって、一物は元気で、欲望を放っていない。
「無駄だぞ。私は、我慢出来る」
私の甘い考えを読まれていた。私は悔しくて、そっぽ向く。
「まだまだ、この愛撫は続くぞ。もっと、ここを緩めてやらないとな。外から刺激して、散々、追い詰めていこう」
「もう、やめてください!! こんなことしなくたって、私はラインハルト様を裏切ったりしません!!!」
「まだ、ハガルの初めてが残っている」
ぞくぞくと体全体に気持ちよさが流れる。
私の初めては全て、ラインハルト様に捧げた。体のいたる所をラインハルト様は触れ、舐め、愛撫して、私を征服した。その行為に、私は喜んだ。ラインハルト様に差し上げた、ということを喜んだのだ。
私の体が小刻みに震える。まだ、解消されていない、腹の奥の疼きが強くなる。そこをラインハルト様は腹の上から撫でた。
「まだ、誰も、ハガルのここを蹂躙していない」
「生涯、そんなこと、誰にもさせません!!」
「私がしたいんだ。この中を私が匂い付けしたい」
私は生唾を飲み込んだ。私だって、ラインハルト様に匂い付けしたい。だけど、そんなことをしたら、私が筆頭魔法使いだとバレてしまう。だから、我慢していた。
だったら、逆に、ラインハルト様に体の奥を染められたい。そんな欲望が湧きあがった。大丈夫、妖精憑きにもわからない匂い付けだ。
もう、散々、似たようなことをされた。私の体は全て、ラインハルトの舌で舐めあげられていた。足の先なんか、今日が初めてだ。誰にも、そんなことされたことがない。
ラインハルト様は、また、私の口元に食事を持ってきた。
「まだ、時間がかかる。食べなさい」
「どうか、情けをください。もう、奥の奥まで、ラインハルト様が欲しい」
食事を持つラインハルト様の指をなめた。
ラインハルト様は私の願いを叶えてくれない。一口大にした食事を私の口にいれた。私は咀嚼しつつ、ラインハルト様の指を舐めた。
「どこで、そんなことを覚えたのやら」
「誰からも教えてもらっていません。ただ、必死なだけです」
ラインハルト様は私の口に指を挿入する。それを私はラインハルト様の一物にするように、舐めて、刺激した。
「そんなことしても、出ないぞ」
「ラインハルト様のものをどうか、舐めさせてください」
熱い息を吐いて乞う。指では足りない。ラインハルト様の一物をこの口の奥へと飲み込みたい。
「儀式で、いつもしていたことです。飲みたい」
臓腑まで、ラインハルト様を感じたい。その欲望が強くなった。
「しょうのない奴だ」
やっと、ラインハルト様のほうがやる気になった。
私の体をクッションの上に乗せて、少し、起こしてくれた。その私の口に、ラインハルト様の一物が入れられる。
これを待っていた。本能が喜んだ。私が動きたいが、うまく出来ない。ただ、歯で傷つけないように、舌をつかって、喉の奥へと飲み込んだ。
「うっ」
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「水だ」
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「嬉しい、お腹に、ラインハルト様を感じる」
刺激は足りないが、それでも、ラインハルト様の白濁を飲み込んで、体が喜んだ。
私を見下ろして、ラインハルト様は生唾を飲み込んだ。一度は欲望を放ったのだ。ラインハルト様も我慢の限界だろう。
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だけど、愛撫の再開だ。腰を持ち上げてくれない。腰には触れてくれるが、それは、愛撫だ。浮き出た骨を撫でて、私を刺激した。
「今日は、表面を可愛がるだけだ」
「そ、そんなぁ」
耳に息を吹きかけ、舐めてきた。もう、そこの刺激も、散々受けて、耳の奥がおかしな感じになっていた。
「や、やあっ!!」
もう、内も外もおかしくなった。絶頂したくても出来ない、こんな状態が続くかと思うと、諦めが出た。
人は馴れてきた。その悦楽で我慢出来るようになる。ラインハルト様の丹念な愛撫に、舌に、馴れてきた。お腹の奥は相変わらず疼くが、それはそれだ。執拗な愛撫に神経が集中してくると、蕾の奥が疼き、痙攣した。
「あああああああーーーーーーー!!」
私の一物が白濁を放った。蕾の奥が何もないのに、締まる。体が弛緩する。
「よく、いった」
ラインハルト様は私に軽く口づけして誉めてくれる。舌を差し出すと、軽く舐めて返してくれた。
「ラインハルト様は、いいのですか?」
私は熱く、ラインハルト様の一物を見つめる。私は白濁を吐き出すというのに、ラインハルト様の一物は反り立ったままである。たった一度、私の口の中で吐き出したきりだ。
「私の口をお使いください」
私は口を大きく開いた。
今日は諦めた。きっと、明日はしてくださる。だったら、ラインハルト様を気持ちよくして、喜ばせたい。妖精の本能に飲まれた私は、ラインハルト様に尽くしたかった。
「すっかり、皇帝の娼夫だな」
「はい、私はラインハルト様のものです。どうか、情けを口にください」
「だらしない口だ」
「はい、あなたの一物で、栓をしてください」
言葉遊びに、ラインハルト様は喜んだ。そして、やっと、私の口にラインハルト様の堅くて太い一物が挿入された。
喉の奥まで突っ込まれ、私の頭を掴んで、動かした。私は拘束されたままなので、ラインハルト様の手にされるがままだ。ただ、ラインハルト様の一物に歯をたてないように、舌を動かして、喉の奥まで咥え、喜んだ。
最初は、我慢しすぎていたのだろう。口に咥えてすぐ、白濁を放ってくれたのに、二度目は、なかなか、白濁をくれない。
吸ったりして、どうにかした。よだれがだらだらと流れ、首から胸へと伝って落ちる感触が気持ち悪かった。
「んっ、んん」
苦しくなってきた頃、とうとう、ラインハルト様は達してくれた。今度は、舌先に白濁を乗せてくれた。
「見せなさい」
大きな口を開けて、ラインハルト様が吐き出した白濁を見せた。
「飲んでいい」
許可をいただいて、やっと、ラインハルト様の白濁を飲み込んだ。飲み込んだ瞬間、流れる白濁に、体が喜んだ。
「はあ、ラインハルト様に中まで染められています。嬉しい」
「私も、ハガルの外も中も、匂い付け出来て良かった。どうだ、わかるか?」
「残念ながら、わかりません。ですが、足から頭の先まで、愛撫されて、舐められて、嬉しいです」
「妖精憑きのようにはいかないな」
「いつか、私がラインハルト様の全てに、私のものだと匂い付けします。誰にも、渡しません」
強い独占欲が出る。我慢しているのだ。こんなにラインハルト様に隅々まで可愛がられて、私は衝動が起きてしまう。
手枷と鎖で動けなくしたことは、良かった。これがなかったら、私は力づくでラインハルト様の内にも、外にも、私のものだと、匂い付けしただろう。逆にしてもらえて、我慢している。
テラスが食事を持ってきた。私の様子に、テラスは後ずさった。
「また、大変なことになっていますね。ハガル、正気ですか?」
テラスが心配するということは、今の私は、まずいのだろう。私は笑った。
「はい、まだ、大丈夫です。耐えられます」
「これでは、明日も、ここですね。アラリーラ様が、ハガルに会いたがっていましたよ」
「そうですか。ですが、今の私は、ラインハルト様のことしか考えていません」
話題に出ても、アラリーラ様のことは、どうでもよくなる。昨日は、アラリーラ様のお世話をあんなに喜んでしていたというのに、今は、何も感じない。名前を聞いても、単語だ。
「ハガル、食べなさい」
「ありがとうございます」
ラインハルト様の手を汚して食べさせてもらって、それが嬉しい。
「ラインハルト様、喉が乾きました」
「わかったわかった」
ラインハルト様は口移しで、飲み物を私の口に運んでくれる。ついでに、深く口づけし、舌で私の口の中を蹂躙した。
離れると、私は舌を差し出したまま、寂しくなる。そんな私とラインハルト様を見て、何か恐ろしいものをテラスは感じていた。
「ラインハルト様、もう、ハガルを弄ぶのはやめてください。ハガルが本気になれば、この儀式の間なんて、簡単に壊せるのですよ」
「わかっている。きちんと、ハガルが暴走しないように、調整している」
「ラインハルト様、もっとくださいぃ」
テラスとラインハルト様が話しているだけで、私は嫉妬して、強請った。
テラスは私が剣呑となっていることに気づいて、ラインハルト様から距離をとった。だけど、同じ部屋にいることが、私には許せない。
「テラス、出ていってください」
「………また、明日来ます」
「明日は、まとめて食事を置いていってください。状態固定は、私がします」
「わかった」
話はついた。もう、テラスは邪魔に入らない。
「この拘束は、まだ、解いてもらえないのですね」
「逃げてしまうからな」
「あなたを抱きしめたい」
「我慢しなさい」
「我慢しますから、ご褒美をください」
「どちらだ?」
わざわざ、聞いてくるなんて、酷い男だ。
私の蕾の奥の疼きが酷い。蕾がひくひくと痙攣するのを感じた。
「口に、ください」
だけど、今日はくれないと言っていた。だったら、確実に貰えるほうだ。私は口を大きく開いた。
ラインハルト様が喜んだ。それを見て、私も嬉しくなった。
そして、ラインハルト様の一物が私の口を塞いだ。
私の口が性器になったようだ。喉奥にラインハルト様を感じて、私の一物も喜んだ。まるで、中を侵されているように錯覚する。
ラインハルト様は両手で私の頭をつかみ、ぐっぐっと喉奥を突いてくる。残念ながら、ラインハルト様の一物全てを飲み込むことが出来ない。私の喉は思ったよりも小さく、ラインハルト様の一物は長い。
喉奥までいれてあげられないことは悲しい。だから、奉仕を頑張った。舌を這わせ、歯で傷つけないようにして、としていると、また、ラインハルト様は私の口の中で白濁を放ってくれた。
その嬉しさに、私の一物も反応した。ただ、白濁は出ない。
蕾の奥で絶頂した。
「げほっ」
あまりのことに、ラインハルト様の白濁を吐き戻してしまう。
「ハガル、無理をさせてしまった」
「はあ、勿体ないことを、しました」
また、体内でラインハルト様を感じる機会を吐き出してしまって、私は残念でならない。
ラインハルト様は激しく私に口づけした。
「まだ、時間はある。それに、今日は、昔のように、お前の体を撫でてやりたい」
「はい、どうか、可愛がってください」
また、激しく口づけされ、乱暴に愛撫された。それは、閨事を学んでからされている愛撫だった。もう、子どもだましのような愛撫をラインハルト様はしない。
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マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
転移先で辺境伯の跡継ぎとなる予定の第四王子様に愛される
Hazuki
BL
五歳で父親が無くなり、七歳の時新しい父親が出来た。
中1の雨の日熱を出した。
義父は大工なので雨の日はほぼ休み、パートに行く母の代わりに俺の看病をしてくれた。
それだけなら良かったのだが、義父は俺を犯した、何日も。
晴れた日にやっと解放された俺は散歩に出掛けた。
連日の性交で身体は疲れていたようで道を渡っているときにふらつき、車に轢かれて、、、。
目覚めたら豪華な部屋!?
異世界転移して森に倒れていた俺を助けてくれた次期辺境伯の第四王子に愛される、そんな話、にする予定。
⚠️最初から義父に犯されます。
嫌な方はお戻りくださいませ。
久しぶりに書きました。
続きはぼちぼち書いていきます。
不定期更新で、すみません。
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
魔王を倒した勇者の凱旋に、親友の俺だけが行かなかった理由
スノウマン(ユッキー)
BL
スラム育ちの少年二人は、15歳になり神の祝福でスキルを得た事で道をたがえる。彼らはやがて青年となり、片方は魔王討伐に旅立つ勇者として華々しい活躍をし、もう片方はただ彼の帰還を待つ相変わらずスラム暮らしの存在となる。
これは何も持たない青年がただ勇者の帰りを待つ日常を描いた作品です。
無自覚両片想いの勇者×親友。
読了後、もう一度だけ読み直して頂けると何か見える世界が変わるかもしれません。
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
神様の手違いで死んだ俺、チート能力を授かり異世界転生してスローライフを送りたかったのに想像の斜め上をいく展開になりました。
篠崎笙
BL
保育園の調理師だった凛太郎は、ある日事故死する。しかしそれは神界のアクシデントだった。神様がお詫びに好きな加護を与えた上で異世界に転生させてくれるというので、定年後にやってみたいと憧れていたスローライフを送ることを願ったが……。
2026/01/09 加筆修正終了
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