男装の皇族姫

shishamo346

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妖精憑きを嫌悪する領地

母の死後

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 私は、母の持ち物である宝飾品を両手に握る義妹エリザを目の前にして、深いため息をついた。
「確かに、故人である母の持ち物をそのまま使わないのは、勿体ない話だ。だが、それの所有者は私だ。返しなさい」
「ひ、酷い!! いくら、母が平民だからって、わたくしは、父親を同じくする妹なのに!?」
「本当に冷たい男だな。可愛い妹のために、これくらい、くれてもいいだろう」
 泣いている義妹エリザを庇う義兄リブロ。キッと私を睨むリブロに、私は蔑みをこめて見返した。
「黙って持っていくなんて、まるで、泥棒じゃないか。父親は貴族、母親は平民。こんなことをすれば、母親の血筋が悪いから、と蔑むしかないだろう。平民じゃなくて、泥棒の血筋だなんて、恥ずかしい」
「母の生家は、平民といえども、代々、領主代行を担っているんだぞ!!」
「その領主代行を失敗させて、王都にあった本邸まで処分させたけどな」
「っ!?」
 どんなに言いつくろっても、義兄と義妹の母リサの生家は、子爵家の持ち物である領地を妖精に呪わせたのだ。
「泥棒の血筋と言われたくなかったら、さっさと、それらを返せ。私の母が亡くなったからって、お前たちの母親は当然とでもいうように、子爵家に籍を入れたが、あの女の生家のやらかしは、まだ、許されていない」
 図々しいのは血筋か、と私は呆れる。
 そんなやり取りを父ネロ側についた使用人たちが、義母リサに告げ口したのだろう。リサは怒りの形相でやってきた。
「少しくらい、貸してくれたっていいじゃない!! この家には、宝飾品がほとんどないんだよ!!!」
「妖精に呪われるような領地運営した、あなたの生家のせいでしょう!! 領地に発現した妖精憑きを閉じ込め、散々、虐待して、妖精の復讐を受けるような所業を率先したのは、あなたの生家だということは調べがついている。子爵家が代々、受け継いできた宝飾品がないのは、それを売り払って、借金を返してきたからだ!!!」
「っ!?」
「責任をとらなくていいように、亡くなった母が取り計らったというのに、母の持ち物である宝飾品を盗むなんて」
「ちょっと借りるだけじゃない!! 男のあんたがつけられる物じゃない!!!」
「将来、私の妻がつけるものですよ」
「っ!?」
 私は口答えする義母リサを冷たく突き放す。
 私は義妹エリザの手から、母の宝飾品を取り上げた。
「そんなに身につけたいのなら、子爵家が過去に売り払った宝飾品を買い戻してください。それが、筋というものだ」
「子爵家の収入は全て、あんたが握ってるじゃないか!?」
「父上が失敗したんだから、仕方がない」
 まだ成人前の私が子爵家を担っているのは、どうしようもない話なのだ。




 私の母マイアは、私が十歳の頃に亡くなった。本当に突然の死だった。あまりに突然の死に、父ネロと母マイアの婚姻に関わった伯爵様が調査するために乗り込んだほどだ。
 結局、男爵家が間に入って、母マイアの死は調査されなかった。
 おかしな話だが、仕方がない。男爵家に保管されていた母の遺書に、そう書かれていたからだ。母マイアは、突然の死を予想していた。その死も、仕方がないこと、と遺書に書かれていた。早々に死ぬことを悟っていたマイアは、死後のことも、遺書に書いていた。
 マイア死後、子爵家の運営は全て、成人にも満たない私アーサーに任せる、なんてことが書かれていた。
 無茶苦茶な遺書だ。これには、さすがの男爵家も従うわけにはいかなかった。男爵家から、それなりの人が子爵家に派遣されることとなったのだ。
「もう、問題もなくなったんだ。俺でも出来ることだ!!」
 それを当主である子爵ネロが拒否した。
 母と父の婚姻による契約には、子爵家の運営は母が担うこと、と明記はされていた。しかし、母が亡くなった後のことは、何も書かれていなかったのだ。
 誰も、母マイアが早世するなんて、思ってもいなかった。
 マイアの遺書には、残念ながら、効力がない。爵位を持っているのは父ネロだ。女は爵位すら継げない。子爵家の運営は表向きは爵位を持つ父ネロが行っていることとなっている。
 父ネロは、母マイアが亡くなってすぐ、子爵家にいる男爵家から派遣された使用人たちを追い出した。そうして、ネロは愛人関係であった平民リサ、二人の間に誕生した男児リブロ、女児エリザを邸宅に入れたのだ。そして、亡くなった母の喪が明ける一年後、ネロとリサは結婚し、私には、二歳年上の義兄と同い年の義妹が出来た。
 この婚姻、父ネロにも言い分があった。隠し子ではあるが、片親が貴族である以上、義兄と義妹は貴族として保護されなければならない。そこは、帝国の法律が決めていることだ。さらに、平民リサとの結婚は、リサの生家である領主代行の協力を得るためだ。
 この、領主代行を平民にさせるのは、よくある話なのだ。辺境のど田舎に暮らしたくない歴代の子爵は、領地運営を領主代行に任せ、子爵一家は王都で悠々自適に暮らしていたのだ。
 それも、先代領主の代からの不作により、子爵家の運営も失敗し、借金まみれとなって、子爵は都落ちしたんだが。
 領地の不作も、母マイアの采配によって解決され、父ネロでも領地運営は出来ると思ったのだろう。しかし、念には念をと領主代行の力を借りることにしたのだ。
 建前はともかく、ネロは私が誕生するよりも前から、平民リサと浮気していたのだ。いや、母マイアと結婚する前からのお付き合いである。マイアと結婚した時には、リサのお腹には義兄がいたのだ。そして、私が母のお腹にいる頃に、義妹がリサのお腹にいたのだ。
 浮気については、両親の婚姻の契約には、何も明記されていなかった。ただ、万が一のことを考え、母マイアの子が子爵家を受け継ぐ、という契約なので、リサの子は貴族の子息令嬢となれるが、父ネロが持つ爵位は受け継げないこととなっていた。
 父ネロは、この契約をどうにかしようと、男爵家から受け取った持参金を返そうとしたのだ。しかし、無茶なことをして、失敗した。結局、ネロが子爵家の運営を握っていたのは、わずか一年だった。
 だが、この話には、裏がある。
 母マイアが亡くなるとすぐ、愛人リサは子爵家に乗り込み、後ろ盾から切り離された私を物置のような小屋に放り出した。もう、子爵夫人のように振舞い、義兄と義妹も、貴族の子息令嬢のような体をとっていた。都落ちしたような私から全てを奪い、母が残した宝飾品を奪い、とやりたい放題だった。
 私は何もしなかったのだ。母の生家である男爵家は、何も出来なかった。
 しかし、私を愛する妖精憑きキロンは、容赦しなかった。
 たった一年で、子爵家の領地は大凶作となった。
 領地民すら飢えることとなった大凶作に、父ネロは、結局、借金をするしかなかった。そして、借金の証文を買い取ったのは、母の生家である男爵家である。これにより、再び、男爵家は子爵家に乗り込み、現状を知ることとなったのだ。
 支援すれば、また、父ネロは好き勝手する。男爵家は、借金の証文を使って、父ネロから、子爵家の運営の権利全てを奪った。そして、私は再び、屋敷に戻り、亡き母の持ち物だけは奪い返したのだ。
 それでも、借金返済のために、母の持ち物は半分、二束三文で売り払われていたが。
 残っていたのは、義母となったリサが隠し持っていた宝飾品である。






 私は取り戻した亡き母の宝飾品を元の場所に戻した。亡き母の持ち物は、全て、生前、母が使っていた部屋に保管されていた。義母リサは、どさくさで乗り込んだ最初の一年間、この部屋を我が物顔で使っていたという。私が男爵家によって、屋敷に戻った時、リサは恐ろしい形相で、男爵家が連れてきた者たちによって、部屋から引きずり出されていた。
 今も、ここにある母の持ち物をリサは自分の物だと思い込んでいるのだろう。バカバカしい。ここにある持ち物は、全て、結婚により持ち込まれた物だ。子爵家の持ち物は、実は、一つもないのだ。
 母の持ち物に溢れた、その部屋は、私が実権を握ると、封印されることとなった。言葉の上のことなので、何もされていない。だから、同い年の義妹エリザは簡単に母の宝飾品を盗めたのだ。
 私は母の痕跡をなくした部屋を出た。母が亡くなって、たった一年で、部屋は義母リザによって模様替えされていた。
 部屋を出て、執務室に戻れば、どっと疲れが出てきて、ソファにどっかりと座った。
「アーサー、大丈夫ですか?」
 心配そうに、私を覗き込む綺麗な男。その手には、湯気がたつお茶が入ったカップがある。
「ちょっと疲れただけだ」
「やはり、俺が一緒に行けば」
「お前は妖精憑きだから、逆に、面倒臭いこととなる」
「………あんな奴ら、消し炭になればいいのに」
「………」
 心の底から、それには同意したいが、堅く口を閉ざした。間違っても、口にしたら、大変なことになるのだ。
 すっかり綺麗な大人となった妖精憑きキロンは、私の側にいるために、色々と受け入れ、努力した。
 長年、小屋に閉じ込められ、虐待の限りを受けていたキロンは、大人になることを拒否していた。しかし、私の側で側近としているために、成長し、大人の姿となったのだ。
 キロンは、とても強い力の妖精憑きだ。そのため、力の使い方を間違えると、大惨事となってしまう。そうならないために、キロンは週に一度、神殿に行き、辺境の教皇フーリード様の教育を受けた。力の使い方から、礼儀作法まで、フーリード様自ら、キロンを教育した。そして、キロンはフーリード様から合格点を貰って、無事、神殿通いはなくなった。
 私は結局、領地運営をすることとなった。しかし、私の側に男爵家の者をつかせたくないキロンは、勉強も頑張った。数か月で、男爵家から派遣された家令すら口出しできないほど、優秀な男となったのだ。
 こうして、妖精憑きキロンは私の家令であり、執事であり、側近となって、どこでも私の側についている。
 そう、私の母亡き後、私が小屋に閉じ込められた時も、キロンだけは私の側から離れなかった。お陰で、私は、たった一年間だが、小屋の中で人並の生活を送れたのだ。保護された時も、私の見た目は綺麗なもので、健康状態も良かった。
 ここまでの執着を妖精憑きから持たれてしまったので、私は言動を気をつけるように、辺境の教皇フーリード様から厳しく言われた。
 だから、迂闊に、父、義母、義兄、義妹を消し炭になればいいのに、なんて私は言えない。本当に、そうなってしまうからだ。
 私は一服しつつ、執務机に戻った。領地のことは一通り終わっている。それ以前に、妖精憑きキロンが私の味方だ。余程の悪意ある行動を起こされない限り、辺境の食糧庫は今年も豊作だ。
 しかし、問題が別にあった。
「この招待を欠席出来ればいいんだが」
 帝国の印が押された舞踏会の招待状を忌々しく見てしまう。
 帝国では、十年に一度、王都の城で盛大な舞踏会を行うこととなっている。これは、貴族だけでなく、十歳以上の貴族の子息令嬢全てが強制参加である。貧しいから、という理由も許されない。移動にかかる費用から、舞踏会に参加するための衣装まで、帝国が支援するからだ。だから、この舞踏会を欠席すると、国家反逆罪に問われることもある。これは、貴族がきちんと帝国の臣民であることを試すための催しだ。
 この舞踏会の強制参加は、貴族であれば、誰もが常識として知っていなければならないのだ。何せ、貴族は貴族の学校を卒業しないとなれない。そして、貴族の学校では、この舞踏会のことを厳しく教えるのだ。逆に言えば、これを知らない時点で、貴族としての資格なし、となる。
 招待状には、父、義兄、義妹、そして私の名前が書かれていた。義母は平民だ。結婚しても平民であることは変わらないので、舞踏会には参加出来ない。
 この招待状が来たことで、先ほどの騒ぎである。義妹エリザは、少しでも身なりを良くしようと、亡き母の宝飾品を持ち出したのだ。そして、持ち出された瞬間、妖精で監視していた妖精憑きキロンから私に報告である。だから、私はエリザが宝飾品を持ち出してすぐ、取り返せたのだ。
 私は胸を軽く撫でてみる。
「成長してないな」
 男装し続けたからか、私の胸は相変わらず平べったい。膨らみがかけらほども感じられない。逆に、剣術や体術で鍛えているので、胸板が出来ている。
 それなりに成長すれば、だすがに男装していることがバレるだろう、なんて戦々恐々としていたが、華奢なのだが、この胸が平べったくては、誰も女なんて疑わない。おかしい、亡くなった母の胸はそれなりにあったのに!!
「なあ、妖精憑きは、一目で私が女だと見破るか?」
 一目で私が女だと気づいていた妖精憑きキロンに訊ねた。キロンはかなり力の強い妖精憑きだから、たまたま、そうだったかもしれない。
「城にいる妖精憑きは誤魔化せないだろう。だいたい、この招待状には、強力な魔法がかかってる。性別で弾かれるな」
「どうしよう!!」
 妖精憑きキロンによって、私は絶望するしかない。
 性別に偽りはまあ、許されるんだ。ほら、病弱だったらから、強く成長させるために性別を偽った、ととってつけた言い訳をすればいいわけだ。
 しかし、私が女だとバレた途端、子爵家の爵位を継げなくなる。
 帝国では、跡継ぎとなれるのは男児のみ。弱肉強食だから、力の弱い女は守られる側なのだ。
 男爵家としては、借金まで肩代わりしたのだから、子爵家の爵位を受け取らないと割に合わない。何より、子爵家の領地運営を支えているのは、過去は亡き母、そして、今は私だ。名前だけの当主である父ネロは、領地運営を失敗して、別の借金を作ってくれ、さらに男爵家は負債を肩代わりしたのである。ただ、性別が女というだけで、浮気で出来た義兄リブロに子爵家を渡すなんて、男爵家も、そして、私の両親の婚姻に関わった伯爵様も、絶対に許さない。
「欠席したい!!」
「欠席の理由は、病気や怪我、あとは、寝たきりである場合のみとなってる。無理だな」
「そこは、ほら、医者を買収して、上手に病気としての診断書を作ってもらえば」
「そんな医者、この領地にはいない」
「………」
 そうだね!! 医者はいるにはいるが、領地にいる医者は、私の敵である。ほら、私は妖精憑きを囲っている。ここの領地民は妖精憑きが大嫌いだ。だから、領地にいる医者も、妖精憑きが大嫌いなんだ。
 私は溜息しか出ない。
「フーリード様に相談かなー」
 同じ妖精憑きである辺境の教皇フーリード様は、きっと、たぶん、私が性別を偽っていると、昔から気づいている。ほら、私は神殿には週に一回はお祈りに行っている。フーリード様とは、それなりに会話もしている。バレてるな。
「俺がいるのに、他の奴らを頼るな!!」
 そして、嫉妬する妖精憑きキロンは半泣きで叫んだ。
「だったら、お前がどうにかしろ。この招待状の情報を改ざんさえ出来れば、どうにかなる」
「王都に行っちゃうの!?」
「行くよ。いい加減、父上の暴挙を止めないと、私は貴族の学校に通えないままだ」
「学校にも行くのかよ!?」
「貴族の学校を卒業しないと、貴族になれないんだよ!!」
「俺は王都にも、貴族の学校にも付いて行けないのに!!」
 味方みたいな顔をして、実は、こいつが一番の敵だな。
「お前が裏切ったから、私は貴族の学校の入学試験すら受けられなかったんだぞ!!」
「だ、だってぇ、俺はアーサーとは離れたくないからぁ」
 あんなに勉強して、優秀な側近となったというのに、頭の中は、ずっと子どものキロンは、父ネロの口先三寸で、私を裏切ったのだ。




 私は年齢的には、貴族の学校に通うこととなっている。私はさっさと卒業するために、飛び級まで考えて、貴族の学校の勉強を習得していたのだ。
 貴族の学校の入学試験は、貴族の子息令嬢であれば、誰も受けられる。まず、授業料も貴族の子息令嬢であれば免除である。
 だが、貴族の学校側は手厚く貴族の子息令嬢にお知らせとか手紙をくれるわけではない。それくらいは貴族の親がやれ、というので、私は貴族の学校の入学試験の申し込み書類の提出を妖精憑きキロンに頼んだのだ。
 そして、私は入学試験の当日まで、受験票を待ったが、来なかった。
 同い年の義妹エリザのものはきたのだ。なのに、私だけ来ない。この事実に、私は最初、父ネロと義母エリザを疑った。
 てっきり、私の入学試験の受験票を横取りしたと思っていたのだ。
「これは、俺が預かっていて、提出するのを忘れてたんだ」
 そして、父ネロは、未提出の私の申し込み書類を出してきた。
 ここから、私は妖精憑きキロンを尋問である。キロンは、洗いざらい、吐き出してくれた。しかも、これっぽっちも悪びれていないのだ。
「私が貴族の学校を卒業出来なかったら、貴族になれないんだぞ!!」
「俺がアーサーを養うから、心配ない」
 私はそれを聞いて、キロンを殴った。





 あの時の裏切りは、今も許していない。キロンにとっては裏切りではないというが、私にとっては裏切りだよ!!
 私は魔法がかかった招待状をキロンにぶつけた。
「王都には、キロンも同伴だ。城には入れないことだけ我慢しろ」
「連れてってくれるの!?」
「留守番は、男爵家から人を呼ぶから心配ない。だいたい、私の身の回りの世話が出来るのは、お前だけだ」
「そうだよな!! そうだ、他の妖精憑きに盗られないように、匂い付けもしないと」
 上機嫌になった途端、キロンは調子に乗って、私を軽々と抱き上げた。
「離せ!!」
 私は大人しくしていられないので、キロンの顔を殴った。
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