男装の皇族姫

shishamo346

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外伝 辺境の伝統

アーサーが残したもの

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 領地内で、騒ぎが起こった。領地民同士で、秘密の暴露があったらしく、あちこちで喧嘩が起こって、俺とアーレイは大変だった。
 最初は、皆、喧嘩となった理由を黙っていた。しかし、その数が増えていく内に、誰からともなく、告発が起こった。
「アーサー様から、手紙がきたんだ!!」
 俺とアーレイは頭が痛くなった。よりによって、領地民たちにも、アーサーは手紙を配達したのだ。
 しかも、キロンの手がついた女、その子、孫宛である。ここまでくると、アーサーの執念だ。
 問題と元となったアーサーの手紙を全て、回収することとなった。その数に、俺はぞっとした。アーサーの執念は恐ろしい。
 内容も確認したが、もう、嫉妬に狂った女である。しかし、これは、自業自得というものだ。
 問題を起こした者たちは皆、妖精憑きキロンの手がついた者たちの縁者である。手がついた女、子、孫のほとんどは、声が出ない。そういう処理をされたのだ。
 アーサーの母が亡くなってからたった一年、一年も、妖精憑きキロンの手がついた女たちは、弱っているアーサーを責めた。

 キロンを返せ。
 泥棒。
 キロンは私の子の父親だ。
 お前のものじゃない。

 ただ一人の味方であるキロンを奪おうとする女たちに、アーサーは気が触れた。

 アーサーは貴族の子、女たちは平民だ。
 アーサーは領主の子、女たちは領地民だ。
 アーサーは借金の証文を持つ男爵の孫、女たちは借金を返済出来ていなかった。

 明らかに、女たちは身の程をわきまえていなかった。だから、男爵によって、特殊な薬で、女たち、その子、孫の声を奪ったのだ。
 だが、女たちには他に縁者がいる。妖精憑きキロンの手がついた過去を使って、アーサーを正妻、女たちを愛人、としたのだ。
 くだらない争いだ。平民は平民である。だいたい、キロンは元々、平民だ。平民と平民の間に生まれた子は平民だ。アーサーは貴族に発現した皇族だから、その子は皇族だ。身分の差が開きすぎている。
 そう言ったって、この領地で一生を過ごし、終える者たちにとっては、帝国の常識なんて通じない。勝手に作った常識に領地民たちが乗っかって、言い分を貫こうとしたのだ。
 どうにか穏便に済まそうとしたアーレイだが、アーサーの手紙によって手がつけられなくなったので、とうとう、我慢の限界がきた。
「なあ、人手をどうにかしたいんだが」
「まかせろ」
 俺は領地外から仲間を呼び寄せた。
「手紙を全て回収してほしい。ここに、キロンが手をつけた女たちの一覧がある。抜けがない、完璧な一覧だ」
「うわー、こんなに」
「キロン、最低ー」
「あいつ、今度会ったら、殴ろうぜ」
「そうしよう」
 とうとう、キロンの過去の過ちが白日の元に晒されたのだ。俺が呼び寄せた仲間は、皆、アーサーの友達だ。付き合いは、キロンより長い。
「キロン、次、会った時は、アーサーが止めても殴ってやる」
 いつもはアーサーが止めるから我慢していたが、これには、さすがの俺も、我慢するのをやめた。
 そうして、とんでもない数の手紙を回収し、一覧の順番に並べて、と確認作業をしていると、アーレイが、妙なことを言った。
「なあ、ケインは、アーサーから手紙を貰ったか?」
「アーレイは貰ったのか?」
「俺のじいさんは貰ったという話は聞いた」
 アーサーがそれなりに気にかけている者たちは、皆、アーサーから遺書のような手紙を受け取っているという。
 なんと、アーサーの父、リサ親子まで、アーサーの手紙を受け取っていたのだ。
 配達したのは妖精憑きキロンだ。あいつ、郵便配達の最後に、神殿で金をばら撒きやがったな。順路からいくと、そうなる。
 王都にいるアーサーの祖父が受け取ったということは、王都を順番に巡ってきたのだろうか、と考えた。最後に辺境にある禁則地に戻ると言っていたのだから、そうに違いない。
 俺が溜息をついていると、アーレイが微妙な顔をする。
「てっきり、ケインはアーサーからの手紙を受け取ってるものと、思ってた」
「そんなもの、必要ない」
「けど、これ、遺書、だし」
「俺たちは、いつも、神殿で遊んでいた。あそこで、遊んで、あそこで、学んだんだ。それ以外の付き合いはしてない。逆に言えば、会いたければ、神殿に行けばいい。手紙なんて必要ない」
 手紙がないことに、ちょっとアーサーに対する怒りはあった。しかし、手紙の内容を見て、その考えを振り払った。
 これもまた、アーサーの復讐だ。
 こうやって、アーサーは反省しない、思いあがっている領地民たちに思い知らせているのだ。手紙を使って、アーサーはキロンに愛され、アーサーの子はキロンに大事に抱き上げられ、誰にも出来なかったことをアーサーとアーサーの子だけは受けている、ということを。
 俺は辺境の食糧庫と呼ばれる領地にいるから、あの領地民のことがそれなりにわかる。あそこは、本当に異世界だ。だから、悪事を働いたとしても、あの領地内のことは、大したことにはならない。
 処刑されたわけではない。ただ、帝国に収める税が増えただけだ。
 その増税だって、領主代理となったアーレイが中心になって、俺も手伝って、どうにか乗り越えられるように、あらゆる手段を講じているのだ。実は、領地民の日常は、アーサーが子爵の権威をふるっていた頃から変わらない。
 だから、皆、大したことはない、と思う。しかも、皇族アーサーは妖精憑きキロンの子だから、キロンの手がついた女たち、その子、孫は特別になったような気になるのだ。その情報だって、あえて、妖精憑きキロンがばら撒いてくれた。俺とアーレイ、それなりに知っている者たちは口を閉ざしたというのに、新聞なんて読まない、外部と接触もしない領地民たちは皇族アーサーのことを知っていた理由は、妖精憑きキロンだ。
 どこまでも、妖精憑きキロンは問題をばら撒いてくれるな!! 大した変化のない辺境で、ここだけは、毎日、大変だよ!!!
 手紙の内容を一通り、確認した後、全て、領主代理であるアーレイ預かりとなった。とても、外部に出せるものではないな。
「手紙がないのは当然か」
 とんでもない数のアーサーからの手紙を箱に入れて、アーレイは呟いた。
 人生までかけてアーサーのために動いたアーレイには、アーサーからの手紙はなかった。
 おかしな話だ。アーサーのことを毛嫌いしたアーサーの父とリサ親子には手紙がある。だが、その内容は恨みつらみだ。
「こんなもの、受け取るものじゃない」
 アーサーの憎悪がこもっている遺書のような手紙をアーレイ宛にないのは当然だ。
 それは、幼い頃からアーサーと遊んで、学んで、と仲良くしていた俺たちにもだ。俺たちが見た、最後のアーサーは、綺麗に笑っていた。とても、こんな悍ましい物を書くようには見えなかった。







 ある日、辺境の神殿に、身なりいいの若い男がやってきた。神殿の横の大木を口を大きく開けて見上げていた。
 たまたま、俺は子連れでその場に立っていた。子どもたちは、男も女も、身軽に大木を登って、身なりのいい若い男を見下ろしていた。
「お前、どこの………」
 喉が詰まるほど衝撃を受けた。その若い男は、俺の知るアーサーと瓜二つだ。
 アーサーと叫びそうになって、俺は飲み込んだ。呼んではいけないような気がした。だって、この男は、皇族アーサーだ。
 つい最近、辺境の食糧庫に、皇族アーサーが慰問に来た。産みの母アーシャの生まれ故郷を見るためだ。そこで、色々とあった。
 それから、数日しか経っていない。皇族アーサーは、女帝が心配性で、城を出る許可をしてくれない、とぼやいていた。
 つまり、ここにいるのは、女帝の許可もなく、皇族アーサーがやってきたということだ。
「登ってみるか?」
 ちょっと、この大木を登るには、皇族アーサーは大人に近い。大木は、貴族の学校に通う前の子どもたちの遊び道具だ。皇族アーサーは、飛び級ではあるが、すでに貴族の学校を卒業しているという。
 皇族アーサーは、子どもたちが登る様をじっと観察していた。
「なるほど、あの道順か。登れそうだ。これ、部外者の僕も登っていいのですか?」
「本当は、ダメなんですけどね。もう、子どもたちの度胸試しになってて。俺も、ガキの頃は、てっぺんまで登りました」
「すごいですね。僕は登れるかなー?」
「だけど、子どもたちには、この大木の半分まで、と言い聞かせてます。てっぺんまで登ったのを見つかったら、神官たちシスターたちの魔法で、強制的に下ろされて、叱られますよ」
「半分なら、僕でも行けそうですね」
 よし、と気合をこめて、皇族アーサーは大木に手をかけた。
 俺は心配していない。どうせ、どこかで、皇族アーサーを見守っている誰かがいるだろう。皇族アーサーは、女帝に愛される、大事な皇族だ。こんな場所に一人で来るはずがない。
 見ただけで、皇族アーサーは、見事に、大木の半分の高さまで登って、適当な太い枝に座って、遠くを眺めた。その目は、キラキラと輝いているように見えた。
「すごいですね!!」
「あっちにね、辺境の食糧庫があるんだよ」
「あそこで生まれ育ったアーサーって人が、すごいの」
「この大木のてっぺんまでの登り方を教えてくれたんだよ」
「あとね、読み書きも教えてくれたんだって」
「貴族の学校の勉強も教えてくれたんだよ」
「すごい人なんだよ。アーサーって人が始めたんだよ!!」
 何も知らない子どもたちは、皇族アーサーに、辺境の食糧庫で生まれ育ったアーサーのことを語った。
 皆、一度は、辺境の食糧庫のアーサーのことを話すのだ。そうして、口伝で伝えている。

 いつか、アーサーがひょっこりと遊びに来た時、アーサーが来たと叫んでもらうためにだ。

 もう、無駄なことだ。アーサーは、随分と昔に死んだと聞いている。ただ、その亡骸を誰も見ていない。だから、生きているかも、と皆、思っていた。
 来たのは、アーサーが産み落とした皇族アーサーだったけど。
 だから、誰も、アーサーが来た!! なんて叫ばない。子どもたちは、皇族アーサーに、口伝を伝える。それを聞いて、皇族アーサーは目を輝かせて喜んだ。
「すごい人がいるんですね」
「貴族なんだけど、木登りの天才なの」
「頭もすごく良かったんだよ!!」
「悪い奴らをやっつけて、辺境を平和にしたんだって」
 うーん、どんな口伝だ? 俺だってわからない。そんな語っている子どもたちの中に、俺の子もいるよ。そんなこと、俺は我が子に教えてないけどなー。
「もうそろそろ、降りてこい!!」
 いい頃合いになったから、俺が大声で叫べば、子どもたちはぴょんぴょんと身軽に枝を渡って降りてきた。その様子に、皇族アーサーは目を丸くして驚いた。さすがに、これは真似出来ないのだろう。アーサーはゆっくりと降りてきた。
 子どもたちは、すぐに学校に入っていった。中では、一番年上のガキどもが、子どもたちに読み書き計算を教えている。その中には、貴族の学校に通うための勉強をしている、貧しい貴族の子もいた。何故か、俺の子どもが、貴族の学校の勉強をしている。もう、俺、貴族じゃないんだけどなー。
 ゆっくりと降りてきた皇族アーサーは、興奮したように、頬を真っ赤にしていて、息を吐き出した。
「すごいですね!! こんなことまで、母上がしてたなんて、なんて、お転婆な人だったんだ」
「男として育てられたから、それが当然だったんだ」
 もう、俺のことは気づいているだろうから、俺は普通に話した。ただ、皇族に対しての丁寧な言葉じゃない。友達の子どもに対してだ。
 だから、普通に俺は皇族アーサーの頭を乱暴に撫でた。
「でっかくなった」
「うわっ!!」
 驚く皇族アーサー。まさか、俺に馴れ馴れしくされるなんて、思ってもいなかったのだろう。ちょっと、まずいことをしたかも、と俺は周囲を警戒した。
「大丈夫ですよ。誰も、あなたのことを咎めません」
「俺は、辺境の貴族といえども、底辺育ちだ。お上品じゃない」
「そう、フローラから聞いています。昔、フローラを脅迫したとか」
「俺たちは、どうせ、底辺だ。ここを追い出されても、大したことじゃない。だから、怖いもの知らずにやっただけだ」
 今は出来ないけど。家族がいるのだ、そんな恐ろしいことは出来ない。つい、自嘲的に笑ってしまう。
 皇族アーサーはどこか遠くを見ていた。どんなことでも希望を持ち、未来を見ているところは、ありし日のアーサーを見ているようだった。
「そうか、母上のことは、ずっと、ここで語り継がれるのですね」
「アーサーが作った伝統だからな。アーサーはそんなつもりはなかったけど、いいものは残すべきだ、とフーリードが言ったんだ」
 元は辺境の教皇であり、今は教皇長となったフーリードは、アーサーがやっていたことを続くように手助けしてくれた。アーサーのやらかしとかも、実は、神殿の説教で語っているのだ。子どもたちの間だけでなく、大人たちの間でも、アーサーのことだけは、どんどんと語り継がれていった。
「もっと、話せる奴がいるから、呼ぼうか?」
「また、こっそり来ますから、その時の楽しみにとっておきます」
「そうか。じゃあ、その時までに、アーサーから受け取った指輪を探しておくよ」
「指輪?」
「そう。結婚する奴らで、受け継いでいる。ほら、結婚した奴のお古がいいってやつ」
 結婚する時、幸せな夫婦からお古を貰うと、幸福を分け与えてもらえる、という話がある。アーサーは、俺とメリーが結婚したと聞いて、アーサーが大事にしていたという安物の指輪をくれた。
 あれから、アーサーがくれた安物の指輪は、結婚する者たちに受け継がれている。
「母上は、幸せでしたか?」
「ああ、アーサーが無事産まれたことが、一番の幸せだ」
「………本当に?」
「本当だ。だから、指輪を俺たちにくれたんだ」
「なら、それは、そのまま、皆さんで受け継いでください」
「わかった、そうする。じゃあ、また遊びに来いよ。皆、待ってるからな」
「はい!!」
 ここでは、皇族アーサーは、ただのアーサーだ。アーサーは、年相応の笑顔を見せた。







 帝国には、旧聖人と新聖人、二つの聖人が存在する。旧聖人は、大陸統一を果たした皇帝エウトを筆頭とした十二人の聖人である。
 新聖人は、辺境の神殿が面白おかしく作ったものである。当初は、辺境に発現した皇族アーシャの武勇伝を辺境の神殿で語られていた。そこから、皇族アーシャの息子である泣き虫皇族アーサーを支える十一人の偉人を辺境の神殿で語られるようになったという。
 そして、辺境では、皇族アーサーを筆頭とした十二人の聖人として、泣き虫皇族アーサーの伝承とともに語り継がれるようになった。
 最初は、辺境から始まった新聖人の物語は、いつの間にか、帝国中に広がることとなり、いつの間にか、旧聖人は書物の片隅に残るかどうかの存在となった。
 新聖人の筆頭として語り継がれる皇族アーサーの両親は、貴族に発現した皇族アーシャと、名も姿も不明な野良の妖精憑きだという。この野良の妖精憑きは、百年近く生きた、力の強い妖精憑きで、ともかく、女にだらしない男だったとか。

 あまりにだらしなくて、たくさんの子、孫が存在したという。

 そんな女にだらしない野良の妖精憑きは、皇族アーシャに一目惚れした。しかし、アーシャはたくさんの妻、子、孫がいる野良の妖精憑きのことを浮気者と嫌った。
 野良の妖精憑きは仕方なく、これまで関係を持った女、子、孫を全て殺し、皇族アーシャをただ一人の女と口説いた。
 皇族アーシャは、自らの身分を隠し、辺境では様々な試練に見舞われた。その試練を乗り越えるために尽力したのは、野良の妖精憑きだという。
 皇族アーシャは、最後までアーシャの側で支えた野良の妖精憑きを信じ、とうとう、その身を許した。
 皇族アーシャと野良の妖精憑きの間に誕生した皇族アーサーは、野良の妖精憑きに愛された唯一の子となった。
 実は、この野良の妖精憑きは、神の試練と呼ばれる凶星の申し子ではないか、と言われていたが、実際はどうか、わからない。
 十三人目の聖人は、この、凶星の申し子とされている。十三人目の聖人は、旧聖人でも、新聖人でも、昔も、今も、未来永劫、変わることはない、神が帝国に与えた試練である、凶星の申し子である。
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