嫌われ者の皇族姫

shishamo346

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気弱な魔法使い

自覚

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 皇帝シオンの死で、全てが丸く収まると思っていた。皇族エッセンの予定通り、シーアを女帝にしたてあげ、皇帝に従う皇族たちを味方につけ、シーアに逆らう勢力全てを排除した。
 エッセンがいう通り、シーアは災いを呼ぶ女帝である。女帝として、間違った判断はしていない。ただ、まだ若い皇族まで処刑をしようとする容赦のなさに、皇族エッセンが口出しした。
「そういうものですか。わかりました、失格紋の刑にしましょう」
 だけど、やっぱり容赦のないシーア。
「どうして、メフノフまで!!」
 エッセンは、孫メフノフまで失格紋の刑にされて、シーアに噛みついた。
「刑罰は必要です」
「ワシはシーアの味方をしておるじゃろう!!」
「メフノフはなしで、ティッシーに失格紋の刑をしたら、エッセンが責められますよ」
「そのくらい、黙らせてみせる」
「エッセンは、いい祖父ですね。メフノフが羨ましい。わたくしにも、そんな身内が一人でいいから欲しかったです。羨ましい、妬ましい」
「………」
 エッセンは、それ以上、シーアに訴えられなかった。シーア、笑顔だが、目が笑っていない。
 これ以上、メフノフのことでエッセンが口出しすることは、シーアの機嫌を悪くすることだと、エッセンは気づいた。
 シーアはすぐに、目まで笑顔を作った。
「そんなに可愛い孫でしたら、メフノフが受けた失格紋をエッセンの背中に移し替えればいいではないですか。ナインに頼めば、やってくれますよ」
「………いいのか?」
「老い先短い老人に失格紋の刑罰を施すのは、処刑するようなものです。ですが、失格紋の移し替えには苦痛はありません。ただ、寿命が短くなるような危険が増えますが、老い先短いエッセンにとっては、誤差みたいなものでしょう」
「感謝する」
 シーアから知恵を授けられたエッセンは、深く頭を下げて、引き下がった。
 こうして、シーアは身内だと信じていたネフティ親子まで処刑して、最低最悪な女帝として、帝国中に知れ渡ることとなった。
 シーアは、悪評など、右から左と聞き流した。それよりも、シーアは帝国の政とは別の事に夢中となった。
「女帝をやめて、エンジと辺境に逃げたーいー」
 皇族ネフティの策略により、一度はシーア、城から逃げ出した。その時、シーアは、僕の兄エンジに助けられた。
 エンジは、ずっと、いなくなった僕を探していたという。もう、何十年と経っているのに、エンジは諦めず、探していたのだ。そこに、城から逃げ出したシーアと遭遇した。
 エンジにとっては、シーアこそ運命の女、だという。シーアも、その謳い文句に感動していた。
 そんなわけないだろう。兄エンジの過去の女はいっぱいだ。辺境の貧民街の支配者になっていた、という話が本当なら、かなりの数の女を関係を持っては捨てていったのは確かだ。辺境の貧民街の支配者の女癖の悪さは、有名だ。
 僕が兄エンジの元で過ごしている時だって、次から次へと女は入れ替わっていった。
 そういうことを知っている僕から見れば、シーアはエンジに騙されている、と叫びたい。
 これまで、貴族の学校では振られ続け、婚約者からは浮気されて、とシーアは男運が悪い。まさか、ここまで男運が悪いとは。
「兄貴は絶対にダメだ!!」
「嫉妬か!!」
「違う!!」
「本当にそうか? まさか、俺様がシーアにとられると思ったからなー。弟に、そんなに愛されちゃうなんて、困ったなー」
「違うよ!!」
 兄エンジは、シーアに似た感じで、僕の神経を逆なでするのだ。
 苛立っているボクの頭をエンジは撫でる。さらに、僕は苛立ちを募らせ、エンジの手を払った。
「もう、ガキじゃない!!」
「そうだな。ガキだガキだと思っていたら、俺様を捨てて、皇帝について行ったんだもんな」
「………」
 否定できない。エンジは僕が行方不明になった、と単純に思っていたが、今の僕を見て、そうではない、と悟った。
「お前が羨ましい。唯一を見つけたんだな」
 妖精憑きは、稀に、そういう存在に出会うことがある。一目惚れのようなものだ。
 僕にとって、皇帝シオンこそ、唯一の存在だ。だから、平然と兄も、貧民の仲間たちも捨てた。
「シーアは、兄貴の唯一じゃないなら、黙って離れてくれ」
「俺様は、シーアを俺様の唯一にすると決めた。出会うんじゃない。シーアを俺様の唯一にするんだ」
「本当の唯一を見つけた時、どうするんだ!!」
「帝国中、お前を探しながら、回ったが、そんなの、見つからなかった。何十年と探して見つからないんだ。今更、見つかるはずがないだろう」
「俺様達は、ただの人の何倍も生きるんだ。いつか、出会う。シーアが死んだ後ならいい。シーアが生きている間に、出会った時、あんたはどうするんだ!!」
「その時は、お前が俺様にしたように、シーアを捨てるだけだ」
 僕は怒りで頭に血が上った。相手は兄と慕った人だといえども、エンジの胸倉をつかむなり、殴った。
 僕も鍛えているが、エンジも鍛えている。エンジは、僕の一撃を甘んじるように受け止めただけだ。エンジはニヤリと笑った。
「それが、俺様の今の気持ちだ」
「僕たちに、シーアを巻き込むな!!」
「俺様を捨てたから、こうなったんだ!!!」
 とうとう、エンジが本性を晒した。
「俺様の弟として、ずっと側にいれば良かったんだ。それを俺様を捨て、皇帝を選んだ」
「シーアだけは、ダメだ。シーアは、あんたが捨てた女たちとは違う」
「お前があそこまで匂い付けしてる女だ。お前を苦しめるのに、十分、役に立つ」
「違う!! シーアは、シオンの子だから、シオンを悲しませないために、手をかけただけだ」
「臓腑まで、お前に匂い付けされているぞ。随分と手をつけたな」
「………」
 エンジは、僕とシーアの関係を勘違いした。妖精憑きでしかわからないことだから、仕方がない。
 シーアは、生まれながらの妖精殺しだ。妖精の良い魔法も悪い魔法も通さない、生まれながらの体質だが、そのため、体が弱く、すぐ、死んでしまう。だから、生まれながらの妖精殺しは、妖精憑きに好かれやすい体質を使って、妖精憑きに寿命を捧げさせるのだ。
 僕は、シーアが生まれながらの妖精殺しだと知ってからずっと、僕の寿命をシーアに捧げ続けた。それが、妖精憑きによる匂い付けとなったのだろう。
 臓腑まで匂い付けをする、というと、閨事だと思われる。
 エンジでさえ、シーアが生まれながらの妖精殺しだと見破れなかった。僕は、シーアが弱っていた現場に居合わせたから、生まれながらの妖精殺しだとわかっただけだ。
 エンジは、僕への嫌がらせのため、シーアとの逢瀬を続けた。



 そして、エンジは、生まれながらの妖精殺しのシーアに、見事、嵌った。



 気づいた時には、エンジは、シーアに夢中になっていた。最初は、僕への嫌がらせだ。僕を苦しめるため、シーアを口説いた。
 シーアは、僕がどれだけ言っても、笑顔で無視だ。経験豊かのエンジの口説きに、シーアは呆気なく陥落しそうだ。
 ところが、シーア、エンジのことを運命と言いながら、エンジの力を利用した。
 エンジは、シーアを世間知らずな女と見ていたが、容赦なく身内まで処刑する様に、見方を変えていった。
 シーアは、貴族の学校で、間違った良識を植えつけられ、父である皇帝シオンからもおかしな良識を教えられていた。
 百戦錬磨であろうエンジの斜め上を突き進んでいくシーアに、エンジが振り回されたのだ。
 僕の心配を無視するシーアだが、並の男では、シーアに釣り合わなかった。
 だけど、シーアなりに、エンジに歩み寄ろうと努力した。婚約関係にあったメフノフの時と同じだ。
「ナイン、エンジのことを教えてください」
「俺様が知ってる兄貴って、そんなにないぞ」
「人なんて、そう簡単に変わるわけではありません。ましてや、力の強い妖精憑きなんですから、挫折とか、そういう負の体験はないでしょう。ナインが知っているエンジを教えてください」
 シーアは、いい子だ。こんな時でも、お願いだ。
 シーアは、一度として、僕に対して、命じたことがない。命じたのは、皇族の儀式の時だけだ。
 だから、僕は正直に、僕が知る兄エンジのことを話した。
「俺様を拾って育ててくれた兄貴は、俺様のために、母親みたいな女、姉みたいな女を連れて来てくれたんだ。そう紹介されたけど、兄貴の彼女だな」
「へー、どれくらいいたんですか?」
「だいたい、一か月か二か月には、別の女に変わっていたな」
「同時に二人とかいましたか?」
「同時に三人いた時もいたなー。俺様には、母親、姉二人、とかとんでもない紹介をして、女に殴られてたよ」
「ふーん、そーうーなーんーだー」
 シーアの笑顔が険悪になってきた。まずいことを言ったと気づいた時には、遅かった。仕方がない。エンジのことというと、この女性遍歴の乱れっぷりが強すぎるのだ。
 故意や他意があったわけではない。エンジのことを思い出すと、女性遍歴ばかりなんだ。
「あ、兄貴は、面倒見がよくて、可哀想なガキの世話もよくしていたぞ!!」
「そうなんですか」
「あ、けど、最後は面倒臭くなって、俺様に押し付けてたな」
「………」
 力の強い妖精憑きは、感性が妖精寄りだ。飽きっぽいんだよ。平気で捨てるんだ。僕がエンジの弟となってからは、僕が後始末をしていた。
 どうにか、エンジのいい所を言おうとするのだが、最低最悪な所しか思い浮かばない。
 僕はエンジを捨てた、と責められたが、捨てられても仕方がないこと、エンジはしてばっかりだよ。
「けど、どんな時も、俺様のことは捨てなかったな」
 僕がエンジを捨てたけど。
 そういう余計なことは黙っていた。
「どんな時って?」
「例えば、エンジの女が、俺様とどっちが大事だ、なんて言った日には、女がいなくなった」
「なるほど。エンジと円満な関係を続けたいなら、ナインのことは敬わないといけないのですね」
「それ以前に、エンジだけはやめろ。あんな過去の女いっぱいの男は、シーアを不幸にする」
「うーん、付き合った女性が一杯と聞くと、悩みますね。でも、そんな贅沢を言っていられません。わたくしに好意を示してくれる、貴重な男性です。この機会を逃しません」
 エンジはシーアに好意なんて抱いていない。そう言ってやればいいが、シーアが可哀想で、言えなかった。
 ずっと、そうだ。僕は真実を言えない。
 エンジが、万年に一人、生まれるかどうかの、神が帝国に与える試練である凶星の申し子であることを。
 シーアが、生まれながらの妖精殺しであることを。
 僕は、気が弱いわけではない。卑怯なんだ。抱えきれない問題を隠して、そのまま、過ぎ去るのを待っているのだ。
 そのせいで、シーアは狂人シーアと呼ばれる存在となった。シーアは悪くない。僕のせいだ。
 シーアが赤ん坊の頃に、シーアがシオンの子であると知っていた僕のこと、真実を知ったシーアは責めなかった。それどころか、シオンに殴られた僕をシーアは庇った。
 シーアが自らの出自を知ってから、シオンと一度だけ、二人っきりで話したことがあった。僕はせっかくの親子だから、とあえて、シオンとシーアを二人っきりにして、盗み見ることもしなかった。
 そのたった一度で、シオンは生きる気力も失った。シオンは、シーアのために、と足りない寿命を僕の力で引き延ばしていたというのに、シーアを保護してから、僕と二人っきりになると、死にたい、と言った。
 シーアは常に笑顔だ。その笑顔のまま、シーアは、シオンの精神を砕いた。
 だから、時々、不安になる。シーアは、あの笑顔の下で、どんな悍ましいことを考えているか、わからない。
 女帝となっても、シーアのことを影で狂人シーアと呼ぶ皇族はそれなりにいる。
 僕は、シーアのために、エンジを引き離したかった。だけど、時々、狂人と呼ばれるシーアを見ると、わからなくなってくる。







 シーアはどんどんと死へと向かっていった。そのきっかけは、生まれながらの妖精殺しだと知ったからだ。
 貴族の学校になんか行かせるんじゃなかった。その柵で、シーアは、妖精殺しの貴族と知り合った。妖精殺しの貴族は、シーアが生まれながらの妖精殺しだと暴露したのだ。
 それから、シーアは僕からも、妖精憑きであるエンジからも、距離をとった。
 生まれながらの妖精殺しは、妖精憑きに好かれやすい体質だ。そのことを知っているシーアは、僕の好意も、エンジの好意も信じなかった。
 それでも、エンジが命をかけて、シーアを口説き落とした。シーアが弱っているところに、エンジが寿命を捧げたのだ。そして、僕が入る隙をなくしていった。

 もう、僕は用なしだ。

 シーアが赤ん坊の頃からずっと、僕がシーアを生かしていたというのに、エンジに横取りされた。
 その想いが強く出た。
 過去に、シオンに言われたことがある。
「ナイン、そんな目で、メフノフを見るな」
「普通に見てる」
「お前は、僕と同じだな。後悔するぞ」
「後悔するのは、シオンだろう。シオンの寿命、もうすぐ尽きるとわかっているんだから、シーアに本当のことを言って、残り少ない時間を親子として過ごすべきだろう」
「僕のせいで、彼女を不幸にした。そんな僕に、シーアの親を名乗る資格はない」
「………」
「ナインはまだ間に合うんだ。はやく、気づきなさい」
 シオンは、遠まわしに、そんなことを僕に言った。
 僕は、今更、シーアへの想いを自覚した。
 シーアは僕のものだ。ずっと、ずっと、僕が寿命を捧げ、守ってきたんだ。一度は失敗してしまったが、もう二度と失敗しない。シーアの小さな傷だって、僕が寿命を捧げて治したんだ。
 シオンの側にいながら、僕はずっとシーアの成長を見ていた。

 悍ましい笑顔を顔に貼り付けていたシーア。
 誰かの手を借りてないと、どこにも行けなかったシーア。
 シオンと僕の手によって、人らしく動けるようになっていったシーア。
 ぎこちなく、人のように言葉を紡ぐようになってきたシーア。
 僕を見ると、駆け寄ってくるシーア。
 綺麗に笑って、嬉しそうに話すシーア。

 シーア、シーア、シーア!! 僕が寿命を捧げて、今のシーアにしたんだ!!!
 その想いに気づいて、取り返そうとしたが、結局、シーアはエンジを選んだ。エンジも、シーアの滅茶苦茶さに、僕への復讐を忘れて、シーアを囲った。
 それでも、僕は諦めきれなくて、シーアとエンジが過ごす辺境にある禁則地に行っては、エンジの邪魔をしてやった。
 そして、エンジの側で幸せそうに笑うシーアを見て、胸を痛めた。






 なのに、シーアの幸福は終わった。それも全て、生まれながらの妖精殺しという体質のせいだ。
 シーアは、全て、わかっていた。だから、エンジを過去の柵を使って遠ざけ、シーアは城に戻ってきた。
 僕は、皇帝メフノフに泣きついた。
「どうか、シーアを敵国なんかに追放しないでほしい」
 皇帝の儀式でさえ、僕は素顔を晒さなかったというのに、シーアを助けるために、皇帝メフノフに素顔を見せて、泣きついた。
 メフノフは、皇妃ティッシーからシーアを助けるように頼まれてはいたが、皇族エッセンがそれを許さなかった。
 メフノフとしては、シーアを殺したかった。シーアがティッシーの失格紋を引き受けた恩があるので、メフノフは我慢した。それに、ティッシーはシーアに好意を抱いていたのだ。
 それはそうだ。シーアは話してみれば、いい子だ。空気が読めないような所があるが、シーアは常に、人の良いところを見て、誉めて、羨ましがる。
 ティッシーも、最初は、メフノフを奪うために、シーアに近づいた。だけど、シーアと接して、気づいたのだ。シーア、メフノフに好意を抱いていない。それどころか、メフノフのことを気の毒だ、とシーアに話しているのだ。
 時間をかけて、ティッシーはシーアの優しさに絆された。
 だけど、メフノフはやっぱり、シーアを殺したかった。ティッシーに嫌われたくないので、皇族エッセンを理由に、シーアの追放を決定したのだ。
 だけど、メフノフは僕の素顔で、簡単に、シーアの追放令を撤回したのだ。
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