嫌われ者の皇族姫

shishamo346

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思い上がりの皇族

妖精殺し

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 皇族の儀式では、大変なこととなった。まさか、シーアが本当はシオンの子だったとは、僕も知らなかった。
 それから、シーアは皇帝の私室に軟禁となった。
「シーアがシオンの子だなんて、僕は知らない!!」
「ワシは知っておった」
 また、僕は、何も教えてもらえなかった。
 婚約者なんて、肩書程度だ。僕の存在は、どうだっていいのだ。
「さて、処刑の準備じゃな」
「まだ、そういう話は出ていませんよ」
「ネフティは、やり過ぎじゃ」
 大人同士の話が進んでいく。もう、皇帝は、シオンの弟家族を許さない。
 そんな騒ぎとなっている所に、僕は、ネフティに秘密裡に呼び出された。
 使用人を使って、ネフティは僕を呼び出した。家族も知られないようにだ。こんな時の呼び出しに、僕は不安になったが、相談しなかった。
 いい加減、親離れ、祖父離れをしたかったからだ。立派な皇族となっても、僕はまだ、エッセンの孫だ。その肩書に、苛立つようになった。
 だから、勝手に動いて、ネフティの元を訪れて、驚いた。ティッシーもいたからだ。
 呼び出された部屋の壁に、僕とティッシーの逢瀬が映し出された。それに、ティッシーは真っ青になる。
 僕はすぐに、映像の魔道具を叩き壊した。
「いくらだって、複製しているわよ」
「どうすればいい」
 ネフティの企みなど、わかっているが、あえて、訊いた。
「シーアを殺して」
「無理よ!!」
 ティッシーはすぐ、拒否する。
「シーアは、シオンに保護されているわ。誰も、皇帝の私室には入れない」
「お友達と婚約者なら、出来るでしょう。ほら、シーア宛に手紙を書きなさい。その程度のやり取りは許してもらえるわよ」
「む、無理、よ。シーアに手を出したら、大変なことになるわ」
「この映像をシオンに見せても、大変なことになるでしょうね」
「う、ううう、うううううう」
 蹲って泣くティッシー。こんなものをシオンに見せて、ただで済むはずがない。
「そんなことを言ってる場合か。今、ネフティの処刑の準備を進めているぞ」
「夫が泣きついて、時間稼ぎしているわ。その前に、シーアを殺しなさい」
「そんなことしたら、僕たちまで処刑される」
「エッセンがどうにかしてくれるわよ。あの男は、孫にだけは甘い」
 そうかもしれない。ネフティに言われて、僕は祖父である皇族エッセンを使えば助かる、なんて頭の片隅で考えた。
 僕が戦争に行くというと、エッセンは大反対だ。それどころか、エッセンが代理で出征する、なんて言い出す。
 エッセンの孫はそれなりにいる。別に、僕は、一番年下の孫なわけではない。上にも、下にも、それなりにいる。ただ、僕だけは、エッセンに可愛がられ、自慢の孫、とされているのだ。
 どうせ、まだ、僕は子ども扱いだ。いつまでも子ども扱いして、と文句をいうが、それもまた、利用すればいい、なんて僕は考えた。
「メフノフ、ダメよ」
 ティッシーは、しかし、皇帝シオンを恐れた。ティッシーには、失敗しても、どうにかしてくれる後ろ盾がないのだ。
「大丈夫だ。お祖父様に頼めば、どうにかしてくれる」
「シーアに話せば、どうにかなるわ。だって、シーア、貴族の学校では、たくさんの男性に告白しては振られたって、話していたもの。メフノフのこと、好きでもなんでもないのよ」
「………」
 知らない話だ。シーアとそれなりに仲を深めたつもりだったが、知らなかった。
 僕は怒りしかない。僕は、それなりに覚悟を決めていた。ティッシーとのことは、気の迷いでしかない。
 だが、この時、僕はシーアを裏切ることにした。ただ、シーアを裏切るだけではない。
 ネフティの脅しなんて、可愛い話だ。この程度、シオンに告げられたって、僕は殴られ、口止めされるだけだ。ティッシーと別れろ、とシオンは命じて終わりだ。シーアに知られなければ、シオンは気にしない。
 僕は、シーアを利用して、皇位簒奪を企んだ。








 浮気者のシーア。皇帝シオンを失って、城から逃げ出しても、男を連れて戻って、女帝に返り咲いた。
 裏切ったという僕とティッシーのことをシーアは許さず、失格紋の刑を行った。シーアは、まるで、生まれながらの女帝のように、どんどんと、皇族を処刑していった。
 そして、シーアは、偽物の家族を一族ごと、処刑した。
 これまで、敗者と蔑まれていたシーアは、一夜にして、勝者となった。僕は、敗者として、這いつくばる日々を送ることとなった。
 やはり、祖父である皇族エッセンは、上手にシーアに取り入り、僕を見逃した。僕が受けた失格紋をエッセンの背中に移し替えることをシーアは許したのだ。
「可愛い孫のために、老い先短い老人が肩代わりするなんて、いいですね」
 移し替えの場で、シーアは、僕とエッセンを嘲笑った。
 もう、シーアは取り繕ったような笑顔を貼り付けるのをやめたようだ。様々な表情を僕の前で見せた。
「浮気者め。貴族の学校のこと、ティッシーから聞いたぞ!!」
 僕は、憎悪をこめて、シーアを睨んだ。裏切ったのは、シーアが先だ。
 シーアから言わせれば、僕とティッシーは浮気者なんだろう。だが、シーアだって、貴族の男に懸想していたのだ。シーアも浮気者だ。
「どうせ、皇族失格となったら、わたくしを捨てたくせに」
 平然と言い返すシーア。
「シーアが皇族だと、僕は知っていた!! 一生をかけて、シーアを支えると、覚悟だってしていた!!!」
「ティッシーの前で、言わないでくださいね。ティッシーが可哀想です」
「ティッシーにも、失格紋の儀式をしたくせに」
「必要なことです。ティッシーにも老い先短い祖父母がいるのだから、肩代わりしてくれるでしょう」
「ティッシーは、絶縁された」
「………」
 シーアが思っているほど、ティッシーの家族は、情がなかった。負けたティッシーのことを切り捨てたのだ。
 シーアは、少し、考え込んでいた。何を企んでいるのやら。僕は、注意深く、シーアを見た。
「ほら、失格紋の移し替えは終わったんだ。真実の愛とやらを貫いたこいつは用なしだ。行くぞ」
「え、まだ、話したいことがあるのにー」
 僕に嫉妬の目を向ける筆頭魔法使いナインは、シーアを引きずるようにして、連れ出した。
 残ったのは、僕と、僕の失格紋を肩代わりした祖父だ。
「お、お祖父様、ごめん、なさい」
「いつまでも、肩代わりをしてやれん」
 確認のために服を脱いだエッセンは、少し身震いをする。僕は、服を着るのを手伝った。
「皇帝になりたかったのか?」
 皇帝シオンは寿命で死んだが、僕は動かないシオンを刺したことは確かだ。それは、皇位簒奪を企んだ、と誰もが思っただろう。
 シーアが女帝となって、僕の皇位簒奪の話は有耶無耶にされた。だが、エッセンは、そうではない。
「シーアが浮気していたと聞いて、腹が立ったんだ。僕は、皇帝となれる器じゃない」
 いくら神童と誉められていても、自らの実力はわかっている。僕は、皇帝となるには、色々と足りない。
「だが、お前は皇帝となるんじゃ。シーアは、仮の女帝として、話を進めておる」
「………は? また、勝手に僕のことを決めるなよ!!」
 また、僕の知らない所で、僕のことが決められていた。腹が立って、僕はエッセンに掴みかかった。
「シーアは、平穏な世では、災いとなる女じゃ。メフノフは、平穏な世での皇帝じゃ」
「僕は皇帝にならない」
「他の誰も、皇帝になれん。若さと血筋、才能があるのは、メフノフじゃ」
「………盤上遊戯、大嫌いだ」
 僕は、これまで思っていたことを吐き出した。
 祖父である皇族エッセンは目を細めて、笑う。
「そうじゃろうな。ワシが一方的に押し付けたんじゃ。あんなの、子どもは好きではないじゃろう」
「お祖父様は、好きじゃないか」
「ワシはな、体を動かすことが苦手じゃったんだ。だから、頭を使う盤上遊戯しか、遊ぶ手段がなかった。それだけじゃ。メフノフは、体を動かすことも得意で、羨ましかった」
 まさか、皇族の中では最上位といわれるエッセンから羨望を向けられるとは、思ってもいなかった。
 年老いたから、エッセンが体を使うことが苦手なんて、僕はわからない。年寄なんだから、誰だって、体を使うのは出来なくなってくるものだ。
 僕は、すっかり小さくなったエッセンに泣きついた。
「シーアのことは、色々と聞いておる。じゃが、お前は、シーアのこと、これっぽっちも興味を示さなかった。ワシに訊いてくれれば、シーアのこと、いくらだって教えてやったというのに」
「だ、だって、仕方なく、婚約者に選ばれたって」
「シーアが選んだんじゃ。誰がいい、とシオンがシーアに聞いたんじゃ。シーアは、メフノフを選んだんじゃよ」
「し、知らないぃ」
「憧れておったんじゃと。言っておったぞ。ティッシーのこと、相談してくれれば、婚約解消したのに、と」
 後から言われても、もう、遅い。
 後悔ばかりだ。シーアは、歩み寄る努力をしてくれていた。節目節目で贈り物をして、茶会では、僕が喜びそうな話題を振ってくれたりした。
 一方通行の努力をシーアはしていた。僕は、何もせず、ただ、文句を言って、不貞腐れていただけだ。シーアは、いつも、笑顔で、待っていたのだろう。
 失って、初めて、気づいた。シーアは、いい婚約者だった、と。







 祖父である皇族エッセンは容赦がない。シーアをどうにか始末する方法を考えていたのだ。
 そして、たまたま、戦争で魔法使いを使えなくなった時、シーア自身も知らなかった秘密をエッセンが知ることとなった。
 シーアは、生まれながらの妖精殺しだ。妖精殺しは、ただ、そこにいるだけで、妖精憑きの寿命を縮めるという。実際、筆頭魔法使いナインは、シーアに寿命を奪われたという。
 妖精殺しの一族のことは、僕も知っていた。古い書物に埋もれた話だ。特殊な方法で、後天的に妖精の魔法が届かない体質を作るという。
 シーアのは、生まれつきの体質だ。しかも、これは、子々孫々に受け継がれるという。
 昔、生まれながらの妖精殺しの血筋が皇族に混ざったのだ。ただ、その力は継代されなかったが、血筋は皇族の中に残った。
 そして、シーアに妖精殺しの血筋が発現したのだ。このまま、シーアが子を為した時、妖精殺しが増えることとなる。
 それを理由に、シーアを処刑しようとしたのだ。だが、そう簡単に話は進まなかった。
 同時期、敵国から、禁則地を破壊出来る妖精殺しの身柄を要求された。別に、協力しなくていいのだ。停戦期間を三百年延長する、と敵国側から言われても、帝国はどうだっていいのだ。戦争は、帝国にとっての息抜きだ。敵がいないと、帝国内で内乱が起こってしまう。そうならないために、あえて、敵国の誘いを受けているだけだ。
「シーアは処刑して、敵国は勝手に自滅させておけばいいだろう」
「どうせ、敵国の禁則地が帝国へと広がるとは思えん」
「実際、不可侵の解除をして、帝国に禁則地の攻撃が及んだんだ」
「だったら、敵国には滅んでもらい、あの敵国との境界を永遠に封鎖すればいい」
「城より北に、帝国民は行かないから、問題ないだろう」
 そう、話が進んでいった。
「シーアを処刑だと!! 絶対に許さん!!!」
 処刑と聞いて、筆頭魔法使いナインが激怒した。
 ナインは、誰が見ても、シーアに狂っていた。
「ナインを隔離しろ。シーアから一年も離れれば、ナインも目が覚めるだろう」
「妖精殺しの力に晒され過ぎたんだな」
 生まれながらの妖精殺しは、妖精憑きに好かれやすい体質だという。ナインは、何事かあると、シーアを抱きあげ、手を繋いで、と側にいることが多かった。シーアの生まれ持った妖精殺しの体質に、ナインは魅了されたと見られた。
 僕もそう思った。
「ナイン、シーアのことは、気の迷いだ。距離をとるんだ」
 僕は、命じた。ナインは、週に一度は辺境の禁則地で暮らすシーアに会いに行っていたから、距離をとれば、シーアの影響が薄れると思った。
 心底、嫌がっているナインは、苦痛でのたうち回った。大きな天罰一歩手前だ。背中が衣服を通して、真っ赤に染まった。
「すぐに命令を解除しろ!!」
「わ、わかった。許す!!」
 少し、遅かった。そのまま、ナインは意識を失った。
 思ったよりも、深刻な問題となった。シーアを処刑すれば、ナインはとんでもない天罰を受けてまで、逆らうのは、目に見えていた。天罰を受けて無力化した筆頭魔法使いの妖精は役立たずだ。天罰を受けるほどをした皇族を妖精が見捨てるのだ。契約紋は、それを許している。でないと、皇族の独裁を許してしまうからだ。皇族は絶対的な主ではない。筆頭魔法使いのご機嫌取りが出来る皇族が、主として認められるのだ。
 僕は、皇帝でありながら、筆頭魔法使いのご機嫌取りを失敗した。
 ナインは筆頭魔法使いの屋敷で療養させ、話し合いを続けた。
「シーアを処刑すれば、ナインが裏切る。だったら、シーアを生かしたまま、敵国に追放しよう」
「そうだ、生きていれば、ナインも我慢するだろう」
 誰も、ナインにシーアの身柄を引き渡すことを考えなかった。
 僕は、考えたが、黙った。これが正しいかどうか、わからなかったからだ。
 こうして、シーアを敵国に引き渡すことを決め、その事を僕はナインに伝えるため、筆頭魔法使いの屋敷に行った。
 筆頭魔法使いの屋敷の支配は、ナインだ。ナインが許可しなければ、皇帝といえども、出入り出来ない。
 僕は恐る恐ると行ってみれば、問題なく、筆頭魔法使いの屋敷に入れた。だが、中は無人だ。使用人は締め出されたのだ。
 まるで、ナインの元へと導かれるように、通路が明るくなる。僕は得体の知れない恐怖を感じながら、先に進めば、先のほうのドアが一つ、ぎぎぎーと音をたてて開いた。そこに、筆頭魔法使いナインがいるのだろう。
 その部屋は、花の香りが溢れていた。そういえば、天罰で傷ついたナインは、花の香りがしたな。
 皇帝の儀式を行った時も、ナインの体は花の香りがした。まるで、ナインは花で出来ているんじゃないか、なんて笑って話したことを思い出した。当の本人は、そんな香りがするなんて、わかっていなかった。
 そこは、寝室だった。大きなベッドの真ん中で、ナインが上体を起こして、僕に笑いかけ待っていた。
「ナイン、すまない」
「シーアの処刑をどうか、止めてほしい」
 ナインは、甘い声で、僕に強請ってきた。近くに寄った僕の腕をつかんで、潤んだ目で見つめてくる。
「処刑はなくなった」
「本当に?」
「ああ」
「良かった」
 華のように笑ったように見えた。実際は、ナインの素顔を僕は、皇帝の儀式でさえ、見せてもらえなかった。
 だが、こう、二人っきりで見つめあっているだけで、ナインの持つ空気に飲まれそうだ。妖艶で、その空気だけで、僕を篭絡しようとしていた。
 皇帝の儀式では、こんなことはなかった。お互い、嫌々、皇帝の儀式を行ったのだ。殺伐としていたな。
「ありがとう、メフノフ」
「だ、だが、シーアは敵国への追放となった」
「僕が全てをかけて育てたシーアを追放だと!! そんなこと、僕が許さない!!!」
 途端、激昂するナイン。僕の腕を爪が食い込むほど握る。
 そして、とうとう、ナインは僕の前で、素顔を晒した。
 一度だけ、シーアが描いたナインの姿絵を見た。姿絵でさえ、綺麗だと思った。
 実物は、姿絵では籠められないほどの魅惑があった。こんなものを目の前にして、僕はナインを突き放せない。
 ナインの笑顔に僕は飲まれた。
「シーアの追放を撤回してほしい。どうか、どうか、僕からシーアを奪わないで」
「し、しかし、もう、決まって」
「皇帝はメフノフだ。僕とメフノフが撤回といえばいい。片方だから、ダメなんだ。筆頭魔法使いと皇帝が同じ意見であれば、問題ない」
「ぼ、僕は、シーアのことが、嫌いだ」
 僕は歯を食いしばって、耐えた。シーアへの憎悪を思い出す。そうだ、シーアは笑顔で僕と接しながら、他の男に愛を囁いていたじゃないか!!
 ナインの素顔に耐えているだけで動けない僕に、ナインが覆いかぶさるように口づけする。僕の口の中まで、花の香りが広がった。
 ゆっくりとナインの顔が僕から離れた。
「シーアをくれるなら、僕を好きにしていい」
 ナインは、衣服を緩め、白い肌を晒した。
 平な胸は、男だ。だが、ナインの素顔と並べると、それさえ、完璧な美に見えた。
「ナイン、ナイン」
 僕はもう、止められなかった。
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