4 / 9
4
しおりを挟む
そして私は10才、王太子は20才になっていた。
本当なら、とっくに婚約者、結婚をしていてもいいのに……何故かしていない
そして今日は、第二王子と第三王子のお披露目……と言う名の婚約者選び
そして、私の知らない何かが始まったらしい………
「きゃあっ!!」
と、私の横で倒れるどこかの令嬢
「だいじょう…」
「ゴメンなさい!打たないで!!」
はぁっっ!!!何もしてないけど……
「どうなさったの!!」
態とらしく入ってくるどこかの令嬢…
「私、足を引っ掛けられて……怖い!!」
いやっ私の方が怖いわ!
と、そこへ
「え~、本当に足かけられたの?」
第二王子の登場に、みんな立ち上がりカテーシーで挨拶する。私も立ち上がろうとすると
「マリルはいいのよ、そのまま座ってなさい。もうすぐリチャードが来るわ。」
まだ、頭を上げていいと許可も出ない!なのに彼女達の頭は[どうなってるの!何が起こってるの!]だろう
「足は大丈夫なの?」
「はい、挫いただけなので」
ニッコリ笑って返事をすると
「そんな嘘つくと、また兄さんに怒られるぞ!今度こそ、家に帰れなくなるな!」
「本当だよ、骨にひびが入ってるかもって言われたんだろう?」
「あらっ嘘はダメね~…ふふっ、暫く帰れないと思ってね」
「あぁ、忘れてたわ、頭を上げて、今日はもう解散よ、帰ってちょうだい。それとあなた達……」
騒ぎを起こした令嬢達に王妃は冷たく言う
「暫くお茶会に来なくていいわ…」
令嬢としても彼女達の家も最悪の言葉を聞いた……
「そんな…どうして……」
その疑問に答えたのは、リチャード王太子
「教えてあげるよ。マリルは私の妃になる人だから…だよ。来月10才の誕生日に婚約の発表をするよ。その前に治るかなぁ」
「マリルの部屋を用意させるわ」
「私の部屋で良いですよ」
「……………」
睨み合いに負けたのは……王妃様
「手は出すんじゃ無いわよ!!」
「ふふっ、ありがとうございます。」
王太子は私を抱き上げ、会場を後にした
誰か助けて!
本当なら、とっくに婚約者、結婚をしていてもいいのに……何故かしていない
そして今日は、第二王子と第三王子のお披露目……と言う名の婚約者選び
そして、私の知らない何かが始まったらしい………
「きゃあっ!!」
と、私の横で倒れるどこかの令嬢
「だいじょう…」
「ゴメンなさい!打たないで!!」
はぁっっ!!!何もしてないけど……
「どうなさったの!!」
態とらしく入ってくるどこかの令嬢…
「私、足を引っ掛けられて……怖い!!」
いやっ私の方が怖いわ!
と、そこへ
「え~、本当に足かけられたの?」
第二王子の登場に、みんな立ち上がりカテーシーで挨拶する。私も立ち上がろうとすると
「マリルはいいのよ、そのまま座ってなさい。もうすぐリチャードが来るわ。」
まだ、頭を上げていいと許可も出ない!なのに彼女達の頭は[どうなってるの!何が起こってるの!]だろう
「足は大丈夫なの?」
「はい、挫いただけなので」
ニッコリ笑って返事をすると
「そんな嘘つくと、また兄さんに怒られるぞ!今度こそ、家に帰れなくなるな!」
「本当だよ、骨にひびが入ってるかもって言われたんだろう?」
「あらっ嘘はダメね~…ふふっ、暫く帰れないと思ってね」
「あぁ、忘れてたわ、頭を上げて、今日はもう解散よ、帰ってちょうだい。それとあなた達……」
騒ぎを起こした令嬢達に王妃は冷たく言う
「暫くお茶会に来なくていいわ…」
令嬢としても彼女達の家も最悪の言葉を聞いた……
「そんな…どうして……」
その疑問に答えたのは、リチャード王太子
「教えてあげるよ。マリルは私の妃になる人だから…だよ。来月10才の誕生日に婚約の発表をするよ。その前に治るかなぁ」
「マリルの部屋を用意させるわ」
「私の部屋で良いですよ」
「……………」
睨み合いに負けたのは……王妃様
「手は出すんじゃ無いわよ!!」
「ふふっ、ありがとうございます。」
王太子は私を抱き上げ、会場を後にした
誰か助けて!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さくら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる