御免なさい!多分私のせいです…

chii

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 そして私は10才、王太子は20才になっていた。
本当なら、とっくに婚約者、結婚をしていてもいいのに……何故かしていない

そして今日は、第二王子と第三王子のお披露目……と言う名の婚約者選び

そして、私の知らない何かが始まったらしい………
「きゃあっ!!」
と、私の横で倒れるどこかの令嬢
「だいじょう…」
「ゴメンなさい!打たないで!!」
はぁっっ!!!何もしてないけど……
「どうなさったの!!」
態とらしく入ってくるどこかの令嬢…
「私、足を引っ掛けられて……怖い!!」
いやっ私の方が怖いわ!

と、そこへ
「え~、本当に足かけられたの?」
第二王子の登場に、みんな立ち上がりカテーシーで挨拶する。私も立ち上がろうとすると
「マリルはいいのよ、そのまま座ってなさい。もうすぐリチャードが来るわ。」
まだ、頭を上げていいと許可も出ない!なのに彼女達の頭は[どうなってるの!何が起こってるの!]だろう
「足は大丈夫なの?」
「はい、挫いただけなので」
ニッコリ笑って返事をすると
「そんな嘘つくと、また兄さんに怒られるぞ!今度こそ、家に帰れなくなるな!」
「本当だよ、骨にひびが入ってるかもって言われたんだろう?」
「あらっ嘘はダメね~…ふふっ、暫く帰れないと思ってね」

「あぁ、忘れてたわ、頭を上げて、今日はもう解散よ、帰ってちょうだい。それとあなた達……」
騒ぎを起こした令嬢達に王妃は冷たく言う
「暫くお茶会に来なくていいわ…」
令嬢としても彼女達の家も最悪の言葉を聞いた……
「そんな…どうして……」

その疑問に答えたのは、リチャード王太子
「教えてあげるよ。マリルは私の妃になる人だから…だよ。来月10才の誕生日に婚約の発表をするよ。その前に治るかなぁ」
「マリルの部屋を用意させるわ」
「私の部屋で良いですよ」
「……………」
睨み合いに負けたのは……王妃様
「手は出すんじゃ無いわよ!!」
「ふふっ、ありがとうございます。」
王太子は私を抱き上げ、会場を後にした


誰か助けて!
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