2 / 40
入社〜研修①
異動………
しおりを挟む
翌日会社に行くと白上リコ部長と鳴神凛専務が話をしていた。
「社長からのお達しでね………」
「…………そうですか」
よく聞こえないけど、あまりいい雰囲気ではなさそうだ。
「おはようございます」
僕が挨拶をしても二人は黙ったままだった。
「山名くんちょっと来てもらえるかしら?」
「はい」
鳴神専務に呼ばれ連れて行かれたのは会議室で中にはソファーが向かい合って置いてあるだけのシンプルな場所だ。
「さてと山名君、あなた入社してから全然結果出てないよね?」
「はい、すみません」
「一応うちの会社の商品は使ってくれてるみたいだけど、あれじゃダメなの」
「ダメですか……」
「ダメね、あなた異動しなさい。今日から秘書課に来てもらうわ」
「えっ!?」
「社長命令だから逆らう事は出来ないの」
「そ、そんなぁ~」
「じゃあ、そういうことだから荷物まとめて移動の準備をしておいてね」
そう言い残して鳴神専務は出ていった。
営業部へ戻ると白上部長がいた。
「白上部長……」
「山名君、話は聞いたよ。秘書課は色々大変だと思うけど……頑張ってね……」
「はい……ありがとうございます」
「ごめんね、私の力不足で……」
「い、いえ、僕の力不足です。」
こうして僕はいきなりの秘書への配属が決まった……
荷物をまとめ社長のいる最上階へ向かった。
「失礼します」
中へ入るとそこには鳴神専務と秘書課の二階堂春奈課長と何人かの先輩社員がいた。
「来たわね、じゃあ早速だけど、こちらが新しい上司の二階堂さんよ」
「はじめまして、よろしくお願いします」
「こちらこそよろしく二階堂春奈です」
ふと見渡すと皆凄く綺麗な女性ばかりだ。
「山名君、早速なんだけど秘書課は色々規則があるから、これ読んどいてね。」
「はい、わかりました」
渡された書類には業務内容などが細かく書いてあった。
そして[制服の着用][髪型][メイク]
の項目があって戸惑ってしまった。
「あのぉ~、ここのメイクとか髪型って書いてある通りにした方がいいんですか?」
「あ、そうよね……今まで男性が秘書課に来るなんて無かったからね…専務に聞いてみるね」
「はい、すいません」
しばらくして戻ってきた二階堂さんは困り顔だった。
「山名君、悪いけど決まりは決まりで変えたり特例は無いみたいなの、そもそも美しくなるのに性別は関係ないから、その項目を守らないといけないの」
「え、ええ……」
「あなたの言いたいことはわかるけどちゃんとやりましょう」
「は、はい……」
「多分、山名君なら華奢だし入る制服あるんだよね~えっと……この辺に…」
「あ、あの二階堂さん達と同じ制服を着るんですか…?」
「当たり前じゃない、それがルールなんだから、探しとくから先に17階の美容室に行って髪なんとかしなさい。
「はい……」
「それじゃあ色々揃えとくから、研修はそれからね」
「はい……」
重い足取りでエレベーターに乗った。
17階に着くと会社専用の美容室、エステサロン、化粧品売場があり
デパートのような場所だった。
「び、美容室どこだろ……」
キョロキョロしながら美容室を探していると……
「あら、山名君どうしたの?」
「あ、鳴神専務…美容室に行って秘書課の規定の髪型にと言われたのですが……」
「ちょうど私も行く所だから一緒に行きましょ」
「はい……」
鳴神専務と一緒に行った先は会社内の専用美容室で社員はいつでも無料で使用できる所だった。
「あ、専務いらっしゃい」
「こんにちは」
「山名君、こっちよ」
「はい」
「あら、新人さん?可愛いわねぇ~」
「は、はい……」
「この子秘書課になったから、ボブにしてカラーもお願い」
「はい、任せて下さい」
「えっ……」
「あら、男だって女らしくするのは自由よ、それに秘書課は見た目も大事だからね」
「は、はい……」
そう言われるとケープをかけられカットからはじまった。
「専務、この子の前髪どうします?」
「眉くらいで揃えてサイドは顎にかかる程度にお願い、カラーはピンク系のブラウンにしてあげて」
「はい、わかりました」
鏡を見るとどんどん変わっていく自分がいた。
「はい、これでOKよ」
「は、はい、ありがとうございます」
「秘書課に戻っていいわよ」
「はい」
慣れない髪型にされてそわそわしながらエレベーターに乗り秘書課に戻った。
「あ、お帰りなさい、わーー可愛くなったわねー」
「はい……」
秘書課に戻ると皆に何故か絶賛された。
でも正直すごく恥ずかしかった。
「山名君すごい似合うー♪」
「私も次その色にしようかなー」
「山名君写真撮らせて」
「あ、あの……恥ずかしいので勘弁して下さい……」
そんな感じでワイワイ盛り上がってお昼になった。
「じゃあ、山名君、食堂に行きましょうか」
「はい」
二階堂さんに誘われて二人で食堂へ向かった。
秘書課の女性陣は全員美人揃いだけど、二階堂さんは特に大人っぽくてスタイル抜群な人だった。
「山名君、秘書課はねみんなの憧れなの本当は選ばれた子しか入れない課なのよ」
「そうなんですね……」
「そういえば山名君はどうして秘書課に来たの?」
「えっと……僕の営業の成績が悪くて社長命令で………」
「へぇ~、社長がねぇ~……って事は……」
「……」
「ふふふ、そっかぁ」
「……?」
「ごめんね、何でも無いから気にしないで」
「はい」
「秘書課は見た目をすごく気にしなくてはいけないから、これから大変よ」
「はい…頑張ります」
食後二階堂課長は先にどこかへ行き一人で秘書課へ戻ろうとエレベーターに乗ると、営業部の部長白上リコさんが乗っていた。
「あ、白上部長!」
「あ、山名くん?!髪どうしたの?可愛くなっちゃって」
「はい、秘書課の規則みたいで……」
「ツヤツヤじゃないの♪」
そう言うと白上部長が僕の頭を撫でてきた。
「あ、あの……」
「綺麗な髪は好きよ……」
「え……?」
「あれ?嫌だった?」
「いえ、そういう訳では……」
「ふふ、じゃあまたね」
「はい、失礼します」
白上部長はニコッと笑って降りていった。
「はぁ~びっくりした……」
ドキドキする胸を押さえながら秘書課へ戻った。
午後も身だしなみの研修が続く。
「社長からのお達しでね………」
「…………そうですか」
よく聞こえないけど、あまりいい雰囲気ではなさそうだ。
「おはようございます」
僕が挨拶をしても二人は黙ったままだった。
「山名くんちょっと来てもらえるかしら?」
「はい」
鳴神専務に呼ばれ連れて行かれたのは会議室で中にはソファーが向かい合って置いてあるだけのシンプルな場所だ。
「さてと山名君、あなた入社してから全然結果出てないよね?」
「はい、すみません」
「一応うちの会社の商品は使ってくれてるみたいだけど、あれじゃダメなの」
「ダメですか……」
「ダメね、あなた異動しなさい。今日から秘書課に来てもらうわ」
「えっ!?」
「社長命令だから逆らう事は出来ないの」
「そ、そんなぁ~」
「じゃあ、そういうことだから荷物まとめて移動の準備をしておいてね」
そう言い残して鳴神専務は出ていった。
営業部へ戻ると白上部長がいた。
「白上部長……」
「山名君、話は聞いたよ。秘書課は色々大変だと思うけど……頑張ってね……」
「はい……ありがとうございます」
「ごめんね、私の力不足で……」
「い、いえ、僕の力不足です。」
こうして僕はいきなりの秘書への配属が決まった……
荷物をまとめ社長のいる最上階へ向かった。
「失礼します」
中へ入るとそこには鳴神専務と秘書課の二階堂春奈課長と何人かの先輩社員がいた。
「来たわね、じゃあ早速だけど、こちらが新しい上司の二階堂さんよ」
「はじめまして、よろしくお願いします」
「こちらこそよろしく二階堂春奈です」
ふと見渡すと皆凄く綺麗な女性ばかりだ。
「山名君、早速なんだけど秘書課は色々規則があるから、これ読んどいてね。」
「はい、わかりました」
渡された書類には業務内容などが細かく書いてあった。
そして[制服の着用][髪型][メイク]
の項目があって戸惑ってしまった。
「あのぉ~、ここのメイクとか髪型って書いてある通りにした方がいいんですか?」
「あ、そうよね……今まで男性が秘書課に来るなんて無かったからね…専務に聞いてみるね」
「はい、すいません」
しばらくして戻ってきた二階堂さんは困り顔だった。
「山名君、悪いけど決まりは決まりで変えたり特例は無いみたいなの、そもそも美しくなるのに性別は関係ないから、その項目を守らないといけないの」
「え、ええ……」
「あなたの言いたいことはわかるけどちゃんとやりましょう」
「は、はい……」
「多分、山名君なら華奢だし入る制服あるんだよね~えっと……この辺に…」
「あ、あの二階堂さん達と同じ制服を着るんですか…?」
「当たり前じゃない、それがルールなんだから、探しとくから先に17階の美容室に行って髪なんとかしなさい。
「はい……」
「それじゃあ色々揃えとくから、研修はそれからね」
「はい……」
重い足取りでエレベーターに乗った。
17階に着くと会社専用の美容室、エステサロン、化粧品売場があり
デパートのような場所だった。
「び、美容室どこだろ……」
キョロキョロしながら美容室を探していると……
「あら、山名君どうしたの?」
「あ、鳴神専務…美容室に行って秘書課の規定の髪型にと言われたのですが……」
「ちょうど私も行く所だから一緒に行きましょ」
「はい……」
鳴神専務と一緒に行った先は会社内の専用美容室で社員はいつでも無料で使用できる所だった。
「あ、専務いらっしゃい」
「こんにちは」
「山名君、こっちよ」
「はい」
「あら、新人さん?可愛いわねぇ~」
「は、はい……」
「この子秘書課になったから、ボブにしてカラーもお願い」
「はい、任せて下さい」
「えっ……」
「あら、男だって女らしくするのは自由よ、それに秘書課は見た目も大事だからね」
「は、はい……」
そう言われるとケープをかけられカットからはじまった。
「専務、この子の前髪どうします?」
「眉くらいで揃えてサイドは顎にかかる程度にお願い、カラーはピンク系のブラウンにしてあげて」
「はい、わかりました」
鏡を見るとどんどん変わっていく自分がいた。
「はい、これでOKよ」
「は、はい、ありがとうございます」
「秘書課に戻っていいわよ」
「はい」
慣れない髪型にされてそわそわしながらエレベーターに乗り秘書課に戻った。
「あ、お帰りなさい、わーー可愛くなったわねー」
「はい……」
秘書課に戻ると皆に何故か絶賛された。
でも正直すごく恥ずかしかった。
「山名君すごい似合うー♪」
「私も次その色にしようかなー」
「山名君写真撮らせて」
「あ、あの……恥ずかしいので勘弁して下さい……」
そんな感じでワイワイ盛り上がってお昼になった。
「じゃあ、山名君、食堂に行きましょうか」
「はい」
二階堂さんに誘われて二人で食堂へ向かった。
秘書課の女性陣は全員美人揃いだけど、二階堂さんは特に大人っぽくてスタイル抜群な人だった。
「山名君、秘書課はねみんなの憧れなの本当は選ばれた子しか入れない課なのよ」
「そうなんですね……」
「そういえば山名君はどうして秘書課に来たの?」
「えっと……僕の営業の成績が悪くて社長命令で………」
「へぇ~、社長がねぇ~……って事は……」
「……」
「ふふふ、そっかぁ」
「……?」
「ごめんね、何でも無いから気にしないで」
「はい」
「秘書課は見た目をすごく気にしなくてはいけないから、これから大変よ」
「はい…頑張ります」
食後二階堂課長は先にどこかへ行き一人で秘書課へ戻ろうとエレベーターに乗ると、営業部の部長白上リコさんが乗っていた。
「あ、白上部長!」
「あ、山名くん?!髪どうしたの?可愛くなっちゃって」
「はい、秘書課の規則みたいで……」
「ツヤツヤじゃないの♪」
そう言うと白上部長が僕の頭を撫でてきた。
「あ、あの……」
「綺麗な髪は好きよ……」
「え……?」
「あれ?嫌だった?」
「いえ、そういう訳では……」
「ふふ、じゃあまたね」
「はい、失礼します」
白上部長はニコッと笑って降りていった。
「はぁ~びっくりした……」
ドキドキする胸を押さえながら秘書課へ戻った。
午後も身だしなみの研修が続く。
11
あなたにおすすめの小説
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?
九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。
で、パンツを持っていくのを忘れる。
というのはよくある笑い話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる