入社した会社でぼくがあたしになる話

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ぼくがあたしになる

ぼくがあたしになる③

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私達はついに婚約までしたのだ。

一応まだ戸籍上は男性の私が夫で亜美さんが妻になる。


だが実状は逆で私が家で家事をこなし亜美さんが働くという形になる。


家は二階建てで二階が総合美容サロン(美容室、エステサロン、ネイルサロン)になっていて外から直接二階に上がれるようになっている。

基本的には1階で生活をするような形だ。


そして私は数年ぶりに母親に連絡をして一通り説明をした。


父の借金が無くなったこと、私が女になったこと、これから結婚すること。


母も一気に話されて混乱していたが概ね喜んでくれた。


妹にも同じ様に報告し安堵した。


そして結婚式は身内と私達を理解してくれている人達だけ呼んで二人でウエディングドレスを着る事にした。


「亜美さんのウェディング姿楽しみです」


「ふふっ♪ユウちゃんもね」


そして時は過ぎ結婚式当日になり亜美さんと私は純白のウェディングドレスに身を包みメイクもバッチリして亜美さんは本当に美しくて見惚れてしまった。


「亜美さん……綺麗……」


「ユウちゃんも可愛いよ」


式は何度もお色直しをして、ほとんど会わないような身内用に私が男装して写真を撮ったりした。

「こういう写真を1枚撮っておけばとりあえず安心です…まだまだ理解して貰えない身内もいるので……」

「そうね………私は会社引退したけどまだまだ付き合いのある人達多いから、お互い必要ね………」


そして最後に亜美さんは私の母と妹にも挨拶に来てくれて皆で涙を流しながら亜美さんに感謝していた。


「こんな子ですがヨロシクお願いします、本当に亜美さんには感謝しかありません…」


「何を言ってるんですかお母様…感謝をしてるのはこちらの方です。ユウさんは本当に素敵な人です」


「亜美さん、お兄……んー…お姉ちゃん(?)をよろしくお願いします」


「任せなさい。絶対に幸せにするからね」


こうして私達の結婚式が終わり二人三脚で歩んで行く事になり母と妹は近くのマンションを借りて二人で住む事になった。


そして婚姻届を記入する事になり私が亜美さんの戸籍に入り【仁科ユウ】になった。


新居の表札は仁科で傍から見たら姉妹に見えるだろう。


「亜美さん、今日から仁科ユウです」


「そうね、なんだか不思議ね、でもこれでユウちゃんは名実ともに私の妻になったんだね」


「はい、亜美さんも私の妻です」


「嬉しいよぉ~」


そう言い亜美さんは私に抱きついてきた。


「亜美さん……」


そしてその夜は私が女になって初めての夜でお互いを求め合った。

二人で触れ合い、見つめ亜美さんと愛し合い幸せな気持ちになり眠りについた……

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