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聖女の裸体
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♢♢♢
「さぁ、此方にお掛け下さい」
「はい! よろしくお願いします」
月光だけが光源の薄暗い部屋の中心に座り、シスターの祈りが始まった。
目の前には忌々しい神像が置かれ、聖なる力が充満し始める。
「神よ、迷いし新たな戦士に導きを──」
俺の周囲を回りながら、祈りの言葉を口にしていく彼女の姿は、正に聖女。
美しくも清らかな、誰もが見惚れる正真正銘のシスターだ。
──そんな彼女を、俺は穢す。
「あのシスター……すみません……」
「あら、どうしました、リルさん?」
「少し目眩が……」
「もしかして、魔力酔いかも……魔法を掛けられるのは初めてですか?」
「はい……ごめんなさい、折角……」
「気にしないで下さい。一旦祈りは中止しましょう。立てますか?」
「大丈夫で──ぅぅ……」
俺は立ち上がると同時に足をもつれさせ、シスターの身体に縋った。そして、そのまま押し倒す。
「うわッ!? リ、リルさん、大丈夫で──ぁ、あれ?」
彼女の豊満な胸に顔を埋め、動かない。
困惑の色を見せるシスターは、ある事に気が付いたみたいだ。
「う、腕が……え?」
倒れる直前、抱きつくよな形で腕を後ろに回し、両手の親指を紐で繋いでおいた。
魔法を使えば早かったけど、まだ人間で魔法は使い慣れてないから念の為。
「こ、これ……リルさん!? どうしてこんな事を……?」
「ふぅ、シスター……いや、メアリー。俺は今から君に色々と教えてあげようと思うんだ」
「……リル……さん?」
「先ずは有りのままの君を見せてくれ」
「はッ──ぇ、きゃあああッ!」
メアリーの修道服を引き裂き、地肌を露見に晒すと悲鳴が響き渡る。素晴らしい……期待した通りだ。
一度も陽に当たったことのない絹のような白い肌。
拘束から解き放たれ飛び出す爆乳は、重量に負けることなく張りがあり、クッキリとくびれがあるにも関わらず太腿は程よく肉が付いている。
「最初の獲物に相応しいな」
「な、何をするつもりですか!? こ、こんな事……やめなさい!」
怯えて震えるかと思ってたけど、意外と気丈な態度で返してくるな。
まぁいい、少し予定変更だ。こっちの方が楽しめそうだしな。
「何を……サキュバスみてーな身体しといて、これから自分がどうなるか予想もつかないのか?」
「んなッ!? リルさん、貴方は一体……!」
「ちょっと失礼するぞ」
ジタバタ暴れるメアリーの頭に手を翳し、そっと魔力を込める。
「今からお前の性欲を引き出す」
「それは魔族の──も、もしかしてリルさん、魔族に取り憑かれて!?」
「残念、ハズレだ。また今度教えてやるよ、俺の性奴隷になった後で、な」
「私が色欲に溺れるとでもお思いですか! 舐めないで下さい、これでも一人で教会の聖女を勤めるほど実力はあ……りま……」
メアリーの頬が、身体が赤みを帯びてくる。どうやら効いてきたみたいだ。
「そうだよな。まさか聖女が劣情に負ける訳ないよなぁ」
「当然、です……!」
「なら少しばかりゲームをしよう」
「ゲーム?」
「お前の下腹部、そう、子宮の上あたりを見ろ」
「──ッ……これは」
薄らと浮かび上がるピンクの紋章。
それを見てようやくと俺の正体に気が付いたみたいだ。
「淫魔……なの?」
「あぁ、最も今は人間だがな。だが、人間だからこそ、お前という存在を汚し、穢したくて仕方がない」
「……低俗な魔族なら、私に触れる事などできませんものね」
「その通り、憎き聖女よ。お前をこの手に掛けることは、全淫魔の夢さ!」
彼女を一番最初に狙った理由はこれだ。
淫魔の本能には「綺麗なモノを汚したい」という欲望が存在する。
そして、人間でもっとも清く美しい者こそが聖女……なのだが、彼女達は常時「対魔術」を発動させている為、中級魔族程度では近づく事すらできない。
しかも、折角女に刻んだ淫紋も、聖女の祈りにより解除されてしまう。
淫魔にとっては、天敵のような存在なのだ。
だが、今の俺は人間、つまり対魔術は効かない。
……一応、もう一つ理由があるのだが、今は伏せておこう。
「俺の正体が分かったなら、この紋章の意味も分かるだろ? 快楽に落ちた瞬間、淫紋は正式に刻まれ、晴れてお前は眷属となるんだ。楽しみだな」
「ッ──私は決して快楽になんて屈しません! 朝になれば誰か来て、貴方なんて」
「最初は皆そー言うんだ。ま、淫魔のテクニックじっくりと味わってくれ」
「やめなさいっ……ッ、ぅう」
先ずはメアリーに目隠しをしてから、足首を結びつける。そして、一旦彼女の身体から離れた。
「足と視覚を奪ってどうするつもりですか」
「……」
「こんな事辞めなさい! 今ならまだ神もお許しに──」
「……」
「何とか言いなさい! 私は決して屈しませんよ!」
「……」
一人でわんわんと叫ぶ女を俺は静かに見下した。暫くは俺に呼びかけ続けるメアリーであったが、30分もすると表情に陰りが現れ始める。
「ど、何処に……まさか、置いていったの……?」
不安にもなるだろうな。だって、俺がこの場にいなくなったら助かるのは間違いないが、他の人間に裸体を見られる事になるのだから。
頭の中では様々な妄想が浮かび上がっている事だろう。
俺が他の仲間を連れて来る可能性、大人数にレイプされる可能性、助けに来た男に弄ばれる可能性。
彼女だって、自分の身体が魅力的であり、雄にとっては猛毒であることは理解しているだろう。
「ぅ、ぅう……ダメ、外れない……」
不安が心を蝕み、バランスを崩壊させていく。俺が壊すんじゃない、自ら壊れていくんだ。人間なんて、その程度。
「どうしよう……私、私……」
聖女の皮が剥げると、そこには怯える普通の女がいた。
魔法により強制的に掻き立てられた劣情は、体温を上げ続ける。
「はぁ……はぁ……やだ、いやだ……」
どうしようもない現実と直面し、気丈な心は完全に崩れた。びくびくと震える身体。そろそろか。
「──ッ、ふひ!? だ、誰!?」
おへそに優しく人差し指の先端を当てただけで、彼女の身体はビクッと跳ねた。
「なに!? ひ、ひぁ……ダメ!」
まるで蛇が如く指先をスーッと腹から胸に向かって這わせる。
さっきまでの態度とは打って変わって甘い声を漏らす彼女に、俺の欲望は満たされていく。
「だ、誰ですか……ひゃん! ぁ、こ、こんなことはヤメ……ん、んッ」
決して突起には触れず、乳の下肉や脇の周辺をじわじわと嬲っていく。
すると、少しずつ乳首は硬くなり本体の意思とは関係なく触ってくれと主張を始めた。
「この程度で、わっ……くッ、しませ……んッ!」
「それは、もっと激しくして欲しいってことか?」
「──ッあ、貴方はッ! 何の真似ですか!!」
「声が聞こえて安心したろ? 大丈夫、俺のエッチは丁寧だって淫魔界でも有名なんだぜ?」
「そんな事聞いてな……は、はひッ!?♡」
指先が僅かに乳房の先端に触れる。
「あれ? 聖女様が喘いでいるぞ、どうしたんだろうか」
「ち、違います! これは貴方の魔法で──ぁ、あ、んんッ!♡」
クリ、クリクリ。
敏感になった勃起乳首を丁寧に愛撫する。
時に撫で、時に弾き、時に摘み。
俺の指が動く度に、メアリーの身体も面白いくらい跳ねる。
「残念だが、感度の調整はまだできなくてな。最も、こんなにもドスケベな雌には必要ない魔法だが」
「ぅ、嘘ぉ……だ、だって、私の身体が……ぁ、んっ……は、は、ひぃ!♡」
「おっとと、まだ堕ちるなよ。ほら、淫紋が強く輝いてるじゃないか、もっと頑張れ」
「か、感じてなんかぁ……な、にゃいんだからぁッ、んんッ!♡」
硬くなった乳首を虐めているだけでも、彼女は絶頂に至りそうになっている。
なるほど、普段から色欲を捨てている分、実際にされると頗る弱いのか。
……もしくは、最初からこうされるのを望んでいたか。
こんな時、妄想観察《リビドーチェック》が使えないのが痛いな。
「ふっ……ふむ、ぅ……ぅぅ♡」
「喜んでもらえてるようで、俺も嬉しいぞ」
「喜んで、なんか──んんっ!♡」
「お前には聞いてない。身体に聞いてるんだ」
「へ……? ふぁ……だ、ダメ! そっちは本当に──」
火照った身体から湧き出る汗を舐めとるように下腹部へと指を滑らせていく。さぁ、ここからが本番だ。
「さぁ、此方にお掛け下さい」
「はい! よろしくお願いします」
月光だけが光源の薄暗い部屋の中心に座り、シスターの祈りが始まった。
目の前には忌々しい神像が置かれ、聖なる力が充満し始める。
「神よ、迷いし新たな戦士に導きを──」
俺の周囲を回りながら、祈りの言葉を口にしていく彼女の姿は、正に聖女。
美しくも清らかな、誰もが見惚れる正真正銘のシスターだ。
──そんな彼女を、俺は穢す。
「あのシスター……すみません……」
「あら、どうしました、リルさん?」
「少し目眩が……」
「もしかして、魔力酔いかも……魔法を掛けられるのは初めてですか?」
「はい……ごめんなさい、折角……」
「気にしないで下さい。一旦祈りは中止しましょう。立てますか?」
「大丈夫で──ぅぅ……」
俺は立ち上がると同時に足をもつれさせ、シスターの身体に縋った。そして、そのまま押し倒す。
「うわッ!? リ、リルさん、大丈夫で──ぁ、あれ?」
彼女の豊満な胸に顔を埋め、動かない。
困惑の色を見せるシスターは、ある事に気が付いたみたいだ。
「う、腕が……え?」
倒れる直前、抱きつくよな形で腕を後ろに回し、両手の親指を紐で繋いでおいた。
魔法を使えば早かったけど、まだ人間で魔法は使い慣れてないから念の為。
「こ、これ……リルさん!? どうしてこんな事を……?」
「ふぅ、シスター……いや、メアリー。俺は今から君に色々と教えてあげようと思うんだ」
「……リル……さん?」
「先ずは有りのままの君を見せてくれ」
「はッ──ぇ、きゃあああッ!」
メアリーの修道服を引き裂き、地肌を露見に晒すと悲鳴が響き渡る。素晴らしい……期待した通りだ。
一度も陽に当たったことのない絹のような白い肌。
拘束から解き放たれ飛び出す爆乳は、重量に負けることなく張りがあり、クッキリとくびれがあるにも関わらず太腿は程よく肉が付いている。
「最初の獲物に相応しいな」
「な、何をするつもりですか!? こ、こんな事……やめなさい!」
怯えて震えるかと思ってたけど、意外と気丈な態度で返してくるな。
まぁいい、少し予定変更だ。こっちの方が楽しめそうだしな。
「何を……サキュバスみてーな身体しといて、これから自分がどうなるか予想もつかないのか?」
「んなッ!? リルさん、貴方は一体……!」
「ちょっと失礼するぞ」
ジタバタ暴れるメアリーの頭に手を翳し、そっと魔力を込める。
「今からお前の性欲を引き出す」
「それは魔族の──も、もしかしてリルさん、魔族に取り憑かれて!?」
「残念、ハズレだ。また今度教えてやるよ、俺の性奴隷になった後で、な」
「私が色欲に溺れるとでもお思いですか! 舐めないで下さい、これでも一人で教会の聖女を勤めるほど実力はあ……りま……」
メアリーの頬が、身体が赤みを帯びてくる。どうやら効いてきたみたいだ。
「そうだよな。まさか聖女が劣情に負ける訳ないよなぁ」
「当然、です……!」
「なら少しばかりゲームをしよう」
「ゲーム?」
「お前の下腹部、そう、子宮の上あたりを見ろ」
「──ッ……これは」
薄らと浮かび上がるピンクの紋章。
それを見てようやくと俺の正体に気が付いたみたいだ。
「淫魔……なの?」
「あぁ、最も今は人間だがな。だが、人間だからこそ、お前という存在を汚し、穢したくて仕方がない」
「……低俗な魔族なら、私に触れる事などできませんものね」
「その通り、憎き聖女よ。お前をこの手に掛けることは、全淫魔の夢さ!」
彼女を一番最初に狙った理由はこれだ。
淫魔の本能には「綺麗なモノを汚したい」という欲望が存在する。
そして、人間でもっとも清く美しい者こそが聖女……なのだが、彼女達は常時「対魔術」を発動させている為、中級魔族程度では近づく事すらできない。
しかも、折角女に刻んだ淫紋も、聖女の祈りにより解除されてしまう。
淫魔にとっては、天敵のような存在なのだ。
だが、今の俺は人間、つまり対魔術は効かない。
……一応、もう一つ理由があるのだが、今は伏せておこう。
「俺の正体が分かったなら、この紋章の意味も分かるだろ? 快楽に落ちた瞬間、淫紋は正式に刻まれ、晴れてお前は眷属となるんだ。楽しみだな」
「ッ──私は決して快楽になんて屈しません! 朝になれば誰か来て、貴方なんて」
「最初は皆そー言うんだ。ま、淫魔のテクニックじっくりと味わってくれ」
「やめなさいっ……ッ、ぅう」
先ずはメアリーに目隠しをしてから、足首を結びつける。そして、一旦彼女の身体から離れた。
「足と視覚を奪ってどうするつもりですか」
「……」
「こんな事辞めなさい! 今ならまだ神もお許しに──」
「……」
「何とか言いなさい! 私は決して屈しませんよ!」
「……」
一人でわんわんと叫ぶ女を俺は静かに見下した。暫くは俺に呼びかけ続けるメアリーであったが、30分もすると表情に陰りが現れ始める。
「ど、何処に……まさか、置いていったの……?」
不安にもなるだろうな。だって、俺がこの場にいなくなったら助かるのは間違いないが、他の人間に裸体を見られる事になるのだから。
頭の中では様々な妄想が浮かび上がっている事だろう。
俺が他の仲間を連れて来る可能性、大人数にレイプされる可能性、助けに来た男に弄ばれる可能性。
彼女だって、自分の身体が魅力的であり、雄にとっては猛毒であることは理解しているだろう。
「ぅ、ぅう……ダメ、外れない……」
不安が心を蝕み、バランスを崩壊させていく。俺が壊すんじゃない、自ら壊れていくんだ。人間なんて、その程度。
「どうしよう……私、私……」
聖女の皮が剥げると、そこには怯える普通の女がいた。
魔法により強制的に掻き立てられた劣情は、体温を上げ続ける。
「はぁ……はぁ……やだ、いやだ……」
どうしようもない現実と直面し、気丈な心は完全に崩れた。びくびくと震える身体。そろそろか。
「──ッ、ふひ!? だ、誰!?」
おへそに優しく人差し指の先端を当てただけで、彼女の身体はビクッと跳ねた。
「なに!? ひ、ひぁ……ダメ!」
まるで蛇が如く指先をスーッと腹から胸に向かって這わせる。
さっきまでの態度とは打って変わって甘い声を漏らす彼女に、俺の欲望は満たされていく。
「だ、誰ですか……ひゃん! ぁ、こ、こんなことはヤメ……ん、んッ」
決して突起には触れず、乳の下肉や脇の周辺をじわじわと嬲っていく。
すると、少しずつ乳首は硬くなり本体の意思とは関係なく触ってくれと主張を始めた。
「この程度で、わっ……くッ、しませ……んッ!」
「それは、もっと激しくして欲しいってことか?」
「──ッあ、貴方はッ! 何の真似ですか!!」
「声が聞こえて安心したろ? 大丈夫、俺のエッチは丁寧だって淫魔界でも有名なんだぜ?」
「そんな事聞いてな……は、はひッ!?♡」
指先が僅かに乳房の先端に触れる。
「あれ? 聖女様が喘いでいるぞ、どうしたんだろうか」
「ち、違います! これは貴方の魔法で──ぁ、あ、んんッ!♡」
クリ、クリクリ。
敏感になった勃起乳首を丁寧に愛撫する。
時に撫で、時に弾き、時に摘み。
俺の指が動く度に、メアリーの身体も面白いくらい跳ねる。
「残念だが、感度の調整はまだできなくてな。最も、こんなにもドスケベな雌には必要ない魔法だが」
「ぅ、嘘ぉ……だ、だって、私の身体が……ぁ、んっ……は、は、ひぃ!♡」
「おっとと、まだ堕ちるなよ。ほら、淫紋が強く輝いてるじゃないか、もっと頑張れ」
「か、感じてなんかぁ……な、にゃいんだからぁッ、んんッ!♡」
硬くなった乳首を虐めているだけでも、彼女は絶頂に至りそうになっている。
なるほど、普段から色欲を捨てている分、実際にされると頗る弱いのか。
……もしくは、最初からこうされるのを望んでいたか。
こんな時、妄想観察《リビドーチェック》が使えないのが痛いな。
「ふっ……ふむ、ぅ……ぅぅ♡」
「喜んでもらえてるようで、俺も嬉しいぞ」
「喜んで、なんか──んんっ!♡」
「お前には聞いてない。身体に聞いてるんだ」
「へ……? ふぁ……だ、ダメ! そっちは本当に──」
火照った身体から湧き出る汗を舐めとるように下腹部へと指を滑らせていく。さぁ、ここからが本番だ。
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