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BULLET-39:報酬は!?

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「なんだか、すごい、ですね。」

 熱い眼差しで見つめられるのが鬱陶うっとうしくなった真丸まんまるは、

『ルゥーア、人型にしてくれるか。』

 ルゥーアに声を掛けた。

『はい、ほぉ。』

 脳内で返事したルゥーアが銃に触れ、

人型ヒューマノイド形態モード。」

 と発した。
 人型になった真丸まんまるが、

「これで納得したか、お姉さん。」

 ヌットミエに声を掛けた。

「は、はい、納得しましたのでございます。」

 なんか言葉がおかしくなっている、なんて事は気にせず、

「なら、はよ手続き済ませてくれへんか。」

 手続きを進めるよううながした。

「ももも、申し訳ありません、すぐに。」

 慌てて手続きを再開したヌットミエが、

「なーーーっ!?」

 結構な大音量で叫んだ。
 なんだか、登録用紙を見つめてわなわなしている。

「ぼ、冒険者ランク、"SSSSSふぁいぶえす"って何?」

 どうやらそれが問題らしい。

『うぬぬ、やっぱこれってうちが原因、なんやろな。』

 などと思いつつ、

「もふぃ、これって。」

 小声でもふぃに問い掛けると、

「そんなのまんまるあんたのせいに決まっているのよ。」

 なんか偉そうに返してきた。
 その返しにイラっとして、

「なにすっとぼけてんねん。
 そもそもの原因はあんたやろが。」

 もふぃに近付いていったら、

「って、あ、逃げよった。」

 ヤバいと思ったらしく、めっちゃ逃げていった。
 とかやっていたら、

「はっ、失礼しました。
 あまりにも衝撃的だったもので。」

 ヌットミエが気を取り直してあやまってきた。
 逃げたもふぃあほは放っておいて

「それで、何が問題なんや?」

 真丸まんまるがヌットミエに声を掛けた。

「そもそもSSSSSふぁいぶえすなんてランクはないんです。」

「え、そうなん?
 普通に最上位ランクやて思てたわ。」

「普通はG、F、E、D、C、B、Aときて、最上位はSとなっています。
 当然、SSなんてないんです。」

「ならこれって。」

「多分、番外エクストラランクではないかと思っています。」

 半信半疑な雰囲気のヌットミエに、

「なんかようわからんけど、ま、ええわ。
 とにかく早よ換金したってんか。
 結構、疲れてんのや。」

 真丸まんまる催促さいそくした。

「わかりました、では、これで。」

 と言って、奥の部屋からお金の入った袋をもってきて、

 じゃら

 カウンターの上に置いた。

「モッキーキの討伐は依頼を受けていまして、それが報酬となります。」

 ヌットミエの説明を聞き、真丸まんまるが袋
の中を見て、

「ご、ごっついな!?」

 驚きの声を漏らした。
 横から覗き込んでいたルゥーアが、

「あああ、ありえない、です、ほぉ」

 驚きのあまり、固まった。
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