「崩壊の街」ボクは不倫に落ちた。

ポンポコポーン

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「オール・オア・ナッシング」深夜の密会。



マンションのゴミ置き場。
ゴミを置いた。

雨が降っている。
秋雨だ。
シトシトと降る雨だ。


1F、エントランス。
郵便受けから新聞をとった。

エレベーターに乗り込む。


リビング。
ソファーに朝刊を投げた。

冷蔵庫から珈琲豆を取り出す。


珈琲にはこだわる。
豆にこだわる。

いくつものショップを巡り、納得した豆を見つけていった。
同じ種類の珈琲でも、ショップによって味は随分違う。
元の豆の質・・・焙煎によっても味は大きく変わってくる。
同じ「こしひかり」でも、産地によって全く違うのと同じことだ。
だから、今でも新しい店を見つけては試しに買ってみたりする。


買ってきた豆は自分で挽く。
やっぱり挽き立てが一番美味しいからだ。
「挽き方」でも味はまったく違ったものになる。
荒く・・・細かく・・・色々と試してきた。

そもそも、「コーヒーミル」でも味が全く違ってくる。
機械で挽くのが一般的だ。・・・・電池式のやつ。・・・・2,000円も出せば買える。

前はそれを使っていた。
ニトリで買ったやつだ。

しかし、今、ボクが使ってるのは手動のものだった。

「Comandante」

ドイツ製だ。


同じく珈琲好きの後輩の家で飲ませてもらったんだった。・・・同じ豆をミルを変えて。

結果は驚き・・・・驚愕と言っていい結果だった。

全く違う珈琲になっていた。


・・・・なんというか・・・雑味がなくなるんだった。
洗練度、ワンランク高級な味へと変わっていた。


「買う!!」

すぐにそう思ったものの、その値段を聞いて、また驚愕してしまった。

5万円、6万円といった価格だった。


・・・・とても買えない。
でも欲しい・・・


1年間悩み続け・・・大きな難しい仕事をやり遂げた時に、「自分へのご褒美」として買った。
毎朝、このミルを手に取ると幸せな気分になれた。


珈琲を片手にソファに腰かける。
テレビをつける・・・音は出さない。



チャンネルを変えて天気予報に合わせる。

日本地図に予報が描いてある・・・今日は、日本中が雨らしい。

・・・・手を止め、念入りに予報に見入った。




珈琲の香り。
鼻から入り脳を活性化させていく。

ひとくち啜れば、身体が目覚めていく。


そして、ミルと同じく大事なのが「水」だ。

料理は、その発祥した土地の材料じゃないと美味しくなかったりする。
「葫」ひとつとっても、いろんな国で獲れる。
中国産、日本産・・・いろんな国で栽培している。

中華料理には中国産の葫。
和食には、日本産の葫を使わないと美味しくない。

・・・・知り合いの料理人に言われた。

「タイ米で作った寿司を食べたいと思うか?
タイ米に・・・インドネシアの酢・・・
それで握った寿司・・・
それは、もう日本の寿司じゃないだろう?
それと同じことだ」

イタリアンシェフの彼に言わせれば、葫ひとつをヨーロッパ産にしただけで、見違えるようにパスタは旨くなるという。

料理は作る。
自分の日々のご飯くらいは作れる。・・・・ひとり暮らしが長かったからな。

試しに、葫をスペイン産に変えてパスタを作ってみた。
びっくりするくらい旨くなった。

「中国産の葫でパスタを作ると中華料理になってしまう」

彼が言っていた。その言葉が理解できた。


珈琲も同じだ。

色々水を試してみた。

水を変えると、驚くほどに味の風景が変わる。
その他を全く変えずに水だけを変えてみる。同じ珈琲だと思えないほど表情が変わる。

日本の水を使うと清々しい味わいになる。・・・けれど、どこか物足りなさを感じてしまう。
ヨーロッパの水を使うとカッチリとした味になる。上品さがみえてくる。
そして、アメリカの水を使うと「西部劇」の味がする・・・泥臭く、重たい味だ。

ボクにとって珈琲は「西部劇」だ。

アメリカは、移民たちがイギリスから独立した国だ。
その象徴が珈琲だ。
反抗の意味を込めて、紅茶から珈琲へと習慣を変えた。
泥臭く、重たく、土の味がする。
それが、ボクにとっての珈琲だ。

水はアメリカ産「クリスタルガイザー」に決まった。・・・しかもシャスタ産。・・・いくつか試して、それが一番美味しかった。


朝食は食べない。珈琲だけだ。

ゆっくりと珈琲を入れる。
ゆっくりと珈琲を飲む。
ゆっくりと新聞に目を通す。

もう20年以上も続く、毎朝のルーチーンだ。
・・・そのルーチンの間、頭の中では1日のシミュレーションをしている。
そして、頭の中のTodoリストの確認をしていく。


シャワーを浴びて着替える。
今日は打ち合わせだけだ。ボタンダウンのシャツに厚手のスラックスでいい。

リビングのエアコンを消した。

テレビを消した。

カバンを持ってソファから立ち上がる。

・・・・お嫁さんが起きていることはない。起こすこともない。


最初の頃は・・・・
新婚の頃は、まだお嫁さんは普通に会社に行っていた。
だから、朝も一緒に起きていた。
・・・・そのうちに、お嫁さんは体調を壊した。
心療内科への通院が始まった。


・・・そして、仕事も辞めた。家にいるようになった。


朝は「起こしてほしい」
そう言われた。

見送りたい・・・そう言われた。
せめてもの、お嫁さんの役割ということか・・・しかし、見送られるのは、どうにも慣れない・・・・

それに、ボクが出かける時間は日によって違う。

毎朝決まった時間に出勤するサラリーマンじゃない。
その日のスケジュールによって時間が違ってくる。・・・・1日、家にいて図面を描いていることもある。

そんな不規則な生活だ。
そのたびごとに起こすってのも気が引けた。

お嫁さんを寝かせておいてあげたい。

・・・そう思っていた。

とにかく、起きているのが辛そうだったからだ。
寝ている時が一番幸せそうだった。

・・・だから、起こすなんてできなかった・・・
それでテレビの音も消していたんだ。


最初は、そうだった・・・

・・・しかし、今は、なるべく顔を合わせないように・・・そんな気持ちが働いているのかもしれない・・・

お嫁さんの顔を見るのが辛かった。


見送られることもなく家を出た。

外から鍵をかける。

エレベータに乗り込む。


駐車場。
プリウスに乗り込む。

駐車場を出れば、フロントガラスを雨が流れた。
道路脇の落ち葉が雨に濡れている。



首都高湾岸線は今日も渋滞だ。

お台場のフジテレビを右手に見ながら走る。

渋滞ポイントだ。海底トンネル・・・前の東京オリンピックのために作られた海底トンネルへと続く路線だ。
一気に下り坂になる。そして上り坂・・・そのため、必ず渋滞になる場所だ。・・・特に朝の渋滞は酷い。


ノロノロとプリウスが進む。

フロントガラスに雨が落ちる。

ワイパーが雨を流す。


プリウスは停車するとエンジンが止まる。
そのため車内は静寂になる・・・雨に打たれる首都高速の道路上、停車中のプリウスはリスニングルームになる。

「ボズ・スキャッグス」が流れていた。
少しでも渋滞のストレスを打ち消そうと、アップテンポな大人のロックを流していた。


音楽にも風景が必要だ。・・・・「借景」とでもいうのか。

ボズ・スキャッグスが好きだった。

高校生の頃からのヘビロテ曲だ。
田舎の高校生が、1日に何回聴くんだってくらい聴いた。・・・・本当に英語の歌詞を覚えてしまうくらいに聴いていた。

東京に出てきて自分の車を買った。
新宿の高層ビル群の中でボズ・スキャッグスを聴いた。

「Hard Times」

・・・・まったく違った曲がそこにあった。

知ってる曲だ。
大好きで大好きで大好きで・・・歌詞すら・・・訳詞すら覚えてしまった曲だ。
その音楽の表情が変わっていた。

全く違った・・・光の粒が輝く曲がそこにあった。
音楽が、聴く風景によって表情を変えるんだと初めて知った。


プリウスのスピーカーはJBLに交換してあった。

中学生からオーディオが趣味だった。
一番憧れたのが・・・そして、一番気にった音がJBLだった。
硬質で、キレが良くて・・・・ドラムのアタック音、シンバルの立ち上がりを見事に再現する。

料理と同じように・・・音楽も、その発祥した国のスピーカーが一番良く聴かせてくれるのかもしれない。
ロックにはアメリカのスピーカーが一番合ってる気がする。

スピーカーにも国民性が出る。

イギリスのスピーカーは、どこか湿った音がする。
アメリカのスピーカーは渇いた音がする。
歌謡曲を聞くには日本のスピーカーが一番のような気がする。

車を乗り替えるたびにスピーカーはJBLに入れ替えた。
今は1ドル100円の時代だ。昔と違って安く手に入る。
日々、車内で過ごす時間が長い。
せめてもの、ささやかな贅沢だ。


プリウスに替えてから・・・・停車するたびにエンジンが止まる。リスニングルーム度合いが上がった。
音楽を聞くのが楽しみになった。
渋滞のイライラ感が軽減された。


海底トンネルを抜けると、一気に流れがよくなる。

止まっては動くノロノロ運転から、一気に法定速度オーバーの速さにまで流れ始める。
追い越し車線を走っていたトラックが、次々に走行車線へと収まっていく。

追い越し車線は、乗用車だけになる。


軽快に走ると、見えてくるのが羽田空港だ。

4車線の道路の上、トンネルの上は飛行機の通路になっていて、雨に打たれながら飛行機が横切る姿が見えた。
初めて見た時には驚いた。・・・・なんたって突然、首都高速の上に大きな飛行機が現れる。


・・・・いつか、羽田空港に亜貴を迎えに行くのが夢だった。


いつもボクが東北へ向かうだけだった。

駅に迎えに来てもらい、そのままホテルに直行した。
そして、夕方、駅に送ってもらった。

亜貴が車を降りることはない。
東北では手を繋いで歩くことすらできない。誰が見ているかわからない。

・・・・しかし、日中の人口が1,500万人にもなる東京ならば、知り合いに会うこともない。
じっさい、新宿、六本木・・・歩いていて知り合いに会うことは全くない。
もちろん、ボクに友人が少ないってこともあるんだとは思うけど。

東京なら手を繋いで歩ける。
亜貴と手を繋いで歩きたかった。


・・・ボクが到着ロビーの前で待つ。

ガラス扉越しに、歩いてくる亜貴を見つける。

手を振る亜貴・・・・ボクの大好きな笑顔だ。

ロビーの扉が開いて、颯爽と亜貴が歩いてくる・・・・

・・・・いつか、羽田空港に亜貴を迎えに行き、一緒に手を繋いで歩くのがボクの夢だった。


羽田空港を抜ければ、ベイブリッジ・・・ここは普段から風が強い。海の上の吹きっさらしの場所だ。今日はなおさらだ。雨風がプリウスを叩く。ハンドルが風に取られた。
左手にタンカーの行き交う海を見ながら走る。

東京を抜けた解放感に包まれる。

不思議なもので、隣の神奈川県というだけで・・・東京から脱出したという感じ・・・どこかホッとした気持ちになる。
東京では気が抜けない。
いつも、神経が張り詰めていた。


・・・・それが、東京という街だった。


ベイブリッジを過ぎれば横浜市街に入っていく。

本牧ふ頭で高速を降りた。

倉庫街。

大きなトラック駐車場へとプリウスを進める・・・今日の客先だ。

2時間のミーティングを済ませた。

大きな案件へとなっていた。


昼食はコンビニだ。
駐車場にプリウスを止めていた。

フロントガラスを細かな雨が流れていく。

助手席でノートPCを立ち上げながらサンドイッチを頬張る。
ジョージアブラックで流し込む。

メールのチェックをする。

電話をかける。

メールの返事を書いていく・・・・

・・・・無理に忙しくしているのか・・・仕事を詰込んでいた。


昼食後に、さらに2件の客先をまわる。



陽が暮れていく。

細かな雨が降り続いていた。
今日は1日中雨だった。

プリウスのフロントガラス。
雨が右に左に流れていく。

朝のルートを逆に走って行く。東京に向かう。

夕方だ。交通量も少ない。

車内には三味線の音が響いていた。
上妻宏光の三味線だ。

「弦が鳴く」

鳴くという表現がぴったりの上妻宏光の曲だ。

1日の終わりに、上妻宏光の三味線を聞きながら首都高速を走るのが好きだった。


・・・そして、雨が好きだった。


極度の雨男だ。
ゴルフでの降水確率は70%。

大事な時には雨が降る。
人生の岐路には雨が降る。

人生が・・・生き方が決まったのは雨の日の出来事だった。

田舎から東京へ出てきた日は1日中雨だった。

新幹線で東京へ出てきた。
地元の田舎は当然として・・・途中・・・そして東京。
日本全国が、1日雨の日だった。

5億円の借金を背負うことになったのも雨の日だった。


雨中のドライブ気分が終わる。首都高湾岸線を降りる。


マンションの入り口でプリウスを止めた。

駐車場に乱雑にとめられた自転車を片付ける。・・・そしてプリウスを入れていく。

プリウスを駐車させた。エンジンを切った。
時計は20時を回っている。

助手席に転がっていた携帯を掴む。
開く・・・・何もない・・・・見るまでもない・・・そのまま閉じた。


プリウスのシートにもたれた。小さく溜息をつく。



お風呂に入って、お嫁さんとご飯を食べる。
テレビからは野球中継が流れていた。

野球が一番罪がない。
震災関連のニュースは見ていて辛くなる。
被災された方には申し訳がない。
それでも、日常では・・・・できるなら震災を避けたかった。・・・・そうでなくとも地面は揺れ続けている。
だいぶ、回数・・・そして大きな余震も減った・・・それでも、常に揺れてる感じがする・・・

「震災の最中」

その現実からは逃げられない。

ニュースで震災の映像を見れば、なおさらに気持ちが・・・気分が落ち込んでしまう。


今日も阪神タイガースは負けた。


・・・・今日1日が終わっていく・・・


窓の外。明りの消えた街。真暗な空だ。
雨粒が流れていた。


・・・・微かに月が見えた。


23時を過ぎて、お嫁さんは寝室へと入っていった。

ボクは、テレビを録り溜めていた映画に変えた。
ボリュームを絞った。
ご飯の終わったあと・・・お嫁さんが寝室に引きあげた後は、ひとりで映画を観た。
・・・洋画だ。字幕があれば音がなくてもわかるからだ。


しばらくすれば、寝室からは鼾が聞こえてきた。

大きな鼾だ。
地響きのような鼾・・・・

とても女の人のものだとは思えない。
・・・・とても横に・・・一緒に寝るなんてできはしない。


ボクは・・・・
今は、リビングのソファで寝起きをしていた。


映画に END の文字が出た。
時間は・・・すでに日付が変わっていた。


立ち上がる。

鼾を背中に聞きながら仕事部屋に入っていく。

電気をつけ椅子に座った。

PCを立ち上げる。


・・・そうだ・・・

日中、亜貴とはメールも電話も一切しなかった。


繋がると、お互いが我慢できなくなった。
お互いがお互いを求める・・・我慢ができなくなる。

メールの文章ですらスイッチが入ってしまう。

声を聞けば、すべての我慢ができなくなった。

声を聞いてしまえば、自分が自分でなくなった。

お互いの半身を求めて・・・手に入れたくて・・・一緒になりたくて・・・心が肉体から離れお互いを求めた。

お互いの心が宙を彷徨い求めあった。

肉体の存在する場所、そこでの日常生活が送れなくなる・・・・

繋がる時間を制限する・・・メールの数を制限する・・・全てが無駄だった・・・


昔・・・煙草を吸っていた。
高校生から吸い始め・・・本数はどんどん増えていった。
1日20本だったのが40本になっていた。

健康に悪いのはわかっている。

いつかは「やめよう」とは思っていた。

しかし、身体は、喫煙の良さをも知り尽していた。
何にも代えがたい至福の時間を知ってしまっていた。

煙草は、封を切った最初の1本が欲しいだけだ。
あとの19本は惰性で吸っている。


1日の煙草の本数が40本に達していた。
のべつ幕無しに吸うのではなく、「至福の時間」のみにしようと考えた。

1日1本と決めた・・・・寝る前の1本。

しかし、すぐに2本に増えた。
夕食後の1本が入った。

・・・・・すぐに「昼食後」が入った。

・・・そして3時の休憩時間・・・

気がつけば1日10本になっていた。

「節煙」

何度かトライして諦めた。

節煙はできない。
人間の意思は、そこまで強くない。


止めるか、吸うかだ。


「オール・オア・ナッシング」だ。


ピタリと止めた。

1本を吸えば、なし崩しに吸い始める。わかっていた。
だから、1本たりとも吸わなかった。

「自制」が一番難しい。

「自粛」が最も難しい。



亜貴の声を聞けば我を忘れてしまう。

メールの文字にすら反応してしまう。


・・・だから・・・あの日から、お互いにメールも電話もやめると決めた。


ブログ画面。

ピグの部屋に入る。

亜貴から手紙がきていた。


「カズくん お仕事お疲れさま
今日は1日雨だった・・・・家に1日中いたよ・・・雨は嫌だなぁ~~~~

・・・でもカズくんは雨好きだもんね
今日は大好きな雨の高速を走っていたんだね 笑

天気予報・・・東京が雨だと カズくん歓んでるなぁ・・・って思う 笑・・・・」



毎朝同じ天気予報を見ていた。

同じ天気予報を見ながらお互いを想った。

同じ時間に同じ番組を観る。

同じ月を見る。



それだけに繋がってる安心感を求めた。

亜貴はボクが雨を好きなことも知っている・・・ボクは亜貴の1週間のスケジュール・・・全てを把握していた。
お互いがお互いの全ての事を知っていた・・・・



「カズくん 愛してるからね」



唯一・・・唯一・・・ピグの手紙だけで繋がることにした。・・・それすら1日1通と決めていた。

ボクは1日の終わり・・・毎日、深夜に亜貴への手紙を書いた。

・・・・それが人生で一番癒される・・・人生で一番楽しい時間だった。



「亜貴 愛してる」


感想 10

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