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「人生が詰んだ」・・・嵌められた。
「オレも騙されたんだよ・・・」
桐原先輩が苦々しく口を開く。
6人で始めた会社も100人の規模になった。
会社が大きくなれば派閥が生まれる。
桐原社長派、斎藤専務派・・・
外資系投資ファンドを連れてきたのは斎藤専務たちだった。
最初は「株式公開」が目的のはずだった。
・・・しかし、今では派閥争いの道具になっていた。
「ウチはもうダメだ・・・独立しろ、独立して、ウチの「良きDNA」を残してくれ。
オマエ達が独立、別法人となる・・・実はオマエたちこそがウチの保守本流になるんじゃないかと思う・・・「血の通った建物」・・・その仕事を守ってくれ」
桐原先輩はグラスを握りながら項垂れていた。
桐原先輩の真意がわかった。
「独立」することが、桐原社長に弓を引くことに・・・裏切り行為ととられるんじゃないかと考えていた。
違った。桐原先輩の考えはボクたちと同じだ。
創業者6人とはいえ、ボクは・・・ボクたち「現場組」は桐原先輩の部下だという意識が強い。・・・・桐原先輩を「兄」のように思っていた。
・・・事実、桐原先輩がいなければ、今のボクはない。
・・・斎藤専務は・・・よくわからなかった。
一緒に飲んで、メシを食っていても、どこか馴染めないものを感じていた。
創業してからは、桐原先輩が「技術」全般をみていて、斉藤先輩は「財務」をみていた。そのため、なおさら日常業務で絡むこともなく、最初の「馴染めない」感情そのままにここまできていた。
・・・桐原先輩と、斉藤先輩の仲が、ここまで険悪になっていたとは思いもよらなかった・・・
ボクたち「現場組」は工事現場に詰めていることが多い。
そのため社内で起こっていることは、どこか観客席から見ている感じがあった。・・・当事者意識が薄かった。
いずれにしろ、ボクは桐原先輩の部下だ。桐原先輩の指示に従う。
桐原先輩の「血の通った建物」の仕事を、ボクたちこそが正当に引き継いでいこう。
外部から桐原先輩の手助けをしよう。
・・・・それが、これまでの桐原先輩から受けた恩義に報いることだ。
幹線道路から1本入った道路。そこに面した4階建てのビル。
そこを借りた。新会社のオフィスだ。
1階を倉庫として2階を事務所にした。
当然として内装工事は自分たちで行った。
みんなでワイワイ言いながら、自分たちの新会社の内装を仕上げていった。
道路に横付けされたトラックから荷物が降ろされている。
デスク、会議テーブルに棚・・・・今日が引っ越しの当日だった。
引っ越し業者がテキパキと運び上げてくる。
その作業風景を、部屋の隅から離れて見ていた。
「道路渡ったら千葉県ですね」
三津矢が隣で笑った。
「しかも、駅からも少し遠い」
ボクも笑う。
あと一駅行けば千葉県だというギリギリで東京住所を死守した。
営業するにも、東京住所と千葉県住所ではかなりの違いがある。
家賃と全ての机の入る広さ、ギリギリの攻防戦の上でここに決まった。
・・・駅からは徒歩13分と少し遠い。まぁいい。ほとんどが車移動の仕事だ。駅からの距離よりも駐車場のスペースの方が大事だ。
2人の部長が指示を出し、電話、PCといった什器備品が設置されていく。
自分たちで仕上げたレイアウト図面にそって全てが決まっていく。
荷物を運ぶ重労働、設置する重労働も、みんなが楽しそうに見えた。
三津矢も嬉しそうだ。
引っ越し作業の途中で、三津矢が片手を上げて出ていった。
「残務整理が終わればすぐに合流します」
会社から一気に「現場組」が抜けた。会社内で諸々の後処理がある。それを三津矢が一時的に残って一気に引き受けることになっていた。・・・最後まで三津矢には苦労をかけることになる。
新会社の資本金はボクが全て用意した。
・・・・じつは違った。用意したのは桐原先輩だ。
「オマエたちは、ウチの「ノアの箱舟」だ。だからオレが金を出す。・・・・ただし、オレが出したとなれば、ファンドが「連結決算」が必要だのとうるさいことを言ってくる。だから、オレの名前は出せん。資本金は全てオマエが用意したことにしておけ」
桐原先輩は憔悴しきっていた。・・・・悔しいんだろう・・・・自分が心血を注いで育て上げた会社・・・・それが「外資系投資ファンド」という怪物に支配されようとしている・・・・しかもその怪物を呼び込んだのは、共に泣いて、共に笑って、ここまで会社を育ててきた仲間たちだ。
・・・・桐原先輩の心情を思うと胸がつまった。
桐原先輩は、どこまでも会社のことを、そしてボクたちのことを思っていてくれた・・・
新会社がスタートした。
三津矢の読み通り、独立したからとて敵対することもなく、仕事はこれまで通りに発注された。
運転資金の問題もなかった。
「独立」とはいえ単なる「別法人化」・・・・傍からみれば、単なる「組織変更」でしかない。むしろ「独立採算化」という見方もできて、好意的にとらえられていた。
取引銀行が、同じように運転資金の手当てを行ってくれた。
・・・・しかし、3か月後。衝撃のニュースが走る。
23時を過ぎている。
夕食は、ほとんど自炊だった。
ちゃんとご飯を炊いて、魚を焼いた。・・・大根おろしも作った。やっぱりおろしたての方が美味しい。
煮物は作り置きが残っている。
経済ニュースを見ながら食べる。・・・ほぼ毎日この時間だ。
CA上がりの美人キャスターが喋っている。
・・・・ニュースに手が止まった・・・
・・・・斎藤専務が、2部上場の建設会社社長とガッチリ握手をしていた。
建設会社のほうは経営悪化で世間を騒がせていた。
それを救ったカタチとして報道されていた。
「株式公開間際の設計事務所ベンチャーと、老舗の建築会社の包括的業務提携。お互いにとってウインウインの関係と言えるでしょう」
・・・・・テレビでは20秒のニュースでしかなかった。
全く寝耳に水だった。噂すら聞こえてこなかった。
・・・どういうことだ?何が起こっている??
これ以降、ウチへの発注はピタリと止まった。
桐原先輩に電話をするも繋がらない。
・・・やっと繋がれば、海外の展示会に出張中だと言う。
アメリカ、ヨーロッパを回るため、ほぼ1ヶ月は戻らない・・・
電話では要領を得ない。
帰ってきてから会ってもらうことを約束して電話を切った。
・・・・だからといって、1ヶ月間、手を拱いているわけにもいかない。
慌てて他社への営業攻勢をかける・・・・いや、これまでにも営業はかけていた。
そもそも「独立採算」を本気で考えての独立だ。
各社へ営業攻勢をかけていた。
コンペまでは参加できる。見積もり提出までは進める。・・・・しかし発注に至ったものは1件もなかった。「1件も」だった。
・・・・「独立」して初めて気づいた。・・・・ウチの見積もりは高い。
ウチは社内の「内製化」の工事部隊でしかなかった。・・・・世間を知らなかった。
「内製化」であるがゆえにコスト意識が低かった。
良い素材を使わなければ良い仕事はできない。
これを信条として無尽蔵にコストを掛けすぎていた・・・・当時は気づかなかった。
それは「内製化」だからこそ許された行為。世間で戦うには全く通用しない行為だった。
・・・・無尽蔵にコストを使った。
さらには、自分たちの技術が優れていると思っていた。
・・・・違った。
世間にはボクたちより優れた技術をもつ工事会社は存在した・・・・いや、ボクたちが「優れた技術」と自画自賛していたものは、世間では当たり前の基本的な技術でしかなかった。
全くの「井の中の蛙」
全ては「内製化」という、他社を、世間を知らないがゆえに陥ったガラパゴス状態でしかなかった。
世間のコンペに参加してわかったのは、ウチの価格は世間相場の3割は高いということだった。
一気に仕事はなくなった。
激減ではなかった。ゼロだ。
関連企業、グループ企業ということで融資をしてくれていた銀行からの支援はピタリと止まった。
それは当然だろう。売り上げが全くない。親会社だと思っていたところからの受注すらない。・・・しかも親会社は別の2部上場の建設会社を事実上買収している。
急いで対策を打つ。
新規顧客の獲得。・・・・しかしウチは「現場組」だ。工事部隊だ。営業をできる人間がいない。営業のスペシャリストがいない・・・・結果が出ない。
・・・さらに資金の問題もある。新たな融資先を求めた。
既存の銀行からの融資は止まった。・・・どころか、これまでの融資分の回収にすらまわってきた。・・・貸し剥がしだ。
早急に運転資金の手当てをしなければならない・・・・しかし上手くいかない。
もがきにもがいた。
「赤字」という出血は止まらない。
売り上げがなくとも家賃は発生する。駐車場代も変わらず発生する。水道料金、ガス料金、電気料金、電話料金、電話機リース、コピー機リース、携帯電話料金、車両リース、車検費用、自動車保険・・・・
従業員たちも遊んでいるわけじゃない。慣れない営業に飛び回り、現場調査をし、見積書を提出する・・・・みんなが頑張っている。だから給料はそのままだ。社会保険、厚生年金、雇用保険、労災保険・・・・
売り上げが全く出ない中、支出だけは変わらず出ていく。「赤字」という出血は止まらない・・・
毎月3,000万円といった金額が何もなくとも、最低限の「固定費」として垂れ流されていく・・・・
ボクも自ら走り回っていた。仕事の受注を目指しトップセールスに走り回っていた。
話は出てくる。コンペに参加する。
・・・・今度こそはと願うも受注ができない。
何度もギリギリで受注を逃す。
・・・・やっと受注できるも、なぜだか契約の段階で破談となる・・・
悪魔に魅入られていると思った。
冗談じゃなかった。本気でそう思っていた。
この1年間で、交通事故に3回あった。
全てが被害者だ。
・・・あり得ないことが現実として起こっていた。
運転中に信号無視の右折車に突っ込まれた。救急車で運ばれた。
自転車に乗っていて左折してくるトラックにぶつけられた。・・・自転車はグチャグチャになった。
極めつきは乗っていたタクシーが追突されたことだ。
・・・・誰かがボクを殺そうとしているとしか思えなかった。
何者かが、ボクの命を終わらせようとしているとしか思えなかった。
・・・どこかで何かの怨念をかっているとしか思えなかった。
・・・そうでなければ・・・・そうでなければ、受注と決まった案件が次々に反故になるなど考えられない。
・・・誰かがボクの後ろをつけていて、決まる案件、良い目が出る事はことごとく潰している。・・・そうとしか思えなかった。
・・・実は・・・それは、今に始まったことじゃなかった。
幼い頃から、物事が上手く運ぼうとする時には必ず邪魔が入った。
・・・どこかで何者かが邪魔をしている。
何者かの怨念を買っている・・・・たぶんボクじゃない・・・我一族の古よりの何かではないのか・・・
そんな思いがずっとあった・・・・
そうでなければ説明のつかないことが、ボクの人生、一族には多すぎた・・・
・・・仕事の受注に走り回るだけじゃない。
「金策」毎月の給料を払うために走り回っていた。
毎月3,000万円といった金額が、何もしなくても「固定費」として出血していった。
純粋に工事の案件。
・・・業務提携の話。
湧いては消えていく・・・・
従業員たちも辞めていく人間が増えた。
・・・もちろん引き止めはしない。
再就職ができるのを嬉しいことだと思った。
・・・もう、この船は沈むしかない。
考えていたのは従業員の落ち着き先だけだった。
引きずり回してしまったいう罪悪感があった。
従業員たちの人生を変えてしまったという思いがあった。
最後までついてくる人間の落ち着き先だけは絶対に確保する。・・・もうそれだけを考えていた。
・・・・そして半年。
ついに、ウチの全てを引き受けてくれる会社が現れる。
新興ベンチャー企業。ビル建物などのメンテナンス会社だった。
「上場」が視野に入った段階だった。
新たに工事部門を立ち上げるつもりだ・・・渡りに船。全ての従業員を引き受けるという。
事務所を引き払い、お世話になった。
・・・従業員は半分に減っていた。
それが幸いして、受け入れ会社にとっても適正な人数となっていた。
・・・・半年が経った。
上手く回るようになっていた。
ウチの従業員たちも、新しい会社に溶け込んでいった。
全員の転籍が完了した。
従業員全員の落ち着き先が決まった。
・・・・ボクの役目は終わったな・・・
ここまでくるのに莫大な借金をしていた。
銀行から資金を止められ・・・それどころか回収に回られた。
新たな引き受け手が見つかるまで・・・それが回るまで給料は払い続けた・・・それが社長の責任というやつだろう・・・
親の家を担保に入れて銀行から金を借りた。
可愛がってくれていた叔父を保証人にして金を借りた。
銀行にとどまらなかった。・・・ノンバンク、信販会社、リース会社・・・最後はカード会社からすら金を借りた。
最初に借りた銀行からの借り入れは返せていない・・・貸し剥がしだった。毎日毎日「金返せ」の電話が入る。
・・・・借金総額は3億円を超えていた。
銀行からの「金返せ」電話は1日に1回は必ず入る。・・・もう、ただの嫌がらせでしかなかった。
借入先は10社に上る。・・・・1日最低10本の「金返せ」の電話・・・・
1本が15分でも、150分・・・3時間弱もの時間を、毎日それに費やされた
・・・追い詰められた・・・・とても日常業務ができる精神状態ではなかった。
・・・・疲れ切っていた。
全員の転籍が済んだ今、ボクがいては、引受先の会社にとっても、元従業員にとっても仕事がやりにくいはずだ。
・・・・ボクは身を引いた。
騒動から、まだ2年が経っていなかった。
リビングで晩メシを食っていた。
覇気のない顔・・・虚ろな表情だろう。
インスタントラーメンを鍋のまま食う。
習慣は変わらない。23時過ぎだ。
画面ではいつもの美人キャスターが、華やかな笑顔をふりまいていた。
インタビューのコーナーに移った。
新規株式公開の社長インタビューだった。
箸を持つ手が止まった。
・・・そう、桐原先輩の会社は見事に「株式公開」を果たした。
・・・・外資系投資ファンドは、財務体質を改善するために、あの手この手を打っていた。
コンサルティングの常套手段の「コストカット」は見事なものだった。
・・・・彼らの「株式公開」のための最大の「コストカット」・・・それがボクたち「現場組」のカット・・・一気の大量リストラではなかったのか・・・
ウチの会社は、桐原社長とは一切の関係がなかった。・・・・資本金は出してもらったが、名前は出さず、全てボクのカネだということになっていた・・・・だから、ウチが関連会社として桐原先輩の会社の財務諸表に載ることはない。
・・・騙されたのか・・・
しかし、信じられなかった。・・・いや、信じたくなかったんだろう・・・
桐原先輩が、ボクを犠牲の子羊に仕立て上げるとは信じられなかった。
・・・・あの資本金の金は、せめてもの慰謝料代わりだったというのか・・・
・・・しかし、騙されたんだと認めざるを得なかった・・・・
桐原社長は「株式公開」を花道に会長職へと退いた。
画面の中、美人キャスターが新社長にインタビューを始める。
・・・新社長は三津矢だった。
仕立てのいい、ボクにすら一目でわかる高級スーツを着ていた。
・・・・テーブルの上。インスタントラーメンがのびていた。
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