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「悦楽のプロローグ」誰が為に刻む。
テレビからワイドショーが流れていた。
遅くなった昼食・・・亜貴が買ってきてくれたお弁当を食べる。
ベッドの上から、テキパキと動く亜貴を見ていた。・・・部屋は狭いからな。ベッドの上が邪魔にならない。
下着の上、ホテルのガウンだけを羽織っていた。
短いガウンから伸びた亜貴の長い脚。
揺れる髪の毛。
動くヒップライン・・・
魅力的な光景を眺めさせてもらっていた。
お弁当の準備が整った。
ベッドから降りてテーブルへ。
ペットボトルの水で喉を潤す。
笑顔を向け・・・笑い合いながらお弁当を食べる。
・・・なんて幸せなんだろう・・・
亜貴の笑顔を見つめた・・・
また会えた。
亜貴に、また会えた。
喜びを噛みしめる。
食後。
亜貴がコーヒーを入れてくれる・・・備え付けのドリップがあった。
一緒にコーヒーを飲む。
デザートも亜貴が買ってきてくれている。
流行りのコンビニスィーツだ。
話題は尽きない。
流行りの映画・・・流行りの音楽・・・
・・・一番多かったのは「子供の頃」の話だ。
お互いが、お互いの「空白期間」を埋めようということなのか、小学校、中学校・・・高校・・・順を追ったように学生時代の話をしている。
ボクの話は「高校」で終わり、亜貴には専門学校時代があった。
お互いが「笑顔」だった。
いつもお互いに笑顔を向けていた。
ボクは、亜貴を見れば、いつもニヤけてしまう・・・美しいよなぁ・・・思わず見惚れてしまう・・・呆けた顔になる・・・・それを見た亜貴が微笑んでくれる・・・ボクは、笑みを浮かべて話す・・・ボクのつまらない話に亜貴が笑ってくれる・・・・
笑顔の連鎖が止まらない・・・・
・・・・なんて満ち足りた、なんて、幸せな時間なんだろう・・・・
ワイドショーが終わった。
こうしてる間にも、時間は刻一刻と過ぎていく。
ふたりの時間が過ぎ去っていく・・・
頭の中。
カチッ・・・カチッ・・・カチッ・・・
常に、残り時間の針が動いていた。
眼が合う。
・・・それだけで火花が散った。
身体から欲情が消えない・・・
舌を絡める。
キスひとつで火花は焔へと燃え上がる。
・・・・触れただけ・・・いや、見つめ合っただけで燃え上がる・・・見つめるだけで幹は硬くなった。膨れ上がった。膣口が濡れた。溢れ出した。
・・・・愛してる・・・愛してる・・・愛してる・・・
亜貴の手を引いた。
ベッドへと引きずり込む。
乱れたガウンの裾。
長く、真白な、とてつもなく魅力的な脚・・・擦り合わさる膝・・・
乳首が浮かんだガウンの膨らみ。
堪らず指を這わす・・・
・・・また、愛し合う・・・
亜貴の躰で快楽を貪る。
亜貴の躰に悦楽を与え続ける。
亜貴を貫く。
もう我慢しない。容赦もしない。
深々と、躰の隅々まで・・・躰の奥底までに刻み込む。
亜貴が鳴く。
絶叫を上げ続ける。
枯れている。
亜貴の声が枯れている。
三度・・・四度・・・そして、五度・・・・すでに、数えきれないほどに絶頂を迎えている。
何をしても・・・どうしても躰の中の熾火は消えやしない。
イッテも・・・・・逝っても・・・果てても・・・・エンドロールはなかった。
焔は決して鎮火しなかった。
少しの唇・・・少しの舌・・・少しの指先で、まるでガソリンを撒いたように燃え上がる。
すぐに熾火は巨大な炎へと燃え拡がる。
SEXはふたりの共同作業だ。
ふたりで「悦楽」を・・・「幸福」を創り上げる作業だ。
互いの意思。
願望。
欲望。
・・・何を求めているのか・・・何をしてほしいのか・・・その全てがわかった。
そして、お互いの「阿吽の呼吸」が、崇高な快楽を生んだ。
ボクは人形術師のように亜貴を操る。
亜貴に自らを打ち込み、その杭によって、まるで指人形のように操った。
幹の強弱、深度・・・膣内を、指で操るが如き亜貴を躍らせた。
シーツの上。
亜貴が華麗に舞う。
立て続けに逝く。・・・逝き続ける。
逝っても逝っても、操る幹を休ませはしなかった。
果てても果てても、操り続けた。
亜貴は、灼熱の鋼、脳を撃ち抜く杭、ミチミチと軋むほどの幹に操られ、SEXを、淫靡な舞を、渾身の力で踊り狂っていく。
亜貴の絶叫。
もはや、亜貴の躰ではなかった。
何かが降臨した・・・何かが憑依した躰。
全ての皮を脱ぎ捨てた、悦楽そのものの絶唱だった。
酸欠に喘ぎ、枯れた鳴き声で絶叫する。
・・・・そして、戦慄きながらシーツに沈んでいった。
渾身の舞。
息も絶え絶えと余韻に打ち震えている。
・・・・その亜貴を使う。
まだ、使い続ける・・・・まだ、舞を躍らせる。
亜貴と繋がったまま、微かな律動を繰り返す。焔を絶やさない。燃やし続ける。
ペットボトルを掴む。
ゴクゴクと水を飲む。
身体の隅々に・・・脳にすら水分が染み渡っていく・・・・
フゥッと息をつき、再度水を含む。
そのまま亜貴に口づけをする。・・・亜貴が貪るように水を飲む。
二度、三度、数度、亜貴に口移しで水を飲ませる。
・・・・更なる舞のための水分補給を行った。
・・・・そのまま亜貴を使う。
亜貴を更に追い込んでいく。
亜貴を更に狂わせていく。
淫靡な・・・淫乱とさえなる炎舞を踊らせる。
・・・しかし・・・
責めながら責められていた。
亜貴の膣径は、完熟した果実だった。
柔らかな・・・滑らかな弾力・・・
抉られた・・・灼熱の鋼によって蕩けた膣壁からは、濃厚な果汁が降り注いできた。
それが、鋼、幹全体を覆い包んだ。
そして、滑らかな潤滑剤となって、甘美な泥濘を造成する。
使えば使うほどに・・・抉れば抉るほどに、糸を引く、魅惑の果汁に包まれていく。
・・・その膣径が蠢いていた。
深々と抉る度、ストロークを撃ち付ける度に蠢いた。
亜貴は意識をしていない。
亜貴の膣径が、単体の淫靡な生き物として迎撃の愛撫で包んできた。
・・・・敏感となった・・・・粘膜が剥き出しとなった幹を愛撫される。
緩々と締め付け・・・亜貴が逝けば、果てれば、強烈な締め付けで包み込んでくる・・・その間中、戦慄きのビブラートで寸断なく愛撫を与え続けてきた。
緩急自在の悦びの攻撃を繰り出してくる。
蕩けるほどの完熟。果汁に塗れた膣径。
その中で互いの心臓の呼吸を聴き合っていた。
・・・更に、更にと・・・快楽は深くなっていく・・・・
何なのか・・・何なんだ・・・・・・この悦楽の世界は、いったい何なのか・・・
・・・・もう・・・身体ならひとつでいい。
身体なら「いっこ」でいい。
溶け合ってしまいたい・・・・
溶け合えば、永遠に一緒にいられる・・・・
一緒にいたい・・・・一緒にいたい・・・・一緒にいたい・・・永遠に・・・一緒にいたい・・・
このまま、宙に昇りつめてしまいたい・・・・
このまま、地の果てまでに堕ちきってしまいたい・・・
このまま、永遠に彷徨い続けていきたい・・・
・・・・ドン!!!
地面が突き上げられた。
時折、地面から衝撃が湧き起こった。
今でも地面は揺れ続けていた。
地震は収まる気配がなかった。
常に微振動があった。・・・・どこにいても地面は揺れていた。
常に微振動は続き、震度3は日常だった。
震度5すら、1日に何度も起こった。
亜貴を抱いた。
震度5の揺れの中。
亜貴を抱いた。抱き続けた。
・・・・この揺れの中、死んでしまえばどうなるのか・・・
それならそれでいい。
もう、地震なんかじゃ止められない。
何があっても・・・・誰であっても、もう止められはしない。
ふたりで抱き合って死ねるなら・・・
もう、それでいい・・・
「永遠の幸福」に包まれる・・・
ボクたちは、地表とは違う世界を漂っていた。
この地上を離れ、ふたりだけの宇宙を漂っていた。
窓。春の陽射し。
天井。空調機の異音。
亜貴の鳴き声だけが響く・・・何度も・・・何度も・・・絶叫が上がる。
・・・また、新たな絶頂を迎えようとしている・・・・
一度逝った躰は果て易い。
二度、三度・・・四度・・・ここまで、際限なく果てさせてきた。
亜貴の躰。
すでに「果てる」ことが血肉となっている。
「逝く」ことに全く抗いがなかった。
責めを与えれば、一直線へと「悦楽の果て」へと駆け上がった。
もう、羞恥の言葉・・・行為・・・戸惑う姿はなかった。
ボクの指先を、ボクの舌先を、全てを躊躇なく受け入れていた。
安心して身を任せてくれていた。
むしろ、指を、舌を、幹を、悦楽の伴走者として、積極的に・・・貪欲にすら求めていた。
・・・亜貴が腰を振っていた。
ボクに組み敷かれた亜貴・・・端たなく、貪欲に・・・「悦楽の果て」を求めて腰を振っている。
「奥の奥」貫かれることを求め、ミシミシと膣径を軋ませられることを望み、灼熱の鋼を欲して、厭らしい腰使いで突き上げてくる。
女の躰。
「悦楽の果て」には際限がない。
今日の「逝く」が、明日の「逝く」ではなかった。
今の「果て」が、次の「果て」ではなかった。
階段を昇らされる。
「絶頂」には、際限がなく上へと扉が続いている。
逝けば逝くほどに、絶叫すればする度に「悦楽の果て」ステージは、高く、深く、強烈なものとなっていく。
亜貴が腰を振る。
無我夢中となって腰を使う。
「悦楽の果て」
すぐそこに迫っている。
濡れそぼった、糸を引く膣口を突き上げる。
1mmでも深くと、1mmでも深く杭を撃たれようと迎え打つ。
「い・・・・逝・・・く・・・・くぅ・・・・」
・・・・しかし・・・
ここからは「逝かせない」
これまでに、散々に与え続けた悦楽を「取り上げる」
灼熱の鋼。
わずかに抽走の熱を下げた。
微かにストロークを浅くした。
微かにピッチを落とした。
亜貴が、最大限に、もどかし気に腰を突き上げる。奥へと咥え込もうと浅ましいまでに膣をヒクつかせる。
「逝く」
その刹那で落とされた杭打ち。
求めて、狂ったように腰を振った。
・・・更に、熱を下げた・・・更にスローとした・・・・更に、深度を浅くした・・・
今や、膣口は、ベタつくほどに、ヌラヌラと愛液に塗れていた。
膣径は、熱を帯びて滾っていた。
・・・・「溶かしバター」の態だった。
温かく、豊潤で・・・蕩けたバターが、魅惑の愛液と化していた。
・・・もっとだ・・・もっとだ・・・亜貴・・・・
もっと「溶かしバター」の泥濘とする・・・
・・・・ここから・・・更なる・・・最上の「悦楽の果て」を味あわせる。
そのプロローグを踊らせる。
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